お茶会のこと、もうちょっと書きたかったのだが、眠くて眠くて。息子が3時や5時に起きるから、その度に抱っこしてあやしたり、布団を掛け直したりしているので、完全に寝不足。
で、少しだけ、前にドリーさんがおっしゃっていた話題について。
12月9日の「30人いる!」のことね。
確かに、おっしゃる通り、入り出と舞台とのギャップに興味を持ってケロちゃんに落ちたとしても、それがプラスの印象でないと落ちない。私は一体入り出のケロちゃんの何がよかったのか、胸に手を当てて(笑)思い出してみた。
その時着ていたものは普通だったはず。「ジェンヌさんでも普段着着るんだ〜」とか思った覚えがあるから。
何度も書いているけど、私はまみさんファンだった。まみさんは舞台上でも入り出でもずっと男役だった(退団後の今も男役だ・・・)。だからそれが普通だと思っていたのだ。
そんな私の前で手紙を受け取っていた汐美さんは、「女」だった。
舞台上では「男役のフェロモン」を撒き散らしている人が、舞台を降りると今度は「女性のフェロモン」を発していることに驚いたのだ。どこかでスイッチが男役に入ったり、女に入ったりするのか?
この人が合コン行ったり、お見合いしたりしたら、一発で決まるだろうなぁと思った。“この人は男にもてるだろうなぁ”と。匂いたつような女性の色気を持った人だと思ったのだ。
宝塚で男役やっている人が、普通の女性より女性らしいことに感嘆したのだ。
もし私が彼女の彼だったら(苦笑)、舞台の上では誰よりも男な自分の彼女が、自分の前だけでは女になるっていうのはすごく嬉しいことなんじゃないか。
だから、私が最初に見たオフの汐美さんは「0人目」じゃないかなと思う。男役として恰好いいかどうかの範囲を超えてところに興味を持ったわけだから。
だから、退団後、汐美さんが「女」になってしまっても、構わないと思ってしまうのかもしれない。
だが、私が最初に見た「女性の汐美さん」は、当時はまだ身体の線も丸くて、着ているものも女性っぽくて、可愛らしい感じだった。その後、急激に痩せ、顔も身体の線もシャープになり、男役一直線方向に行ってしまったから、あのなんとなくまろやかな女性のフェロモンを感じることは少なくなってしまった。
女らしいことに変わりはないのだけど、女性のフェロモンはひと休み、といった感じ。
退団後、ご希望通り、お茶やお花をやって、厳しい競争社会のタカラジェンヌの世界の空気から抜けてしまうと、もしかすると女性のフェロモンがもっと戻って来るかもしれない。
☆
そうかぁ、花市場の少女の恋人はイタリア男なんだ。すっげーまぶしいイタリア男だろうなぁ。歯、キラキラさせたりして、自分の彼女がつかの間の逢い引き楽しんだなんてこと、全然気が付かないタイプ(笑)
で、少しだけ、前にドリーさんがおっしゃっていた話題について。
12月9日の「30人いる!」のことね。
確かに、おっしゃる通り、入り出と舞台とのギャップに興味を持ってケロちゃんに落ちたとしても、それがプラスの印象でないと落ちない。私は一体入り出のケロちゃんの何がよかったのか、胸に手を当てて(笑)思い出してみた。
その時着ていたものは普通だったはず。「ジェンヌさんでも普段着着るんだ〜」とか思った覚えがあるから。
何度も書いているけど、私はまみさんファンだった。まみさんは舞台上でも入り出でもずっと男役だった(退団後の今も男役だ・・・)。だからそれが普通だと思っていたのだ。
そんな私の前で手紙を受け取っていた汐美さんは、「女」だった。
舞台上では「男役のフェロモン」を撒き散らしている人が、舞台を降りると今度は「女性のフェロモン」を発していることに驚いたのだ。どこかでスイッチが男役に入ったり、女に入ったりするのか?
この人が合コン行ったり、お見合いしたりしたら、一発で決まるだろうなぁと思った。“この人は男にもてるだろうなぁ”と。匂いたつような女性の色気を持った人だと思ったのだ。
宝塚で男役やっている人が、普通の女性より女性らしいことに感嘆したのだ。
もし私が彼女の彼だったら(苦笑)、舞台の上では誰よりも男な自分の彼女が、自分の前だけでは女になるっていうのはすごく嬉しいことなんじゃないか。
だから、私が最初に見たオフの汐美さんは「0人目」じゃないかなと思う。男役として恰好いいかどうかの範囲を超えてところに興味を持ったわけだから。
だから、退団後、汐美さんが「女」になってしまっても、構わないと思ってしまうのかもしれない。
だが、私が最初に見た「女性の汐美さん」は、当時はまだ身体の線も丸くて、着ているものも女性っぽくて、可愛らしい感じだった。その後、急激に痩せ、顔も身体の線もシャープになり、男役一直線方向に行ってしまったから、あのなんとなくまろやかな女性のフェロモンを感じることは少なくなってしまった。
女らしいことに変わりはないのだけど、女性のフェロモンはひと休み、といった感じ。
退団後、ご希望通り、お茶やお花をやって、厳しい競争社会のタカラジェンヌの世界の空気から抜けてしまうと、もしかすると女性のフェロモンがもっと戻って来るかもしれない。
☆
そうかぁ、花市場の少女の恋人はイタリア男なんだ。すっげーまぶしいイタリア男だろうなぁ。歯、キラキラさせたりして、自分の彼女がつかの間の逢い引き楽しんだなんてこと、全然気が付かないタイプ(笑)
再び、オギーにありがとう
2004年12月14日 宝塚2日前の日記にも書いたけど、汐美さんがDSでどうしても歌いたかった1曲というのが、「ルパン三世のテーマ」だったということがお茶会で判明した。
前々から歌いたい曲が1曲だけあるということは言っていたし、ファンの間では「プラチナ」だろうということで暗黙の了解になっていた。
んが!東京のお茶会で、DSやらせていただけることになってCDを50枚も60枚も買って聞いていて、何が何だかわからなくなって「荻田先生にお任せします」とお願いするこことにした。でも1曲だけどうしても歌いたい曲があって、それは・・・ということで「ルパン」だと汐美さんが言った時、会場はなんとも言えない雰囲気に包まれた。
虚を突かれたというか意外だというか、唖然というか(苦笑)。な、なんでーと。本人は「恰好いいじゃないですか」と悦に入っていたけどさ。確かにあの時、すぐ目の前(50cmくらい)で見たけど、イキイキやってたもんなぁ。
DSの時は「なんでルパンの曲が入っているの?オギーの趣味ってわからんわ」と思っていた。ごめんなさい、ごめんなさい、オギーじゃなかったんですね!汐美さんの趣味がわからないです!!疑ってごめんなさい!!
そのまま全ての選曲を汐美さんに任せていたら、一体どうなっていたか。考えるだに恐ろしい。オギーにお任せしたことが、何より正解でした。
それ以外でケロちゃんからのリクエストは、娘役ちゃんたち(グッドガールちゃんというらしい)ひとりひとりとデュエットダンスをしたいということ、ステージ上にバーカウンターを設けたいということ、その2つだったそうだ。
(あと、MCなしで突っ走りたい、ということも。通常DSは曲は19か20曲が普通だが、今回は27曲でとても多いそうだ)
ステージ上のバーカウンターは、以前に花組のなつめさん(だっけ?)が、カウンターの上で踊っていてとっても恰好良かったからやりたいと希望したということだった。ステージ上が狭くなって踊りにくくなるからどうしようと舞台装置の新宮さんも困られたけど、なんとかやってみましょう、ということになった、と。
とても上手くいくことになって良かったとご本人も喜んでおられたけど、私たちにとってもとても素敵なステージセットだった。
私が行ったことのあるDSはまみさんのだけなんだけど、その時は割と普通の舞台装置で、私はなんと最前列センター席だったので(電話がたまたま掛かっただけです)よーく見えたが、これが後ろの方だったら、全然見えなかっただろうなぁと思っていた。
今回のDSでは、ケロちゃんの男役としての姿が足の先までよく見えたし、演出上手のオギーのお陰か、バーカウンターとしてだけではなく、セミナーダンスのお立ち台にもなったし、すれ違うシシィとフランツの心情を表したり、自在に使われていた。
ケロちゃんは愛あるスタッフさんたちに囲まれて、幸せにDSを過ごせたのだなぁ、とそれがとても嬉しかった。
そのスタッフさんたちだが、驚いたことに、ケロちゃんが選んだらしい。
DSってそんなことが出来るのか?劇団から「DSの演出家は誰にされますか?」と聞かれて「今ショーでご一緒している荻田先生にお願いします」と言ったそうだ。演出家まで自分で指名できるんだろうか?だったら、皆、オギーを指名しないか?なんて思うのは私がオギー好きなだけか?
他のスタッフさんも指名したというようなことを言っていたし。振り付けの若央先生もだろうなぁ。娘役ちゃんたちも自分で選ばせていただいたそうだ。
ケロちゃんが退団すると聞いて泣いて下さった荻田先生。「ルパン三世」を歌いたいと言われてびっくりしつつ、そこは冷静に「ファンはそれでいいんでしょうか?」と言い、考えてくれた。
ファンは泣きたいと思っているはずだ、と。だから泣かせてあげよう、と(その通り!以前、私も日記に買いたし。先生、この日記読んでます?冗談です。オギーならその位見抜くでしょう)。
「先生は私の過去の作品をよく勉強してくださって、ここではあの作品のこんな場面をやりましょう、と。血と砂や巌流をファンは歌って欲しいと思ってるから入れましょうと言ってくださった」と
。
その通りです。本人任せしていたら照れて入れてなかったかも?
普通のDSだと曲がいろいろあって、その間に宝塚メロディーのメドレーがあるというのが普通だそうだが、今回は荻田先生が上手に宝塚の歌も曲の間に混ぜて普通じゃない構成にしてくださった、ということもケロちゃんは喜んでいた。
ケロちゃん出演のオギー作品「螺旋のオルフェ」と「凍てついた明日」が入っていないのは、オギーの照れでしょうか。ま、ケロちゃんの歌はなかったからしょうがないんだけど。とうこちゃんの前で「ブルースレクイエム」は歌えないよね。
DS終了後、その先生や出演者たちと抱き合って泣いていたら、アンコールの拍手が鳴り止まなくて、思わず出てしまったけど、涙を拭いていたのはキッチンペーパーだったということだった。ジェンヌさんは汗や涙を拭くのにキッチンペーパーを使うそうだ。あの白いのはそうだったのか。
このDS、もうCSでは流れているそうだ。普通に見たら普通のDSにしか見えないだろうな、と思う。
でも、こうやって改めてご本人からいきさつを聞いたり、ファンとして構成の妙を噛み締めたりしていると、「完璧」と思わざるを得ない。DSそのものと、ご本人とファンが望むものを創りあげてくだったオギーの気持ちと能力に。
もう一度、大きな声でいいたい。「荻田先生、ありがとう!このDSは汐美さんと私たちの宝物です」と。
たったひとりのジェンヌさんのためにそこまでやってくださってありがとう。そして、オギーにDSを作ってもらえたということは、ジェンヌさんとして生きた汐美さんにとって、とても大きな幸運であり、その幸運を引き寄せた汐美さんの強い意志の結果ではなかったろうかと思う。
☆
繰り返しになりますが、DSにしろお茶会の発言にしろ、私の「記憶」が全てです。記録ではありません。ニュアンスの取り違いや聞き間違いがあると思われます。ご了承ください。
☆
目から鱗、でした。そりゃそうだわ!あの「長春」もとい、「長安」を寝ずにリピートできるなんて、しぃファンにできるはずがありません!(断言)。わたるファンであることは必須条件です。すみませんでした。深々。kineさんはまぎれも無くわたるファンです。
つーて、私も、いかんよなぁ。寝た寝たってさ。わたるくんも檀ちゃんも大好きなのに。失礼だし、何よりご贔屓の退団公演でなー。情けない。「愛のソナタ」でも私、ここまで寝なかったよ?ファン度が疑われるわ。酒井が凶悪だってことで。
前々から歌いたい曲が1曲だけあるということは言っていたし、ファンの間では「プラチナ」だろうということで暗黙の了解になっていた。
んが!東京のお茶会で、DSやらせていただけることになってCDを50枚も60枚も買って聞いていて、何が何だかわからなくなって「荻田先生にお任せします」とお願いするこことにした。でも1曲だけどうしても歌いたい曲があって、それは・・・ということで「ルパン」だと汐美さんが言った時、会場はなんとも言えない雰囲気に包まれた。
虚を突かれたというか意外だというか、唖然というか(苦笑)。な、なんでーと。本人は「恰好いいじゃないですか」と悦に入っていたけどさ。確かにあの時、すぐ目の前(50cmくらい)で見たけど、イキイキやってたもんなぁ。
DSの時は「なんでルパンの曲が入っているの?オギーの趣味ってわからんわ」と思っていた。ごめんなさい、ごめんなさい、オギーじゃなかったんですね!汐美さんの趣味がわからないです!!疑ってごめんなさい!!
そのまま全ての選曲を汐美さんに任せていたら、一体どうなっていたか。考えるだに恐ろしい。オギーにお任せしたことが、何より正解でした。
それ以外でケロちゃんからのリクエストは、娘役ちゃんたち(グッドガールちゃんというらしい)ひとりひとりとデュエットダンスをしたいということ、ステージ上にバーカウンターを設けたいということ、その2つだったそうだ。
(あと、MCなしで突っ走りたい、ということも。通常DSは曲は19か20曲が普通だが、今回は27曲でとても多いそうだ)
ステージ上のバーカウンターは、以前に花組のなつめさん(だっけ?)が、カウンターの上で踊っていてとっても恰好良かったからやりたいと希望したということだった。ステージ上が狭くなって踊りにくくなるからどうしようと舞台装置の新宮さんも困られたけど、なんとかやってみましょう、ということになった、と。
とても上手くいくことになって良かったとご本人も喜んでおられたけど、私たちにとってもとても素敵なステージセットだった。
私が行ったことのあるDSはまみさんのだけなんだけど、その時は割と普通の舞台装置で、私はなんと最前列センター席だったので(電話がたまたま掛かっただけです)よーく見えたが、これが後ろの方だったら、全然見えなかっただろうなぁと思っていた。
今回のDSでは、ケロちゃんの男役としての姿が足の先までよく見えたし、演出上手のオギーのお陰か、バーカウンターとしてだけではなく、セミナーダンスのお立ち台にもなったし、すれ違うシシィとフランツの心情を表したり、自在に使われていた。
ケロちゃんは愛あるスタッフさんたちに囲まれて、幸せにDSを過ごせたのだなぁ、とそれがとても嬉しかった。
そのスタッフさんたちだが、驚いたことに、ケロちゃんが選んだらしい。
DSってそんなことが出来るのか?劇団から「DSの演出家は誰にされますか?」と聞かれて「今ショーでご一緒している荻田先生にお願いします」と言ったそうだ。演出家まで自分で指名できるんだろうか?だったら、皆、オギーを指名しないか?なんて思うのは私がオギー好きなだけか?
他のスタッフさんも指名したというようなことを言っていたし。振り付けの若央先生もだろうなぁ。娘役ちゃんたちも自分で選ばせていただいたそうだ。
ケロちゃんが退団すると聞いて泣いて下さった荻田先生。「ルパン三世」を歌いたいと言われてびっくりしつつ、そこは冷静に「ファンはそれでいいんでしょうか?」と言い、考えてくれた。
ファンは泣きたいと思っているはずだ、と。だから泣かせてあげよう、と(その通り!以前、私も日記に買いたし。先生、この日記読んでます?冗談です。オギーならその位見抜くでしょう)。
「先生は私の過去の作品をよく勉強してくださって、ここではあの作品のこんな場面をやりましょう、と。血と砂や巌流をファンは歌って欲しいと思ってるから入れましょうと言ってくださった」と
。
その通りです。本人任せしていたら照れて入れてなかったかも?
普通のDSだと曲がいろいろあって、その間に宝塚メロディーのメドレーがあるというのが普通だそうだが、今回は荻田先生が上手に宝塚の歌も曲の間に混ぜて普通じゃない構成にしてくださった、ということもケロちゃんは喜んでいた。
ケロちゃん出演のオギー作品「螺旋のオルフェ」と「凍てついた明日」が入っていないのは、オギーの照れでしょうか。ま、ケロちゃんの歌はなかったからしょうがないんだけど。とうこちゃんの前で「ブルースレクイエム」は歌えないよね。
DS終了後、その先生や出演者たちと抱き合って泣いていたら、アンコールの拍手が鳴り止まなくて、思わず出てしまったけど、涙を拭いていたのはキッチンペーパーだったということだった。ジェンヌさんは汗や涙を拭くのにキッチンペーパーを使うそうだ。あの白いのはそうだったのか。
このDS、もうCSでは流れているそうだ。普通に見たら普通のDSにしか見えないだろうな、と思う。
でも、こうやって改めてご本人からいきさつを聞いたり、ファンとして構成の妙を噛み締めたりしていると、「完璧」と思わざるを得ない。DSそのものと、ご本人とファンが望むものを創りあげてくだったオギーの気持ちと能力に。
もう一度、大きな声でいいたい。「荻田先生、ありがとう!このDSは汐美さんと私たちの宝物です」と。
たったひとりのジェンヌさんのためにそこまでやってくださってありがとう。そして、オギーにDSを作ってもらえたということは、ジェンヌさんとして生きた汐美さんにとって、とても大きな幸運であり、その幸運を引き寄せた汐美さんの強い意志の結果ではなかったろうかと思う。
☆
繰り返しになりますが、DSにしろお茶会の発言にしろ、私の「記憶」が全てです。記録ではありません。ニュアンスの取り違いや聞き間違いがあると思われます。ご了承ください。
☆
目から鱗、でした。そりゃそうだわ!あの「長春」もとい、「長安」を寝ずにリピートできるなんて、しぃファンにできるはずがありません!(断言)。わたるファンであることは必須条件です。すみませんでした。深々。kineさんはまぎれも無くわたるファンです。
つーて、私も、いかんよなぁ。寝た寝たってさ。わたるくんも檀ちゃんも大好きなのに。失礼だし、何よりご贔屓の退団公演でなー。情けない。「愛のソナタ」でも私、ここまで寝なかったよ?ファン度が疑われるわ。酒井が凶悪だってことで。
ドルチェ・ヴィータのDVDを購入。東宝のキャトルで買おうと思ったが、思いの他、荷物が多くなってしまったので(お茶会でグッズ買いあさったからなー)わざわざ東京で買わなくてもいいか、とこちらで。
リーフレットを読むのが好きなので、電車の中で開封して読んでいて気が付いた。ちかちゃんのフィナーレでの役名は「花市場の少女」だった。プログラムで読んでいた時は気が付かなかった。
これってもしかして、あのオープニングの次の、あっかるい花市場場面の少女のこと?あの場面でちかちゃんの演じる「花市場の少女」は、わたるくん演じる船乗りさんと出会って、つかの間のデートを楽しむ。みなみちゃんたちが歌っているように、別の男と婚約しているはずだ。
つーことは、その婚約者って、ケロちゃんだったのか!?
☆
ホントはお茶会のことから書こうと思っていたのだが、この事実に気が付いてしまったので、公演の感想から。
ムラではちび連れで観劇していたことが多かったので、1日に1回が限界。それも1週おきとか、3日おきとか。だから、2日間で3連続観たのは今回が初めて。
観終わった時、一瞬、酒井に殺意が芽生えましたね、ええ。こんな苦痛だと思わなかったよー!私、連続で観ていなかったので、骨身にこたえていなかっただけなのね。当然、髪飾りプレゼントのシーン、全く記憶にない。よくもこれだけつまんない話、作ってくれたなぁ、全く。「愛燃える」は面白かった、なんて思ってたけどきっと連続して観ていたら駄作箱に放り込んでいたな。
「寝ないで全部観た」というリピーターがいると、賞賛のまなざしを浴びるなんて作品、いいのか?
ドリーさんなんて幕間に会うと、ナチュラルに「さっき来ました」なんておっしゃるし、緑野師匠は最初から最後まで寝ていたとかおっしゃるし(確か、何回目かの観劇の時)。まぁ、お陰で私も心置きなく、11日の11時公演は芝居の最後から観たし。
その11時公演、新幹線で移動中の私に、友人からメールが。「小泉首相が観劇で報道陣が大勢来てるって」と。そこで最初に私が思ったことは「いいのか!?首相に酒井作品なんて見せて!?」だった。
師匠たちは「どーせ小泉は物語なんて期待してない、眺めてるだけ」とおっしゃって、まーそういうもんかな、と納得したけど。
(次に思ったのが、早く劇場から出ていってくれ〜、でした。だって劇場で首相と居合わせてテロにでも遭ったらシャレにならないもん。関西ではそういう心配したことなかったわ。東京の人は大変)
☆
芝居は最後のところが変わったなぁ。はあ。なんかあっさり。陳玄礼将軍、とっても熱かったのに。わたるくんとの兼ね合いみたいだった。ま、芝居はどーでもいいわ。
ショーも大きな変更は特にないけど、ちょこちょこと。
プロローグでとうこちゃんが最後に盆が回りながらセリ下がりするところ、左右に分かれたリアルト橋のセットの上で、コロンビーヌとオレンジ帽子の男が余韻を残すようにポーズをつけていた。ほの明るい照明がちょっとだけ灯っていてね。これって、ムラではなかったと思う。
水兵さんのケロちゃん、噂通り、しぃちゃんと仲良しこよし。あれって振り付けのような気がするが。
その分、セレブSを迎える航海士はとってもあっさり。えーん。あのぽわーんっての、好きだったのにー。
すずみん@サテュロス子分は、ますますやる気満々。にたーりにたりと笑いながらケロちゃん操ってますがな。そ、そんなにやる気出さなくっても。あなたがそんなにやる気満々だと、まとぶん@サテュロス親分が益々、薄く見えてしまう。親分がタニだったらもっと無垢な毒が見えてよかったのに。惜しい。
とうこちゃん、わたる&檀に続いてセリ下がる時、大きな口を開けて上を向き、笑いながら降りていったことがあった。こ、怖い。
船上での場面も、女の子たちとまとぶ一等航海士やとうこちゃんとの絡み方が変わったような気がする。仙道さんもケロちゃんと嫌々踊るってことは無くなった。
ムラと東宝で一番大きく変わったところは、ちかちゃんが退団者仲間になったので、白スーツのところ(水のインフェルノ)で、ケロちゃんとかのちかちゃんがちゃんと絡んで踊るようになったこと。
恋人同士に見えます。だから、花市場の少女の婚約者はケロちゃんだったのではないか?と思えるのだ。
ケロちゃん自身も、ムラではもうここですっかり「汐美真帆」になってしまい、とうこちゃんの手を取るところもにっこにこで、ディアボロ困惑、って感じだったのが、舞台上ではしっかり「紳士」だった。ドルチェ・ヴィータに一瞬心奪われるが、少女と踊り、しかし、ディアボロが差し伸べた手を、ためらいながら、取る。握りしめる。
話としてはわかりやすくなったと思う。
以前、緑野師匠が書いておられたが、ディアボロの獲物は最初はわたるくん、そしてケロちゃんだ、と。
どこかで「ディアボロは男にしか興味はないのか?」と書かれていて、笑ってしまったが、ちかちゃん側からしたら立つ瀬ないよなー。わたるくんはまだドルチェ・ヴィータという女の幻想に捕われているのだからいいとして、ケロちゃんはディアボロそのものに連れて行かれてしまうんだ。
一体ディアボロは何を考えているんだ?
