本当に「恐ろしい現実」とは
2005年2月1日 宝塚2004年12月6日の日記で「恐ろしい現実」という一文を書いたが、実はあの時書かなかったことがある。怖くて書けなかったこと、だ。
退団者のファンというのは、ものすごい勢いで減っていく、ということだ。倍々ゲームの逆で減っていく。どのOGでもあまり例外はないと思う。OGのファンはある一定量以外はいつまでもOGのファンではいない。
そして自分の気持ちも同様に。
そうなるんじゃないかというのが一番、怖かった。
つくづく、あの頃の日記というのはあの時しか書けなかったな、と思う。痛さと熱に満ちた文章、リアルタイムだからこそ書けた。もしほとぼりが冷めた頃に、とかおもんぱかって、1ヵ月後の今頃書いたとしたら、誰か読んでくれただろうか。面白かっただろうか。
私自身、あれだけ書けただろうか。だから、書いてよかったと思う。
汐美さんの退団から1ヶ月が過ぎて、自分の気持ちがどう変わったかと考えてみると、変わったような変わらないような。好きなのはものすごい好き。相変わらず他のジェンヌさんが目に入らない。
でも、「会えなくなるなんてイヤだイヤだ」と駄々こねしていた気持ちはちょっと落ち着いてきて「もうこのまま二度と舞台で観られなくても、それはしょうがないか」という気分になってきている。
ま、舞台外では二度と会えないことはないだろう(意地でも会ってやる!?)と思っているせいもあるだろうけど。
どうにもこうにも、舞台で「女」な汐美さんを想像できないってのもある(「ESP」のスパニッシュの女見て絶句したし、メール夫人もなぁ)。昔の新聞記事で「10年後は何をやっていますか?」という質問に、ケロちゃんは「愛情あふれるいい奥さんになっていると思います」と答えていた。なら、それもいいか、と思う。ご自分のお母さんが憧れの人だというし。
でももし、また舞台に立つ選択をし、なりふり構わず(例えば必死になって「女」になるとか)してもらっても私は構わない。軌道修正はいくらでも。生きていくんだから、いいじゃない。
今は、私は汐美さんがどんな選択をしても、多分、その舞台を観にいく。今はまだ、汐美さんが大好きだから。多分これからも、ずっと好きだから。
☆
火曜日は歯医者の日。
この1週間、やっぱり日によって痛かったり痛くなかったり。
ブリッジについてネットで調べてみると、30代女性の同じような症例(前歯抜歯)もあり、しょうがないことなのかとそろそろ諦めなければいけないか、という気分になってきた。
だが、土台になる左右の歯のエナメル質を削るため、神経を抜く必要があるとか書かれている。そんなバカな。2番の歯は差し歯だから削るとしても(これだって7万円の陶器製の歯を入れているのにパァか・泣)、もう一本の前歯は元気なんだ。これの神経を抜くのは非常に抵抗がある。神経のない歯に息子に頭突きされたら、また根が割れてしまうじゃないか。
主治医に確認するしかない、と歯医者へ。今日は前歯のみのガード(マウスピース)を作ってもらった。前のマウスピースは上の歯全体に被せなければならないので、非常に使いにくかったが、これなら前歯だけなので気軽につけたり外したりできる。装着感もよかった。
先生に神経を抜くのか?とたずねたら「抜かなくても充分いけます」とのこと。ほっとする。さらに早めに抜歯した方が今後のためを思うとよいのか、ずっとうずいているが中が化膿したり骨が溶けたりすることはないのか、と聞く。「中が化膿したらそれはすぐわかる。今のところ大丈夫。それくらいは外から見てちゃんとチェックしている。骨も大丈夫」。よかったー。抜歯も早いほうがよいとかいうわけではなく、できる限り頑張ってそれでもダメとなってからでいいそうだ。
根が割れているのはどうしようもないから、そこを包む膜が再生してくれるのをガードを被せて待っている状態なのだそうだ。いわば傷がついているわけだ。でも歯のことなので、気になって噛んだり舌で触ったりしているので、なかなかよくならない。傷口を触っているのと同じこと。だからガードを作ったそうだ。確かによく食べた日の翌日は痛い。
ということで、なるべく触らず、なんとかもってくれるように、再生するように頑張るしかない、ということだ。
目的がはっきりすれば、対処はしやすい。頑張ろう。ダイエットにもなるじゃあないか!?
