私がケロちゃんに会ったのは、東京のフェアウエルが最後で。その後はミクやブログをずっと見ていたので、実物には会わないけど身近には感じるという不思議な状態で。
だからトークショーをやる、と発表になった時は実はちょっと躊躇した。一人なら参加できないと思った。怖かったから。私が大好きだった汐美真帆さん。研ぎ澄まされ、美しさが極まったと思われた「ドルチェ・ヴィータ」のあの姿からどう変わっているのか、それを確かめるのが怖かった。
でも緑野こあら師匠が参加してくださるとわかり、木ノ実さんも同席くださることになり、ほっとして参加申し込みをした。
髪の毛も伸ばしてるらしい、女性役(…)でフィルムにも出てるらしい、などなど、一般人になった汐美さんの様子も伝わってくる。午前中は雪の全国ツアーを観て、どきどきしながら・・・もとい、3人でDSの「どうぶつの森」をしながら宝塚に向かった。
宝塚ホテルは「琥珀の間」。いつも汐美会のお茶会が開かれていた会場。あの頃と何も変わっていない。会場も円卓、ケーキとお茶だけがあるのも同じ。いったいこれは何なんだろう?いつものお茶会とどう違うの?そして集まってきているメンバーも見知った顔がいっぱい。本当にわからなくなってきた。汐美さんはもう退団してるの?
そしていつものように、会場後方の後ろのいつもの扉が開き、汐美さんが現れた。
膝上のパンツルックに長ブーツ。髪の毛はウバルドのよう。変わってない。髪の毛の長さ以外はあの時のままだ。もちろん退団オーラに包まれたあの透明感はないけど、ムラで油断してるスターオーラ少なめの現役時代のあのままだ。会場を練り歩きながらステージに上がり、正面を向いた時だった。
ケロちゃんは短い上着の襟をつかんで引き下ろし、ぴしっと整えたのだ。まるでエンビであるかのように。
そのしぐさひとつで、私はもう何もかも良くなった。安堵した。汐美さんはあの時のままだ。
普通の女性は上着を調えるのにそんなしぐさはしない。したとしても人前はしない。ケロちゃんは汐美真帆のままだった。
その後、やっぱりとうこちゃんの話ばっかりしたり、履いてたブーツが「巌流」の時のもので今も入るとういことで私が一番心配してた太ったのではないか疑惑も解消されたり、相変わらずゆうひくんの話はしてくれなかったり、で、結局変わってなかった。
りんごさんの司会も大変よくって、トークショーの流れ全体がぐだぐだにもならず、最後まで楽しくお話を聞けた。そして2曲の歌。「プラチナ」と「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」。プラチナはさておき「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」は最後のDSのタイトルでありテーマ曲。「なにがGood Bye,Good Guy,Good Fellowよっ!お別れなんて勝手に決めてっ!」とタイトルのセンスの良さにすら八つ当たりしていたあの頃。DSであの曲が流れると「いよいよ最後だ・・」と身構えてしまっていたあの曲。
それがこんな歌詞だったなんて。こんなに明るい希望に満ちた曲だったなんで。全然知らなかった。
あの曲を聴いていた3年前、こんな風にこの曲を聴けるようになるなんて、想像もしなかった。
改めてオギーのすごさに感謝と尊敬を捧げた。
