うめちゃんのこと。それと最近観た公演リスト
2006年12月14日 宝塚うめちゃんが宙組トップ娘役になる。
そのことを知ったのは、某サトリちゃんのつぶやきから。「え?なんのこと?」と思い慌てて公式を見に行く。
そうか、そうなんだ。緑野こあら師匠も書いておられるけど、あの頃の星組を愛していた人間としては、淋しさを感じずにはいられない。
また、私はれおん&うめの並びも好きだった。同じ種類の者という感じがして、星組トップで並び立つのもいいなぁと思っていた。
でも、と思う。
「フェット・アンペリアル」でうめちゃんが見せてくれた完成形に近い娘役の姿。このままにしておいてはいけない、急がなくては、と思わせてくれた成熟度。同じように危惧していたあすかちゃんはこれ以上はない、という場所にすとんとはまってくれた。
だからうめちゃんも、どこかにはまる場所があってしかるべきなんだ。れおんが成長しきるのをもう待っていられない。
うめちゃんのすごさを思い知ったのは「タカラヅカ絢爛」月組バージョンを観たときだ。同じ狂言回しの妖精役を、月組ではさららんがやっていた。うめちゃんと同じ役、ひとりであの広い舞台を自分の気で満たす必要のある役。さららんは路線だ。そういう育ち方をしてきてるし、男役だ。男役あっての宝塚。なのに、うめちゃんはさららん同等かそれ以上のパワーを放っていたことに、月組公演を観ながら気がついた。
並みの娘役ではない、うめちゃんは。華がある。それ以上にパワーがある。ありすぎる。
そんな彼女を受け止められる人はいるんだろうか。しぃちゃんはそのおおらかさで受け止めてくれたけど、トップは相手役を受け止める以外の仕事も山ほどある。駄作を力技で普通作に持ち込んだり、自分ひとりで大劇場全体の空気を一身に集めたり。観客全員を“私のことをみていてくれる”と勘違いさせる必要もある。相手役にパワーがありすぎると、それに気をとられ振り回される危険性も有り得る。実はうめちゃんは怖い娘役かもしれない。
相手役はタニちゃんだった。タニちゃんなら、大丈夫かもしれない。タニちゃんの華は並ではない。「不滅の恋人たち」では暗いバウの照明の中、“ビカビカ”輝いていた。ピカピカなんて生易しい光ではない。目もくらむ強烈な華だ。
タニ&うめ。合うかもしれない。合わないかもしれない。見てみないとわかならない。でも非常に楽しみだ。とうこ&あすかが“絶対に合う”と思って予定調和を楽しみにするのと違ったたのしみ。どんな化学反応が起きるか、どきどきするような期待感。
お披露目作がサイトーってのもさらにつり橋を渡るようなどきどき感(笑)があるが、ルパンが楽しみになってきた。
そして、二人が本領を発揮するのは、華ある人が一番似合うあの空間・宝塚大劇場だろう。その日を期待感を持って待ちたいと思う。
★
◎ほとんど自分のための、観たリスト。
■TCA
・オヅキが格好よかった。星組がオラオラだった。かしちゃんが客席にアピールしていて驚いた。あすがちゃん、星トップ就任が発表済みで、心の底から晴れ晴れした顔をしていてほっとした。イシちゃんの「シナーマン」を初めて聞いた。歌詞が初めてわかった。まみさんのシナーマンは何回か聞いていたけど、わかってなかったのよ。
■雪大劇「堕天使の涙/タランテラ」
(初日・中日辺り・楽)
・雪組公演中とっても仕事が忙しく&息子が発熱し、しっちゃかめっちゃか。それでも意地で観にいった。中日辺りで観たとき、1階前方センターで観たが、素晴らしかった。なんて美しい世界なんだろう、と。楽はとにかく忙しい中仕事を抜けて行ったので、全然作品に浸れず、楽の雰囲気にも浸れず、もったいないことをした。後で見返したときに「こうだったなぁ」と思い出せる、はず。サヨナラショーはさすがオギー。
■雪新公
・オヅキのJPがよかった〜!!人としての感情のひだがしっかり見えて、ひとり新公レベルではなかった。オヅキがルシファーではいけなかったのー!?(まだ言ってる)
