再び、オギーにありがとう
2004年12月14日 宝塚2日前の日記にも書いたけど、汐美さんがDSでどうしても歌いたかった1曲というのが、「ルパン三世のテーマ」だったということがお茶会で判明した。
前々から歌いたい曲が1曲だけあるということは言っていたし、ファンの間では「プラチナ」だろうということで暗黙の了解になっていた。
んが!東京のお茶会で、DSやらせていただけることになってCDを50枚も60枚も買って聞いていて、何が何だかわからなくなって「荻田先生にお任せします」とお願いするこことにした。でも1曲だけどうしても歌いたい曲があって、それは・・・ということで「ルパン」だと汐美さんが言った時、会場はなんとも言えない雰囲気に包まれた。
虚を突かれたというか意外だというか、唖然というか(苦笑)。な、なんでーと。本人は「恰好いいじゃないですか」と悦に入っていたけどさ。確かにあの時、すぐ目の前(50cmくらい)で見たけど、イキイキやってたもんなぁ。
DSの時は「なんでルパンの曲が入っているの?オギーの趣味ってわからんわ」と思っていた。ごめんなさい、ごめんなさい、オギーじゃなかったんですね!汐美さんの趣味がわからないです!!疑ってごめんなさい!!
そのまま全ての選曲を汐美さんに任せていたら、一体どうなっていたか。考えるだに恐ろしい。オギーにお任せしたことが、何より正解でした。
それ以外でケロちゃんからのリクエストは、娘役ちゃんたち(グッドガールちゃんというらしい)ひとりひとりとデュエットダンスをしたいということ、ステージ上にバーカウンターを設けたいということ、その2つだったそうだ。
(あと、MCなしで突っ走りたい、ということも。通常DSは曲は19か20曲が普通だが、今回は27曲でとても多いそうだ)
ステージ上のバーカウンターは、以前に花組のなつめさん(だっけ?)が、カウンターの上で踊っていてとっても恰好良かったからやりたいと希望したということだった。ステージ上が狭くなって踊りにくくなるからどうしようと舞台装置の新宮さんも困られたけど、なんとかやってみましょう、ということになった、と。
とても上手くいくことになって良かったとご本人も喜んでおられたけど、私たちにとってもとても素敵なステージセットだった。
私が行ったことのあるDSはまみさんのだけなんだけど、その時は割と普通の舞台装置で、私はなんと最前列センター席だったので(電話がたまたま掛かっただけです)よーく見えたが、これが後ろの方だったら、全然見えなかっただろうなぁと思っていた。
今回のDSでは、ケロちゃんの男役としての姿が足の先までよく見えたし、演出上手のオギーのお陰か、バーカウンターとしてだけではなく、セミナーダンスのお立ち台にもなったし、すれ違うシシィとフランツの心情を表したり、自在に使われていた。
ケロちゃんは愛あるスタッフさんたちに囲まれて、幸せにDSを過ごせたのだなぁ、とそれがとても嬉しかった。
そのスタッフさんたちだが、驚いたことに、ケロちゃんが選んだらしい。
DSってそんなことが出来るのか?劇団から「DSの演出家は誰にされますか?」と聞かれて「今ショーでご一緒している荻田先生にお願いします」と言ったそうだ。演出家まで自分で指名できるんだろうか?だったら、皆、オギーを指名しないか?なんて思うのは私がオギー好きなだけか?
他のスタッフさんも指名したというようなことを言っていたし。振り付けの若央先生もだろうなぁ。娘役ちゃんたちも自分で選ばせていただいたそうだ。
ケロちゃんが退団すると聞いて泣いて下さった荻田先生。「ルパン三世」を歌いたいと言われてびっくりしつつ、そこは冷静に「ファンはそれでいいんでしょうか?」と言い、考えてくれた。
ファンは泣きたいと思っているはずだ、と。だから泣かせてあげよう、と(その通り!以前、私も日記に買いたし。先生、この日記読んでます?冗談です。オギーならその位見抜くでしょう)。
「先生は私の過去の作品をよく勉強してくださって、ここではあの作品のこんな場面をやりましょう、と。血と砂や巌流をファンは歌って欲しいと思ってるから入れましょうと言ってくださった」と
。
その通りです。本人任せしていたら照れて入れてなかったかも?
