幸せの24時間その8「最後の白いバラ」続き
2005年1月7日 宝塚【続き】
いよいよ最後。ケロちゃんからのお話し。泣いている人が多かった。話してくれた言葉はもうあまり覚えていないけれど、心に残っていることがある。“私の宝塚人生は登り坂あり、下り坂あり・・・”というようなことで、かなり辛い思いをしてきたんだな、とその言葉から感じてしまった。その話の途中だったかケロちゃんもとうとう泣いてしまっていた。
ファンが知っているだけでもかなり辛い日々もあったはずだ。劇団生しか知らないこと、ケロちゃんしか知らないことはその何倍もあったのだろう。「宝塚が大好きです」と言い切る彼女にはその裏でどれだけ泣いたのだろう。私たちにはそれを一切見せないケロちゃん。もういいよ、ありがとう。楽になってね。
ケロちゃんは会場に来られていたお母さま、お兄さまにも感謝の声をかけられた。
最後の最後、白いアーチの下をくぐって出ていこうとするケロちゃんに掛け声。そして拍手。アンコールのように拍手が鳴り止まないが、なんとさらに会場の外でケロちゃんと握手できるというではないか。
うそーっと驚きの声が上がる。私ももうびっくりで。だって最後に掛けようと思った言葉はもうさっきのカード渡しの時に掛けてしまって、今さら何を言えばいいのだろう。それでも泣いている友人たちをうながして、退出の列に並ぶ。
会のスタッフさんたち(多分お手伝いに来てくださっていた他の会の方々も)最後まで忙しそうに動き回っておられた。「いつものごとく手際が悪くて済みません」とおっしゃってたけど、全くそんなことはなかった。これだけのパーティをするには、どれだけの準備の労力がかかっただろう。
スタッフさんは“卒業証書”(だったかな?)と書かれた札をつけておられた。そうか、ケロちゃんだけじゃない、卒業するのは。スタッフさんたちもまた、卒業の時を迎えられたのだ。お疲れさまでした。ありがとうございました。
白い花のゲートをくぐるとケロちゃんがいた。目の前で見たケロちゃんはやっぱり美しくて、その目はうるんでいた。白いバラの花を1本ずつ手渡し、握手してくれた。ありがとう。ありがとう。
名残惜しい。ケロちゃんの姿をもっともっと見ていたい。ロビーではまだ泣いている人たちも。クロークから荷物を受け取り、ドリーさんと下へ降りる。師匠たちは東京会館の1階まで来てくださっていた。みっこちゃんのパーティもお開きのようで、同様に皆さんがエレベーターで下へ降りていかれた。
椅子のところでドリーさんと師匠たちが話している間にも、続々と友人たちが降りて来る。もう当分会えない人たちもいるだろう。ヘタするとニ度と会わない人もいるかもしれない。知り合いを見つけては声をかけ、「お疲れさまでした」「元気で」と挨拶を交わす。皆、汐美さんがいたから会えた人たちだ。
結局1階が閑散とするまで残っていたが、いい加減ドリーさんちに移動しようと東京会館を後にした。23時半を過ぎていた。
☆
檀ちゃん、退団ですか。となみちゃんが来るということで予想はしていたけど、わたるくんと添い遂げて欲しかったな、という気持ちもあり。
でもわたるくんならちゃんと見送ってくれるだろうな、という安心感もあります。
中日には絶対行かないけど(しつこい)、大劇ではちゃんとお見送りしようと思います。オトコマエの檀ちゃん、美しい檀ちゃん。
サヨナラショーは、楽は絶対観るぞっと。だってまみさんとケロちゃんの月組時代、ケロちゃんの星組時代と完全に重なるんだもの。私の宝塚の歴史とも言えます。見届けなくては。
いよいよ最後。ケロちゃんからのお話し。泣いている人が多かった。話してくれた言葉はもうあまり覚えていないけれど、心に残っていることがある。“私の宝塚人生は登り坂あり、下り坂あり・・・”というようなことで、かなり辛い思いをしてきたんだな、とその言葉から感じてしまった。その話の途中だったかケロちゃんもとうとう泣いてしまっていた。
ファンが知っているだけでもかなり辛い日々もあったはずだ。劇団生しか知らないこと、ケロちゃんしか知らないことはその何倍もあったのだろう。「宝塚が大好きです」と言い切る彼女にはその裏でどれだけ泣いたのだろう。私たちにはそれを一切見せないケロちゃん。もういいよ、ありがとう。楽になってね。
ケロちゃんは会場に来られていたお母さま、お兄さまにも感謝の声をかけられた。
最後の最後、白いアーチの下をくぐって出ていこうとするケロちゃんに掛け声。そして拍手。アンコールのように拍手が鳴り止まないが、なんとさらに会場の外でケロちゃんと握手できるというではないか。
うそーっと驚きの声が上がる。私ももうびっくりで。だって最後に掛けようと思った言葉はもうさっきのカード渡しの時に掛けてしまって、今さら何を言えばいいのだろう。それでも泣いている友人たちをうながして、退出の列に並ぶ。
会のスタッフさんたち(多分お手伝いに来てくださっていた他の会の方々も)最後まで忙しそうに動き回っておられた。「いつものごとく手際が悪くて済みません」とおっしゃってたけど、全くそんなことはなかった。これだけのパーティをするには、どれだけの準備の労力がかかっただろう。
スタッフさんは“卒業証書”(だったかな?)と書かれた札をつけておられた。そうか、ケロちゃんだけじゃない、卒業するのは。スタッフさんたちもまた、卒業の時を迎えられたのだ。お疲れさまでした。ありがとうございました。
白い花のゲートをくぐるとケロちゃんがいた。目の前で見たケロちゃんはやっぱり美しくて、その目はうるんでいた。白いバラの花を1本ずつ手渡し、握手してくれた。ありがとう。ありがとう。
名残惜しい。ケロちゃんの姿をもっともっと見ていたい。ロビーではまだ泣いている人たちも。クロークから荷物を受け取り、ドリーさんと下へ降りる。師匠たちは東京会館の1階まで来てくださっていた。みっこちゃんのパーティもお開きのようで、同様に皆さんがエレベーターで下へ降りていかれた。
椅子のところでドリーさんと師匠たちが話している間にも、続々と友人たちが降りて来る。もう当分会えない人たちもいるだろう。ヘタするとニ度と会わない人もいるかもしれない。知り合いを見つけては声をかけ、「お疲れさまでした」「元気で」と挨拶を交わす。皆、汐美さんがいたから会えた人たちだ。
結局1階が閑散とするまで残っていたが、いい加減ドリーさんちに移動しようと東京会館を後にした。23時半を過ぎていた。
☆
檀ちゃん、退団ですか。となみちゃんが来るということで予想はしていたけど、わたるくんと添い遂げて欲しかったな、という気持ちもあり。
でもわたるくんならちゃんと見送ってくれるだろうな、という安心感もあります。
中日には絶対行かないけど(しつこい)、大劇ではちゃんとお見送りしようと思います。オトコマエの檀ちゃん、美しい檀ちゃん。
サヨナラショーは、楽は絶対観るぞっと。だってまみさんとケロちゃんの月組時代、ケロちゃんの星組時代と完全に重なるんだもの。私の宝塚の歴史とも言えます。見届けなくては。
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