ケロちゃんが扉の向こうに消えてからも、このトークショーが現役時代のお茶会とどう違うのか、わからないままだった。ただ、私自身の気持ちはとてもすっきりしていた。私はヨガの教室に行くことはないだろうが、芝居やショーに出るなら見てみたいなと思った。東京まで行くのはなかなか難しいだろうけど。関西で予定されているというDSは「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」のいい思い出を壊したくない気持ち(笑)があるので、いくかどうかは不明。
ところで師匠が以前の日記で書いておられたが、どりーず内で「愛するには短すぎるのフレッドとバーバラはヤったかヤらなかったか」で意見が2分したことがある。私含めて元ケロファンの師匠、ドリーさんは「ヤった派」。その後、ケロファンに会うと「どっちだと思う?」なんて聞いたりしてたが、やっぱり皆ヤってると答えてくれた。師匠も「ケロを好きになるようなタイプの女はあそこでプラトニックはありえないと思うのだろう」と書いておられた。
ケロファン全員がそうとは限らないだろうけど、少なくとも私はその通り。あそこでプラトニックだったらフレッド・・・じゃない、ケロちゃんじゃない。
また、ヅカ歴が長い師匠から教えていただいたのだが、雪組時代のケロちゃんは「いい人、お友達タイプ」だったそうだ。月組からのファンである私は全くもって信じられない。が、そういえば「イカロス」の作家さんとかやってたよな・・・でも私は「イカロス」は1回ビデオで見て「ふーん」程度。若く美しいケロちゃんがこれまた美しい檀ちゃんを後ろから抱き締めているのに、そんな感想しか持てなかった。
雪組から月組に組替えするときに、持ち味チェンジをしたそうだ。もしそのまま月組でも「いい人、お友達タイプ」だったら、私は絶対ファンになってないと思う。
つまり、そういうことだ。私はケロちゃんに?そういう部分”を押さえられているのだ。好み、とか志向の部分ではなくもっと本能的な部分。
これはやっかいだな、と我ながら思う。なかなか次のご贔屓、ができないわけだ。
ご本人はそういうつもりはなんかなさそーだなー、とトークショーで顔を見ながらぼーっと考えていた。自覚がないのに、そういう部分を押さえてしまう。そして押さえられることを待っているファンを持っているケロちゃん。不思議なもんだ。
これまでのOGさんで、ファンの“そういう部分”を押さえてた方はいらしたと思う。退団後、そのファンの方たちはどうやってケリをつけていかれたのか、知りたいと思う。そして私が、そしてケロちゃんがこれからどうなっていくのか。まぁ、よくわかんないのだが、元気で生きていってくれればそれでいいか、と思っている。
だからトークショーをやる、と発表になった時は実はちょっと躊躇した。一人なら参加できないと思った。怖かったから。私が大好きだった汐美真帆さん。研ぎ澄まされ、美しさが極まったと思われた「ドルチェ・ヴィータ」のあの姿からどう変わっているのか、それを確かめるのが怖かった。
でも緑野こあら師匠が参加してくださるとわかり、木ノ実さんも同席くださることになり、ほっとして参加申し込みをした。
髪の毛も伸ばしてるらしい、女性役(…)でフィルムにも出てるらしい、などなど、一般人になった汐美さんの様子も伝わってくる。午前中は雪の全国ツアーを観て、どきどきしながら・・・もとい、3人でDSの「どうぶつの森」をしながら宝塚に向かった。
宝塚ホテルは「琥珀の間」。いつも汐美会のお茶会が開かれていた会場。あの頃と何も変わっていない。会場も円卓、ケーキとお茶だけがあるのも同じ。いったいこれは何なんだろう?いつものお茶会とどう違うの?そして集まってきているメンバーも見知った顔がいっぱい。本当にわからなくなってきた。汐美さんはもう退団してるの?