ケロちゃんを連れて行ってどうしようというのだ?何を求めているのだ?
CDの歌詞カードにあるよね。隣にいて欲しくて水に誘った、と。暗闇へと続く旅の道連れにしたかったのだ、と。
そして、泡と消えた夢をひとかけらでも手に入れたかったんだよね。
オギー、いかんよ、こんな歌詞書いちゃ。ある意味、シャレにならない。東宝になってとうこちゃんのディアボロはなんだか暗い方へパワーアップしているような気がしたから。
ケロちゃんが明るい方へ突き抜けようとしているように見えるのと対比するように。
銀橋に出てからは、もう安蘭けいと汐美真帆なんだけど、ケロちゃんはやっぱりにこっととうこちゃんに笑う。そして逆方向へ走って行ってしまう。
これが、結末なんだろうか。
いいよ、ディアボロのものになろう、婚約者も捨てよう、一緒に行こう。でも一足先に、行ってるね、明るい所へ。
ムラの千秋楽でケロちゃんの3倍以上ボロボロだったとうこちゃん。東宝での楽も心配だけど、その後、どうなるのか、東宝での「水のインフェルノ」を観て心配になってしまった。
まだムラのように、破顔いっぱつ、ケロちゃんがオギーの世界をぶちこわして(by緑野師匠)くれる方が救われたような気がする。オギーの世界にはまればはまるほど、辛い結末が待っているような気がした。
リーフレットを読むのが好きなので、電車の中で開封して読んでいて気が付いた。ちかちゃんのフィナーレでの役名は「花市場の少女」だった。プログラムで読んでいた時は気が付かなかった。
これってもしかして、あのオープニングの次の、あっかるい花市場場面の少女のこと?あの場面でちかちゃんの演じる「花市場の少女」は、わたるくん演じる船乗りさんと出会って、つかの間のデートを楽しむ。みなみちゃんたちが歌っているように、別の男と婚約しているはずだ。
つーことは、その婚約者って、ケロちゃんだったのか!?
☆
ホントはお茶会のことから書こうと思っていたのだが、この事実に気が付いてしまったので、公演の感想から。
ムラではちび連れで観劇していたことが多かったので、1日に1回が限界。それも1週おきとか、3日おきとか。だから、2日間で3連続観たのは今回が初めて。
観終わった時、一瞬、酒井に殺意が芽生えましたね、ええ。こんな苦痛だと思わなかったよー!私、連続で観ていなかったので、骨身にこたえていなかっただけなのね。当然、髪飾りプレゼントのシーン、全く記憶にない。よくもこれだけつまんない話、作ってくれたなぁ、全く。「愛燃える」は面白かった、なんて思ってたけどきっと連続して観ていたら駄作箱に放り込んでいたな。
「寝ないで全部観た」というリピーターがいると、賞賛のまなざしを浴びるなんて作品、いいのか?
ドリーさんなんて幕間に会うと、ナチュラルに「さっき来ました」なんておっしゃるし、緑野師匠は最初から最後まで寝ていたとかおっしゃるし(確か、何回目かの観劇の時)。まぁ、お陰で私も心置きなく、11日の11時公演は芝居の最後から観たし。
その11時公演、新幹線で移動中の私に、友人からメールが。「小泉首相が観劇で報道陣が大勢来てるって」と。そこで最初に私が思ったことは「いいのか!?首相に酒井作品なんて見せて!?」だった。
師匠たちは「どーせ小泉は物語なんて期待してない、眺めてるだけ」とおっしゃって、まーそういうもんかな、と納得したけど。
(次に思ったのが、早く劇場から出ていってくれ〜、でした。だって劇場で首相と居合わせてテロにでも遭ったらシャレにならないもん。関西ではそういう心配したことなかったわ。東京の人は大変)
☆
芝居は最後のところが変わったなぁ。はあ。なんかあっさり。陳玄礼将軍、とっても熱かったのに。わたるくんとの兼ね合いみたいだった。ま、芝居はどーでもいいわ。
ショーも大きな変更は特にないけど、ちょこちょこと。
プロローグでとうこちゃんが最後に盆が回りながらセリ下がりするところ、左右に分かれたリアルト橋のセットの上で、コロンビーヌとオレンジ帽子の男が余韻を残すようにポーズをつけていた。ほの明るい照明がちょっとだけ灯っていてね。これって、ムラではなかったと思う。
水兵さんのケロちゃん、噂通り、しぃちゃんと仲良しこよし。あれって振り付けのような気がするが。
その分、セレブSを迎える航海士はとってもあっさり。えーん。あのぽわーんっての、好きだったのにー。
すずみん@サテュロス子分は、ますますやる気満々。にたーりにたりと笑いながらケロちゃん操ってますがな。そ、そんなにやる気出さなくっても。あなたがそんなにやる気満々だと、まとぶん@サテュロス親分が益々、薄く見えてしまう。親分がタニだったらもっと無垢な毒が見えてよかったのに。惜しい。
とうこちゃん、わたる&檀に続いてセリ下がる時、大きな口を開けて上を向き、笑いながら降りていったことがあった。こ、怖い。
船上での場面も、女の子たちとまとぶ一等航海士やとうこちゃんとの絡み方が変わったような気がする。仙道さんもケロちゃんと嫌々踊るってことは無くなった。
ムラと東宝で一番大きく変わったところは、ちかちゃんが退団者仲間になったので、白スーツのところ(水のインフェルノ)で、ケロちゃんとかのちかちゃんがちゃんと絡んで踊るようになったこと。
恋人同士に見えます。だから、花市場の少女の婚約者はケロちゃんだったのではないか?と思えるのだ。
ケロちゃん自身も、ムラではもうここですっかり「汐美真帆」になってしまい、とうこちゃんの手を取るところもにっこにこで、ディアボロ困惑、って感じだったのが、舞台上ではしっかり「紳士」だった。ドルチェ・ヴィータに一瞬心奪われるが、少女と踊り、しかし、ディアボロが差し伸べた手を、ためらいながら、取る。握りしめる。
話としてはわかりやすくなったと思う。
以前、緑野師匠が書いておられたが、ディアボロの獲物は最初はわたるくん、そしてケロちゃんだ、と。
どこかで「ディアボロは男にしか興味はないのか?」と書かれていて、笑ってしまったが、ちかちゃん側からしたら立つ瀬ないよなー。わたるくんはまだドルチェ・ヴィータという女の幻想に捕われているのだからいいとして、ケロちゃんはディアボロそのものに連れて行かれてしまうんだ。
一体ディアボロは何を考えているんだ?
ケロちゃんを連れて行ってどうしようというのだ?何を求めているのだ?
CDの歌詞カードにあるよね。隣にいて欲しくて水に誘った、と。暗闇へと続く旅の道連れにしたかったのだ、と。
そして、泡と消えた夢をひとかけらでも手に入れたかったんだよね。
オギー、いかんよ、こんな歌詞書いちゃ。ある意味、シャレにならない。東宝になってとうこちゃんのディアボロはなんだか暗い方へパワーアップしているような気がしたから。
ケロちゃんが明るい方へ突き抜けようとしているように見えるのと対比するように。
銀橋に出てからは、もう安蘭けいと汐美真帆なんだけど、ケロちゃんはやっぱりにこっととうこちゃんに笑う。そして逆方向へ走って行ってしまう。
これが、結末なんだろうか。
いいよ、ディアボロのものになろう、婚約者も捨てよう、一緒に行こう。でも一足先に、行ってるね、明るい所へ。
ムラの千秋楽でケロちゃんの3倍以上ボロボロだったとうこちゃん。東宝での楽も心配だけど、その後、どうなるのか、東宝での「水のインフェルノ」を観て心配になってしまった。
まだムラのように、破顔いっぱつ、ケロちゃんがオギーの世界をぶちこわして(by緑野師匠)くれる方が救われたような気がする。オギーの世界にはまればはまるほど、辛い結末が待っているような気がした。
汐美さんの退団公演、私はムラの公演とDSで、半ば強引に一息ついたことに自分の中でしていた。
私自身は燃え尽きたなんてことは全然ない。1公演1公演が、行けるかどうかの葛藤を繰り返しているのだから、燃えつきている余裕などない。行けるならいくらでも行きたい。
しかし、やはり東京はホイホイ行くには遠い。だから自制の意味を込めて、11月15日で一息ついたことにしていたのだ。これから先、東京公演は私にとっては「おまけ」。行けたら御の字、行けなくても諦める勇気も必要、と。
諦める事態になったとき、諦めがつくようにしておかなければ、自分が苦しいだけだから。チケットもよい席は入手せず、行けなくても悔しくない席だけにしておいた。
案の定、先週、再び息子が発熱し、一体どうなることかとハラハラしながら、この週末を迎えた。そう、お茶会の週末。そして私の東京公演の初見。
何とか、行くことができた。無事帰って来た。息子も元気でご機嫌だった。
本音はオマケなんて負け惜しみもいいとこ。行きたくて行きたくてたまらないのだから!
いろいろ思うこと、書きたいことはある。
小泉総理は来てるし、3公演連続で観て今さらやっと酒井の凶悪さに気が付いたし、ケロちゃんはとうこちゃんの手を取ってどこへ行ってしまうのだろうと考えを巡らせたし、やっぱりオギーってすごいと改めて感謝してみたり、温泉はとうこちゃんと一緒にケロリン桶持って行くのかな?と思ってみたり、舞踊会は偶然ゆうひちゃんも出ることになったって本当かぁ?と疑ってみたり、1月8日で汐美真帆はおしまいなんてまた言ってるよーとうなだれてみたり。
考えを整理して、また順番に書いていきます。
今日は、さわりだけ。
ケロちゃんがDSで1曲だけ歌いたかった曲、皆が多分「プラチナ」だろうと思っていたはずなのに、なんと・・・「ルパン三世」だった。びっくりだよ、もう。最後までやってくれるよ、汐美さん。な、なんでルパンなのぉ?
それから、お茶会。今回のお茶会は最後にふさわしい、いいお茶会だったと思う。ムラ茶のような生々しさはなかったが。だからこそ、気持ちよく帰って来れた。
ちゃんと握手もあったのだけど(えらい人数だった)、緑野師匠がねぇ。緑野師匠も同じテーブル。急遽欠席せざるを得なくなった友人の代わりにサトリさんに来ていただいた。ありがとうございます。だから同じテーブルで。
師匠は今回も泣いておられました。ムラ茶の時のように泣きっぱなしということはなかったけど、ケロちゃんのお話がしんみりモードに入って、振り向くと必ず泣いておられた。
で、握手になって前回は私の後ろでひたすら泣いておられたので、今度は先に行っていただいた・・・ら、師匠、あることをなさいましてね。びっくりして、私、自分の握手の時、うろたえちゃったじゃないですか〜(笑)。
いや、意表を突かれましたわ。でもよくやった、とも言いたいし。最後ですもんね。
実際のとこはご自分で書いてくださるようですので、お楽しみに。
もうひとつ嬉しかったのは、しっかり朝まで眠れたことですかねぇ。息子が毎晩3時か4時にうなされて目が覚めてしまいます。布団もはいでいるから、何度も掛け直してやらないといけないので、朝までぐっすり寝たことってほとんどないから。
今朝は気付いたらモーニングコールまで全く目が覚めなかった。びっくり。夜遅くまで友人としゃべっていたので、就寝時間は遅かったのに、すごくすっきり目が覚めた。
タマには息子と離れて寝るのもいいもんだ。さて、今夜も夜中に目が覚めて、息子に布団掛け掛け寝ることになるんだな。
私自身は燃え尽きたなんてことは全然ない。1公演1公演が、行けるかどうかの葛藤を繰り返しているのだから、燃えつきている余裕などない。行けるならいくらでも行きたい。
しかし、やはり東京はホイホイ行くには遠い。だから自制の意味を込めて、11月15日で一息ついたことにしていたのだ。これから先、東京公演は私にとっては「おまけ」。行けたら御の字、行けなくても諦める勇気も必要、と。
諦める事態になったとき、諦めがつくようにしておかなければ、自分が苦しいだけだから。チケットもよい席は入手せず、行けなくても悔しくない席だけにしておいた。
案の定、先週、再び息子が発熱し、一体どうなることかとハラハラしながら、この週末を迎えた。そう、お茶会の週末。そして私の東京公演の初見。
何とか、行くことができた。無事帰って来た。息子も元気でご機嫌だった。
本音はオマケなんて負け惜しみもいいとこ。行きたくて行きたくてたまらないのだから!
いろいろ思うこと、書きたいことはある。
小泉総理は来てるし、3公演連続で観て今さらやっと酒井の凶悪さに気が付いたし、ケロちゃんはとうこちゃんの手を取ってどこへ行ってしまうのだろうと考えを巡らせたし、やっぱりオギーってすごいと改めて感謝してみたり、温泉はとうこちゃんと一緒にケロリン桶持って行くのかな?と思ってみたり、舞踊会は偶然ゆうひちゃんも出ることになったって本当かぁ?と疑ってみたり、1月8日で汐美真帆はおしまいなんてまた言ってるよーとうなだれてみたり。
考えを整理して、また順番に書いていきます。
今日は、さわりだけ。
ケロちゃんがDSで1曲だけ歌いたかった曲、皆が多分「プラチナ」だろうと思っていたはずなのに、なんと・・・「ルパン三世」だった。びっくりだよ、もう。最後までやってくれるよ、汐美さん。な、なんでルパンなのぉ?
それから、お茶会。今回のお茶会は最後にふさわしい、いいお茶会だったと思う。ムラ茶のような生々しさはなかったが。だからこそ、気持ちよく帰って来れた。
ちゃんと握手もあったのだけど(えらい人数だった)、緑野師匠がねぇ。緑野師匠も同じテーブル。急遽欠席せざるを得なくなった友人の代わりにサトリさんに来ていただいた。ありがとうございます。だから同じテーブルで。
師匠は今回も泣いておられました。ムラ茶の時のように泣きっぱなしということはなかったけど、ケロちゃんのお話がしんみりモードに入って、振り向くと必ず泣いておられた。
で、握手になって前回は私の後ろでひたすら泣いておられたので、今度は先に行っていただいた・・・ら、師匠、あることをなさいましてね。びっくりして、私、自分の握手の時、うろたえちゃったじゃないですか〜(笑)。
いや、意表を突かれましたわ。でもよくやった、とも言いたいし。最後ですもんね。
実際のとこはご自分で書いてくださるようですので、お楽しみに。
もうひとつ嬉しかったのは、しっかり朝まで眠れたことですかねぇ。息子が毎晩3時か4時にうなされて目が覚めてしまいます。布団もはいでいるから、何度も掛け直してやらないといけないので、朝までぐっすり寝たことってほとんどないから。
今朝は気付いたらモーニングコールまで全く目が覚めなかった。びっくり。夜遅くまで友人としゃべっていたので、就寝時間は遅かったのに、すごくすっきり目が覚めた。
タマには息子と離れて寝るのもいいもんだ。さて、今夜も夜中に目が覚めて、息子に布団掛け掛け寝ることになるんだな。
私が参加した2回目のお茶会は、ムラの「ESP」の時。
真琴茶からはみ出てしまった私は汐美茶に出席。なのに汐美さんは途中抜けて真琴茶に行ってしまった(おーい)。もちろん、最初はご自分のお茶会に来られたのだけど、その時の格好は全身黒。胸元にやはりダークな色合いの大きめのコサージュをつけていて、それは格好よかった。その頃、大分痩せてきていたし。
全身黒、というのは、真琴茶にゲストで行く組子全員が示し合わせてそろえた格好だったらしい。後日、そのときの真琴茶のビデオを見せてもらったが、皆、黒だった。ひとりひとりまみさんから名前を呼ばれ(「あなたお茶会でしょ!?」とあきれられていたが)、立ち上がってまみさんに投げキスをし、ホストと呼ばれていた。
その間、ゲームをして待っていた私たち。やっと帰ってきた汐美さんの姿を見て、見て・・・・びっくり。
改めて自分のお茶会用の服に着替えてきてくれたのだけど、それがそのー。赤い地に黄色だったっけ?あれ?黄色い地に赤だっけ?の「全身水玉模様の上下」だったのだ。形も変わっていて、後で友人たちが「ミッキーマウスの服」と言っていたように記憶している。かーなーりー、インパクトの強い服だった。
「これがお茶会用の服です」と言われて“さっきの方がよかった”と思った人が会場の何パーセントを占めていたかは知らないけど、90%以上でも私は驚かない。上級生のファンだった私は、可愛い汐美さんとよく口にしていたけど、汐美ファンの大勢は「大人で格好いい汐美さん」が好きな人が多かったのではなかろうか。
まぁ、そんなこんなで。そのミッキーマウス服、夏物ということもあり薄手の素材で、この公演ですごく痩せてしまったんだな、ということもわかった。
後日、お茶会の記念に、と送られてきた写真は、ミッキー服でお茶会の看板の横に立つ汐美さんのものだった。ちょっと上気してはにかんだ笑顔とその服は合っていて、とっても可愛いな、と素直に思えたけど。
その後も、本格的にファンになってからも、「歌劇」や「グラフ」にポート掲載予告が出ると、“嬉しいんだけど、服が心配!映りが心配!”と発売までどきどきすることになった。
なんとか全身合格でも、みょーなアクセサリーや布、つけてたりするし。いつだったかの「歌劇」のポートで、カジュアル系のスーツを着て、座っているのがあった。だが、ふくらはぎから下が映ってなかった。後日その足元は実はぞうりだったことが判明。そりゃ、歌劇編集部、困ったろうなと納得したりした。
その点、いつもうらやましく思っていたのがゆうひちゃん。持ち味の少年っぽさとぴったりのシンプルな装い、でもどこかセンスのよさを感じさせるコーディネートで、安心して見ていられた。
汐美さんは「大人のオトコ」な持ち味なんだから、汐美さんにしか着られない服ってあるだろうに、なかなかそういう格好に巡り合えなかった。
いつだったか、誰かのDSに汐美さんが現れた時の服が話題に出た。「ゆうひちゃんが前に○○で着ていた服に似ていた」と言われ喜ぶ私と友人。んな、服の共有か!?とかいうアヤシイ話じゃなくて、「ゆうひちゃんがしていたコーディネートと同じようなら、変な格好じゃないだろう!」と考えたのだ。
すみません。これでも汐美ファンなんです。
大人のオトコが行き過ぎて!?お正月ポートで男物の着物を着て来られたときはそれでまた複雑だったが、振袖着られても困るし(たぶん似合わないから)。うーん。
舞台上の衣装は和でも洋でもほぼ何でも着こなせるのに(スパニッシュの女装はアウト)、オフはやっぱりジャージしかないのか?と考えたこともあった。
それがここ1年位だろうか、あまり服の心配をしなくなった。相変わらず、時々は「そんな服、どこで売ってるんだ?」というのも見掛けたけど、コーディネートが安定してきたように思っていた。私は詳しくないが、かなりお高いブランドのお洋服を着ていることもあったらしい。
去年の誕生日、10月20日の東宝の入りのコーディネートも格好よかったなぁ。黒いシャープな服、ポイント的に濃いピンクのネクタイとか使ってたかな?
