よかったね

2004年10月17日 宝塚
汐美真帆退団に当たって、良かったな、と思うことがある。
(いや、無理矢理見つけてるんですけどっ!!)

・オギーのショー&DSで退団できること
次だったら藤井先生。悪くはないと思うけど、藤井先生、出来不出来があるからなー。ケロちゃんの最初のDSは藤井先生でしたが。再来年まで在団して、退団とすると再びオギーが星を担当することはないだろう。生徒の本質を余すことなく見せてくれるオギー、こうしたらファンは泣くだろうということを熟知しているオギー。DSもよろしくお願いいたします。

・大劇場公演で代表作が出来ていること
「血と砂」を終えた後、私の願いはただひとつ「大劇場でこれ、という役が欲しい!」だった。それは全く期待していなかったキムシンの「王家に捧ぐ歌」でかなえられた。ウバルド、その人物像の是非は置いといても、物語を動かす力をもった、物語に不可欠な役だった。とても嬉しかった。

・頼りになる同期がたくさんいる組で辞められること
とうこちゃん含む。どっちかってーと、同期を見送って最後の方で辞めるかと思っていたけど。でも先に辞めるとなると、やはりいい同期が揃っているところで辞められるというのはいいな、と思う。

そしてそして、
・大好きなトップさんに愛されながら辞めていけること!

トップさんというのは、組子全員から愛される存在でなければならない。頼りになるってんでも、可愛いってんでも、放っておけないでも、存在のあり方は何でも構わない。
組子たちが「うちのトップさんは全組一素晴らしい!」という賞賛の表情で階段下から迎えてこそ、階段の真ん中で最後に一番輝けるものだと思う。

ケロちゃんは割と自分の組のトップさんを素直に好きな人。さらに心の底から好きだったら、「好き好きオーラ」が出まくってしまう。

月組時代、真琴つばささん(私の前のご贔屓)のこともだーい好きだった。いつぞや、真琴さんのお茶会と自分のお茶会が重なってしまったとき、自分のお茶会を抜け出して、真琴さんのお茶会にゲストしに行ってしまったことさえある。
そりゃ、真琴さんの退団公演だったからね、組子全員で行くことになっていたらしいけど、その間、汐美茶に行っていた私たちは、主役不在のままゲームしてましたよ(苦笑)

私がなぜ第一ご贔屓と真琴さんのお茶会に行ってなかったか。定員オーバーか何かで、初心者ファンは入れてもらえなかったのよー!しょうがないので、第二ご贔屓だった汐美さんの方に行ってましたとさ。

そして、今のトップ、わたるくんのこともだーい好き。好き好きオーラが出まくってる。自分が星組に組み替えになり、わたるくんがそのトップになるって公になった直後のNHKのお正月番組の時から既に、オーラが出ていた。
わたるくんも度量が広いというか、まんべんなく愛してくれる。

ショーの船のシーン、セレブ@わたるくんが航海士@ケロちゃんにコートと帽子を渡す。ここで「あ!有名人だ!」か「すげー、かっこいい!」か知らないけど、航海士はセレブさんに見とれる。
今日、公演を観ていたら、セレブさんは航海士の耳もとで何か囁いた。滅茶苦茶嬉しそうな航海士、しかも照れてしまっている。いつもは組長とじゃれあいながら引っ込むのだけど、今日は組長おきざり。小首を傾げながら照れながら引っ込んで行った。

一体何をいわれたのだろう、気になる。

さらに、中詰め、雷がなって暗転となる時、銀橋に出ていたセレブや航海士、慌てて引っ込む。普通はセレブとセレブの正妻@檀ちゃんと航海士が仲良く手をつないで引っ込んで行くのだけど、今日はセレブが航海士の肩をすっぽりと抱き、そのまま袖まで連れて行った。
一体何なの?どういうストーリーがあって、そういうことになるの?

博多座でも最後の方ではかなりそういうふれあいがあったそうだけど。

でもどっちにしろ、これは退団するケロちゃんをわたるくんがとっても気に掛けていてくれるってことだ。ストレートに、まだ大劇場公演の半ばだというのに、気にかけてくれている。

ありがとう、わたるくん。ケロちゃんの思いにこたえてくれて。

汐美ファンのひとりとして、御礼言わせていただきます。本人もとっても幸せそうです。
このまま東宝楽まで行くと、やり過ぎになっちゃうかもしれないけど、もう最後だから、好きにやらせてあげてください。わたるくんなら受け止めてくれると信じている。

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