そしていつものように、会場後方の後ろのいつもの扉が開き、汐美さんが現れた。
膝上のパンツルックに長ブーツ。髪の毛はウバルドのよう。変わってない。髪の毛の長さ以外はあの時のままだ。もちろん退団オーラに包まれたあの透明感はないけど、ムラで油断してるスターオーラ少なめの現役時代のあのままだ。会場を練り歩きながらステージに上がり、正面を向いた時だった。
ケロちゃんは短い上着の襟をつかんで引き下ろし、ぴしっと整えたのだ。まるでエンビであるかのように。
そのしぐさひとつで、私はもう何もかも良くなった。安堵した。汐美さんはあの時のままだ。
普通の女性は上着を調えるのにそんなしぐさはしない。したとしても人前はしない。ケロちゃんは汐美真帆のままだった。
その後、やっぱりとうこちゃんの話ばっかりしたり、履いてたブーツが「巌流」の時のもので今も入るとういことで私が一番心配してた太ったのではないか疑惑も解消されたり、相変わらずゆうひくんの話はしてくれなかったり、で、結局変わってなかった。
りんごさんの司会も大変よくって、トークショーの流れ全体がぐだぐだにもならず、最後まで楽しくお話を聞けた。そして2曲の歌。「プラチナ」と「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」。プラチナはさておき「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」は最後のDSのタイトルでありテーマ曲。「なにがGood Bye,Good Guy,Good Fellowよっ!お別れなんて勝手に決めてっ!」とタイトルのセンスの良さにすら八つ当たりしていたあの頃。DSであの曲が流れると「いよいよ最後だ・・」と身構えてしまっていたあの曲。
それがこんな歌詞だったなんて。こんなに明るい希望に満ちた曲だったなんで。全然知らなかった。
あの曲を聴いていた3年前、こんな風にこの曲を聴けるようになるなんて、想像もしなかった。
改めてオギーのすごさに感謝と尊敬を捧げた。
ケロちゃんが扉の向こうに消えてからも、このトークショーが現役時代のお茶会とどう違うのか、わからないままだった。ただ、私自身の気持ちはとてもすっきりしていた。私はヨガの教室に行くことはないだろうが、芝居やショーに出るなら見てみたいなと思った。東京まで行くのはなかなか難しいだろうけど。関西で予定されているというDSは「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」のいい思い出を壊したくない気持ち(笑)があるので、いくかどうかは不明。
ところで師匠が以前の日記で書いておられたが、どりーず内で「愛するには短すぎるのフレッドとバーバラはヤったかヤらなかったか」で意見が2分したことがある。私含めて元ケロファンの師匠、ドリーさんは「ヤった派」。その後、ケロファンに会うと「どっちだと思う?」なんて聞いたりしてたが、やっぱり皆ヤってると答えてくれた。師匠も「ケロを好きになるようなタイプの女はあそこでプラトニックはありえないと思うのだろう」と書いておられた。
ケロファン全員がそうとは限らないだろうけど、少なくとも私はその通り。あそこでプラトニックだったらフレッド・・・じゃない、ケロちゃんじゃない。
また、ヅカ歴が長い師匠から教えていただいたのだが、雪組時代のケロちゃんは「いい人、お友達タイプ」だったそうだ。月組からのファンである私は全くもって信じられない。が、そういえば「イカロス」の作家さんとかやってたよな・・・でも私は「イカロス」は1回ビデオで見て「ふーん」程度。若く美しいケロちゃんがこれまた美しい檀ちゃんを後ろから抱き締めているのに、そんな感想しか持てなかった。
雪組から月組に組替えするときに、持ち味チェンジをしたそうだ。もしそのまま月組でも「いい人、お友達タイプ」だったら、私は絶対ファンになってないと思う。
つまり、そういうことだ。私はケロちゃんに?そういう部分”を押さえられているのだ。好み、とか志向の部分ではなくもっと本能的な部分。
これはやっかいだな、と我ながら思う。なかなか次のご贔屓、ができないわけだ。
ご本人はそういうつもりはなんかなさそーだなー、とトークショーで顔を見ながらぼーっと考えていた。自覚がないのに、そういう部分を押さえてしまう。そして押さえられることを待っているファンを持っているケロちゃん。不思議なもんだ。
これまでのOGさんで、ファンの“そういう部分”を押さえてた方はいらしたと思う。退団後、そのファンの方たちはどうやってケリをつけていかれたのか、知りたいと思う。そして私が、そしてケロちゃんがこれからどうなっていくのか。まぁ、よくわかんないのだが、元気で生きていってくれればそれでいいか、と思っている。
コメント