■花DC「MIND TRAVELLER」
(楽)
・楽が初見。小池既視感がすごくて。「世界征服」「主役の味方になるヤング(死語)チーム」「祭りの最中に救出」「記憶喪失」なんなんだ。いろんな意味で面白い作品ではあった。どりーず内での盛り上がりはとっても楽しかった。
そうそう、若いたかちゃんみたいな子がいた!まぁくんらしい。一気にたかちゃんの姿よみがえってくる。わーん。たかちゃんに会いたい。女の子では由舞ちゃんがすっかり気に入りました。かわいーの。
■宙新公
・番手がさっぱりわからない公演だった。本公演観る前に見たからなぁ。桂小五郎の役が2番手かと思っていた。西郷どんが1.5番手で。ありすちゃんの芸者が可愛かった♪
■宙大劇「竜馬伝/クラシック」
(楽)
・楽が初見。えーと。みどころは、えーと。かしちゃん、1本しかないんだったら、石田作品でなくてもなぁ。もちろん、キラキラとってもキレイなトップさんぶりで安心してみていられた。竜馬にしては美しすぎるほど。なんか体臭もなさそーな竜馬なので、るいちゃんの「ニオイます!」のセリフがねぇ。石田、せめてかしちゃん用に修正してあげようよ。
宙組に入ると、らんとむ、ほっくんの芸達者ぶりが際立つ。んでもって小さいこともw。これで次はうめちゃんが来る。一体どこの組なんだここは。
サヨナラショーはきちんとしたショーになっていた。星、雪もそうだったし。いいよなぁ。まみさん頃は宴会の出し物つーか、コアファンへのサービスショーだったよ。
■「武士の一分」
・檀ちゃん目当てに数年ぶりで映画を観にいった。キムタクはキムタクで、さ。ごくオーソドックスな話だったので、キムタクでなければ成り立たなかっただろうけど。檀ちゃんはキレイで美しくて所作も素敵で、何より色っぽい!今回は地味な衣装ばかりだったけど、檀ちゃんはこんなもんじゃない。どんな衣装にも負けない美しい人なんだから!と誇らしい気持ち。
そのことを知ったのは、某サトリちゃんのつぶやきから。「え?なんのこと?」と思い慌てて公式を見に行く。
そうか、そうなんだ。緑野こあら師匠も書いておられるけど、あの頃の星組を愛していた人間としては、淋しさを感じずにはいられない。
また、私はれおん&うめの並びも好きだった。同じ種類の者という感じがして、星組トップで並び立つのもいいなぁと思っていた。
でも、と思う。
「フェット・アンペリアル」でうめちゃんが見せてくれた完成形に近い娘役の姿。このままにしておいてはいけない、急がなくては、と思わせてくれた成熟度。同じように危惧していたあすかちゃんはこれ以上はない、という場所にすとんとはまってくれた。
だからうめちゃんも、どこかにはまる場所があってしかるべきなんだ。れおんが成長しきるのをもう待っていられない。
うめちゃんのすごさを思い知ったのは「タカラヅカ絢爛」月組バージョンを観たときだ。同じ狂言回しの妖精役を、月組ではさららんがやっていた。うめちゃんと同じ役、ひとりであの広い舞台を自分の気で満たす必要のある役。さららんは路線だ。そういう育ち方をしてきてるし、男役だ。男役あっての宝塚。なのに、うめちゃんはさららん同等かそれ以上のパワーを放っていたことに、月組公演を観ながら気がついた。
並みの娘役ではない、うめちゃんは。華がある。それ以上にパワーがある。ありすぎる。
そんな彼女を受け止められる人はいるんだろうか。しぃちゃんはそのおおらかさで受け止めてくれたけど、トップは相手役を受け止める以外の仕事も山ほどある。駄作を力技で普通作に持ち込んだり、自分ひとりで大劇場全体の空気を一身に集めたり。観客全員を“私のことをみていてくれる”と勘違いさせる必要もある。相手役にパワーがありすぎると、それに気をとられ振り回される危険性も有り得る。実はうめちゃんは怖い娘役かもしれない。