「これだよ!」と思ったのが、「歌劇」の9月号のポートだなぁ。スーツに白いシャツ。シンプルに大人の男で格好いいこと!やっと行き着いたかなぁ?と思ったら・・・・・こういうことになった。
退団決まってからの格好は特に変なのはないように思う(CSでは一回あったかな?)。私の大好きな美しい美しい汐美さん、退団決まったからこその、清清しい美しさなのだろうか。
音楽学校合格発表の時の、頭をたくさんのピンで留めたあどけない少女が、ここまで美しくなり、卒業していく。宝塚マジック。
できればこのまま、美しいまま、いつまでもいて欲しい。
スカートのコーディネートはまたパンツとバランスが違うから、もしはかれるなら、なるべく柄物じゃないものから始めていただいた方がいいように思います・・・・。
☆
会から最後の会報が届いた(西、ね)。なんだかあちこちから、汐美さんの宝塚、ことに男役への未練が感じられて。本人の未練でこちらの未練はさらにかき立てられる。
辛いなぁ。くすん。
真琴茶からはみ出てしまった私は汐美茶に出席。なのに汐美さんは途中抜けて真琴茶に行ってしまった(おーい)。もちろん、最初はご自分のお茶会に来られたのだけど、その時の格好は全身黒。胸元にやはりダークな色合いの大きめのコサージュをつけていて、それは格好よかった。その頃、大分痩せてきていたし。
全身黒、というのは、真琴茶にゲストで行く組子全員が示し合わせてそろえた格好だったらしい。後日、そのときの真琴茶のビデオを見せてもらったが、皆、黒だった。ひとりひとりまみさんから名前を呼ばれ(「あなたお茶会でしょ!?」とあきれられていたが)、立ち上がってまみさんに投げキスをし、ホストと呼ばれていた。
その間、ゲームをして待っていた私たち。やっと帰ってきた汐美さんの姿を見て、見て・・・・びっくり。
改めて自分のお茶会用の服に着替えてきてくれたのだけど、それがそのー。赤い地に黄色だったっけ?あれ?黄色い地に赤だっけ?の「全身水玉模様の上下」だったのだ。形も変わっていて、後で友人たちが「ミッキーマウスの服」と言っていたように記憶している。かーなーりー、インパクトの強い服だった。
「これがお茶会用の服です」と言われて“さっきの方がよかった”と思った人が会場の何パーセントを占めていたかは知らないけど、90%以上でも私は驚かない。上級生のファンだった私は、可愛い汐美さんとよく口にしていたけど、汐美ファンの大勢は「大人で格好いい汐美さん」が好きな人が多かったのではなかろうか。
まぁ、そんなこんなで。そのミッキーマウス服、夏物ということもあり薄手の素材で、この公演ですごく痩せてしまったんだな、ということもわかった。
後日、お茶会の記念に、と送られてきた写真は、ミッキー服でお茶会の看板の横に立つ汐美さんのものだった。ちょっと上気してはにかんだ笑顔とその服は合っていて、とっても可愛いな、と素直に思えたけど。
その後も、本格的にファンになってからも、「歌劇」や「グラフ」にポート掲載予告が出ると、“嬉しいんだけど、服が心配!映りが心配!”と発売までどきどきすることになった。
なんとか全身合格でも、みょーなアクセサリーや布、つけてたりするし。いつだったかの「歌劇」のポートで、カジュアル系のスーツを着て、座っているのがあった。だが、ふくらはぎから下が映ってなかった。後日その足元は実はぞうりだったことが判明。そりゃ、歌劇編集部、困ったろうなと納得したりした。
その点、いつもうらやましく思っていたのがゆうひちゃん。持ち味の少年っぽさとぴったりのシンプルな装い、でもどこかセンスのよさを感じさせるコーディネートで、安心して見ていられた。
汐美さんは「大人のオトコ」な持ち味なんだから、汐美さんにしか着られない服ってあるだろうに、なかなかそういう格好に巡り合えなかった。
いつだったか、誰かのDSに汐美さんが現れた時の服が話題に出た。「ゆうひちゃんが前に○○で着ていた服に似ていた」と言われ喜ぶ私と友人。んな、服の共有か!?とかいうアヤシイ話じゃなくて、「ゆうひちゃんがしていたコーディネートと同じようなら、変な格好じゃないだろう!」と考えたのだ。
すみません。これでも汐美ファンなんです。
大人のオトコが行き過ぎて!?お正月ポートで男物の着物を着て来られたときはそれでまた複雑だったが、振袖着られても困るし(たぶん似合わないから)。うーん。
舞台上の衣装は和でも洋でもほぼ何でも着こなせるのに(スパニッシュの女装はアウト)、オフはやっぱりジャージしかないのか?と考えたこともあった。
それがここ1年位だろうか、あまり服の心配をしなくなった。相変わらず、時々は「そんな服、どこで売ってるんだ?」というのも見掛けたけど、コーディネートが安定してきたように思っていた。私は詳しくないが、かなりお高いブランドのお洋服を着ていることもあったらしい。
去年の誕生日、10月20日の東宝の入りのコーディネートも格好よかったなぁ。黒いシャープな服、ポイント的に濃いピンクのネクタイとか使ってたかな?
「これだよ!」と思ったのが、「歌劇」の9月号のポートだなぁ。スーツに白いシャツ。シンプルに大人の男で格好いいこと!やっと行き着いたかなぁ?と思ったら・・・・・こういうことになった。
退団決まってからの格好は特に変なのはないように思う(CSでは一回あったかな?)。私の大好きな美しい美しい汐美さん、退団決まったからこその、清清しい美しさなのだろうか。
音楽学校合格発表の時の、頭をたくさんのピンで留めたあどけない少女が、ここまで美しくなり、卒業していく。宝塚マジック。
できればこのまま、美しいまま、いつまでもいて欲しい。
スカートのコーディネートはまたパンツとバランスが違うから、もしはかれるなら、なるべく柄物じゃないものから始めていただいた方がいいように思います・・・・。
☆
会から最後の会報が届いた(西、ね)。なんだかあちこちから、汐美さんの宝塚、ことに男役への未練が感じられて。本人の未練でこちらの未練はさらにかき立てられる。
辛いなぁ。くすん。
ドリーさんから私の印象をうかがった。「入り出のケロちゃんで落ちた(珍しい)人」ということだった。
・・・・・・。
いや、わからんでもない。
胸に手を当ててよく考えてみる。私は入り出のケロちゃんで「落ちた」んだったっけ?いや、ちょっと違う気がする。月組の舞台「BMB」や「ゼンダ」で観ていた「汐美さん」は既にとっても濃ゆい人だった。
当時第一ご贔屓だった真琴つばささんは、舞台の上もオフもそう印象に変わりのない人だった。だから、ジェンヌさんはみんなそういうものだと思っていた。
が、オフの姿の汐美さんはうすーーーーーーーい顔、うすーーーーーーーい雰囲気の人だったので、とっさに誰だか判断つかず、汐美さんと知って仰天したのだ。
どーやったら舞台とオフと、あんなに雰囲気が変わるってんだ!?
それで“興味を持った”のだ。それが“落ちた”と同義なのかもしれないけど。
☆
その後もしばらくは、まみさんファンだったのだが、汐美さんにも興味を持ち続けた。「オンオフ違う印象の人」の次に、私が汐美さんに思ったことは「この人の家に忍び込みたい」だった。
汐美さんに興味を持つようになって、出版物などで目をとめて見るようになると、この人はどうもいつもジャージを着ている人だ、という認識になった。まぁ、ジェンヌといえどもそういう人もいるだろう。
もちろん、年中ジャージというわけではなく、普通の服を着ている場合もある。だが、この“普通の服”ってのが、いやなんとも。
私は決して服のセンスがよいわけではない。全く自信がない。自分の服はもちろん息子の服も、コーディネートに困る。ママ友達からちょっとしたプレゼントでこの夏、動物がいっぱいプリントされた可愛いタンクトップをいただいた。「たまにはこういう子供子供したのもいいでしょ?」と。ありがたい。「いつも上品にまとめているから」と。
違うんです〜!そう言っていただけるのは光栄なんですが、ただただ、センスに自信がないんです!だから柄物を着せられないんです!無地で色のトーンをそろえておけば、どれとあわせてもお洒落に見えるじゃないですか!?息子は茶髪で色白だから、水色や白、薄緑、ベージュ、そんな色が似合う。適当に買いあさってもなんとかかんとか。そういうことなんです!柄物と柄物を合わせるって上級者コースだと思うんです〜!
汐美さん、よく、柄on柄、だったんです。
それで思ったわけです。「この人の家に忍び込んで、クローゼットから柄物を排除したい」と。
もとは悪くない(ちょっと丸い体型だけど)。なのに、なーんで全身柄物でまとめるかなー?それも不思議な組み合わせで、とずっと思っていた。シンプルに無地同士でまとめるとか、柄物は1点に絞るとかした方が格好いいのに、とか思った。
私がセンスがないから、汐美さんのセンスが理解できないだけかしら?と思っていたが、汐美ファンの友人が増えるにつれ、「その組み合わせはちょっと」とか「一体どこで買ってきた服なんだろう?」とか、皆思ってることなのね、と安心(しちゃいかんが)した。
続く
・・・・・・。
いや、わからんでもない。
胸に手を当ててよく考えてみる。私は入り出のケロちゃんで「落ちた」んだったっけ?いや、ちょっと違う気がする。月組の舞台「BMB」や「ゼンダ」で観ていた「汐美さん」は既にとっても濃ゆい人だった。
当時第一ご贔屓だった真琴つばささんは、舞台の上もオフもそう印象に変わりのない人だった。だから、ジェンヌさんはみんなそういうものだと思っていた。
が、オフの姿の汐美さんはうすーーーーーーーい顔、うすーーーーーーーい雰囲気の人だったので、とっさに誰だか判断つかず、汐美さんと知って仰天したのだ。
どーやったら舞台とオフと、あんなに雰囲気が変わるってんだ!?
それで“興味を持った”のだ。それが“落ちた”と同義なのかもしれないけど。
☆
その後もしばらくは、まみさんファンだったのだが、汐美さんにも興味を持ち続けた。「オンオフ違う印象の人」の次に、私が汐美さんに思ったことは「この人の家に忍び込みたい」だった。
汐美さんに興味を持つようになって、出版物などで目をとめて見るようになると、この人はどうもいつもジャージを着ている人だ、という認識になった。まぁ、ジェンヌといえどもそういう人もいるだろう。
もちろん、年中ジャージというわけではなく、普通の服を着ている場合もある。だが、この“普通の服”ってのが、いやなんとも。
私は決して服のセンスがよいわけではない。全く自信がない。自分の服はもちろん息子の服も、コーディネートに困る。ママ友達からちょっとしたプレゼントでこの夏、動物がいっぱいプリントされた可愛いタンクトップをいただいた。「たまにはこういう子供子供したのもいいでしょ?」と。ありがたい。「いつも上品にまとめているから」と。
違うんです〜!そう言っていただけるのは光栄なんですが、ただただ、センスに自信がないんです!だから柄物を着せられないんです!無地で色のトーンをそろえておけば、どれとあわせてもお洒落に見えるじゃないですか!?息子は茶髪で色白だから、水色や白、薄緑、ベージュ、そんな色が似合う。適当に買いあさってもなんとかかんとか。そういうことなんです!柄物と柄物を合わせるって上級者コースだと思うんです〜!
汐美さん、よく、柄on柄、だったんです。
それで思ったわけです。「この人の家に忍び込んで、クローゼットから柄物を排除したい」と。
もとは悪くない(ちょっと丸い体型だけど)。なのに、なーんで全身柄物でまとめるかなー?それも不思議な組み合わせで、とずっと思っていた。シンプルに無地同士でまとめるとか、柄物は1点に絞るとかした方が格好いいのに、とか思った。
私がセンスがないから、汐美さんのセンスが理解できないだけかしら?と思っていたが、汐美ファンの友人が増えるにつれ、「その組み合わせはちょっと」とか「一体どこで買ってきた服なんだろう?」とか、皆思ってることなのね、と安心(しちゃいかんが)した。
続く
いやん、緑野師匠ったら。
一日あれだけカウンターが回る日記が、単なる日記なわけ、ないじゃないですか。そこんとこははっきりさせとかないと。
これからも、私も一読者として、日記、楽しみにしてますので、よろしくお願いしますね。うふん。
☆
ドリーさん、いやそんな。私の方こそなんつーか、読んでらっしゃる方々に「ひみつ日記やってんだ、いいだろー?」って言ってるようなモンですね(苦笑)。
ま、ここの日記はそういう機能があるってーことで。他のブログだとコメントつける機能があったりしますよね?あれ、結局、知り合い同士のコメントの付け合いになってたりするケースを多々見掛けます。こちらもそれと、あんまり内容的にも変わらないような感じですよね。
ただ、緑野師匠の文章が「あまりに面白い」ので(強調)、読んでおられる方々が、私も読みたいと思われても不思議じゃないなーと思ったもので。私だったらもっと読みたい(笑)。
とりあえずは汐美さん退団まで、大目にみてやってくださいまし。退団は人を、毎週のように関西からバスで東宝に通わせたり、子を置いてパソコンにかじりつく母にしたりいたします。
☆
ヤフオクの東宝星楽チケットの相場も大分落ち着いてきたようで。1階席なら5〜6万程度、2階席なら3〜4万でなんとかなりそうです。出品もコンスタントにあるようですし、これからもっと落ちて来るかもしれません。
観たい人がみんな観られますように。
☆
今日もぼけーっと考えた。
もし、ケロちゃんがスターじゃなかったら、もっと在団していてくれたのだろうか。この際、とうこちゃんの踏み台だろーが、下僕だろーが、何でもいいわい。
たいていのトップさんには、同期に同士というかそういう人がいて、退団するまで一緒に頑張るとか、もしくは退団してからも組長や副組長になるまで頑張っておられたりする。
たとえば、りかちゃんにこもちゃん、まみさんにゆらさん、うーさん、たかちゃんにまりえったさん・・・。ケロちゃんの同期だっておさちゃんにすずかけさん、コムちゃんも雪組に同期、いたよなぁ。
とうこちゃんがトップになり、その横でにこにこと笑っているケロちゃんというのはたやすく想像できる。
びーっ・・・(泣)。
「スターな汐美さん」が大好きな私がここまで考えるなんて。重症。
でもスターじゃなかったら、とてもとてもバウ主演なんて回って来なかっただろう。DSも無理。本人もスターでなければ、もう少し早く辞めていたかもしれない。
でもスターであるがゆえに、退団する。
結局、どっちでも同じなのかな。しゅん。
一体どうだったら、退団しないていてくれたんだろう。絶対答えの出ない問いが、自分の中でくるくる回っている。
「甘い毒(Sweet Poison)」を飲んでしまった私がいけないのか。
一日あれだけカウンターが回る日記が、単なる日記なわけ、ないじゃないですか。そこんとこははっきりさせとかないと。
これからも、私も一読者として、日記、楽しみにしてますので、よろしくお願いしますね。うふん。
☆
ドリーさん、いやそんな。私の方こそなんつーか、読んでらっしゃる方々に「ひみつ日記やってんだ、いいだろー?」って言ってるようなモンですね(苦笑)。
ま、ここの日記はそういう機能があるってーことで。他のブログだとコメントつける機能があったりしますよね?あれ、結局、知り合い同士のコメントの付け合いになってたりするケースを多々見掛けます。こちらもそれと、あんまり内容的にも変わらないような感じですよね。
ただ、緑野師匠の文章が「あまりに面白い」ので(強調)、読んでおられる方々が、私も読みたいと思われても不思議じゃないなーと思ったもので。私だったらもっと読みたい(笑)。
とりあえずは汐美さん退団まで、大目にみてやってくださいまし。退団は人を、毎週のように関西からバスで東宝に通わせたり、子を置いてパソコンにかじりつく母にしたりいたします。
☆
ヤフオクの東宝星楽チケットの相場も大分落ち着いてきたようで。1階席なら5〜6万程度、2階席なら3〜4万でなんとかなりそうです。出品もコンスタントにあるようですし、これからもっと落ちて来るかもしれません。
観たい人がみんな観られますように。
☆
今日もぼけーっと考えた。
もし、ケロちゃんがスターじゃなかったら、もっと在団していてくれたのだろうか。この際、とうこちゃんの踏み台だろーが、下僕だろーが、何でもいいわい。
たいていのトップさんには、同期に同士というかそういう人がいて、退団するまで一緒に頑張るとか、もしくは退団してからも組長や副組長になるまで頑張っておられたりする。
たとえば、りかちゃんにこもちゃん、まみさんにゆらさん、うーさん、たかちゃんにまりえったさん・・・。ケロちゃんの同期だっておさちゃんにすずかけさん、コムちゃんも雪組に同期、いたよなぁ。
とうこちゃんがトップになり、その横でにこにこと笑っているケロちゃんというのはたやすく想像できる。
びーっ・・・(泣)。
「スターな汐美さん」が大好きな私がここまで考えるなんて。重症。
でもスターじゃなかったら、とてもとてもバウ主演なんて回って来なかっただろう。DSも無理。本人もスターでなければ、もう少し早く辞めていたかもしれない。
でもスターであるがゆえに、退団する。
結局、どっちでも同じなのかな。しゅん。
一体どうだったら、退団しないていてくれたんだろう。絶対答えの出ない問いが、自分の中でくるくる回っている。
「甘い毒(Sweet Poison)」を飲んでしまった私がいけないのか。
まずは、もしかしていらっしゃるかもしれない、緑野師匠のところからリンクたどってこられた方へ。
師匠がおっしゃっておられるように、今回は「ヒミツ日記」のためのリンクですので、あのーそのー、師匠ばりのすばらしい視点かつ冴え渡る筆さばきの名文が、こちらでも読めるなんてことは0.1%もございませんので(誰も期待してない?)ご承知おきくださいませ。内容もひたすら今は「ケロちゃん退団イヤだよぉ」ばっかりです。
この日記には、相互リンクした人同士だけに読める「ヒミツ日記」という機能がございまして、主に間もなくに迫った「汐美真帆退団」に向けて、もそもそと会話しているだけでございます。事務連絡みたいなこともありますし。そんな内輪だけで盛り上がってずるいっ、緑野師匠を独占しているっ、なんてことは決してございませんので、平にお許しくださいませ。
☆
もう10年になるのか、あの時、小学生だった子供がもう成人してるって?びっくり。そう、地震があったのは、10年も前のことなのだ。
その頃、私は妹と暮らしていた。宝塚ファンでもなく、もちろんケロちゃんのことも知らず。ニュースで「タカラジェンヌもボランティア」ってのは見た覚えがある。「キレイが仕事の人たちがそういうとこ行くんだ」って驚いたけど。だって避難所って・・・ホコリっぽくて(水がふんだんにないから)、消毒薬臭くて(消毒のため、消臭のためにまきまくってた)、ごちゃごちゃしてて(人と物資とマスコミと入り乱れて)、寒くて(学校だしね)、まぁ、私にはそういう印象のとこだった。
で、被災。震度7の激震地。
住んでたマンションが堅牢だったのか、地盤がよかったのか、無事だったので、なんとか家の中に居場所を作り、妹とどーしよーかねー、と言って二人で座っていた。避難所は人も多くて居場所がなさそうだったから、いざとなればいくってことにして。家には食べ物も水もあったので。
2晩目に親が抜け道通って迎えに来てくれたので、徒歩と車で被災地を出た。
マンションを出る時、避難所に行くことになれば持っていこうとまとめた荷物を担いで出た。そんなに重い荷物は持っていけない。大きな鞄ひとつだったかな。
道路を挟んだ向かいまで火事が来ていたので、もしかすると次に来るときは、マンションは丸焼けになっているかもしれない、とチラッと思ったりした。
あの時の鞄の中、に入れたモノ、つまり私がそのとき「これだけは持って行きたい一番大切なモノ」と思ったものは何だったのか。
しっかり覚えているのが、そのとき気に入っていた「料理の本」だった。
今考えても「なんでそんなモノを?」と思う。通帳や印鑑は持って出たかどうかすら記憶にない。
でも多分、そのときの私にとっては大切なモノだったのだろう。地震が来るまで、その本を見ながら毎日料理を楽しみ、生活していた。その普段の生活と切れたくなかったんじゃないか。またいつか、普段の生活に戻れるだろうという確信が欲しかったんじゃないか。
☆
この前、ちょっと大きな地震があったとき、真っ先に取りにというか抱きしめたのはやっぱり息子だった。そしてすぐ次に息子を抱いたまま、猫たちを探しに行った。
どちらもあの時はいなかったものたちだ。
そして絶望的になった。この3つをどーやってもって逃げろというのだ?息子10kg、猫は6+4kg、合計20kg!?無理だって。
は、早く息子よ育っておくれ。そして猫1匹は担いで逃げる同士になってよね。
☆
告白すると、私はモノを大切にしない人間だ。執着はするけれど、扱いが粗末なような気がする。
ヅカ関連の本、買って読んだあとは積み上げてある。舞台写真やポストカードは「買うことに意義がある」と思っているので、キャトルの紫色の袋の入れたまんま。カレンダー・ポスターは巻きっぱなし。ビデオやCD、DVDも箱や紙袋に入れてそのまま床に。
すいません、場所もないんで(言い訳)。いつか、本棚整理したら、ちゃんと収納します〜。今はごそごそ整理してると息子が目をキラキラさせて近寄ってくるので何もできないんです〜(さらに言い訳)。引越しすることがあれば、ちゃんと収納場所作ります。
でも執着はする。見たいと思ったときにすぐ出てこないと出てくるまで探し続ける。見て、満足する。この満足感が大事。モノは私にとって、見たいと思ったそのときに、見て満足感を与えてくれるためのモノなのだ。なにがしかの感情を起こさせてくれるトリガーなのだ。見るためにあるモノなのだ。
だから本当は見たい時にすぐ見られるように、整理しておきたい。見られないのはすごいストレスだから。
☆
そして恐ろしい現実がある。
今、こうやって満足感を与えてくれるモノたちが、いつか、過去のモノになっていく時が来るのだ。
あれだけ執着していたモノが、不要のモノになってしまう。今までの経験から言ってもそうだ。
じゃあ持たなければいいか?
