まっしろ

2004年8月10日 宝塚
博多座に行ってきた・・・。もう1週間以上前のことだ。

観てきてすぐ感想を書けば、もっと熱々の気持ちがのっかった文章になったと思うのだけど、いざ、書こうとしたらアクセスできず、しゅるしゅると気が抜けてしまった。

それでもせっかく行ってきたから、覚えていることだけでも書きたいと思う。書いているのはこの日ではないです。

朝、新幹線に乗って、博多駅に降り立った途端感じたのは「暑い!」ということ。熱気が身体を包み込む。地下鉄で博多座前まで行って、地上を歩き始め、直射日光を受けるとこれまた暑い!何せ太陽光線の角度が違う。じりじりとこんがり焼かれているようだった。

夏生まれなので割と暑さには強い。日本で一番暑いに違いないと思っていた大阪でずっと仕事をしているのだから、博多でも平気と思っていたら、暑さの質が違っていた。ひー。

でも、鹿児島から来ていた友人は「博多涼しい、楽勝」なんて言っていた。どんなに暑いところなんだ〜。

本当なら2公演観たかった。でも平日なので、2回目の公演が6時からで、最終の新幹線にも間に合わないのだ。バスも間に合わない、夜行もダメ。翌朝7時には家についていないといけないってのもネックだった。

たった1回の公演、気合いを入れて観る。追いかけるのはひたすらご贔屓さまだけ!あ、でもちゃんと話は追える。

芝居は確かに、前の作品の2.5倍の出番。でもなー、衣装は一着着たきり。しぃちゃんとほぼ同じでとっさに居場所を特定できなかったりして悲しい。

まぁ、舞台の上にはいますわな。

いろんなヒトに出番が割り振られているので、ロクな役がないのも事実。タニちゃんの役だけはま、いいんだけど、あれもなー。

ひたすら、檀ちゃんとわたるくんのラブラブぶりを1時間半観ていただけのような気がする。いや、いいんだけどね。檀ちゃんはひたすら美しく、凛としていて素敵だし、わたるくんは男らしいし。

絵巻物。ショーですな。酒井先生の作品は。

そしてお待ちかねのショー。大好きな大好きなオギーのショー。このために来たといっても過言ではない。

オギーっぽい毒のある場面のと明るい場面が交互に出てくる。でもとてもわくわくする。ご贔屓様が出ているまともなショーを久々に観たという満足感で満たされた。

ご贔屓さまは芯になる場面も全然ないし、しくしくとなる立ち位置もあるんだけど、出てくる場面全てでとても素敵だったからもうそれでいいやと思えてしまった。

檀ちゃんやうめちゃんとからむ場面があるんだけど、首筋にあの大きな手を這わせたりして、男らしいったら。・・・また女捨ててます。いや、恰好いいし色っぽいからいいんですけどね。

大劇場ではもっとひどい扱いになるだろうけど、いくつか素敵な場面には出してもらえるだろうから、そっちで頑張って観ようと思う。

今回、やや下手の通路際の席だった。なぜか目の前の2席が空席で、舞台を見渡せるいい席だった。

お芝居で上手に立っていることが多いご贔屓さまの顔がよく見える。中国モノの独特のアイラインを黒で入れているんだけど、その中心にある瞳、黒目が透き通るようで美しく、みとれていた。
ご贔屓さまは白目が多いので三白眼なんて言われることが多いけど、黒目が実はとっても茶色いのだ。

ショーでもスーツの袖をまくって腕を見せているところがあるが、その腕の白いこと白いこと。

舞台を降りた実物、現物に近くで会うともうびっくりする位白い人だ。
白人の白さとはまた違う、黄色人種なんだけど色素をどこかに置いてきたような白さだ。

なのに博多座の入り、帽子も日傘もなく、直射日光の下を歩いてやってくるというのだが、日焼けはしないんだろうか。

私を最初に宝塚に連れて行ってくれた人が言っていた。タカラジェンヌが白いのは、舞台化粧をしてライトを浴び続けているからだ、と。その後、そういう説は聞いたことはないが、ご贔屓さまのあの白さは普通じゃない。一体どうしてあんなに白いんだろう。

白いドレスとか着たら似合いそうだなぁと、間近で見るたびにうっとりしてしまうんだけど、舞台を見るとあまりの男らしさにやっぱりもう女には戻れないかもと、とほほな気分にもなる。

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