それにしてもお金、かかるなぁ。1回行くと最低でも1,200円とか1,500円とか。今回みたいにガードを作ったり差し歯(陶器製じゃなくて保険効く分)作ったりするとすぐ5,000円超える。ちなみにブリッジするとなると、治療費は別として保険効く分なら1万円ちょっと位だそうだ。陶器製はもっと高いだろうな。キレイだけど歯が落ち着くまでは保険の分でいいか。
もうちょっと息子が大きくなったら、息子連れで来よう。私は小さい時から歯医者にはよく行っていたが、あの空間自体が大嫌いで行きたくなくて痛くても黙っていたように思う。で、結局悪化させていた。痛くないときに行く歯医者は怖くないから、歯医者に慣れさせておくのも手だな、と思っている。
☆
妊娠、出産するまで「私が死んでも悲しむ人はいても、困る人はいない」がいろいろなことの判断基準だった。
だが今は、息子は私が死んでも悲しくはないだろうが(小さすぎてよくわからんだろう)、困るだろう。
中尊寺ゆつこ氏が亡くなられた。子どもさんは4歳と1歳とか。どれだけ無念だったことだろう。
母親になってしまった以上、生きていかねばならないんだなぁ。なんとしても。勝手に投げちゃいけないんだな。生きたくても生きていけなかった人もいるのだから。
でももし死ぬことがあっても、それはしょうがないか。あと40年か50年したら息子を置いて死ぬのは間違いないんだから。
それが運悪く早まってしまうことは、あるかもしれない。でもきっと大丈夫。人類はよいしょ、よいしょ、とそうやって遺伝子を受け渡してきたんだから。
退団者のファンというのは、ものすごい勢いで減っていく、ということだ。倍々ゲームの逆で減っていく。どのOGでもあまり例外はないと思う。OGのファンはある一定量以外はいつまでもOGのファンではいない。
そして自分の気持ちも同様に。
そうなるんじゃないかというのが一番、怖かった。
つくづく、あの頃の日記というのはあの時しか書けなかったな、と思う。痛さと熱に満ちた文章、リアルタイムだからこそ書けた。もしほとぼりが冷めた頃に、とかおもんぱかって、1ヵ月後の今頃書いたとしたら、誰か読んでくれただろうか。面白かっただろうか。
私自身、あれだけ書けただろうか。だから、書いてよかったと思う。
汐美さんの退団から1ヶ月が過ぎて、自分の気持ちがどう変わったかと考えてみると、変わったような変わらないような。好きなのはものすごい好き。相変わらず他のジェンヌさんが目に入らない。
でも、「会えなくなるなんてイヤだイヤだ」と駄々こねしていた気持ちはちょっと落ち着いてきて「もうこのまま二度と舞台で観られなくても、それはしょうがないか」という気分になってきている。
ま、舞台外では二度と会えないことはないだろう(意地でも会ってやる!?)と思っているせいもあるだろうけど。
どうにもこうにも、舞台で「女」な汐美さんを想像できないってのもある(「ESP」のスパニッシュの女見て絶句したし、メール夫人もなぁ)。昔の新聞記事で「10年後は何をやっていますか?」という質問に、ケロちゃんは「愛情あふれるいい奥さんになっていると思います」と答えていた。なら、それもいいか、と思う。ご自分のお母さんが憧れの人だというし。
でももし、また舞台に立つ選択をし、なりふり構わず(例えば必死になって「女」になるとか)してもらっても私は構わない。軌道修正はいくらでも。生きていくんだから、いいじゃない。
今は、私は汐美さんがどんな選択をしても、多分、その舞台を観にいく。今はまだ、汐美さんが大好きだから。多分これからも、ずっと好きだから。
☆
火曜日は歯医者の日。
この1週間、やっぱり日によって痛かったり痛くなかったり。
