数日前になるけどサッカー日本代表、あっさりW杯出場を決めました。

思えば、16年前のイタリアW杯予選の時なんて、1次予選敗退。ニュースでも何番目かの項目でちらっと「負けました」と伝えられた位。

その次のアメリカW杯予選がいわゆる「ドーハの悲劇」。負けた翌朝、真っ青な顔して出社したら、得意先の担当者に「どうしました?」と聞かれたもんなぁ。「日本が負けました」と言われて呆れられたよ。

この辺りからJリーグの開幕とも相まって、マスコミの絶叫(比喩です)が激しくなっていく。

さらにフランスW杯予選が「ジョホールバルの歓喜(奇跡)」。1試合ごとに絶体絶命の見てる方も命がけ、私は勝てば体重が1kg増え、負ければ1kg減るという身も心も捧げた生活を送っていた。

フランスW杯は行きたかったけど行けず。弾丸ツアーに申し込みたいと思ったが、得意先に「この忙しい時期に行ったら仕事取り上げるで」と(笑)。まぁ、チケット騒動もあったから行けなかったと思うけど。

その次が日韓共同開催で予選はなし。国内のチケットが取れず、観光兼ねてソウルまで行った。なかなか楽しかった。

で、今回。

1試合ごとに大騒ぎしているのは、マスコミだけっていう感じ。リーグ戦だっちゅーの。1試合勝ったから○位浮上、1試合負けたから○位転落って大書きするのはやめて欲しかった。全体見とおしての駆け引きが大切なんだってば。

代表チームの頑張り、レベルアップもあっさり出場を決めた要因だろうけど、その前に、アジアや日本のサッカー協会が発言力を強め、アジア枠を増やしたのが何よりの要因だろう。政治力は大きいな。

世紀の一戦とマスコミは煽り立てていたけど、それほど世紀の一戦じゃなかったわけで。私が夢中になりきれないせいかしら、と思っていたが選手たちもいくらインタビュアーが煽っても冷静に対応していた。マスコミも私たちも選手も一緒になって狂っていたドーハやジョホールバルの時とは明らかに違うなぁ、と思う。

やはりW杯は本戦が本番。そちらでどれだけ勝てるか、楽しめるかが重要なんだと、これまで2回、出場してきて思うようになったんだなぁ。サッカー協会の予定通りってのが悔しくもあり、感心したり。

一緒になって狂っていた時期というのも、実はそれはそれで懐しく、いい思い出。今でも、ジョホールバルの試合のビデオは取ってあるし、翌日のスポーツ新聞、異例の増刷がかかったという「Number」は今も大切にとってある。

さて、ドイツかぁ。次のW杯は南アフリカだからそれよりはドイツの方が行きやすいなぁ。息子連れて行けるかなぁ?

宝塚と同じ、まずはチケット確保しないと始まらないな。
プロ野球がストライキをやるらしい。やれやれ〜。面白いから。ちょっと引っかき回さないと変わらないみたいなんだもん。

楽天やライブドアが新規参入したいと手を上げた。

え?と思った。

だってそんなにカンタンにプロ野球球団て作れるものなの?お金さえあれば作れるものなの?全然しらなかった。
プロ野球球団というのは、歴史やらなんやら脈々と受け継がれているものがあって、素人がカンタンに参入できるものではないという思い込みがあった。

それが500億だか2500億円だか持っている人なら、作れちゃうんだ。

まるで「サカつく」の世界だ。

球場と選手をそろえればいいのか。なあんだ。

Jリーグチームは毎年どこか出来ていて、もう30チームになるという。最初は10チームだったのに。でもJリーグの方が実際は作るのは大変なんじゃないだろうか。

Jリーグのチームを作るには、お金は野球程はいらなくても、下部組織というものを作らなければならない。野球でいう2軍のサテライトはもちろん、ユース、ジュニアユース、ジュニアとそろえていかねばならない。
これだけ下部組織を作るには、それだけ指導者もいるし、練習場も、運営するための事務局もいるわけで、そんなにカンタンではないように思う。