普通のDSだと曲がいろいろあって、その間に宝塚メロディーのメドレーがあるというのが普通だそうだが、今回は荻田先生が上手に宝塚の歌も曲の間に混ぜて普通じゃない構成にしてくださった、ということもケロちゃんは喜んでいた。
ケロちゃん出演のオギー作品「螺旋のオルフェ」と「凍てついた明日」が入っていないのは、オギーの照れでしょうか。ま、ケロちゃんの歌はなかったからしょうがないんだけど。とうこちゃんの前で「ブルースレクイエム」は歌えないよね。
DS終了後、その先生や出演者たちと抱き合って泣いていたら、アンコールの拍手が鳴り止まなくて、思わず出てしまったけど、涙を拭いていたのはキッチンペーパーだったということだった。ジェンヌさんは汗や涙を拭くのにキッチンペーパーを使うそうだ。あの白いのはそうだったのか。
このDS、もうCSでは流れているそうだ。普通に見たら普通のDSにしか見えないだろうな、と思う。
でも、こうやって改めてご本人からいきさつを聞いたり、ファンとして構成の妙を噛み締めたりしていると、「完璧」と思わざるを得ない。DSそのものと、ご本人とファンが望むものを創りあげてくだったオギーの気持ちと能力に。
もう一度、大きな声でいいたい。「荻田先生、ありがとう!このDSは汐美さんと私たちの宝物です」と。
たったひとりのジェンヌさんのためにそこまでやってくださってありがとう。そして、オギーにDSを作ってもらえたということは、ジェンヌさんとして生きた汐美さんにとって、とても大きな幸運であり、その幸運を引き寄せた汐美さんの強い意志の結果ではなかったろうかと思う。
☆
繰り返しになりますが、DSにしろお茶会の発言にしろ、私の「記憶」が全てです。記録ではありません。ニュアンスの取り違いや聞き間違いがあると思われます。ご了承ください。
☆
目から鱗、でした。そりゃそうだわ!あの「長春」もとい、「長安」を寝ずにリピートできるなんて、しぃファンにできるはずがありません!(断言)。わたるファンであることは必須条件です。すみませんでした。深々。kineさんはまぎれも無くわたるファンです。
つーて、私も、いかんよなぁ。寝た寝たってさ。わたるくんも檀ちゃんも大好きなのに。失礼だし、何よりご贔屓の退団公演でなー。情けない。「愛のソナタ」でも私、ここまで寝なかったよ?ファン度が疑われるわ。酒井が凶悪だってことで。
前々から歌いたい曲が1曲だけあるということは言っていたし、ファンの間では「プラチナ」だろうということで暗黙の了解になっていた。
んが!東京のお茶会で、DSやらせていただけることになってCDを50枚も60枚も買って聞いていて、何が何だかわからなくなって「荻田先生にお任せします」とお願いするこことにした。でも1曲だけどうしても歌いたい曲があって、それは・・・ということで「ルパン」だと汐美さんが言った時、会場はなんとも言えない雰囲気に包まれた。
虚を突かれたというか意外だというか、唖然というか(苦笑)。な、なんでーと。本人は「恰好いいじゃないですか」と悦に入っていたけどさ。確かにあの時、すぐ目の前(50cmくらい)で見たけど、イキイキやってたもんなぁ。
DSの時は「なんでルパンの曲が入っているの?オギーの趣味ってわからんわ」と思っていた。ごめんなさい、ごめんなさい、オギーじゃなかったんですね!汐美さんの趣味がわからないです!!疑ってごめんなさい!!
そのまま全ての選曲を汐美さんに任せていたら、一体どうなっていたか。考えるだに恐ろしい。オギーにお任せしたことが、何より正解でした。
それ以外でケロちゃんからのリクエストは、娘役ちゃんたち(グッドガールちゃんというらしい)ひとりひとりとデュエットダンスをしたいということ、ステージ上にバーカウンターを設けたいということ、その2つだったそうだ。
(あと、MCなしで突っ走りたい、ということも。通常DSは曲は19か20曲が普通だが、今回は27曲でとても多いそうだ)
ステージ上のバーカウンターは、以前に花組のなつめさん(だっけ?)が、カウンターの上で踊っていてとっても恰好良かったからやりたいと希望したということだった。ステージ上が狭くなって踊りにくくなるからどうしようと舞台装置の新宮さんも困られたけど、なんとかやってみましょう、ということになった、と。
とても上手くいくことになって良かったとご本人も喜んでおられたけど、私たちにとってもとても素敵なステージセットだった。
私が行ったことのあるDSはまみさんのだけなんだけど、その時は割と普通の舞台装置で、私はなんと最前列センター席だったので(電話がたまたま掛かっただけです)よーく見えたが、これが後ろの方だったら、全然見えなかっただろうなぁと思っていた。
今回のDSでは、ケロちゃんの男役としての姿が足の先までよく見えたし、演出上手のオギーのお陰か、バーカウンターとしてだけではなく、セミナーダンスのお立ち台にもなったし、すれ違うシシィとフランツの心情を表したり、自在に使われていた。
ケロちゃんは愛あるスタッフさんたちに囲まれて、幸せにDSを過ごせたのだなぁ、とそれがとても嬉しかった。
そのスタッフさんたちだが、驚いたことに、ケロちゃんが選んだらしい。
DSってそんなことが出来るのか?劇団から「DSの演出家は誰にされますか?」と聞かれて「今ショーでご一緒している荻田先生にお願いします」と言ったそうだ。演出家まで自分で指名できるんだろうか?だったら、皆、オギーを指名しないか?なんて思うのは私がオギー好きなだけか?