そうではないと思う。今の私にとっては必要なモノだ。だから買う。集める。胸が痛くなる。
汐美さんの美しい笑顔を見ては、苦しくなる。
それらのモノによって引き起こされた感情の断片を、ここに書いたり、自分の中で反芻したり。
その感情も過去へ過去へと流れていく。書き留めなければきっと消え去ってしまう泡のようなものか。でも、今の私を作る、大切な一片だと思いたい。だから今、汐美さん関連のモノを眺めてては置き、を繰り返している。
☆
地震の時、実家に着いた後で鞄を開けてみて、とほほとなったのが、もうひとつ。芯もなくがっちり巻き込んであるトイレットペーパーを1巻、大切に持って逃げていた。いや、大切なのよ!すごく!何にでも使えるもの!しかし、鞄が重たかった原因はこれか、とちと、情けなかった。
今、何もって逃げるか。息子と猫たちと「東宝のチケット」ですな。
師匠がおっしゃっておられるように、今回は「ヒミツ日記」のためのリンクですので、あのーそのー、師匠ばりのすばらしい視点かつ冴え渡る筆さばきの名文が、こちらでも読めるなんてことは0.1%もございませんので(誰も期待してない?)ご承知おきくださいませ。内容もひたすら今は「ケロちゃん退団イヤだよぉ」ばっかりです。
この日記には、相互リンクした人同士だけに読める「ヒミツ日記」という機能がございまして、主に間もなくに迫った「汐美真帆退団」に向けて、もそもそと会話しているだけでございます。事務連絡みたいなこともありますし。そんな内輪だけで盛り上がってずるいっ、緑野師匠を独占しているっ、なんてことは決してございませんので、平にお許しくださいませ。
☆
もう10年になるのか、あの時、小学生だった子供がもう成人してるって?びっくり。そう、地震があったのは、10年も前のことなのだ。
その頃、私は妹と暮らしていた。宝塚ファンでもなく、もちろんケロちゃんのことも知らず。ニュースで「タカラジェンヌもボランティア」ってのは見た覚えがある。「キレイが仕事の人たちがそういうとこ行くんだ」って驚いたけど。だって避難所って・・・ホコリっぽくて(水がふんだんにないから)、消毒薬臭くて(消毒のため、消臭のためにまきまくってた)、ごちゃごちゃしてて(人と物資とマスコミと入り乱れて)、寒くて(学校だしね)、まぁ、私にはそういう印象のとこだった。
で、被災。震度7の激震地。
住んでたマンションが堅牢だったのか、地盤がよかったのか、無事だったので、なんとか家の中に居場所を作り、妹とどーしよーかねー、と言って二人で座っていた。避難所は人も多くて居場所がなさそうだったから、いざとなればいくってことにして。家には食べ物も水もあったので。
2晩目に親が抜け道通って迎えに来てくれたので、徒歩と車で被災地を出た。
マンションを出る時、避難所に行くことになれば持っていこうとまとめた荷物を担いで出た。そんなに重い荷物は持っていけない。大きな鞄ひとつだったかな。
道路を挟んだ向かいまで火事が来ていたので、もしかすると次に来るときは、マンションは丸焼けになっているかもしれない、とチラッと思ったりした。
あの時の鞄の中、に入れたモノ、つまり私がそのとき「これだけは持って行きたい一番大切なモノ」と思ったものは何だったのか。
しっかり覚えているのが、そのとき気に入っていた「料理の本」だった。
今考えても「なんでそんなモノを?」と思う。通帳や印鑑は持って出たかどうかすら記憶にない。
でも多分、そのときの私にとっては大切なモノだったのだろう。地震が来るまで、その本を見ながら毎日料理を楽しみ、生活していた。その普段の生活と切れたくなかったんじゃないか。またいつか、普段の生活に戻れるだろうという確信が欲しかったんじゃないか。
☆
この前、ちょっと大きな地震があったとき、真っ先に取りにというか抱きしめたのはやっぱり息子だった。そしてすぐ次に息子を抱いたまま、猫たちを探しに行った。
どちらもあの時はいなかったものたちだ。
そして絶望的になった。この3つをどーやってもって逃げろというのだ?息子10kg、猫は6+4kg、合計20kg!?無理だって。
は、早く息子よ育っておくれ。そして猫1匹は担いで逃げる同士になってよね。
☆
告白すると、私はモノを大切にしない人間だ。執着はするけれど、扱いが粗末なような気がする。
ヅカ関連の本、買って読んだあとは積み上げてある。舞台写真やポストカードは「買うことに意義がある」と思っているので、キャトルの紫色の袋の入れたまんま。カレンダー・ポスターは巻きっぱなし。ビデオやCD、DVDも箱や紙袋に入れてそのまま床に。
すいません、場所もないんで(言い訳)。いつか、本棚整理したら、ちゃんと収納します〜。今はごそごそ整理してると息子が目をキラキラさせて近寄ってくるので何もできないんです〜(さらに言い訳)。引越しすることがあれば、ちゃんと収納場所作ります。
でも執着はする。見たいと思ったときにすぐ出てこないと出てくるまで探し続ける。見て、満足する。この満足感が大事。モノは私にとって、見たいと思ったそのときに、見て満足感を与えてくれるためのモノなのだ。なにがしかの感情を起こさせてくれるトリガーなのだ。見るためにあるモノなのだ。
だから本当は見たい時にすぐ見られるように、整理しておきたい。見られないのはすごいストレスだから。
☆
そして恐ろしい現実がある。
今、こうやって満足感を与えてくれるモノたちが、いつか、過去のモノになっていく時が来るのだ。
あれだけ執着していたモノが、不要のモノになってしまう。今までの経験から言ってもそうだ。
じゃあ持たなければいいか?
そうではないと思う。今の私にとっては必要なモノだ。だから買う。集める。胸が痛くなる。
汐美さんの美しい笑顔を見ては、苦しくなる。
それらのモノによって引き起こされた感情の断片を、ここに書いたり、自分の中で反芻したり。
その感情も過去へ過去へと流れていく。書き留めなければきっと消え去ってしまう泡のようなものか。でも、今の私を作る、大切な一片だと思いたい。だから今、汐美さん関連のモノを眺めてては置き、を繰り返している。
☆
地震の時、実家に着いた後で鞄を開けてみて、とほほとなったのが、もうひとつ。芯もなくがっちり巻き込んであるトイレットペーパーを1巻、大切に持って逃げていた。いや、大切なのよ!すごく!何にでも使えるもの!しかし、鞄が重たかった原因はこれか、とちと、情けなかった。
今、何もって逃げるか。息子と猫たちと「東宝のチケット」ですな。
息子は病気だというのが全く理解できないらしく(当たり前)、身体が動く限り、遊び回る。日曜日も朝もはよから起き出して、人の前髪をひっぱり、起きろとうながす。凶悪な目覚まし時計だ。
早めに起きたら、午前中にもう一度昼寝できるだろうと思い、しぶしぶ起きる。
ふと見ると、時間はまだ7時45分。そうだ、「カフェブレイク」の時間だ。
こういうことには慎重な私は、念のため、また練習のため、カフェブレイクを録画予約していた。汐美さんの回は来週のはずだけど、もし計算間違いして今週だったら困るし。
テレビには花組の公演の様子が映し出されていた。誰の回だったかも確かめずに録画してたからなーとぼんやり見ていた。どうも娘役さんらしい。普段メイクの女の子が映る。誰だっけ?
サンテレビのカフェブレイクのよくない点は、左上の生徒名の上に時刻表示がかぶってしまうことだ。だからよく見えないなー、この顔、知らないなー、などと思っていたら、それはあすかちゃんだった。
・・・全然顔、覚えがない。ひー、仮にも花組二番手娘役なのに。
これじゃあ、なぁ、ジェンヌさんとすれ違ってもわからないはずだよ、誰が誰だか実はわかってなかったんか、自分。い、いや、月組と星組ならなんとかわかる!宙組も二番手娘役、わかるよ?副組長でしょ!?違うの?
来週こそ、ケロちゃんの回。時々息子がDVDのボタンで遊んで、予約解除してしまうからな、気を付けてないと。
息子はなんとか熱は36℃台に下がった。保育園に行けるといいなぁ。
☆
ずっと書き忘れていたのだけど、「ドルチェ・ヴィータ」の実況CD
を買った。
実況CDなんて買ったのは「Blue Moon Blue」以来だ。
「BMB」は私が宝塚にはまるきっかけになった作品。劇場で見て、なんとかもう一度観たいと思ったものの、ビデオを買うのはためらわれ、それよりお安かったCDを買ったのだ。買ってから芝居が入ってなかったことに気が付いた。その位初心者だったのだ。
「BMB」はテープに落とし、車を運転する時のBGMにしている。かれこれ4年間、ずっと。ラジオ等だとつい聞き入ってしまい、運転の注意がそれるから、同じ曲の方が安定して運転できる。
その頃はまだMDもなかったはず。それから4年たって、今はCDをパソコンで聞いている。音楽を取り巻く環境も大きく変わってしまったなぁ、たった4年なのに。
実況CDのお楽しみは、同梱のパンフレット。
ちょっとだけ舞台写真も載っているのだけど、第一見開きでケロちゃんが大きく掲載されていて嬉しい。あの白いスーツのところだ。
他にもアルレッキーノや水兵さんもある。
そして歌詞を読むこと。私は視覚人間なので、歌詞も聞くより読んで初めて身体に染み通っていくような気がする。
ケロちゃんの白スーツの歌は「水のインフェルノ」というタイトル。“わかれ”は“訣れ”という文字で現される。青木朝子先生の作曲。青木先生はたしか「巌流」の「地上の龍」を作曲された人だと思う。
その前のとうこちゃんの歌は「水のディアボロ」は太田健先生の作曲。太田先生はDSの曲を作ってくださった人だ。
もちろん、高橋城先生、甲斐先生、斉藤先生とお馴染みの先生方の名前が並んでいる。
ケロちゃんが退団理由のひとつに、いろいろな先生方と一緒に仕事ができる公演だったこと、というのをあげていたが、確かになぁ、という感じがした。
「BMB」のテープ、運転中に聞いていてある歌声が聞こえると、ハンドル握る手に力が入ってしまう。そう!タニの歌!なんであんなにヘタなんだ〜!?
「ドルチェ・ヴィータ」をテープに落として運転中に聞いたら、どう聞こえるんだろう?
早めに起きたら、午前中にもう一度昼寝できるだろうと思い、しぶしぶ起きる。
ふと見ると、時間はまだ7時45分。そうだ、「カフェブレイク」の時間だ。
こういうことには慎重な私は、念のため、また練習のため、カフェブレイクを録画予約していた。汐美さんの回は来週のはずだけど、もし計算間違いして今週だったら困るし。
テレビには花組の公演の様子が映し出されていた。誰の回だったかも確かめずに録画してたからなーとぼんやり見ていた。どうも娘役さんらしい。普段メイクの女の子が映る。誰だっけ?
サンテレビのカフェブレイクのよくない点は、左上の生徒名の上に時刻表示がかぶってしまうことだ。だからよく見えないなー、この顔、知らないなー、などと思っていたら、それはあすかちゃんだった。
・・・全然顔、覚えがない。ひー、仮にも花組二番手娘役なのに。
これじゃあ、なぁ、ジェンヌさんとすれ違ってもわからないはずだよ、誰が誰だか実はわかってなかったんか、自分。い、いや、月組と星組ならなんとかわかる!宙組も二番手娘役、わかるよ?副組長でしょ!?違うの?
来週こそ、ケロちゃんの回。時々息子がDVDのボタンで遊んで、予約解除してしまうからな、気を付けてないと。
息子はなんとか熱は36℃台に下がった。保育園に行けるといいなぁ。
☆
ずっと書き忘れていたのだけど、「ドルチェ・ヴィータ」の実況CD
を買った。
実況CDなんて買ったのは「Blue Moon Blue」以来だ。
「BMB」は私が宝塚にはまるきっかけになった作品。劇場で見て、なんとかもう一度観たいと思ったものの、ビデオを買うのはためらわれ、それよりお安かったCDを買ったのだ。買ってから芝居が入ってなかったことに気が付いた。その位初心者だったのだ。
「BMB」はテープに落とし、車を運転する時のBGMにしている。かれこれ4年間、ずっと。ラジオ等だとつい聞き入ってしまい、運転の注意がそれるから、同じ曲の方が安定して運転できる。
その頃はまだMDもなかったはず。それから4年たって、今はCDをパソコンで聞いている。音楽を取り巻く環境も大きく変わってしまったなぁ、たった4年なのに。
実況CDのお楽しみは、同梱のパンフレット。
ちょっとだけ舞台写真も載っているのだけど、第一見開きでケロちゃんが大きく掲載されていて嬉しい。あの白いスーツのところだ。
他にもアルレッキーノや水兵さんもある。
そして歌詞を読むこと。私は視覚人間なので、歌詞も聞くより読んで初めて身体に染み通っていくような気がする。
ケロちゃんの白スーツの歌は「水のインフェルノ」というタイトル。“わかれ”は“訣れ”という文字で現される。青木朝子先生の作曲。青木先生はたしか「巌流」の「地上の龍」を作曲された人だと思う。
その前のとうこちゃんの歌は「水のディアボロ」は太田健先生の作曲。太田先生はDSの曲を作ってくださった人だ。
もちろん、高橋城先生、甲斐先生、斉藤先生とお馴染みの先生方の名前が並んでいる。
ケロちゃんが退団理由のひとつに、いろいろな先生方と一緒に仕事ができる公演だったこと、というのをあげていたが、確かになぁ、という感じがした。
「BMB」のテープ、運転中に聞いていてある歌声が聞こえると、ハンドル握る手に力が入ってしまう。そう!タニの歌!なんであんなにヘタなんだ〜!?
「ドルチェ・ヴィータ」をテープに落として運転中に聞いたら、どう聞こえるんだろう?
私はCS(スカイステージ)には入っていない。スカイステージはおろか、WOWWOW、ハイビジョン、BSにだって入ってない。ヅカ関連で見られる番組って、カフェブレイク位。
友人に「それでよくヅカファンやってるね」と呆れられたこともあるが、しょーがない。それぞれに、入れない理由があるんだよん。
それでも私がヅカファンやっていけてるのは、友人たちのお陰です。いつもお世話になっております。ありがとうございます。
だから、テレビ関連の感想は、あまり書けなかった。実際に自分で見た時の印象と、人から伝え聞いた時の印象ってかなり違うものだと思っているから、うかつなことは書けないから。実際に見るまでは保留しようと思っていた。
だが、昨日の「汐美真帆フェアウエル」で、「汐美真帆は宝塚の男役で封印する」と言ったと知った時、ずきっときた。
実際にどんなニュアンスで言っていたのかは全然知らない。かなり微妙な言い回しだったよ、と言ってくれる友人もいた。ケロちゃんがどんな想いで言ったのかも全くわからない。
でも敢えて今回書くのは、自分がえらく動揺していることに、気がついたからだ。
私は退団をまだ現実と受け止められていないのだな、そして退団してもきっと「汐美真帆」には会えると思っているんだな、と。
もしかして、これって、ケロちゃんをなめてるのと同じ?
だって、ケロちゃんは退団発表があってから「最後」を繰り返し口にし、精一杯ファンに自分の姿をみせてくれている。
なのに、受け止めるべき私が、「何いってんの〜」と冗談でかわそうとしてるようなものじゃないか。
だがしかし、スタークラスで退団したあと、すっぱりきっぱり姿を隠してしまう人、という方が珍しいのだ。すぐに芸能活動を始める人、「全く何もわかりません」と言っていて確かに1年位はインターバルを置いてもまた舞台に立つ人、いろいろだけど、そういう人の方がはるかに多い。
全く何もしてない人というのは、思い当たるのはねったんとゆうかちゃん位かなぁ?
彼女たちは「すっきりしました!」って感じで辞めていったように思えるが、ケロちゃんは未練いっぱい名残いっぱい。同じには私は考えられない。
ケロちゃんが退団後をどう考えているかは知らない。
全く会えなくなるとは、思いたくないのだ。だから「封印する」と言われると、辛い。本名で活動するというのならそれでもいい。ゆうこちゃんもしばらくはそうしていたし。
ケロちゃんの存在が、消え去らなければ、それでいい。
なるちゃんが、「退団後は髪を伸ばして女らしく・・・」などとアドバイスしたそうだが、それはちょっとうーん、あの顎とあの鼻でロングヘア?なるちゃん、余計なことを。入団前は三つ編みとかしていたそうだし、男役さんは伸ばしてみたくなるものらしいけど。
そ、それでもまぁ、ちょっと位なら。
お花やお茶をしたい?どうぞどうぞ。お好きなだけ。もともとがお嬢様なんだから、やるのもいいでしょう。
でもきっとすぐ飽きるよ。私も両方ともやってたし。
私の望みはケロちゃんが幸せに生きていってくれること。それだけ。できれば、封印するなどといわないで、汐美真帆としてまた会えることを祈っている。
でもっ!お願いですから・・・太らないで下さい。
炭水化物が好きですよね?いつだったか「歌劇」でゆうひくんに「パンよく食べてる」と指摘されてましたよね?古くからのファンの人は「肝心な時に太っちゃうのよ〜」とよくなげいてましたよ?私が最初に参加させてもらった「PJ」のお茶会の時の印象は“まあるい人だなぁ”でした。
見掛けたら声かけてください、と言えるのはそれだけ常に緊張感をもって生きていきます、ってことですよね?
アナタより10歳も年上のまみさんは、相変わらずのシャープさ、保ってます。二の腕、すごいです。胸もないけど。
もし、もし、もし、ぷくぷくと太っていかれたりしたら、私、ファン辞めます。ファンであった過去も抹殺したくなるでしょう。
今、あれだけ美しい人なんですもの、もったいない。お願いします。髪の毛伸ばしても、スカートはいても、何でもいいですから〜!・・・太るのだけは勘弁して・・・。
友人に「それでよくヅカファンやってるね」と呆れられたこともあるが、しょーがない。それぞれに、入れない理由があるんだよん。
それでも私がヅカファンやっていけてるのは、友人たちのお陰です。いつもお世話になっております。ありがとうございます。
だから、テレビ関連の感想は、あまり書けなかった。実際に自分で見た時の印象と、人から伝え聞いた時の印象ってかなり違うものだと思っているから、うかつなことは書けないから。実際に見るまでは保留しようと思っていた。
だが、昨日の「汐美真帆フェアウエル」で、「汐美真帆は宝塚の男役で封印する」と言ったと知った時、ずきっときた。
実際にどんなニュアンスで言っていたのかは全然知らない。かなり微妙な言い回しだったよ、と言ってくれる友人もいた。ケロちゃんがどんな想いで言ったのかも全くわからない。
でも敢えて今回書くのは、自分がえらく動揺していることに、気がついたからだ。
私は退団をまだ現実と受け止められていないのだな、そして退団してもきっと「汐美真帆」には会えると思っているんだな、と。
もしかして、これって、ケロちゃんをなめてるのと同じ?
だって、ケロちゃんは退団発表があってから「最後」を繰り返し口にし、精一杯ファンに自分の姿をみせてくれている。
なのに、受け止めるべき私が、「何いってんの〜」と冗談でかわそうとしてるようなものじゃないか。
だがしかし、スタークラスで退団したあと、すっぱりきっぱり姿を隠してしまう人、という方が珍しいのだ。すぐに芸能活動を始める人、「全く何もわかりません」と言っていて確かに1年位はインターバルを置いてもまた舞台に立つ人、いろいろだけど、そういう人の方がはるかに多い。
全く何もしてない人というのは、思い当たるのはねったんとゆうかちゃん位かなぁ?
彼女たちは「すっきりしました!」って感じで辞めていったように思えるが、ケロちゃんは未練いっぱい名残いっぱい。同じには私は考えられない。
ケロちゃんが退団後をどう考えているかは知らない。
全く会えなくなるとは、思いたくないのだ。だから「封印する」と言われると、辛い。本名で活動するというのならそれでもいい。ゆうこちゃんもしばらくはそうしていたし。
ケロちゃんの存在が、消え去らなければ、それでいい。
なるちゃんが、「退団後は髪を伸ばして女らしく・・・」などとアドバイスしたそうだが、それはちょっとうーん、あの顎とあの鼻でロングヘア?なるちゃん、余計なことを。入団前は三つ編みとかしていたそうだし、男役さんは伸ばしてみたくなるものらしいけど。
そ、それでもまぁ、ちょっと位なら。
お花やお茶をしたい?どうぞどうぞ。お好きなだけ。もともとがお嬢様なんだから、やるのもいいでしょう。
でもきっとすぐ飽きるよ。私も両方ともやってたし。
私の望みはケロちゃんが幸せに生きていってくれること。それだけ。できれば、封印するなどといわないで、汐美真帆としてまた会えることを祈っている。
でもっ!お願いですから・・・太らないで下さい。
炭水化物が好きですよね?いつだったか「歌劇」でゆうひくんに「パンよく食べてる」と指摘されてましたよね?古くからのファンの人は「肝心な時に太っちゃうのよ〜」とよくなげいてましたよ?私が最初に参加させてもらった「PJ」のお茶会の時の印象は“まあるい人だなぁ”でした。
見掛けたら声かけてください、と言えるのはそれだけ常に緊張感をもって生きていきます、ってことですよね?