下部組織以外にも、もちろん球場にも条件があるらしいし、球団運営がうまくいかねば、リーグの方から指導もあるけど、人間がらみのことが一番大変なんじゃあないか。

そういうものがないプロ野球なら、考えようによってはお金さえあれば作れるなら、うだうだ言ってないで作らせばいいじゃないかと思う。

Jリーグ設立を推進したのは現サッカー協会会長・川淵三郎氏。川淵さんがJリーグを作ろうとしたとき、「時期尚早」という声があちこちから聞かれたそうだ。
その時川淵さんは「時期尚早という人間は、100年たっても時期尚早と言うだろう」と、設立に踏み切ったそうだ。

まさにバブルの最後の時だった。あの時設立していなければ、おそらくJリーグはできていなかっただろう。Jリーグができていなければ、当然W杯などできなかった。

新しいプロ野球球団も来年ちゃっちゃと作ってみて、ダメだったら再来年修正すればいい。そうやってJリーグも修正を繰り返しつつここまで来たのだから、やればできるのだ。

「やればできる」ってことがバレるのがイヤなのかもしれないな。

私にお金があれば〜、汐美真帆さまのおばさまになる!もっと楽なジェンヌ生活を送らせてあげられたろうに。私にできることは今はお手紙渡すだけだもんなぁ。

私も「時期尚早」とばかり二の足を踏んでいないで、やりたいことはやっていこうと思う。私には子育て後の自由なんてあり得ない。だって育ち上がった頃にはもうおばばよ!

ところで、この前書いた日記、ねぼけながら書いてたな。なんだか自分が感受性が強いと自慢して、あげくにわけわからないこと書いてる。うーむ。ま、いいか。あんまり気にしないでください。

私はヘタレ

2004年8月7日 スポーツ
サッカーアジア杯の決勝戦があった。

日本が3対1で中国に勝った。良かった良かった。ま、W杯の予選じゃないし、負けたところで中国人を喜ばすことと、コンフェデレーションズカップへの出場権を失うくらいだから、ま、どってことなかったですが。

まるで試合を観ていたように言いますが、実は、私、見てません。

怖いんだもん!

親善試合程度なら見ます。でも肝心な試合になるとテレビの前から逃げ出します。
W杯予選、5輪予選、W杯予選リーグ。決勝トーナメントになると負けてもともとと思っているのか、見られるようになる。

家族が見ていて逃げられない時は、布団にもぐったり、外へ出て行ってしまったりする。でもなかなか逃げ切れるもんじゃなくて、布団にもぐってもマンションの他の家から歓声が聞こえたり、車で走っていても隣に停車した車の中でガッツポーズしたりしているヒトがいたりする。

かれこれ10年近く前になるドーハの悲劇の時なんて、もう大丈夫、勝てるって思った途端に負けちゃってさぁ。翌日会社に真っ青な顔して行ってたらしく、得意先担当者に「どうしたんですか?」と聞かれてしまった。「日本が負けました」と言って怪訝な顔されたなぁ。

昨日はちょうど息子を寝かせつける時間帯だったこともあって、テレビはオフ。しかしこんな日に限って、息子は布団に置くなり爆睡。
そうなるとやっぱり気になる〜!でもテレビは見てられない。ってんで、今は便利なものがあって、ネットでリアルタイムで速報しているサイトにアクセス。自分が気になる時間帯になるとリロードして結果を確かめていた。

すると、あれ?何か勝ってるじゃん?で、試合終了と同時にテレビをつけた。

なかなかよい試合だったらしい。見とけばよかった!?

でも多分、私が見られないのはテレビだから、ってのもあると思う。サッカーはテレビで見るより、競技場で見た方が10倍は楽しい。テレビの画面にうつらないところで、どれだけ面白いことがあるか、本当のことは何なのか、テレビでしかサッカーを見たことがない人に教えてあげたいと思う。

だから、そういう肝心な試合も、生だったら見られるんだと思う。事実、横浜フリューゲルスがなくなるっていう天皇杯のトーナメント、準々決勝と準決勝、関西でやっていたのでしっかり見に行った。負けるとそこでチームが消滅するという後ろになにもない“肝心な”試合だったにもかかわらず。

宝塚も生で見る方がいい。もちろんビデオも面白いんだけど。特に初日、ご贔屓さんの扱いを確認するには生に限る!腹も座る!ということで、博多座、早く行きたい・・・。