繰り返しになりますが、子連れで観劇するってのはすごーく大変です。

前日から持って行く荷物を用意する。

着替え、おむつ、お尻拭き、タオル、お弁当、よだれかけ、食事用エプロン、スプーン&フォーク、飲み物。これらをひとまとめにする。

お弁当は11時公演の時だけだけ。レトルトのお弁当があるからそれを使うけど、それじゃちょっと足りないし、見栄も手伝って手作りお弁当とデザートなんかをプラスする。
(自分の昼食はおにぎりを買っておいて、幕間に食べる!)

飲み物も、ベビー用麦茶のパックと、途中で飲むペットボトルのお茶(ペットボトル用ストロー)も要るし。

ぜいぜい。

金曜日に仕事をして帰って、夜これだけ用意するのは結構疲れる。だから最近のお気に入りは日曜日の11時公演。

物理的にもしんどいが、精神的にもしんどい。

行けるかどうかは当日の朝までわからない。だって突然熱、出すんんだもん。かといってチケットなしでは行けないから、事前に入手しておく必要がある。
行けなくなるかもしれないので、友人に事前にチケットを預けたりする。

ぜいぜいはあはあ。

さらに帰宅後、車の中でたっぷり寝て、もう帰ってからは昼寝してくれない子供をなだめつつ、晩ご飯の支度もせねばならん。そのためにはやはり前日からメニューを考え、買い出しし、下ごしらえも必要。

ぜいぜいはあはあへとへと。

ここまでして!ここまでして!観に行ったのに、がっくり、なんてのは本当に辛い。ここまでしたのだから!行って良かったと思える公演であって欲しい。

普段、仕事と育児と家事(+ご贔屓の扱い)でくたびれてんだからさー、宝塚観てる間位は夢を観ていたいわけよ。

だから、私は現実感のない公演、生徒さんが好き。だから宙組、たかちゃん花ちゃん、大好き。檀ちゃんの美しさ大好き。檀ちゃんとの並びもよいわたるくんも好き。

だから、ご贔屓さん好きなの。あのヒトもどっか現実感がないのよね。現実感がないというか、マンガ的というか。好きな理由はもっとあるけど。

だーかーらー、現実を彷佛とさせるキムシンは嫌いなのよっ!前のご贔屓さんのサヨナラ公演を滅茶苦茶にしてくれたから許すまじ!なの!
「スサノオ」は観ていて胃がキリキリ痛んだわ。あの時は子供は預かってもらってたから、まだ怒りが少なめだったけど、あれで連れて行ってたら怒り爆発していたかも。

で、今回の星バウ「花のいそぎ」。

いいんじゃないですか?何より美しかったもの。フィナーレがまるでショーみたい。観ていて浮き世を忘れました。

ストレスになるような(バウ作品にはありがち)脚本とか出演者もなかったです。主演のまとぶんもヒロインのことことも歌、上手いしね。

メンバー的にもバランスが取れていて、誰かが浮いたりすることもなかったです。
・・・「巌流」の時は、とうこちゃんもご贔屓さまも他のメンバーから思いっきり浮いてたもんなぁ。「王家」直後だったからしょうがないか。他の生徒たちと場数も違うし。齋藤先生、壊れてたし。

だから、今回は、行って良かったです。30分遅れて行っても、ホイールキャップなくしても、行った甲斐がありました。

辛口をひとつ、付け加えるなら、無難すぎてこれから先の印象には残らないかもしれない。どーしよーもなく壊れてたまとぶんの初主演作「ヴィンターガルテン」の方が“ああ、あのひどい作品ね。主演は恰好よかったけど”と言われる作品の方が、ヒトの思い出には残るのかもしれんなぁと思ったりはします。

ご贔屓さま、博多座情報。

初日観に行った友人からの連絡によりますと、芝居での出番は、前作品の2.5倍だそうです!

・・・・・・ひどすぎた前を基準にしてもなぁ(苦笑)。

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