相手役はタニちゃんだった。タニちゃんなら、大丈夫かもしれない。タニちゃんの華は並ではない。「不滅の恋人たち」では暗いバウの照明の中、“ビカビカ”輝いていた。ピカピカなんて生易しい光ではない。目もくらむ強烈な華だ。
タニ&うめ。合うかもしれない。合わないかもしれない。見てみないとわかならない。でも非常に楽しみだ。とうこ&あすかが“絶対に合う”と思って予定調和を楽しみにするのと違ったたのしみ。どんな化学反応が起きるか、どきどきするような期待感。
お披露目作がサイトーってのもさらにつり橋を渡るようなどきどき感(笑)があるが、ルパンが楽しみになってきた。
そして、二人が本領を発揮するのは、華ある人が一番似合うあの空間・宝塚大劇場だろう。その日を期待感を持って待ちたいと思う。
★
◎ほとんど自分のための、観たリスト。
■TCA
・オヅキが格好よかった。星組がオラオラだった。かしちゃんが客席にアピールしていて驚いた。あすがちゃん、星トップ就任が発表済みで、心の底から晴れ晴れした顔をしていてほっとした。イシちゃんの「シナーマン」を初めて聞いた。歌詞が初めてわかった。まみさんのシナーマンは何回か聞いていたけど、わかってなかったのよ。
■雪大劇「堕天使の涙/タランテラ」
(初日・中日辺り・楽)
・雪組公演中とっても仕事が忙しく&息子が発熱し、しっちゃかめっちゃか。それでも意地で観にいった。中日辺りで観たとき、1階前方センターで観たが、素晴らしかった。なんて美しい世界なんだろう、と。楽はとにかく忙しい中仕事を抜けて行ったので、全然作品に浸れず、楽の雰囲気にも浸れず、もったいないことをした。後で見返したときに「こうだったなぁ」と思い出せる、はず。サヨナラショーはさすがオギー。
■雪新公
・オヅキのJPがよかった〜!!人としての感情のひだがしっかり見えて、ひとり新公レベルではなかった。オヅキがルシファーではいけなかったのー!?(まだ言ってる)
■花DC「MIND TRAVELLER」
(楽)
・楽が初見。小池既視感がすごくて。「世界征服」「主役の味方になるヤング(死語)チーム」「祭りの最中に救出」「記憶喪失」なんなんだ。いろんな意味で面白い作品ではあった。どりーず内での盛り上がりはとっても楽しかった。
そうそう、若いたかちゃんみたいな子がいた!まぁくんらしい。一気にたかちゃんの姿よみがえってくる。わーん。たかちゃんに会いたい。女の子では由舞ちゃんがすっかり気に入りました。かわいーの。
■宙新公
・番手がさっぱりわからない公演だった。本公演観る前に見たからなぁ。桂小五郎の役が2番手かと思っていた。西郷どんが1.5番手で。ありすちゃんの芸者が可愛かった♪
■宙大劇「竜馬伝/クラシック」
(楽)
・楽が初見。えーと。みどころは、えーと。かしちゃん、1本しかないんだったら、石田作品でなくてもなぁ。もちろん、キラキラとってもキレイなトップさんぶりで安心してみていられた。竜馬にしては美しすぎるほど。なんか体臭もなさそーな竜馬なので、るいちゃんの「ニオイます!」のセリフがねぇ。石田、せめてかしちゃん用に修正してあげようよ。
宙組に入ると、らんとむ、ほっくんの芸達者ぶりが際立つ。んでもって小さいこともw。これで次はうめちゃんが来る。一体どこの組なんだここは。
サヨナラショーはきちんとしたショーになっていた。星、雪もそうだったし。いいよなぁ。まみさん頃は宴会の出し物つーか、コアファンへのサービスショーだったよ。
■「武士の一分」
・檀ちゃん目当てに数年ぶりで映画を観にいった。キムタクはキムタクで、さ。ごくオーソドックスな話だったので、キムタクでなければ成り立たなかっただろうけど。檀ちゃんはキレイで美しくて所作も素敵で、何より色っぽい!今回は地味な衣装ばかりだったけど、檀ちゃんはこんなもんじゃない。どんな衣装にも負けない美しい人なんだから!と誇らしい気持ち。
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