他のスタッフさんも指名したというようなことを言っていたし。振り付けの若央先生もだろうなぁ。娘役ちゃんたちも自分で選ばせていただいたそうだ。
ケロちゃんが退団すると聞いて泣いて下さった荻田先生。「ルパン三世」を歌いたいと言われてびっくりしつつ、そこは冷静に「ファンはそれでいいんでしょうか?」と言い、考えてくれた。
ファンは泣きたいと思っているはずだ、と。だから泣かせてあげよう、と(その通り!以前、私も日記に買いたし。先生、この日記読んでます?冗談です。オギーならその位見抜くでしょう)。
「先生は私の過去の作品をよく勉強してくださって、ここではあの作品のこんな場面をやりましょう、と。血と砂や巌流をファンは歌って欲しいと思ってるから入れましょうと言ってくださった」と
。
その通りです。本人任せしていたら照れて入れてなかったかも?
普通のDSだと曲がいろいろあって、その間に宝塚メロディーのメドレーがあるというのが普通だそうだが、今回は荻田先生が上手に宝塚の歌も曲の間に混ぜて普通じゃない構成にしてくださった、ということもケロちゃんは喜んでいた。
ケロちゃん出演のオギー作品「螺旋のオルフェ」と「凍てついた明日」が入っていないのは、オギーの照れでしょうか。ま、ケロちゃんの歌はなかったからしょうがないんだけど。とうこちゃんの前で「ブルースレクイエム」は歌えないよね。
DS終了後、その先生や出演者たちと抱き合って泣いていたら、アンコールの拍手が鳴り止まなくて、思わず出てしまったけど、涙を拭いていたのはキッチンペーパーだったということだった。ジェンヌさんは汗や涙を拭くのにキッチンペーパーを使うそうだ。あの白いのはそうだったのか。
このDS、もうCSでは流れているそうだ。普通に見たら普通のDSにしか見えないだろうな、と思う。
でも、こうやって改めてご本人からいきさつを聞いたり、ファンとして構成の妙を噛み締めたりしていると、「完璧」と思わざるを得ない。DSそのものと、ご本人とファンが望むものを創りあげてくだったオギーの気持ちと能力に。
もう一度、大きな声でいいたい。「荻田先生、ありがとう!このDSは汐美さんと私たちの宝物です」と。
たったひとりのジェンヌさんのためにそこまでやってくださってありがとう。そして、オギーにDSを作ってもらえたということは、ジェンヌさんとして生きた汐美さんにとって、とても大きな幸運であり、その幸運を引き寄せた汐美さんの強い意志の結果ではなかったろうかと思う。
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繰り返しになりますが、DSにしろお茶会の発言にしろ、私の「記憶」が全てです。記録ではありません。ニュアンスの取り違いや聞き間違いがあると思われます。ご了承ください。
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目から鱗、でした。そりゃそうだわ!あの「長春」もとい、「長安」を寝ずにリピートできるなんて、しぃファンにできるはずがありません!(断言)。わたるファンであることは必須条件です。すみませんでした。深々。kineさんはまぎれも無くわたるファンです。
つーて、私も、いかんよなぁ。寝た寝たってさ。わたるくんも檀ちゃんも大好きなのに。失礼だし、何よりご贔屓の退団公演でなー。情けない。「愛のソナタ」でも私、ここまで寝なかったよ?ファン度が疑われるわ。酒井が凶悪だってことで。
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