やっぱり花ちゃんに救われていた「レビュー伝説」
2005年1月31日 宝塚東京会からフェアウエルパーティで汐美さんと一緒に撮っていただいた写真が届いた。ムラでは2ショットのポラだったけど、東京ではグループごとにフイルムで。
汐美さんはもう美しくて美しくて。退団者のきらめきがMAXになっているような美しさだ。言いたくはないけど、炎が消える前に一番強く輝く、そんな感じ。はー、もう!もったいないよー!きれいだよー!泣きたいよー!!!
・・・でも一緒に写っている自分は・・・白ってやっぱり膨張色。もともと膨張してるんだけどさ。ううう。これも2ショット写真と一緒に封印だな。とほほ。
☆
宙組公演。
お芝居が終わり、ショーまでの幕間に緑野師匠にうかがったのは「水くんが色気を発揮できるショーではない」「花ちゃん好きなら満足できる」という2点だった。
2階席だったので場内が暗くなる前に席についていたら、1階席からざわめきが。客席降りがあるらしい!でもあまり話題になってなかったのでは?と上からのぞきこむと、組長とまやさんが通路を歩いていた。そーゆーことか、と頭を引っ込める。
組長やまやさんが悪いわけじゃないけど、ここはもうちょっとスタークラスっつーか、売り出し中若手でもよかったんじゃ?若い子たちを引き連れていたが、その中にカチャ&アリスの姿が目に付いた。カチャは目立つ顔だからよくわかる。ガイチコンサートやBOX MANにも出ていたよなぁ。アリスちゃんも花ちゃんそっくりだからすぐわかる。
で、このショーは通し役が振られている。花ちゃんのジジとタカちゃんの王子さま。まずタカちゃんと水くん、タニちゃん、それと宙組生のカラフルなショーがあって、で、さぁ、花ちゃんがいつもの豪華な衣装で出てくるかな?と待っていたら、一番粗末な格好で登場。びっくり。でもそれが可愛い可愛い。頭の上で髪の毛をちょっとくくった髪型があれほど似合うなんて。
花ちゃんは余命いくばくもないらしい。それをみんなで盛り上げよう、というストーリーなのか。花ちゃんてばヘタクソに踊ったりするのだが、それがぴたっとはまるわけだ。ヘタクソに見せるって技術の要ることじゃないか?
たかちゃんとのリフト。ああいうほとんど水平でのリフトって高いリフトより難しいような気がする。
たかちゃんとコンビを組むようになって、どんどん美しく、上手くなっていくジジ。そりゃ元が花ちゃんだもん(?)。美しいよ、上手いよ。スパニッシュの女は余裕。私が「花ちゃんてなんてすごい!」と絶句したのは、「激情」のフラメンコのソロだった。フラメンコが専門家ではない人があそこまで踊れるわけ?ちゃんとサパテアード踏んでるんだよ?もちろんトレーニングしただろうけど。
死ぬシーンもやはりはかなげで。結局私は花ちゃんしか見ていなかったように思う。でもだからこそ、満足、満足だった。じゃあ、花ちゃんがイヤな人はどうするんだろう?とさえ思ってしまった。というか花ちゃんじゃなければこのショーはどうなっていたんだろう?と。そもそも花ちゃんのために作ったのかもしれない。
圧巻は花ちゃんの白いダルマ。あの脚の美しさ!シンプルな衣装なのに華やかで目を奪われた。
階段降りはかなみちゃんエトワールの後、またいきなりタニちゃん。一体宙組は若手、いや中堅男役、どうするんだろうなぁ。
その他、印象に残ったことを列記すると。
水くんの兵隊さんの銀橋。笛を吹くと頭につけた飾りが伸びたり縮んだり。水くんファン泣くに泣けなかったろうなぁ。色気とキザで売ってるはずの水くんに何やらせるんだ!?と(「絢爛」で半パンにならされた大人のオトコが売りの人のファンですから、私)。このショーでは確かに水くん、色気出す場面ないわ。
タニちゃんは相変わらずキザるキザる。しかーし宙組にはもっとデカくてもっとゴツい男役が一杯いるから、そういう人たちの前で何もタニちゃんがキザらなくてもいいんじゃないか、と。