ブリッジについてネットで調べてみると、30代女性の同じような症例(前歯抜歯)もあり、しょうがないことなのかとそろそろ諦めなければいけないか、という気分になってきた。
だが、土台になる左右の歯のエナメル質を削るため、神経を抜く必要があるとか書かれている。そんなバカな。2番の歯は差し歯だから削るとしても(これだって7万円の陶器製の歯を入れているのにパァか・泣)、もう一本の前歯は元気なんだ。これの神経を抜くのは非常に抵抗がある。神経のない歯に息子に頭突きされたら、また根が割れてしまうじゃないか。
主治医に確認するしかない、と歯医者へ。今日は前歯のみのガード(マウスピース)を作ってもらった。前のマウスピースは上の歯全体に被せなければならないので、非常に使いにくかったが、これなら前歯だけなので気軽につけたり外したりできる。装着感もよかった。
先生に神経を抜くのか?とたずねたら「抜かなくても充分いけます」とのこと。ほっとする。さらに早めに抜歯した方が今後のためを思うとよいのか、ずっとうずいているが中が化膿したり骨が溶けたりすることはないのか、と聞く。「中が化膿したらそれはすぐわかる。今のところ大丈夫。それくらいは外から見てちゃんとチェックしている。骨も大丈夫」。よかったー。抜歯も早いほうがよいとかいうわけではなく、できる限り頑張ってそれでもダメとなってからでいいそうだ。
根が割れているのはどうしようもないから、そこを包む膜が再生してくれるのをガードを被せて待っている状態なのだそうだ。いわば傷がついているわけだ。でも歯のことなので、気になって噛んだり舌で触ったりしているので、なかなかよくならない。傷口を触っているのと同じこと。だからガードを作ったそうだ。確かによく食べた日の翌日は痛い。
ということで、なるべく触らず、なんとかもってくれるように、再生するように頑張るしかない、ということだ。
目的がはっきりすれば、対処はしやすい。頑張ろう。ダイエットにもなるじゃあないか!?
それにしてもお金、かかるなぁ。1回行くと最低でも1,200円とか1,500円とか。今回みたいにガードを作ったり差し歯(陶器製じゃなくて保険効く分)作ったりするとすぐ5,000円超える。ちなみにブリッジするとなると、治療費は別として保険効く分なら1万円ちょっと位だそうだ。陶器製はもっと高いだろうな。キレイだけど歯が落ち着くまでは保険の分でいいか。
もうちょっと息子が大きくなったら、息子連れで来よう。私は小さい時から歯医者にはよく行っていたが、あの空間自体が大嫌いで行きたくなくて痛くても黙っていたように思う。で、結局悪化させていた。痛くないときに行く歯医者は怖くないから、歯医者に慣れさせておくのも手だな、と思っている。
☆
妊娠、出産するまで「私が死んでも悲しむ人はいても、困る人はいない」がいろいろなことの判断基準だった。
だが今は、息子は私が死んでも悲しくはないだろうが(小さすぎてよくわからんだろう)、困るだろう。
中尊寺ゆつこ氏が亡くなられた。子どもさんは4歳と1歳とか。どれだけ無念だったことだろう。
母親になってしまった以上、生きていかねばならないんだなぁ。なんとしても。勝手に投げちゃいけないんだな。生きたくても生きていけなかった人もいるのだから。
でももし死ぬことがあっても、それはしょうがないか。あと40年か50年したら息子を置いて死ぬのは間違いないんだから。
それが運悪く早まってしまうことは、あるかもしれない。でもきっと大丈夫。人類はよいしょ、よいしょ、とそうやって遺伝子を受け渡してきたんだから。
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