アナタより10歳も年上のまみさんは、相変わらずのシャープさ、保ってます。二の腕、すごいです。胸もないけど。
もし、もし、もし、ぷくぷくと太っていかれたりしたら、私、ファン辞めます。ファンであった過去も抹殺したくなるでしょう。
今、あれだけ美しい人なんですもの、もったいない。お願いします。髪の毛伸ばしても、スカートはいても、何でもいいですから〜!・・・太るのだけは勘弁して・・・。
リアルト橋とパッサージュ
2004年12月1日 宝塚ふと思い出した。
数年前のちょうどこの時期、私はリアルト橋のたもとにいた。
*
オギーが今回のショーであの橋を取り上げたのは何だったのだろう。何が彼の目を止めさせたのだろう。ヨーロッパ地中海の都市で、モチーフになる建造物は他にいくらでもあったろうに。
私がリアルト橋を訪れるさらに数年前には、パリでパッサージュも見た。
ガイドブックには「ガラス張りが美しいアーケード街」というようなことが書いてあったと思う。行く前からぜひパッサージュには行ってみたい、とガイドブックは角を折っておいたりした。
ガラス張り、で想像したのは透明でキラキラ輝き、底抜けに明るい場所だった。
その中に活気のあるお店が並んでいるに違いない、と。
パリにはいくつもパッサージュがあるということで、たまたま一番近い場所にあったパッサージュに行ってみた。
そこでの正直な感想は「さびれた商店街」、だった。通りゆく人影も少なく、並んでいる店は閉店しているものも多い。道幅はとても狭く、小型車一台通れるかどうかの幅しかない。通りを覆うガラスの屋根はくすんでおり、ガラスを支える鉄骨も飴色になっていた。
くすんだガラスを通してやってくる陽の光は翳りがあり、あまり私を歓迎しているようには思えなかった。
そのパッサージュをさっと簡単に往復して、さっさとその場を引き上げてしまった。パリにはもっと魅力的な通りがいくつもあり、明るく私を呼んでいた。
後日調べると、パッサージュはもともとがレトロな建造物で、ガラスがふんだんに使われ始めた時代に、道路事情の悪いパリでお天気と足元を気にせず買い物を楽しめるようにとできたものだ、とあった。ならあのなんとなく陰うつというような雰囲気は納得がいくな、と思った。
*
だから、驚いた。オギーが「パッサージュ」をテーマにショーを作るということに。しかもその紹介文が、なんだか本当のパッサージュとは乖離した、明るい前向きなものだったことに。
ショーを実際に観て、なんなんだと思った。ぞっとした。
オギーが表現したパッサージュはまさにあのパッサージュだった。レトロで退廃的で、誰かがこちらをじっと見ているような、あの動かない空気の漂う場所。
舞台一杯にきらめく電飾や、“パッサージュ”という魅力的な言葉の響きの陰でオギーが表現しまくったあの心に忍び込んでくる絶望感。
みんなだまされてはいけない。パッサージュは美しい場所じゃない。ガラスはガラスでも曇りない透明なものではない、時を経て、傷が付いて、風雨にさらされて、それでもそこにガラスという名前で存在し続けた全く別のものだ。
パッサージュを一度見ておいで。
そしてもう一度、「パッサージュ」を観るといい。あれは本当のパッサージュだということがわかるから。
*
数年前の冬の初めに、私はリアルト橋のたもとにいた。
本物のリアルト橋はもちろん、もっと大きくて、橋の上は真ん中が人が通り、左右、つまり「ドルチェ・ヴィータ」の幕開きでケロちゃん達が立っている場所は土産物屋になっている。色鮮やかなガラス細工や絵はがきなどが売られていた。橋の上から水面を見ることができるのは、商店で働く人たちだけだ。
ベネチアの街のほぼ中心、バポレット(水上バス)の分岐になっているようで、沢山の人がリアルト橋の近くの駅で地上に降り立っていく。
朝早くからやってくる観光客が行き交う。街の人たちが足早に歩いて行く。橋の反対側には生鮮食料を扱う大きな市場もあるので、荷を満載した船が横付けされ、荷下ろしが始まる。
とても活気のある場所だった。橋は大きく明るく見えた。
私と友人が旅行していたこの中途半端な時期は観光シーズンから外れていたためか、日本から直にFAXで予約した橋の名前をつけたホテルは、私たちを橋がよく見えるいい部屋に案内してくれた。
ベネチアの街中を観光し、夕食も済ませたあと部屋に戻った。窓から見えるリアルト橋は、まだまだ行き交う人を受け入れ、川を渡らせていた。
気の合う友人なので、何時間もおしゃべりをした後、友人が寝てからも、私は窓の側に椅子を寄せて、ガラスごしに橋と水面を見ていた。
夜、日付けが替わる頃になってやっと街を歩く人の姿も耐え、静寂が訪れた。聞こえるのは岸を打つ水音だけ。
その橋は昼間見たものとは別の顔になっていた。
小さく固くぎゅっと縮こまり、窓は鎧戸を閉め、まるで・・・そう、まるで違う世界へ行くための橋のような気がした。
そのまま一晩中見ていたかった。だが、そうしてはいけない気にもなった。真夜中のリアルト橋、そんなものを見てもよかったのか、悪かったのか。
私もカーテンを閉め、水音だけを聞きながら、眠りについた。
翌朝見た橋は、またいつもの明るく、輝く橋の姿をしていた。
*
リアルト橋の下で、男はディアボロの手を取る。
そして行ってしまう。
オギーがリアルト橋に何を見たのか、私にはわからない。
*
オギーはパッサージュを見たのだろうか。リアルト橋を見たのだろうか。もしかすると見ていないかもしれないな、などとも思う。
見なくても、オギーならやりかねない。それらの場所がもっている空気を見抜き、想像して、宝塚の生徒たちを使って再現してしまうこと位。「明るく楽しいものを作りました」というフリをしながら、絶望感を折り込んでしまうこと位。
まったくとんでもない演出家だ。
さすがにバビロンには行ったことがない。機会があれば行ってみたいとは思っている。だが、あと何年かかるのか。バビロンがあるのはイラクだから。私が生きているうちに可能になるのだろうか。数年前はツアーもあったというのに。
きっとそこは、また明るいフリをしながら、そっと人を陰から別な目で見ている、そんな場所なのではないかと思っている。
数年前のちょうどこの時期、私はリアルト橋のたもとにいた。
*
オギーが今回のショーであの橋を取り上げたのは何だったのだろう。何が彼の目を止めさせたのだろう。ヨーロッパ地中海の都市で、モチーフになる建造物は他にいくらでもあったろうに。
私がリアルト橋を訪れるさらに数年前には、パリでパッサージュも見た。
ガイドブックには「ガラス張りが美しいアーケード街」というようなことが書いてあったと思う。行く前からぜひパッサージュには行ってみたい、とガイドブックは角を折っておいたりした。
ガラス張り、で想像したのは透明でキラキラ輝き、底抜けに明るい場所だった。
その中に活気のあるお店が並んでいるに違いない、と。
パリにはいくつもパッサージュがあるということで、たまたま一番近い場所にあったパッサージュに行ってみた。
そこでの正直な感想は「さびれた商店街」、だった。通りゆく人影も少なく、並んでいる店は閉店しているものも多い。道幅はとても狭く、小型車一台通れるかどうかの幅しかない。通りを覆うガラスの屋根はくすんでおり、ガラスを支える鉄骨も飴色になっていた。
くすんだガラスを通してやってくる陽の光は翳りがあり、あまり私を歓迎しているようには思えなかった。
そのパッサージュをさっと簡単に往復して、さっさとその場を引き上げてしまった。パリにはもっと魅力的な通りがいくつもあり、明るく私を呼んでいた。
後日調べると、パッサージュはもともとがレトロな建造物で、ガラスがふんだんに使われ始めた時代に、道路事情の悪いパリでお天気と足元を気にせず買い物を楽しめるようにとできたものだ、とあった。ならあのなんとなく陰うつというような雰囲気は納得がいくな、と思った。
*
だから、驚いた。オギーが「パッサージュ」をテーマにショーを作るということに。しかもその紹介文が、なんだか本当のパッサージュとは乖離した、明るい前向きなものだったことに。
ショーを実際に観て、なんなんだと思った。ぞっとした。
オギーが表現したパッサージュはまさにあのパッサージュだった。レトロで退廃的で、誰かがこちらをじっと見ているような、あの動かない空気の漂う場所。
舞台一杯にきらめく電飾や、“パッサージュ”という魅力的な言葉の響きの陰でオギーが表現しまくったあの心に忍び込んでくる絶望感。
みんなだまされてはいけない。パッサージュは美しい場所じゃない。ガラスはガラスでも曇りない透明なものではない、時を経て、傷が付いて、風雨にさらされて、それでもそこにガラスという名前で存在し続けた全く別のものだ。
パッサージュを一度見ておいで。
そしてもう一度、「パッサージュ」を観るといい。あれは本当のパッサージュだということがわかるから。
*
数年前の冬の初めに、私はリアルト橋のたもとにいた。
本物のリアルト橋はもちろん、もっと大きくて、橋の上は真ん中が人が通り、左右、つまり「ドルチェ・ヴィータ」の幕開きでケロちゃん達が立っている場所は土産物屋になっている。色鮮やかなガラス細工や絵はがきなどが売られていた。橋の上から水面を見ることができるのは、商店で働く人たちだけだ。
ベネチアの街のほぼ中心、バポレット(水上バス)の分岐になっているようで、沢山の人がリアルト橋の近くの駅で地上に降り立っていく。
朝早くからやってくる観光客が行き交う。街の人たちが足早に歩いて行く。橋の反対側には生鮮食料を扱う大きな市場もあるので、荷を満載した船が横付けされ、荷下ろしが始まる。
とても活気のある場所だった。橋は大きく明るく見えた。
私と友人が旅行していたこの中途半端な時期は観光シーズンから外れていたためか、日本から直にFAXで予約した橋の名前をつけたホテルは、私たちを橋がよく見えるいい部屋に案内してくれた。
ベネチアの街中を観光し、夕食も済ませたあと部屋に戻った。窓から見えるリアルト橋は、まだまだ行き交う人を受け入れ、川を渡らせていた。
気の合う友人なので、何時間もおしゃべりをした後、友人が寝てからも、私は窓の側に椅子を寄せて、ガラスごしに橋と水面を見ていた。
夜、日付けが替わる頃になってやっと街を歩く人の姿も耐え、静寂が訪れた。聞こえるのは岸を打つ水音だけ。
その橋は昼間見たものとは別の顔になっていた。
小さく固くぎゅっと縮こまり、窓は鎧戸を閉め、まるで・・・そう、まるで違う世界へ行くための橋のような気がした。
そのまま一晩中見ていたかった。だが、そうしてはいけない気にもなった。真夜中のリアルト橋、そんなものを見てもよかったのか、悪かったのか。
私もカーテンを閉め、水音だけを聞きながら、眠りについた。
翌朝見た橋は、またいつもの明るく、輝く橋の姿をしていた。
*
リアルト橋の下で、男はディアボロの手を取る。
そして行ってしまう。
オギーがリアルト橋に何を見たのか、私にはわからない。
*
オギーはパッサージュを見たのだろうか。リアルト橋を見たのだろうか。もしかすると見ていないかもしれないな、などとも思う。
見なくても、オギーならやりかねない。それらの場所がもっている空気を見抜き、想像して、宝塚の生徒たちを使って再現してしまうこと位。「明るく楽しいものを作りました」というフリをしながら、絶望感を折り込んでしまうこと位。
まったくとんでもない演出家だ。
さすがにバビロンには行ったことがない。機会があれば行ってみたいとは思っている。だが、あと何年かかるのか。バビロンがあるのはイラクだから。私が生きているうちに可能になるのだろうか。数年前はツアーもあったというのに。
きっとそこは、また明るいフリをしながら、そっと人を陰から別な目で見ている、そんな場所なのではないかと思っている。
どうにも腑に落ちないことがある。
もう大分前になるのだけど、ヤフオクで宝塚のチケットを落札しようとしていたことがあった。
遠方に在住の友人と並びで観ようと、数量2にして、2人で同時にパソコンの画面を見ながら、私が入札していた。後少しで落札できるなぁ、延長かかるかな?というところで、商品説明をふと見て愕然とした。
公演時間が、違う。
何これ?ウソ?私たちが入札していたのは、同じ日の午後公演だったはず。それがいつの間にか商品説明に書かれている公演時間が、午前公演になっていたのだ。
携帯を取り出し、慌てふためいて友人に電話する。
友人も私にまさに電話しようとしていたところだった。
「気がついた?」
「うん、どうする?」
「どうしよう?見間違えてた?2人とも!?」
「確かに午後公演だったって!」
「そうだよね!?」
そうのこうのしているうちに、高値更新があって、私たちは落札せずに済んだ。
落札せずに済んだことでほっとして、私たちは早々に撤退。出品した相手をサーチしたりすることもせず、脱力していた。
一体なんだったんだ。
「やられたよね」
友人が言った。午前公演では価値がない。午後公演を、私たちは観たかったのだ。数日前からウオッチし、これにしようと相談しながら入札していた。それなのに、二人ともが公演時間を見間違えた?証拠がないので何も言えなかった。
その後、別の出品を落札し、二人で観ることはできた。ただ、より慎重になって、ハードコピーを取っておくようにした。
ヤフオクの商品説明を後から書き換えることなんて、できるのだろうか?通常、訂正は追記という形で表されるのに。最初に書いた商品説明を自由に修正できるはずはない、と思っている。
それができるなら、例えば、ダイヤモンドの靴を落札したつもりが、ボロ靴を落札させられるってこともあるわけだ。
それは極端な例としても、チケットならば数字を1つ2つ書き換えるだけで違う日や違う時間にすりかえることも可能だ。
まぁ、落札後、気づいたらキャンセルして、評価にマイナスがつくだけで済むことかもしれないが、落札できて舞い上がった気持ちで、あの時の私たちなら入金していたかもしれない。
とにかく証拠がないので本当のところはどうだったのか、ということはわからない。
もしかしたら見間違いだったのかもしれない。
でも、何らかの方法で書き換えられたのかもしれない。
だから、それ以来、入札する前には日時をしつこく確認し、できるだけハードコピーか画面コピーを取るようにしている。
今、東宝の星楽チケットが品薄で高騰しているから(今後どうなるかはわかりませんが)、いろいろな輩が出てくる可能性はある。星楽に限らず、宝塚のチケットにはプレミアム公演が今後もある。
充分気をつけていかないと、と以前の体験をふと思い出したので書き留めておく。
友会が観たい公演、当ててくれれば問題ないんだけどさ。
☆
また間違い。インフルエンザのお薬の名前は「タミフル」。幼児への有効性については「接種しても4割がかかるという報告もある」でした。
ま、何にせよいろいろ調べてみると興味深いですよ。いろんな根拠、主張、判断があるようですし。
私は自分がインフルエンザにかかった経験があって、どれだけ辛いか実感しています。
しかしまた、どれだけで直るかもわかっています。2〜3日の高熱と全身の極度の悪寒、食欲がた落ち、関節痛があって、ま、1週間程度で直りました。タミフルはない頃です。
それでもかかりたくない、という判断で2度目も打ってきました。今はとにかく寝込めませんから。息子が絶対、安静になんかさせてくれないです。この前も風邪で寝ていた私の身体に昇ったり降りたりして遊んでました。寝室から締め出すと、ドアの外で泣き叫んでました。辛いっすよ、最悪の体調の時に、子供の金切り声は。
一人でご飯作って食べれるようになるよう、早めに仕込もうと思います。いや、私の看病ができるようになるようにしよう(笑)。
もう大分前になるのだけど、ヤフオクで宝塚のチケットを落札しようとしていたことがあった。
遠方に在住の友人と並びで観ようと、数量2にして、2人で同時にパソコンの画面を見ながら、私が入札していた。後少しで落札できるなぁ、延長かかるかな?というところで、商品説明をふと見て愕然とした。
公演時間が、違う。
何これ?ウソ?私たちが入札していたのは、同じ日の午後公演だったはず。それがいつの間にか商品説明に書かれている公演時間が、午前公演になっていたのだ。
携帯を取り出し、慌てふためいて友人に電話する。
友人も私にまさに電話しようとしていたところだった。
「気がついた?」
「うん、どうする?」
「どうしよう?見間違えてた?2人とも!?」
「確かに午後公演だったって!」
「そうだよね!?」
そうのこうのしているうちに、高値更新があって、私たちは落札せずに済んだ。
落札せずに済んだことでほっとして、私たちは早々に撤退。出品した相手をサーチしたりすることもせず、脱力していた。
一体なんだったんだ。
「やられたよね」
友人が言った。午前公演では価値がない。午後公演を、私たちは観たかったのだ。数日前からウオッチし、これにしようと相談しながら入札していた。それなのに、二人ともが公演時間を見間違えた?証拠がないので何も言えなかった。
その後、別の出品を落札し、二人で観ることはできた。ただ、より慎重になって、ハードコピーを取っておくようにした。
ヤフオクの商品説明を後から書き換えることなんて、できるのだろうか?通常、訂正は追記という形で表されるのに。最初に書いた商品説明を自由に修正できるはずはない、と思っている。
それができるなら、例えば、ダイヤモンドの靴を落札したつもりが、ボロ靴を落札させられるってこともあるわけだ。
それは極端な例としても、チケットならば数字を1つ2つ書き換えるだけで違う日や違う時間にすりかえることも可能だ。
まぁ、落札後、気づいたらキャンセルして、評価にマイナスがつくだけで済むことかもしれないが、落札できて舞い上がった気持ちで、あの時の私たちなら入金していたかもしれない。
とにかく証拠がないので本当のところはどうだったのか、ということはわからない。
もしかしたら見間違いだったのかもしれない。
でも、何らかの方法で書き換えられたのかもしれない。
だから、それ以来、入札する前には日時をしつこく確認し、できるだけハードコピーか画面コピーを取るようにしている。
今、東宝の星楽チケットが品薄で高騰しているから(今後どうなるかはわかりませんが)、いろいろな輩が出てくる可能性はある。星楽に限らず、宝塚のチケットにはプレミアム公演が今後もある。
充分気をつけていかないと、と以前の体験をふと思い出したので書き留めておく。
友会が観たい公演、当ててくれれば問題ないんだけどさ。
☆
また間違い。インフルエンザのお薬の名前は「タミフル」。幼児への有効性については「接種しても4割がかかるという報告もある」でした。
ま、何にせよいろいろ調べてみると興味深いですよ。いろんな根拠、主張、判断があるようですし。
私は自分がインフルエンザにかかった経験があって、どれだけ辛いか実感しています。
しかしまた、どれだけで直るかもわかっています。2〜3日の高熱と全身の極度の悪寒、食欲がた落ち、関節痛があって、ま、1週間程度で直りました。タミフルはない頃です。
それでもかかりたくない、という判断で2度目も打ってきました。今はとにかく寝込めませんから。息子が絶対、安静になんかさせてくれないです。この前も風邪で寝ていた私の身体に昇ったり降りたりして遊んでました。寝室から締め出すと、ドアの外で泣き叫んでました。辛いっすよ、最悪の体調の時に、子供の金切り声は。
一人でご飯作って食べれるようになるよう、早めに仕込もうと思います。いや、私の看病ができるようになるようにしよう(笑)。
「視線、来てたでしょ?」
「は?」
「「み」さんのこと、見ていったよ」
「うそ・・・気が付かなかった」
ディナーショーが終わってしばらくして、友人から言われた。
「いつ?」
「会場に降りて、「み」さんの前を通っていった時」
あの時だなぁ?でもその時、私は確か・・・ケロちゃんのあまりの男らしい顎のラインにみとれていたような気がする(号泣)。
あれだけ視線、視線と騒いでおきながら、見てもらった時には気が付かないなんて、ケロちゃんだって甲斐がないよね。しょぼん。
☆
今朝、大阪の地下街で下級生とおぼしきジェンヌさんたちを見た。
人の顔を全く見ないで歩いている私にとって、大阪で初めて遭遇したジェンヌさんだった!何で今頃、と考える。そうか、あさコンに出る子たちだな?場所は確かNHKホールだったはず。
しかしなんでそうナチュラルに地下街に・・・そうか、地下鉄乗るのか。ジェンヌさんが地下鉄!?これから舞台に出るのに地下鉄!?
スタークラスなら代表さんやスタッフさんが車で送ってくれるだろうけど、下級生ならそうもいくまい。かといってわざわざ通勤時間帯に地下鉄って。でも地下鉄じゃないなら何があるっていうと...JR?どっちも変わらないか。なら、選択は正しい。
肝心の誰だったのか?というとさっぱりわからず。背が高くて髪が短かったから、男役さんだな、ってこと位で。大体、出てるのが月組下級生ってことも、緑野師匠の日記読んで気が付いたんだから。目深に帽子も被っていて顔なんて見えないし。
それでもなぜジェンヌさんかとわかったかというと、揃いの公演服を着ていたから。背中に「ASAKO(かSENAか忘れたけど)」とか大きく入っていれば、いくら私でもわかります。
・・・そこまでしてもらって初めてわかるんかい、自分。これじゃあケロちゃんとすれ違ってもわからんかも。まさかケロちゃんがロゴ入りの服着て歩いているわけないし。
☆
贔屓の退団公演の初日というのに、下級生ジェンヌを見たということでうきゃうきゃ喜んでいる自分にがっくりしたり。
芯からの宝塚ファンだからなのか、いや、多分、まだ実感がないんだろうな。汐美さんが辞めるという。
あれだけ退団を思い知らされといて、まだ現実逃避してるんだと思う。
帰りに「運動会本」を買いに行く。星組東京公演のプログラムもあったのでそれも。
運動会本はざーっと見たが、まぁ、ちょこちょこ。応援席のシーンが多いかな。オープニングや応援合戦の時には完全に組子の中に埋もれていてわからない。
一番大きい写真は、綱引き後にとうこちゃんと肩を組んで引き上げて行く時の写真。出場した大玉転がしでもあんまり写ってなくて。なぜか資生堂の広告写真のコラージュに一枚写ってたりする。
プログラムはムラと変わらず。
オギーからのメッセージが「花も実もある」だったのが、ちかちゃんが入ったので若干変更。「いずれも魅力ある貴重な人材、替わる者などいない貴重な人材でした」に。
ありがとうオギー。
舞台写真がたっぷり載っていたが、芝居の方はねぇ、扱いがねぇ、ぶつぶつ。ショーではまだ載っていたけど。
でもあれ?あれ?スターのプロフィールっつーかメッセージっつーかインタビューはなし?なし?前から東京のプログラムってこうでしたっけ????
何なのよ。これじゃあ、東京公演しか観ない人は、スターさんがどういう人かとか、何を意図してるとか、この人いいな、と思ってもその人物像に触れるってこともできないじゃないよ。
ケロちゃんが退団ってことも、ちびアンケートを丹念に読まないとわからないっ。
オギーが言ってくれたからよかったようなものの。
ふん、もういいわ、何だって。どうだって。汐美さん退団後はもう、何だっていいのよ〜!!!
