激務の後遺症

2005年8月12日 宝塚
ほとんど日記を書けなかった7月から8月上旬にかけて。

ええ、ほとんど会社にいましたよ。忙しくて忙しくて。でもこの位の忙しさならもちろん、入社以来何度かあったけど、出産以降では初めて。

今までなら家に帰れば寝るだけでよかったのが家事育児があり、出社ギリギリまで寝ていればよかったのが朝6時半に起きて息子の世話をして保育園に連れていかねばならないってことで、状況が全然違う。しんどいよー。
特に朝の数時間は貴重だったと思い知る。

それに、諸事情で実家の母に息子を頼めなくなってしまった。精神衛生上ものすごーく辛かった。朝起きるて熱はないか、いつ保育園から「返品コール」が携帯にかかってくるかとずっと構えてなければならないというのは本当にしんどかった。
いつ呼び出されても何とかなるよう、常に前倒し&私でなくても事情がわかるよう資料を用意しておくというのは、必要以上に時間と手間がかかる。そんなことしている余裕、全然ないのに。

今までいかに母に世話になっていたかが身にしみた。電話一本で呼び出される母には申し訳ないことをしていた。

それだけ切羽詰まってたってことで。私がもし1日でも、半日でも会社に行けなくなったら他の誰かが倒れる、というところまできていたからなぁ。

なんとか山場を越えたものの、数日、体力が元に戻らなかった。トシだなぁ。その後、風邪もひいちゃったし。

いずれにせよ、年齢的にも家庭の状況的にも、子供がいないときとは全然違うんだから、何とか方策を考えないと。

そんなこんなでお盆休みに入ろうか、という前日、起きたら右目の視野が狭くなっていた。びっくりー。

忙しい頃からいつものアレルギー性結膜炎を発症していたのだが、病院に行くヒマもなく、放置していたため、目は真っ赤、目やにだらけ。かゆくてたまらずかくから目頭が痛いし。コンタクトをやめれば少しはマシになるのはわかっていても、裸眼では自分の伸ばした手の先すら見えないど近眼の私が、眼鏡で仕事ができるわけもなく。

慌てて目を洗っても見えが悪い。ちょっとドキッとする。数年前、父が網膜剥離をやった。うちの会社も会社の規模からするとどう考えても多いだろう、という人数が網膜剥離になっている。目を酷使しすぎなんだろう。6月頃に受けた会社の健康診断でも、なんだか視力が落ちていた。最近、飛蚊もやたら多く飛ぶようになってきたし(飛蚊というのは、視野の中を動き回る黒い点のことです)。

仕事も一息ついているので、仕事前に眼科へ。いつものコンタクトレンズを合わせてもらう眼科の先生はどーみても儲け過ぎの食い過ぎでぶくぶく太り、手が震えている。ちゃんと診てもらえるか心配だったため、別の眼科へ。

きちんとレンズの調子や視力も見てもらえた。目は結膜炎だが、父が網膜剥離をやっているってのと、私の近眼が強度であるということから、一度、眼底検査をやっておいた方がいいといわれ、お願いする。

瞳孔を開く目薬を入れて待つこと15分。目の中をカメラで撮影。フラッシュで目の底を撮った。残像がかなりきつい。その後、診察。丁寧にみてもらって「異常なし。ただし1年に1度は眼底検査をした方がいい」と言われる。

網膜剥離は早く発見すればするほど、軽い治療で済む。ほとんど治るから怖い病気ではない。でも完全に網膜がはがれてからだと入院がやっかいだから(完全絶対安静。身動きひとつできなくなる)。父は加齢のこともあって、治ったものの運転中、道路の標識が読めないほど悪いらしい。もうこれ以上良くならないようなのだが、それでも車の運転を続けてる。怖いよ〜。

ほっとして会社に電話を入れると、緊急の打ち合わせがあるようですぐ得意先へ、と指示される。慌てて10分で昼食のおにぎりを摂っていると、今度は奥歯が痛い。

げー。

そういや、これも忙しい時期から何か痛いなぁと思っていたんだ。特に疲れ果てて寝た翌朝。前歯は順調で、次の診察は9月でいいと言われていたから、その時一緒に診てもらおうと思っていたのだが。

お盆の最中に痛みだしたら嫌だよ。詰めモノが割れていたりしたら、何も食べられない。

とりあえずおにぎりを飲み込み、得意先に駆け付けようとして愕然。瞳孔が開きっぱなしになっているらしく、外に出ると日差しがまぶしくて目を開けていられない。すごい。瞳孔を開く薬の威力。1年で一番暑い時期に検査やるんじゃなかった。それに次からは夕方の診察にしてもらおう。

涙を流しながら室内へ駆け込み、なんとか打ち合わせを済ませる。帰る頃には瞳孔を閉じる薬も効いて来たのか、大分マシになっていた。

会社で打ち合わせや仕事を済ませると、よい時間に。ふと思い付いて、いきつけの歯科に電話するとまだ診てもらえるという。

慌てて駆け付ける。主治医に「前歯じゃないんですよ」というと「なんやー」と笑われる。

奥歯の痛みを説明すると「あーあー、つるつるてかてかや。ものすごい噛んでるやろ」「7月はストレスがいろいろあって」と言い訳。

詰め物や歯を微妙に削ってもらい、噛み合わせの調整をしてもらう。ほんのちょっと削っただけなのに、痛みがすっと取れた。「微妙なもんやねんけどな」。部分レントゲンも撮る。写真を見ながら説明してもらうと、やはり圧力が掛かり過ぎて歯を包む筋肉が炎症を起こしているそうだ。

噛み合わせを調整し、炎症止めの飲み薬をもらう。来週またもう一度診てもらうことにして退散。

1日で医者をハシゴしてしまった。とにかく異常を感じたら行けるうちに病院行っておかないと。息子がいつ何時何をやるかわからないからね。

どちらも身体を酷使したゆえの結果。放置しても大丈夫かもしれないけど、不安や不快感を抱えたままになるから、片を付けてしまってよかった。

ホントに身体は大切にしないと、息子が成人するまでもたないよー。

      ☆

こんな病気話ばっかりじゃなくて、「太陽の塔」の話も書きたいです。すっごく良かった。

さららんは退団しちゃうし、まだ宙組観てないし。あーうー。

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