「は?」
「「み」さんのこと、見ていったよ」
「うそ・・・気が付かなかった」
ディナーショーが終わってしばらくして、友人から言われた。
「いつ?」
「会場に降りて、「み」さんの前を通っていった時」
あの時だなぁ?でもその時、私は確か・・・ケロちゃんのあまりの男らしい顎のラインにみとれていたような気がする(号泣)。
あれだけ視線、視線と騒いでおきながら、見てもらった時には気が付かないなんて、ケロちゃんだって甲斐がないよね。しょぼん。
☆
今朝、大阪の地下街で下級生とおぼしきジェンヌさんたちを見た。
人の顔を全く見ないで歩いている私にとって、大阪で初めて遭遇したジェンヌさんだった!何で今頃、と考える。そうか、あさコンに出る子たちだな?場所は確かNHKホールだったはず。
しかしなんでそうナチュラルに地下街に・・・そうか、地下鉄乗るのか。ジェンヌさんが地下鉄!?これから舞台に出るのに地下鉄!?
スタークラスなら代表さんやスタッフさんが車で送ってくれるだろうけど、下級生ならそうもいくまい。かといってわざわざ通勤時間帯に地下鉄って。でも地下鉄じゃないなら何があるっていうと...JR?どっちも変わらないか。なら、選択は正しい。
肝心の誰だったのか?というとさっぱりわからず。背が高くて髪が短かったから、男役さんだな、ってこと位で。大体、出てるのが月組下級生ってことも、緑野師匠の日記読んで気が付いたんだから。目深に帽子も被っていて顔なんて見えないし。
それでもなぜジェンヌさんかとわかったかというと、揃いの公演服を着ていたから。背中に「ASAKO(かSENAか忘れたけど)」とか大きく入っていれば、いくら私でもわかります。
・・・そこまでしてもらって初めてわかるんかい、自分。これじゃあケロちゃんとすれ違ってもわからんかも。まさかケロちゃんがロゴ入りの服着て歩いているわけないし。
☆
贔屓の退団公演の初日というのに、下級生ジェンヌを見たということでうきゃうきゃ喜んでいる自分にがっくりしたり。
芯からの宝塚ファンだからなのか、いや、多分、まだ実感がないんだろうな。汐美さんが辞めるという。
あれだけ退団を思い知らされといて、まだ現実逃避してるんだと思う。
帰りに「運動会本」を買いに行く。星組東京公演のプログラムもあったのでそれも。
運動会本はざーっと見たが、まぁ、ちょこちょこ。応援席のシーンが多いかな。オープニングや応援合戦の時には完全に組子の中に埋もれていてわからない。
一番大きい写真は、綱引き後にとうこちゃんと肩を組んで引き上げて行く時の写真。出場した大玉転がしでもあんまり写ってなくて。なぜか資生堂の広告写真のコラージュに一枚写ってたりする。
プログラムはムラと変わらず。
オギーからのメッセージが「花も実もある」だったのが、ちかちゃんが入ったので若干変更。「いずれも魅力ある貴重な人材、替わる者などいない貴重な人材でした」に。
ありがとうオギー。
舞台写真がたっぷり載っていたが、芝居の方はねぇ、扱いがねぇ、ぶつぶつ。ショーではまだ載っていたけど。
でもあれ?あれ?スターのプロフィールっつーかメッセージっつーかインタビューはなし?なし?前から東京のプログラムってこうでしたっけ????
何なのよ。これじゃあ、東京公演しか観ない人は、スターさんがどういう人かとか、何を意図してるとか、この人いいな、と思ってもその人物像に触れるってこともできないじゃないよ。
ケロちゃんが退団ってことも、ちびアンケートを丹念に読まないとわからないっ。
オギーが言ってくれたからよかったようなものの。
ふん、もういいわ、何だって。どうだって。汐美さん退団後はもう、何だっていいのよ〜!!!
ありゃりゃ、また間違えてるよ。退団爆弾が降ってきたのは、8月2日でなくて、9月2日だった。相変わらず、いろいろ間違えてます。自分自身の間違いも面白いので、修正せずに置いてます。
なんでそんなインパクトのある日を間違えたかな?多分、“まだ暑かった”って記憶していたんだろう。
あの日からさらさらと時間が流れて、もうコートがいるような季節まで流れてしまった。12月末は寒いかな、暖かいかな、私は何を思っているかな・・・。
☆
私が宝塚を、汐美さんを知ったのは「LUNA/BMB」の時だった(といっても、その頃の私はまみさんしか目に入ってなかったけど)。
汐美さんはその時からプログラムは1P大写りだったし、階段も一人降りだったし。
だから私はスターな汐美さんしか知らない。
その汐美さんはスターなまま、今、宝塚を去ろうとしている。
宝塚ファンになってしばらくして、生徒さんたちの中には「路線」だの「スター」だのがいることを知った。その定義は今でもよくわからないのだけど、入団したとき、いや入団する前から決まっている人もいるらしい。その持って生まれた華というもので。
いつぞやの音楽学校の先生(校長?副校長?)がインタビューで、「スターになる人は音楽学校のお稽古場にいるときからわかります」とおっしゃっていた。
きっつい世界だ。
舞台に立とうという人が普通な人のわけがない。人よりできる、人より優れていると思うからこそ、舞台に立とうとするのだと思う。さらに宝塚の舞台だ、人より美しいと思えないと。だって入試条件に「容姿端麗」があるのだもの。
なのに、思い知らされるのだ。自分よりできる人、自分より優れている人、自分より美しい人、そして、自分より評価される人がいるということを。
成績、でスターになれるものでもない。檀ちゃんがいつも成績最下位だったのは有名な話。90周年の生徒大集合写真から割り出すと、ケロちゃんは研5では下から2番目だったらしい・・・。
ただ「路線=トップ路線=トップ候補」になるには、新人公演の主演をやっていないといけないらしい。このところは5組化したこともあり、「スター」である人はほぼ新公主役をやっている。
だから、汐美さんも新公主役をやっていると思い込んでいた。だって私はスターな汐美さんからしか知らなかったんだもの。やっていないと教えてもらったのは、ソナタの頃ではなかったかなぁ?樹里ちゃんもやっていない、コムちゃんもやってなかったが役代わり公演というものをやっていた、などという知識も増えてきた。
新公の主役はさておき、下級生の頃から新公や本公演、バウなどでちょこちょこ役がついたりする。立ち位置も指示される。同期として入ったにもかかわらず、自分と他人に差がつく。同期でなくても下級生の方がいい位置にいられたりすることもある。自分のスター度を毎公演に徹底的に思い知らされるわけだ。
きっつい。
それって努力でどうにかなるものなんだろうか?やる気でどうにかなるもんなんだろうか?(この際、資金は別として)
心がズタズタにならないんだろうか。
ズタズタになる位、弱い心だとやっていけないんだろうな。それを乗り越える位の強さとしたたかさが必要というわけか。
そんな場所で汐美さんは14年いたわけだ。
歌劇団の公式HPには「スターファイル」というものがある。文字通り「スター」じゃないと掲載されることはない。ここに今、載っている人で、新公主役をやっていないのは汐美・樹里だけだ。もう今後、新公主役をやっていない人でここに載るような人は出てこないだろう。
思い知らされ、周りから言われ、自覚し、そして舞台に立つ。その身を削られるような想いが、ジェンヌさんを輝かせる要因のひとつだと思う。
そうしてスターというものはできあがっていく。
ムラでの汐美さんは、地元出身ということもあってのんびりしたムードを漂わせていることが多い。だがこれが東京に行くと一気にスターモードに入ってしまう。私はスターな汐美さんを見るのが大好きで、ムラではほとんどしなかった入り出をいそいそしてしてしまうことも多かった。
私が感じることだけど、汐美さん自身も、スターな自分を好きだったように思う。だって舞台人だもん、タカラジェンヌだもん、スターな自分が嫌いだったらジェンヌなんてやっていられないと思う。
東京は劇場のある場所も都会のど真ん中、汐美さんのファンも西より東の方が圧倒的に多い。華やかな場所に呼ばれることも多かったろう、一般人の視線もまた厳しくも賞賛に溢れていたことだろう(ムラではほんっとその辺、ジェンヌさんが歩いているからなー)。
そういう雰囲気の中、汐美さんはスターのオーラをまとっていた。颯爽と歩く姿は紛れもなくスターさんだった。格好よかった。素敵だった。
じゃあ、スターでなくなっていくってことはどういうことなんだろう、と考える。
だから・・・私がスターな汐美さんしか知らないで終わるってことは、幸せなのか。そうなのか?
でも、私はもっともっと汐美さんを観ていたかった。ずっとずっと観ていたかった。
ずっとでなくてもいい、あと1年でもいい、2年でもいい、このうつくしいスターを観ていたかった。
そして、最後の「スター汐美真帆」の公演が、今日から始まる。
なんでそんなインパクトのある日を間違えたかな?多分、“まだ暑かった”って記憶していたんだろう。
あの日からさらさらと時間が流れて、もうコートがいるような季節まで流れてしまった。12月末は寒いかな、暖かいかな、私は何を思っているかな・・・。
☆
私が宝塚を、汐美さんを知ったのは「LUNA/BMB」の時だった(といっても、その頃の私はまみさんしか目に入ってなかったけど)。
汐美さんはその時からプログラムは1P大写りだったし、階段も一人降りだったし。
だから私はスターな汐美さんしか知らない。
その汐美さんはスターなまま、今、宝塚を去ろうとしている。
宝塚ファンになってしばらくして、生徒さんたちの中には「路線」だの「スター」だのがいることを知った。その定義は今でもよくわからないのだけど、入団したとき、いや入団する前から決まっている人もいるらしい。その持って生まれた華というもので。
いつぞやの音楽学校の先生(校長?副校長?)がインタビューで、「スターになる人は音楽学校のお稽古場にいるときからわかります」とおっしゃっていた。
きっつい世界だ。
舞台に立とうという人が普通な人のわけがない。人よりできる、人より優れていると思うからこそ、舞台に立とうとするのだと思う。さらに宝塚の舞台だ、人より美しいと思えないと。だって入試条件に「容姿端麗」があるのだもの。
なのに、思い知らされるのだ。自分よりできる人、自分より優れている人、自分より美しい人、そして、自分より評価される人がいるということを。
成績、でスターになれるものでもない。檀ちゃんがいつも成績最下位だったのは有名な話。90周年の生徒大集合写真から割り出すと、ケロちゃんは研5では下から2番目だったらしい・・・。
ただ「路線=トップ路線=トップ候補」になるには、新人公演の主演をやっていないといけないらしい。このところは5組化したこともあり、「スター」である人はほぼ新公主役をやっている。
だから、汐美さんも新公主役をやっていると思い込んでいた。だって私はスターな汐美さんからしか知らなかったんだもの。やっていないと教えてもらったのは、ソナタの頃ではなかったかなぁ?樹里ちゃんもやっていない、コムちゃんもやってなかったが役代わり公演というものをやっていた、などという知識も増えてきた。
新公の主役はさておき、下級生の頃から新公や本公演、バウなどでちょこちょこ役がついたりする。立ち位置も指示される。同期として入ったにもかかわらず、自分と他人に差がつく。同期でなくても下級生の方がいい位置にいられたりすることもある。自分のスター度を毎公演に徹底的に思い知らされるわけだ。
きっつい。
それって努力でどうにかなるものなんだろうか?やる気でどうにかなるもんなんだろうか?(この際、資金は別として)
心がズタズタにならないんだろうか。
ズタズタになる位、弱い心だとやっていけないんだろうな。それを乗り越える位の強さとしたたかさが必要というわけか。
そんな場所で汐美さんは14年いたわけだ。
歌劇団の公式HPには「スターファイル」というものがある。文字通り「スター」じゃないと掲載されることはない。ここに今、載っている人で、新公主役をやっていないのは汐美・樹里だけだ。もう今後、新公主役をやっていない人でここに載るような人は出てこないだろう。
思い知らされ、周りから言われ、自覚し、そして舞台に立つ。その身を削られるような想いが、ジェンヌさんを輝かせる要因のひとつだと思う。
そうしてスターというものはできあがっていく。
ムラでの汐美さんは、地元出身ということもあってのんびりしたムードを漂わせていることが多い。だがこれが東京に行くと一気にスターモードに入ってしまう。私はスターな汐美さんを見るのが大好きで、ムラではほとんどしなかった入り出をいそいそしてしてしまうことも多かった。
私が感じることだけど、汐美さん自身も、スターな自分を好きだったように思う。だって舞台人だもん、タカラジェンヌだもん、スターな自分が嫌いだったらジェンヌなんてやっていられないと思う。
東京は劇場のある場所も都会のど真ん中、汐美さんのファンも西より東の方が圧倒的に多い。華やかな場所に呼ばれることも多かったろう、一般人の視線もまた厳しくも賞賛に溢れていたことだろう(ムラではほんっとその辺、ジェンヌさんが歩いているからなー)。
そういう雰囲気の中、汐美さんはスターのオーラをまとっていた。颯爽と歩く姿は紛れもなくスターさんだった。格好よかった。素敵だった。
じゃあ、スターでなくなっていくってことはどういうことなんだろう、と考える。
だから・・・私がスターな汐美さんしか知らないで終わるってことは、幸せなのか。そうなのか?
でも、私はもっともっと汐美さんを観ていたかった。ずっとずっと観ていたかった。
ずっとでなくてもいい、あと1年でもいい、2年でもいい、このうつくしいスターを観ていたかった。
そして、最後の「スター汐美真帆」の公演が、今日から始まる。
この前の花組大劇場公演は観なかった。
観に行こうと思っていた日が、8月2日。どーんと降って来た爆弾にふっとばされて、観劇を出待ちに変更。以降、とても観る気になれなくなってしまった。
今回の雪組公演も観ない。
私が観劇しようとすると、息子を連れて行って預けるか、会社を休むかしかない。どちらも息子の体調を悪化させる(チャイルドルームに預けるから悪化する、ということではなくて普段保育園に行っていて疲れている息子を休ませられない、ということです)か、会社をたびたび休んで休みを取りにくくするか、というリスクが発生するわけだ。
今、星組公演中にリスクはわずかでも避けたい。
だから雪組を観る余裕はない。あさこコンサートも観られない。
でもきっと、後で「観ておけばよかった」と後悔する日がくると思う。まみさんの時も、退団発表にショックを受けて、「凱旋門」を観なかったのだ。
話の内容をビデオで追うことは後でもできるけど、「あの作品の誰々はどうだった」という生徒さんに対する自分の感想が持てないのだ。だから語れない。話ができない。つまらない。
でもその責任、というほどのものではなくても、観なかったということで生まれるマイナス点は自分で引受ける。そのつもりで花、雪は観なかった。
それだけ、星組公演への私の中の順位付けが高いのだ。
たまたまDS1日目の昼間のゆうひバウのチケットは、DSを観ることになったこともあって、手放さず自分で観劇することができた。
「これと同じ演目をタニちゃんでやったんだなぁ」と想像することはできても、実際どうだったか、自分がどう思ったか、を確認するチャンスは永久に失われてしまったわけだ。汐美DSのポスターと引き替えに。
だからゆうひバウは観られてよかったと思った。
夕方からのDSがどうなるんだろう、とどきどきしていて、集中力にイマイチ欠けていたかもしれないけど、観て無いものは後では何も言えないから。
で、実際どう思ったかというと、これまたDSの余韻でほとんど飛んでいってしまったので断片的にしか覚えていない。
確か、初日明けて間もないせいか、セリフが膨大だったせいか、ゆうひちゃん、大変そうだなぁ、と思ったことは覚えている。
メンバーの若い子たちも、さららんも大変そうだった。かなり難しいお芝居だったんじゃないかなぁ。
主演のファンだったら出ずっぱりだし、苦悩したり愛したり楽しんだりする場面がたくさんあるので嬉しいだろうな、とか。
今はあまり思い出せなくても、私自身のどこかには観たことはちゃんと残っていて、またいずれ何か記憶や印象を思い起こすきっかけがあれば、きっと思い出せると思う。だから観ておいてよかった。
来年もちゃんと大劇場は観たいと思っている。
宙組は大好きなのでいずれ行くつもり。月エリザは友会でA席が当たったから行けるだろう。
でも、もしかすると星組は行けないかもしれない。汐美さんのいない星組を観る勇気が出るまでは。
観に行こうと思っていた日が、8月2日。どーんと降って来た爆弾にふっとばされて、観劇を出待ちに変更。以降、とても観る気になれなくなってしまった。
今回の雪組公演も観ない。
私が観劇しようとすると、息子を連れて行って預けるか、会社を休むかしかない。どちらも息子の体調を悪化させる(チャイルドルームに預けるから悪化する、ということではなくて普段保育園に行っていて疲れている息子を休ませられない、ということです)か、会社をたびたび休んで休みを取りにくくするか、というリスクが発生するわけだ。
今、星組公演中にリスクはわずかでも避けたい。
だから雪組を観る余裕はない。あさこコンサートも観られない。
でもきっと、後で「観ておけばよかった」と後悔する日がくると思う。まみさんの時も、退団発表にショックを受けて、「凱旋門」を観なかったのだ。
話の内容をビデオで追うことは後でもできるけど、「あの作品の誰々はどうだった」という生徒さんに対する自分の感想が持てないのだ。だから語れない。話ができない。つまらない。
でもその責任、というほどのものではなくても、観なかったということで生まれるマイナス点は自分で引受ける。そのつもりで花、雪は観なかった。
それだけ、星組公演への私の中の順位付けが高いのだ。
たまたまDS1日目の昼間のゆうひバウのチケットは、DSを観ることになったこともあって、手放さず自分で観劇することができた。
「これと同じ演目をタニちゃんでやったんだなぁ」と想像することはできても、実際どうだったか、自分がどう思ったか、を確認するチャンスは永久に失われてしまったわけだ。汐美DSのポスターと引き替えに。
だからゆうひバウは観られてよかったと思った。
夕方からのDSがどうなるんだろう、とどきどきしていて、集中力にイマイチ欠けていたかもしれないけど、観て無いものは後では何も言えないから。
で、実際どう思ったかというと、これまたDSの余韻でほとんど飛んでいってしまったので断片的にしか覚えていない。
確か、初日明けて間もないせいか、セリフが膨大だったせいか、ゆうひちゃん、大変そうだなぁ、と思ったことは覚えている。
メンバーの若い子たちも、さららんも大変そうだった。かなり難しいお芝居だったんじゃないかなぁ。
主演のファンだったら出ずっぱりだし、苦悩したり愛したり楽しんだりする場面がたくさんあるので嬉しいだろうな、とか。
今はあまり思い出せなくても、私自身のどこかには観たことはちゃんと残っていて、またいずれ何か記憶や印象を思い起こすきっかけがあれば、きっと思い出せると思う。だから観ておいてよかった。
来年もちゃんと大劇場は観たいと思っている。
宙組は大好きなのでいずれ行くつもり。月エリザは友会でA席が当たったから行けるだろう。
でも、もしかすると星組は行けないかもしれない。汐美さんのいない星組を観る勇気が出るまでは。
芦屋市立美術博物館で開催されていた「コシノヒロコ展」へ行ってきた。
本当は21日の最終お稽古日に入りの後、行こうと思っていたのだが、息子の発熱で行けなかった。会期は今日までなので、行くなら行かねば、と思っていたが、お昼寝が長引いてしまい、出るのが遅くなってしまった。
芦屋市立美術博物館は芦屋の浜側にある。駅から歩くには少しある。谷崎潤一郎記念館や芦屋市図書館などと一群になっていて、住宅地に埋もれるようにある。グリーンも多く、手入れもされていて雰囲気のよいところだ。
芦屋市の財政難もあって、閉館だなんだと騒がれているが、なかなかよい美術博物館だ。面白そうな催しの時は時々行っていたし、図書館には「血と砂」の原作本を読みに来ていたこともある。
周囲は一方通行が多くて、ぐるぐる回ってしまう。駐車場は芝生敷きだし、停まっている車はベンツだアウディだBMWだばかりでぶつけないように気を遣う。ほとんどスペース埋まっていても、身障者用スペースがちゃんと空いていてお行儀がよい。
美術博物館の外構にはコシノヒロコ展の幕が張られていてかなり力の入った催しだと気付いた。受付まで誘導してくれる係員がいたり、チケット売り場から入り口までは中が真っ赤な(コシノヒロコレッドというそうだ)トンネル状のエントランスがあったりして、普段はひっそりしている美術博物館とはかなり雰囲気が違う。
息子をベビーカーに乗せて行ったのだけど、ちゃんとスロープになっていたし、エレベーターも教えてくれたりして問題なかった。
受付前では立札を持った人が、サイン会の行列を作り始めていた。どうも今日、1時と3時でコシノヒロコさんのサイン会があるらしい。会期の最後の日に来るんだぁ、と思いながら会場へ。
展示は14ブース、1階と2階に分かれていて、洋服はもちろんテキスタイル、絵、水墨画、書、ファッションイラスト、映像などもりだくさん。すぐ間近で洋服を見ることができて感動。
洋服はもちろんだけど、絵も書もものすごいエネルギーを感じる。ひとりの女性がこれだけ生み出せるものかと驚く。
もっとじっくり見たい思いながら駆け足で。入館者は最終日ということもあるのだろうか、かなり多くて、その間を縫うようにベビーカーを押して歩く。息子が飽きる前に見てしまわないと、この中で騒がれてはご迷惑だろう。
宝塚関連の衣装は、最後の14番目のブース。いつもはテーマ関連講義があったりする場所だ。
聖母の絵なども配置してひとつのセットのように組まれた空間の中に「ドンファン」で使われた衣装がかなりの量、立っていた。無造作、というと言葉が悪いけど、そんな感じでぎっしり立ててあるのだ。もちろん、カバーなどなく触れるところ。触っている人はいなかったが。
私は出産時期だったので「ドンファン」は観ていないのだけど、リカさんや幸ちゃん、えみくらちゃん達が着ていたはずの衣装がそこにそのままあった。ガクランもあって「これを着ていたのか〜」とその細さに驚いたり。
後はミュージアムショップでも見て帰ろう、とショップに入ると携帯が鳴った。
汐美ファンの友人からだった。なんと、サイン会の列にいるという。まさかこんなところまで来ているとは、と驚く。だってかなり駅から遠いし。歩いて来たらしい。
図録を買って来るとサインしてもらえるよ、と言われる。なるほど。一人だと飽きた息子を持て余すだろうから並ぶ気力もないが、友人がいてくれたら、ベビーカーから降りた息子を追いかけ回すこともできるか、と思い図録を買ってショップを出る。
友人はせっかく並んでいたのに、再度私と並び直してくれた。
少し押しつつ、3時過ぎに先生登場。庭の一角に置かれた長テーブルでサイン会が始まった。
列が動き始めた時、庭を歩いて来る金色の頭。普通の人とはスタイルが全然違う。
「ゆうひちゃんとるいちゃん!」友人と驚き合う。まさか今日、来るとは。こんなところで会うとは。昨日、バウの楽で打ち上げ等もあったろうに、タフだなぁ。
サイン会が行われている庭のすぐ横には、ガラス張りのちっちゃな喫茶店がある。そこに男性2人と入っていった。サイン会の様子が一番よく見えるテーブルに座る二人。残念ながら西日が強かったのでゆうひちゃんはブラインドを半分位降ろしてしまった。
そのブラインドの下から時々顔を覗かせてコシノ先生の様子を見ているのが可愛い。
二人の向かいに座っていた男性はどうも市長らしい。でも、会場に“タカラジェンヌ来場!”などとは書かれていなかったから、半分お仕事半分プライベートってところか。
月組、着物ショーメンバーはコシノ先生とお付き合い続いているようだから。汐美さんも。DSには1日目に来られていたそうだし。
汐美さんも忙しくなければ来ていたかもしれない、などと思う。残念。
サイン会の列は進む。息子はなんとか大人しくしてくれている。
整理券の裏に名前を書いておくと、名前入りでサインしてもらえるらしい。
サインが済んで、庭でサイン会の様子をみつつ、喫茶店の中のゆうひくんたちの様子を見ていた。なかなかこんなにゆっくり見ているチャンスはないし。喫茶店の中に入りたいな、とちょっと思ったり。
息子がとうとう飽きがきてしまったので、ベビーカーから降ろして庭で遊ばせる。大喜びの息子。
サイン会は30分と言っていたのに、1時間近くかかってやっと終わった。拍手が巻き起こり、先生もご挨拶。
しばらくしてサイン会を見ていた人たちも帰っていき、庭は静けさが戻ってきた。
ゆうひくんたちが出て来るかと思っていたが、先生が喫茶室に入ってしまい、腰を落ち着けてしまわれた。
友人もタイムリミットということで会場を後にする。おそらくこれから先生達と一緒に会場を観て、その後会食って感じではないだろうか。庭先にはハイヤーも停まっていたし。
有意義な休日だった、と頷き合いながら友人を駅まで送り、買い物して帰る。芦屋のスーパーはやっぱり高級車ばかり。でも芦屋の雰囲気は大好き。そういうことがごく普通でのんびりしていて。芦屋市立美術博物館もなんとか存続してもらいたいな、と思う。
本当は21日の最終お稽古日に入りの後、行こうと思っていたのだが、息子の発熱で行けなかった。会期は今日までなので、行くなら行かねば、と思っていたが、お昼寝が長引いてしまい、出るのが遅くなってしまった。
芦屋市立美術博物館は芦屋の浜側にある。駅から歩くには少しある。谷崎潤一郎記念館や芦屋市図書館などと一群になっていて、住宅地に埋もれるようにある。グリーンも多く、手入れもされていて雰囲気のよいところだ。
芦屋市の財政難もあって、閉館だなんだと騒がれているが、なかなかよい美術博物館だ。面白そうな催しの時は時々行っていたし、図書館には「血と砂」の原作本を読みに来ていたこともある。
周囲は一方通行が多くて、ぐるぐる回ってしまう。駐車場は芝生敷きだし、停まっている車はベンツだアウディだBMWだばかりでぶつけないように気を遣う。ほとんどスペース埋まっていても、身障者用スペースがちゃんと空いていてお行儀がよい。
美術博物館の外構にはコシノヒロコ展の幕が張られていてかなり力の入った催しだと気付いた。受付まで誘導してくれる係員がいたり、チケット売り場から入り口までは中が真っ赤な(コシノヒロコレッドというそうだ)トンネル状のエントランスがあったりして、普段はひっそりしている美術博物館とはかなり雰囲気が違う。
息子をベビーカーに乗せて行ったのだけど、ちゃんとスロープになっていたし、エレベーターも教えてくれたりして問題なかった。
受付前では立札を持った人が、サイン会の行列を作り始めていた。どうも今日、1時と3時でコシノヒロコさんのサイン会があるらしい。会期の最後の日に来るんだぁ、と思いながら会場へ。
展示は14ブース、1階と2階に分かれていて、洋服はもちろんテキスタイル、絵、水墨画、書、ファッションイラスト、映像などもりだくさん。すぐ間近で洋服を見ることができて感動。
洋服はもちろんだけど、絵も書もものすごいエネルギーを感じる。ひとりの女性がこれだけ生み出せるものかと驚く。
もっとじっくり見たい思いながら駆け足で。入館者は最終日ということもあるのだろうか、かなり多くて、その間を縫うようにベビーカーを押して歩く。息子が飽きる前に見てしまわないと、この中で騒がれてはご迷惑だろう。
宝塚関連の衣装は、最後の14番目のブース。いつもはテーマ関連講義があったりする場所だ。
聖母の絵なども配置してひとつのセットのように組まれた空間の中に「ドンファン」で使われた衣装がかなりの量、立っていた。無造作、というと言葉が悪いけど、そんな感じでぎっしり立ててあるのだ。もちろん、カバーなどなく触れるところ。触っている人はいなかったが。
私は出産時期だったので「ドンファン」は観ていないのだけど、リカさんや幸ちゃん、えみくらちゃん達が着ていたはずの衣装がそこにそのままあった。ガクランもあって「これを着ていたのか〜」とその細さに驚いたり。
後はミュージアムショップでも見て帰ろう、とショップに入ると携帯が鳴った。
汐美ファンの友人からだった。なんと、サイン会の列にいるという。まさかこんなところまで来ているとは、と驚く。だってかなり駅から遠いし。歩いて来たらしい。
図録を買って来るとサインしてもらえるよ、と言われる。なるほど。一人だと飽きた息子を持て余すだろうから並ぶ気力もないが、友人がいてくれたら、ベビーカーから降りた息子を追いかけ回すこともできるか、と思い図録を買ってショップを出る。
友人はせっかく並んでいたのに、再度私と並び直してくれた。
少し押しつつ、3時過ぎに先生登場。庭の一角に置かれた長テーブルでサイン会が始まった。
列が動き始めた時、庭を歩いて来る金色の頭。普通の人とはスタイルが全然違う。
「ゆうひちゃんとるいちゃん!」友人と驚き合う。まさか今日、来るとは。こんなところで会うとは。昨日、バウの楽で打ち上げ等もあったろうに、タフだなぁ。
サイン会が行われている庭のすぐ横には、ガラス張りのちっちゃな喫茶店がある。そこに男性2人と入っていった。サイン会の様子が一番よく見えるテーブルに座る二人。残念ながら西日が強かったのでゆうひちゃんはブラインドを半分位降ろしてしまった。
そのブラインドの下から時々顔を覗かせてコシノ先生の様子を見ているのが可愛い。
二人の向かいに座っていた男性はどうも市長らしい。でも、会場に“タカラジェンヌ来場!”などとは書かれていなかったから、半分お仕事半分プライベートってところか。
月組、着物ショーメンバーはコシノ先生とお付き合い続いているようだから。汐美さんも。DSには1日目に来られていたそうだし。
汐美さんも忙しくなければ来ていたかもしれない、などと思う。残念。
サイン会の列は進む。息子はなんとか大人しくしてくれている。
整理券の裏に名前を書いておくと、名前入りでサインしてもらえるらしい。
サインが済んで、庭でサイン会の様子をみつつ、喫茶店の中のゆうひくんたちの様子を見ていた。なかなかこんなにゆっくり見ているチャンスはないし。喫茶店の中に入りたいな、とちょっと思ったり。
息子がとうとう飽きがきてしまったので、ベビーカーから降ろして庭で遊ばせる。大喜びの息子。
サイン会は30分と言っていたのに、1時間近くかかってやっと終わった。拍手が巻き起こり、先生もご挨拶。
しばらくしてサイン会を見ていた人たちも帰っていき、庭は静けさが戻ってきた。
ゆうひくんたちが出て来るかと思っていたが、先生が喫茶室に入ってしまい、腰を落ち着けてしまわれた。
友人もタイムリミットということで会場を後にする。おそらくこれから先生達と一緒に会場を観て、その後会食って感じではないだろうか。庭先にはハイヤーも停まっていたし。
有意義な休日だった、と頷き合いながら友人を駅まで送り、買い物して帰る。芦屋のスーパーはやっぱり高級車ばかり。でも芦屋の雰囲気は大好き。そういうことがごく普通でのんびりしていて。芦屋市立美術博物館もなんとか存続してもらいたいな、と思う。
会社への行き帰りのみが、私の自由な時間。メールを打ったりぼけっとしたり。このところ、ずっとDSの音を聞いていた。
・・・ケロちゃんてこんなに歌、ヘタだったっけ?
うわーん。歌、ヘタだと思ったことないと前に書きました。本当にそう思ってたんです。でも音だけ聞いていればこんな風に聞こえるんですね!?しくしく。私は聴覚より視覚優先の人間なので、気が付かなかっただけかなぁ。
いや、というより、DSの時に聞こえていた歌と、音だけ取り出した歌が違うように聞こえるのでびっくりしていたのだ。
一体あれはなんだったんだろう。最後のDS、最後の宝塚での舞台、集まって来るケロファンの友人たち、客席に現れるジェンヌさんや関係者たち。そんな中で一種の興奮状態だったのかもしれない。
何より、美しく、本当に美しく、かっこ良くて余裕すら感じるその汐美さんの姿に見惚れて、飲み込まれていたのかも。
幸せな時だった。もう二度と味わえない大切な時だった。
☆
聞きながら、思い出しながら思ったこと。
私は月時代からのファンなので、雪時代の歌は「こういう歌を歌っていた」と言うことしか知らなくて、それをまた生で聞くことができて嬉しかった。
もし星からのファンの方がいらしたら、それは同様に思われるだろうと思った。上手に汐美真帆の年代をバランスを取ってみせてくれていたのだ。
「こわれたオモチャ」の時、娘役さんたちが着ていた服は、ケロちゃんが愛した相手役の衣装だった。「血と砂」のドンニャはご丁寧に(笑)胸元のボタンまで外していた。「凍てついた明日」の派二ーはわかった。あと一人、ピンクのワンピースは誰を現していたのかな?
その後、インストゥルメンタルの曲に合わせて、台の上で南海まりちゃんと踊るのだけど、この時の表情がやさしくて、色っぽくて。いつも舞台上でとろけるような顔で娘役さんたちをエスコートしていたあの笑顔。大きな手で腰を抱え、手を取る。いかにも男役といった風情で大好きだった。
そしてグリーンの衣装のまりちゃんは台の向こうへ去って行く。せつなくて甘い旋律と二人の醸し出すムードがぴたりとはまったワンシーンだった。
ケロちゃんならではの特性を見事に切り取り、再現していたオギーはよく生徒を見ている。よく見ているというより、瞬時に捉える能力のある人なんだろうと思う。
“ああ、この人は芝居が好きなんだな”と思ったのが、ルパンのシーン。娘役さんたちが警備員になってうろうろしているとき、忍び込んだケロルパンが、あちこちに隠れたりしていた。その時、自分の身体を自分で抱くようにして、恋人たちが二人で抱き合っているようなフリをしていた。腕が長いからできることだし、1回目、2回目ではやっていなかったような気がする(してたらごめんなさい)。わずかな芝居っけのシーンでそういう風な振りを入れてしまうんだなぁと思って見ていた。
ケロちゃんのために書かれたフルコーラスの歌というのは、「地上の龍」と「血と砂」と「Platinum」かな。「スペシャルセミナー」もそうだけど、本人のためというよりセミナーのための曲(笑)。
今回のDSのテーマ曲も入れると、この4曲の詩を書いてくれたのが、齋藤、藤井、荻田の各先生方なのだ。
今の宝塚で力と勢いのある若手演出家たち。藤井先生が昭和44年生まれで、齋藤先生、荻田先生は昭和46年生まれだそうだ(産経のサイト参照)。ケロちゃんよりも若いけれど、入団年はケロちゃんの方が先なので、「ケロさん」「○○クン」と呼んでいる感じだ。
彼等が伸びていくそのまっただ中で、ケロちゃんのための曲は作られたのだな、と思うと何となく嬉しい。
彼等はこれからも在団し続け、宝塚や外部の作品を作り続ける。若くていろいろあったであろう年月、ケロちゃんと過ごした若い日々を忘れないでいてくれると嬉しいなと思う。
こんなとこかな、DSの感想で書いていなかったことは。思い出したらぽつぽつ書くかもしれません。
そうそう、ひとつ心残りがある。DS千秋楽、スタンディングをすればよかった!後方席の方々は立ってくださっていたようだが、あれって前方席の人が立たないと連鎖反応が起こらないからな。そうしたら、もっと泣いちゃってたかもしれないけどね(苦笑)。
今回のDSで言葉の魔術師・オギーらしい部分というのがあと一つ残っている。
それはプログラムのパーツ別タイトル。一応、書き留めておく。
----------------------
TANGO〜JAZZ
“素敵なあなた”
ノスタルジア
“Veni O Bella"
LUPIN
“Something Anything”
闘牛士
“美しき日々”
J style 〜 Latin
“COPACABANA"
THE LAST
“Legend and so on・・・”
----------------------
荻田先生、そして汐美さん、素敵なショーをありがとう。
・・・ケロちゃんてこんなに歌、ヘタだったっけ?
うわーん。歌、ヘタだと思ったことないと前に書きました。本当にそう思ってたんです。でも音だけ聞いていればこんな風に聞こえるんですね!?しくしく。私は聴覚より視覚優先の人間なので、気が付かなかっただけかなぁ。
いや、というより、DSの時に聞こえていた歌と、音だけ取り出した歌が違うように聞こえるのでびっくりしていたのだ。
一体あれはなんだったんだろう。最後のDS、最後の宝塚での舞台、集まって来るケロファンの友人たち、客席に現れるジェンヌさんや関係者たち。そんな中で一種の興奮状態だったのかもしれない。
何より、美しく、本当に美しく、かっこ良くて余裕すら感じるその汐美さんの姿に見惚れて、飲み込まれていたのかも。
幸せな時だった。もう二度と味わえない大切な時だった。
☆
聞きながら、思い出しながら思ったこと。
私は月時代からのファンなので、雪時代の歌は「こういう歌を歌っていた」と言うことしか知らなくて、それをまた生で聞くことができて嬉しかった。
もし星からのファンの方がいらしたら、それは同様に思われるだろうと思った。上手に汐美真帆の年代をバランスを取ってみせてくれていたのだ。
「こわれたオモチャ」の時、娘役さんたちが着ていた服は、ケロちゃんが愛した相手役の衣装だった。「血と砂」のドンニャはご丁寧に(笑)胸元のボタンまで外していた。「凍てついた明日」の派二ーはわかった。あと一人、ピンクのワンピースは誰を現していたのかな?
その後、インストゥルメンタルの曲に合わせて、台の上で南海まりちゃんと踊るのだけど、この時の表情がやさしくて、色っぽくて。いつも舞台上でとろけるような顔で娘役さんたちをエスコートしていたあの笑顔。大きな手で腰を抱え、手を取る。いかにも男役といった風情で大好きだった。
そしてグリーンの衣装のまりちゃんは台の向こうへ去って行く。せつなくて甘い旋律と二人の醸し出すムードがぴたりとはまったワンシーンだった。
ケロちゃんならではの特性を見事に切り取り、再現していたオギーはよく生徒を見ている。よく見ているというより、瞬時に捉える能力のある人なんだろうと思う。
“ああ、この人は芝居が好きなんだな”と思ったのが、ルパンのシーン。娘役さんたちが警備員になってうろうろしているとき、忍び込んだケロルパンが、あちこちに隠れたりしていた。その時、自分の身体を自分で抱くようにして、恋人たちが二人で抱き合っているようなフリをしていた。腕が長いからできることだし、1回目、2回目ではやっていなかったような気がする(してたらごめんなさい)。わずかな芝居っけのシーンでそういう風な振りを入れてしまうんだなぁと思って見ていた。
ケロちゃんのために書かれたフルコーラスの歌というのは、「地上の龍」と「血と砂」と「Platinum」かな。「スペシャルセミナー」もそうだけど、本人のためというよりセミナーのための曲(笑)。
今回のDSのテーマ曲も入れると、この4曲の詩を書いてくれたのが、齋藤、藤井、荻田の各先生方なのだ。
今の宝塚で力と勢いのある若手演出家たち。藤井先生が昭和44年生まれで、齋藤先生、荻田先生は昭和46年生まれだそうだ(産経のサイト参照)。ケロちゃんよりも若いけれど、入団年はケロちゃんの方が先なので、「ケロさん」「○○クン」と呼んでいる感じだ。
彼等が伸びていくそのまっただ中で、ケロちゃんのための曲は作られたのだな、と思うと何となく嬉しい。
彼等はこれからも在団し続け、宝塚や外部の作品を作り続ける。若くていろいろあったであろう年月、ケロちゃんと過ごした若い日々を忘れないでいてくれると嬉しいなと思う。
こんなとこかな、DSの感想で書いていなかったことは。思い出したらぽつぽつ書くかもしれません。
そうそう、ひとつ心残りがある。DS千秋楽、スタンディングをすればよかった!後方席の方々は立ってくださっていたようだが、あれって前方席の人が立たないと連鎖反応が起こらないからな。そうしたら、もっと泣いちゃってたかもしれないけどね(苦笑)。
今回のDSで言葉の魔術師・オギーらしい部分というのがあと一つ残っている。
それはプログラムのパーツ別タイトル。一応、書き留めておく。
----------------------
TANGO〜JAZZ
“素敵なあなた”
ノスタルジア
“Veni O Bella"
LUPIN
“Something Anything”
闘牛士
“美しき日々”
J style 〜 Latin
“COPACABANA"
THE LAST
“Legend and so on・・・”
----------------------
荻田先生、そして汐美さん、素敵なショーをありがとう。
明日のお稽古最終日の入りには行けない。
息子が発熱、40℃近くなり、救急で診てもらうことに。
これが先週や先々週でなくてよかった。息子よありがとう。
今日はとてもあたたかく、よい日だった。
汐美さんの最後のムラでのお稽古のである明日も、よい日でありますように。
息子が発熱、40℃近くなり、救急で診てもらうことに。
これが先週や先々週でなくてよかった。息子よありがとう。
今日はとてもあたたかく、よい日だった。
汐美さんの最後のムラでのお稽古のである明日も、よい日でありますように。
ディナーショー終演まで
2004年11月19日 宝塚食事が終わる頃、ふと顔を上げると入り口にほわほわの金色の髪の毛が。まるで少年のようなゆうひくん。帽子を目深にかぶって眼鏡をかけていた14日と違って、帽子も眼鏡もなし。すっきり美しく装っていた。2日連続で来てくれるなんて、嬉しかった。今日はテーブル席。よく顔の見える位置に座ってくれたので、後方テーブルにいるゆうひファンの友人を呼びに行く。こちらテーブルまでやってきて大喜びでうっとりしていた。残念ながらとうこちゃんの席は全く見えず。
会場全体がなにやら興奮状態のまま、ショーの開演が告げられた・・・。
☆
終演後は椅子に座り込んでいる緑野師匠の様子をうかがい(お茶会の時はそこまでダメージがひどいとも思わず、放り出したまま帰ってしまった。ごめんなさい)、大丈夫と確認してから友人と帰路につく。
宝寿のロビーでは、とうこちゃんたち星組上級生がオギーと談笑中。エスカレーターで降りていった。他にもうんと下級生か音校生かな、というような子達もエスカレーターで降りていく。トップコンビも行ってしまったそうだ。ゆうひちゃんはいないかな?
エスカレーターで降りていくと、最後のクッキーつきポスターを売っていた。売れ残るのも悔しく悲しいと思っていたが、私が見たときはあと3セットほどだった。よかった〜。まだ在庫はあったかもしれないけど。
ぼったくりというより、14日にホテルの売店見に行ったけど、2100円の箱詰めクッキーって確かにあった。あれとセットされてるわけで、ポスター自体は無料だと思うんだが。2100円出すにはちょっとあんまりなクッキーってだけで。一応、自然素材を生地に練りこんだという説明書きがついていたよ。クッキーじゃなくて、バターケーキとかさ、同じ値段でもうちょっといいものでもいいと思うんだが。結局普通に売れてないんだろうな。あのクッキー。
あんまり時間もないので、別の友人もつかまえ、余韻に浸りながら帰った。
だから!私のDSの締めがすずみん、なんてことにならずに済んだ(笑)。私も遭遇していたら、絶対、ドリーさんと同じ反応をしていたと思うわ。
すずみんなぁ。そのカンチガイオーラを緑野師匠とkineさんが愛しているのはわからんでもないけど。微笑ましいのもわかるから。
そのカンチガイオーラが汐美さんにもあればねぇ。いつも立ち位置、一歩後ろ、な人だったから。「血と砂」を前方席で見たとき、横一線に並んでるはずのゆうひくんより、一歩さがってたんだわ。とほほ。無意識に下がっちゃってたんでしょうね。
でも今回のDSでは一歩も下がらず、左右にぶれず、一番高いところ、一番前、一番真ん中、一番客席に近いところで余すところなく「汐美真帆」を見せてくれた。それが嬉しかった。
☆
DSのパンフですが、ゆうひくん一回目のDSは新阪急で行われて、そのときのパンフをちらりと見たが、カラーだったような気がする。A4サイズだったような??ホテルによって違うのかもしれない。
次の宝ホDSはきりやんかゆみこちゃんだから、それ見たらわかるのではないだろうか。行く予定は全くない・・けど、ケロちゃん来たりするんでしょうか?どちらも一応縁ある人だしな。
ゆうひくんのDSといえば、そういやあ、ケロちゃん、ゆうひくんの1回目のDSのときには、大阪東京合わせて3回も行ってるはず。2回目のDSの時にはなんか受付の「中」にいたとかいなかったとか。お前は身内か!?みたいな(苦笑)。
まぁ、だから今回ゆうひくんが連続で来てくれたってのは、ごく自然なことなのかもしれないなぁ。
☆
「グラフ」。あの〜、街で見かけたら声、掛けていいんですか?今までは関西人の掟として「街でジェンヌさんを見かけても、じろじろ見ない、声はかけない」を守ってきたつもりです。
特に、OGになったらそれは一般人なんだから、声掛けちゃいけないでしょ?と思っていた。いいんなら!これから目を皿のようにして街を歩くわ!
といっても、私、あんまり、街中で有名人見たり、偶然知り合いと会うこともない人で。妹は「誰と会った、誰を見た」と毎日のように言う子だから、視線の持って行き方が違うんだ。私は人よりも街の風景を見ているようだ。ポスター一枚、昨日と違っていると気がつくが、人は全く覚えられない。
でも、汐美さんならわかると思いたい。あなたがそのまま、汐美真帆として生きていていたことを、これからも大切にしてくれているなら。
まみさんの名前、出してくれて影響受けたと言ってくれて、嬉しかった。とっても。系統は全然違うのにねぇ。よかった。
それから、自分が爽やか系だと思っていた、と?マジですか?私は雪組時代を知らないからなんともいえないけど、月組時代はもうフェロモン系でしたが!?
自分のことを知らないのね。だから「普通、退団なんて突然なもの」と言えるんだ。実際の事情はまた別として。
退団が突然なのは研10までの下級生です。あなたクラスになると、そろそろかな、ってことはファンも察知し、用意する。わたるくんかとうこちゃんと一緒に辞めるだろう、それがファンにとっては普通の考え方。組長になるまでいると思っていた人も結構知り合いにはいる。
退団発表から3ヶ月が過ぎ、大劇場公演も舞踊会もディナーショーも終わったというのに。取材記事やグラフにも退団記事がバンバン載っているというのに。往生際の悪い私は「今からでも退団ヤメ、になんないかなー」とぼけっと思っていたりする。
汐美さんが「淋しいと思うことが自分が宝塚を愛している証拠」というなら、「諦めきれず文句を言い続けることが、私が汐美さんを好きな証拠」なのだと思う。
汐美さん同様、来年以降のことが考えられない。何かみつけないと抜け殻になりそうだ。
☆
そして、DSそのものの感想がまた書けてない。うーむ。
会場全体がなにやら興奮状態のまま、ショーの開演が告げられた・・・。
☆
終演後は椅子に座り込んでいる緑野師匠の様子をうかがい(お茶会の時はそこまでダメージがひどいとも思わず、放り出したまま帰ってしまった。ごめんなさい)、大丈夫と確認してから友人と帰路につく。
宝寿のロビーでは、とうこちゃんたち星組上級生がオギーと談笑中。エスカレーターで降りていった。他にもうんと下級生か音校生かな、というような子達もエスカレーターで降りていく。トップコンビも行ってしまったそうだ。ゆうひちゃんはいないかな?
エスカレーターで降りていくと、最後のクッキーつきポスターを売っていた。売れ残るのも悔しく悲しいと思っていたが、私が見たときはあと3セットほどだった。よかった〜。まだ在庫はあったかもしれないけど。
ぼったくりというより、14日にホテルの売店見に行ったけど、2100円の箱詰めクッキーって確かにあった。あれとセットされてるわけで、ポスター自体は無料だと思うんだが。2100円出すにはちょっとあんまりなクッキーってだけで。一応、自然素材を生地に練りこんだという説明書きがついていたよ。クッキーじゃなくて、バターケーキとかさ、同じ値段でもうちょっといいものでもいいと思うんだが。結局普通に売れてないんだろうな。あのクッキー。
あんまり時間もないので、別の友人もつかまえ、余韻に浸りながら帰った。
だから!私のDSの締めがすずみん、なんてことにならずに済んだ(笑)。私も遭遇していたら、絶対、ドリーさんと同じ反応をしていたと思うわ。
すずみんなぁ。そのカンチガイオーラを緑野師匠とkineさんが愛しているのはわからんでもないけど。微笑ましいのもわかるから。
そのカンチガイオーラが汐美さんにもあればねぇ。いつも立ち位置、一歩後ろ、な人だったから。「血と砂」を前方席で見たとき、横一線に並んでるはずのゆうひくんより、一歩さがってたんだわ。とほほ。無意識に下がっちゃってたんでしょうね。
でも今回のDSでは一歩も下がらず、左右にぶれず、一番高いところ、一番前、一番真ん中、一番客席に近いところで余すところなく「汐美真帆」を見せてくれた。それが嬉しかった。
☆
DSのパンフですが、ゆうひくん一回目のDSは新阪急で行われて、そのときのパンフをちらりと見たが、カラーだったような気がする。A4サイズだったような??ホテルによって違うのかもしれない。
次の宝ホDSはきりやんかゆみこちゃんだから、それ見たらわかるのではないだろうか。行く予定は全くない・・けど、ケロちゃん来たりするんでしょうか?どちらも一応縁ある人だしな。
ゆうひくんのDSといえば、そういやあ、ケロちゃん、ゆうひくんの1回目のDSのときには、大阪東京合わせて3回も行ってるはず。2回目のDSの時にはなんか受付の「中」にいたとかいなかったとか。お前は身内か!?みたいな(苦笑)。
まぁ、だから今回ゆうひくんが連続で来てくれたってのは、ごく自然なことなのかもしれないなぁ。
☆
「グラフ」。あの〜、街で見かけたら声、掛けていいんですか?今までは関西人の掟として「街でジェンヌさんを見かけても、じろじろ見ない、声はかけない」を守ってきたつもりです。
特に、OGになったらそれは一般人なんだから、声掛けちゃいけないでしょ?と思っていた。いいんなら!これから目を皿のようにして街を歩くわ!
といっても、私、あんまり、街中で有名人見たり、偶然知り合いと会うこともない人で。妹は「誰と会った、誰を見た」と毎日のように言う子だから、視線の持って行き方が違うんだ。私は人よりも街の風景を見ているようだ。ポスター一枚、昨日と違っていると気がつくが、人は全く覚えられない。
でも、汐美さんならわかると思いたい。あなたがそのまま、汐美真帆として生きていていたことを、これからも大切にしてくれているなら。
まみさんの名前、出してくれて影響受けたと言ってくれて、嬉しかった。とっても。系統は全然違うのにねぇ。よかった。
それから、自分が爽やか系だと思っていた、と?マジですか?私は雪組時代を知らないからなんともいえないけど、月組時代はもうフェロモン系でしたが!?
自分のことを知らないのね。だから「普通、退団なんて突然なもの」と言えるんだ。実際の事情はまた別として。
退団が突然なのは研10までの下級生です。あなたクラスになると、そろそろかな、ってことはファンも察知し、用意する。わたるくんかとうこちゃんと一緒に辞めるだろう、それがファンにとっては普通の考え方。組長になるまでいると思っていた人も結構知り合いにはいる。
退団発表から3ヶ月が過ぎ、大劇場公演も舞踊会もディナーショーも終わったというのに。取材記事やグラフにも退団記事がバンバン載っているというのに。往生際の悪い私は「今からでも退団ヤメ、になんないかなー」とぼけっと思っていたりする。
汐美さんが「淋しいと思うことが自分が宝塚を愛している証拠」というなら、「諦めきれず文句を言い続けることが、私が汐美さんを好きな証拠」なのだと思う。
汐美さん同様、来年以降のことが考えられない。何かみつけないと抜け殻になりそうだ。
☆
そして、DSそのものの感想がまた書けてない。うーむ。
ディナーショー開演前
2004年11月18日 宝塚緑野師匠から、DSのステージ後ろのタイトル部分は「幕」でいいのでは?とご指摘が。緑野師匠、ずっと前方席だったから確かだと思う。なるほど、いちいちあの形の電飾作ってたら、費用がかかって困る。文字だけ布をくりぬいてかければいいわけだ。
前回の「プラチナ」のDSを実際に見た友人が(つまり私は実際には「プラチナ」を見ておりません)、ステージセットが前よりずっといい、前はもっとぺなぺなしていた、と教えてくれた。オギーのセンスか、学年があがって配慮されたか、退団への舞台装置スタッフからのはなむけか。赤をベースに(もうあんまり覚えてない)縦の線が入った、素敵なセットだった。
音を聞いた友人が、始まりのオルガンが教会の音楽のようで、汐美真帆が召されていくようで、と。しくしく。そういわれれば、セットのステージもまるで祭壇のようだったかもしれない。・・・祭壇の上で踊ったりしてはいけませんが。
☆
15日は朝一番で息子を病院に連れて行った。14日の夜遅くまで起きていたせいか、朝からごろごろしている息子。昼間、発熱してお呼び出しがかかったらどうしよう!?と気が気ではなかった。病院で診てもらったら、ひどいのは鼻水だけで、喉の腫れもなくほっとする。病院に行った辺りから元気になり始める。保育園に薬と一緒に預ける。今日一日だけは、何とかもってください!
慌てふためいて着替えて、ムラへ。座席を引き換え、DS昼の部。昨日はどんなショーかわからず緊張していたが、今回はゆとりを持ってのぞめた。
ケロちゃんは「ディナーショーは3回とも違いますので、ぜひ3回とも来てくださいね」と言っていた。確かに。
・・・2回目を観終えても、違いが私にはわからなかった。友人たちと話をするが皆わからないという。会場退出時にもらえる曲目リストも全く同じものだったし。
確かに「お料理のソースは」みんな違いました。そういうことだったのか?マジで!?
でも3回観てよかったと思う。こんなにお金使っちゃったけど、後悔はしていない。見られたことを感謝している。
(ま、この「今しかない!だからお金出して見る!」が宝塚が繁栄し続けてる理由、なんだけどね。しっかり乗せられてるんだわ)
昼の部のお客さまは星組下級生、って感じだった。会場後方に椅子席は設けられなかった。
昼の部終了後、友人と一緒に緑野師匠、ドリーさん(命名:緑野師匠)と合流。緑野師匠にあっさり正体をバラされる。でもドリーさんは最初からわかっておられた様子。くくく。ま、バレるわな。
ドリーさんは宝塚ホテルにお部屋を取っておられるということで、友人ともどもお部屋にお邪魔させていただく。こんなに何度も宝ホには来ているのに、シングルのお部屋は初めて。とても可愛らしい、窓から見える木々も雰囲気がいい。
緑野師匠が書いておられるように、お向かいは出演者4人娘さんたちの楽屋だった。向かい合わせの部屋だから、おそらく楽屋もシングルルーム。可愛いちっちゃなお部屋。こういうところでメイクしたり着替えたりするんだなぁ。
ケロちゃんは多分もっと広いお部屋よね?せめてツインくらい使わせてもらってるよね?楽屋に挨拶に来られる方も多いはずだし。娘役さんたちのところにもお客さまや先生方も来られてるんだし。
途中、腹ごなしもかねて友人や緑野師匠とコンビニに買出しに歩いてみたりした。お腹減らない〜。街中歩いていても、ジェンヌさんとばんばんすれ違うけど、誰が誰だかさっぱり。平日の昼間だからこんなにいるのかな?
それ以外は、ずっとお部屋でおしゃべり。一番ウケたのが、スカイステージで流れた月バウのさららんの頑張り・・・だった。
おしゃべりは尽きないけど、そろそろ会場に行かないと、と思い始め、廊下に出て所用の電話をかけていた。エレベーターからルームサービスのホテルスタッフ
が来て、娘役さんたちのお部屋にお食事が運ばれていった。私たちはテーブルでディナーというのに、申し訳ない。
さて、そろそろ、と部屋に戻り荷物をまとめていると、廊下からざわざわと大勢の声が聞こえてくる。どうも楽屋にジェンヌさんたちが激励に来ているらしい。
こ、この中を出て行くのは勇気がいる!しかもシングルルームに4人もいる私たち。怪しまれるよねぇ。
でももう、行っちゃえ!と飛び出す(詳細は緑野師匠の日記をご覧ください)。が、ドリーさんがお部屋に逆戻り。その間、ジェンヌさんたちをこっそり見てしまう。みらんちゃんはわかった。その他10人ばかり。訪問してもらった娘役さんが「みんなのパワーをもらって頑張る!」というようなことを言っていた。あ
あ、楽屋日記のようなこと、本当に言うんだな、そしてケロちゃんのDS頑張ってくれてるんだ、と嬉しく思った。
いったんロビーに戻ると、しぃちゃんだのまとぶんだの。利助もいたし。あっち見てもこっち見てもジェンヌさんだらけ。この時間から来るってことは、ディナーも食べるってことかぁ。
星組下級生や月組生も見たし、あとはわただんとうこ、かな?来てくれるかな?前のDSの時には来てくれたたかちゃんは15日はお仕事だそうだ。ま、トップさん2人もは無理か。
自力で取ったお席は、電話がかかったのが遅かった割には見やすいよいお席。緑野師匠は最前列センターだからもっとすごい。隣テーブル辺り、会場の真ん中前方のテーブルがいくつも空いている。多分ここが生徒席だね、などと会話しながら待っていると、ジェンヌさんが来る来る。どこ見たらいいかわからない〜。
そしてわたるさん登場。檀ちゃんも一緒。同期のきんさんも。はぁ、もうやっぱりトップ夫妻はオーラが違う。わたるくんは皆より頭ひとつ大きくて男らしいし、檀ちゃんは髪型も凝っていて、美しくて美しくて。鼻筋がすっと通っていて指先まで神経が行き届いている感じ。舞台で見る以上に痩せていた。
しぃちゃんまとぶんのテーブルも近くて、笑いながら食事している姿も見えた。しぃちゃんてホント、あのまんまなんだねぇ。にこにこにこにこ。とうこちゃんたち同期もテーブルの間を縫って歩いていた。こちら側を向いて座っている清十郎さま、なぜそんな彫りの深い顔なんですか!?
わたるくんのお席の隣には公平理事長夫妻が来られた。ちゃんと立ってご挨拶している。トップコンビにはケロちゃんのご家族も挨拶に来られていた。トップって一種の管理職なのかもね。
檀ちゃんも食事ってするんだぁ、と見ながら自分も食事。食べ方ですらなんていうかトップっぽかった!(なんだそれは)。
フアンの妻だったたまこちゃんも会場を歩いていた。ホテルスタッフに、ショーから後ろに椅子を用意してもらえるよう頼んでいた。割とさっぱりした性格の様子だった。
食事の最中も、知り合いのジェンヌさん同士が立って話をしたり、テーブルを訪問したり。プラチナちゃんの京樹真那ちゃんも。髪の毛を伸ばして女らしくなっていた。・・・ケロちゃんもああなるのかなぁ。
(・・・続きは明日付の日記で)
前回の「プラチナ」のDSを実際に見た友人が(つまり私は実際には「プラチナ」を見ておりません)、ステージセットが前よりずっといい、前はもっとぺなぺなしていた、と教えてくれた。オギーのセンスか、学年があがって配慮されたか、退団への舞台装置スタッフからのはなむけか。赤をベースに(もうあんまり覚えてない)縦の線が入った、素敵なセットだった。
音を聞いた友人が、始まりのオルガンが教会の音楽のようで、汐美真帆が召されていくようで、と。しくしく。そういわれれば、セットのステージもまるで祭壇のようだったかもしれない。・・・祭壇の上で踊ったりしてはいけませんが。
☆
15日は朝一番で息子を病院に連れて行った。14日の夜遅くまで起きていたせいか、朝からごろごろしている息子。昼間、発熱してお呼び出しがかかったらどうしよう!?と気が気ではなかった。病院で診てもらったら、ひどいのは鼻水だけで、喉の腫れもなくほっとする。病院に行った辺りから元気になり始める。保育園に薬と一緒に預ける。今日一日だけは、何とかもってください!
慌てふためいて着替えて、ムラへ。座席を引き換え、DS昼の部。昨日はどんなショーかわからず緊張していたが、今回はゆとりを持ってのぞめた。
ケロちゃんは「ディナーショーは3回とも違いますので、ぜひ3回とも来てくださいね」と言っていた。確かに。
・・・2回目を観終えても、違いが私にはわからなかった。友人たちと話をするが皆わからないという。会場退出時にもらえる曲目リストも全く同じものだったし。
確かに「お料理のソースは」みんな違いました。そういうことだったのか?マジで!?
でも3回観てよかったと思う。こんなにお金使っちゃったけど、後悔はしていない。見られたことを感謝している。
(ま、この「今しかない!だからお金出して見る!」が宝塚が繁栄し続けてる理由、なんだけどね。しっかり乗せられてるんだわ)
昼の部のお客さまは星組下級生、って感じだった。会場後方に椅子席は設けられなかった。
昼の部終了後、友人と一緒に緑野師匠、ドリーさん(命名:緑野師匠)と合流。緑野師匠にあっさり正体をバラされる。でもドリーさんは最初からわかっておられた様子。くくく。ま、バレるわな。
ドリーさんは宝塚ホテルにお部屋を取っておられるということで、友人ともどもお部屋にお邪魔させていただく。こんなに何度も宝ホには来ているのに、シングルのお部屋は初めて。とても可愛らしい、窓から見える木々も雰囲気がいい。
緑野師匠が書いておられるように、お向かいは出演者4人娘さんたちの楽屋だった。向かい合わせの部屋だから、おそらく楽屋もシングルルーム。可愛いちっちゃなお部屋。こういうところでメイクしたり着替えたりするんだなぁ。
ケロちゃんは多分もっと広いお部屋よね?せめてツインくらい使わせてもらってるよね?楽屋に挨拶に来られる方も多いはずだし。娘役さんたちのところにもお客さまや先生方も来られてるんだし。
途中、腹ごなしもかねて友人や緑野師匠とコンビニに買出しに歩いてみたりした。お腹減らない〜。街中歩いていても、ジェンヌさんとばんばんすれ違うけど、誰が誰だかさっぱり。平日の昼間だからこんなにいるのかな?
それ以外は、ずっとお部屋でおしゃべり。一番ウケたのが、スカイステージで流れた月バウのさららんの頑張り・・・だった。
おしゃべりは尽きないけど、そろそろ会場に行かないと、と思い始め、廊下に出て所用の電話をかけていた。エレベーターからルームサービスのホテルスタッフ
が来て、娘役さんたちのお部屋にお食事が運ばれていった。私たちはテーブルでディナーというのに、申し訳ない。
さて、そろそろ、と部屋に戻り荷物をまとめていると、廊下からざわざわと大勢の声が聞こえてくる。どうも楽屋にジェンヌさんたちが激励に来ているらしい。
こ、この中を出て行くのは勇気がいる!しかもシングルルームに4人もいる私たち。怪しまれるよねぇ。
でももう、行っちゃえ!と飛び出す(詳細は緑野師匠の日記をご覧ください)。が、ドリーさんがお部屋に逆戻り。その間、ジェンヌさんたちをこっそり見てしまう。みらんちゃんはわかった。その他10人ばかり。訪問してもらった娘役さんが「みんなのパワーをもらって頑張る!」というようなことを言っていた。あ
あ、楽屋日記のようなこと、本当に言うんだな、そしてケロちゃんのDS頑張ってくれてるんだ、と嬉しく思った。
いったんロビーに戻ると、しぃちゃんだのまとぶんだの。利助もいたし。あっち見てもこっち見てもジェンヌさんだらけ。この時間から来るってことは、ディナーも食べるってことかぁ。
星組下級生や月組生も見たし、あとはわただんとうこ、かな?来てくれるかな?前のDSの時には来てくれたたかちゃんは15日はお仕事だそうだ。ま、トップさん2人もは無理か。
自力で取ったお席は、電話がかかったのが遅かった割には見やすいよいお席。緑野師匠は最前列センターだからもっとすごい。隣テーブル辺り、会場の真ん中前方のテーブルがいくつも空いている。多分ここが生徒席だね、などと会話しながら待っていると、ジェンヌさんが来る来る。どこ見たらいいかわからない〜。
そしてわたるさん登場。檀ちゃんも一緒。同期のきんさんも。はぁ、もうやっぱりトップ夫妻はオーラが違う。わたるくんは皆より頭ひとつ大きくて男らしいし、檀ちゃんは髪型も凝っていて、美しくて美しくて。鼻筋がすっと通っていて指先まで神経が行き届いている感じ。舞台で見る以上に痩せていた。
しぃちゃんまとぶんのテーブルも近くて、笑いながら食事している姿も見えた。しぃちゃんてホント、あのまんまなんだねぇ。にこにこにこにこ。とうこちゃんたち同期もテーブルの間を縫って歩いていた。こちら側を向いて座っている清十郎さま、なぜそんな彫りの深い顔なんですか!?
わたるくんのお席の隣には公平理事長夫妻が来られた。ちゃんと立ってご挨拶している。トップコンビにはケロちゃんのご家族も挨拶に来られていた。トップって一種の管理職なのかもね。
檀ちゃんも食事ってするんだぁ、と見ながら自分も食事。食べ方ですらなんていうかトップっぽかった!(なんだそれは)。
フアンの妻だったたまこちゃんも会場を歩いていた。ホテルスタッフに、ショーから後ろに椅子を用意してもらえるよう頼んでいた。割とさっぱりした性格の様子だった。
食事の最中も、知り合いのジェンヌさん同士が立って話をしたり、テーブルを訪問したり。プラチナちゃんの京樹真那ちゃんも。髪の毛を伸ばして女らしくなっていた。・・・ケロちゃんもああなるのかなぁ。
(・・・続きは明日付の日記で)