ぽっぽさんがスパニッシュの場面で、舞台の一番真ん中で踊ってくれた。いつもは組長のポジションだが組長は狂言回しだから。すっしぃさんと組んで踊ってくれる場面もあり、なんとか退団者配慮はしてもらっている感じ。ぽっぽさんがいなくなったらすっしぃさんは誰と踊ればいいのだろう。
実は芝居でもそうだったのだけど、はっちゃんが私は目に付いてしょうがなかった。ちょっと前のショー辺りから、すっしぃさんと対の位置で踊るのがはっちゃんて、いいのかい、と思っていたが学年的にはしょうがないのか。
宙組若手巨大男役たち、売り出されているような、売り出されていないような。銀橋を渡るのは渡るんだけど、まりえったさん、すっしぃと一緒に渡っちゃだめでしょうよ。若手は若手ばかりでまとめないと。どっかの組の「伯爵家の使用人4人組」みたいな感じでいいからさ。だから、宙組は「総踊りの好きな組」「たかちゃん、はなちゃん、水くん、タニちゃん、その他」っていう分類がしっくり
来る組になってしまってるんじゃないかなぁ。それはそれだけ、宙組の若手っつーか中堅が売り出せない理由があるからなのかなぁ?
絶句したのがロケット。インパクトある衣装と鬘をつけた生徒さんたちが、上がっていた大セリから下がってくるんだけど、私、全員男役の女装だと思いました!!普通、らぶりぃなロケットの衣装だと、娘役さんはいいけど男役さんたち可哀想ね、もみあげ隠すしかないもんねと同情するんだけど、今回は娘役さんたちでも似合わな
い〜!だもんだから、男役さんたちだと哀しいほど似合わない。ロケットは中低だったからまだライトの光量が両端は少なくて救われたような気がします。あんな似合わないロケットは初めて観ました。
セットは大掛かりで美しく、インパクトがありました。
幕が降りるときの記念撮影。降りるまでのしばらくの時間、結構大変だと思うのですがメインの人たちはまばたきを全くしてませんでしたね。
汐美さんはもう美しくて美しくて。退団者のきらめきがMAXになっているような美しさだ。言いたくはないけど、炎が消える前に一番強く輝く、そんな感じ。はー、もう!もったいないよー!きれいだよー!泣きたいよー!!!
・・・でも一緒に写っている自分は・・・白ってやっぱり膨張色。もともと膨張してるんだけどさ。ううう。これも2ショット写真と一緒に封印だな。とほほ。
☆
宙組公演。
お芝居が終わり、ショーまでの幕間に緑野師匠にうかがったのは「水くんが色気を発揮できるショーではない」「花ちゃん好きなら満足できる」という2点だった。
2階席だったので場内が暗くなる前に席についていたら、1階席からざわめきが。客席降りがあるらしい!でもあまり話題になってなかったのでは?と上からのぞきこむと、組長とまやさんが通路を歩いていた。そーゆーことか、と頭を引っ込める。
組長やまやさんが悪いわけじゃないけど、ここはもうちょっとスタークラスっつーか、売り出し中若手でもよかったんじゃ?若い子たちを引き連れていたが、その中にカチャ&アリスの姿が目に付いた。カチャは目立つ顔だからよくわかる。ガイチコンサートやBOX MANにも出ていたよなぁ。アリスちゃんも花ちゃんそっくりだからすぐわかる。
で、このショーは通し役が振られている。花ちゃんのジジとタカちゃんの王子さま。まずタカちゃんと水くん、タニちゃん、それと宙組生のカラフルなショーがあって、で、さぁ、花ちゃんがいつもの豪華な衣装で出てくるかな?と待っていたら、一番粗末な格好で登場。びっくり。でもそれが可愛い可愛い。頭の上で髪の毛をちょっとくくった髪型があれほど似合うなんて。
花ちゃんは余命いくばくもないらしい。それをみんなで盛り上げよう、というストーリーなのか。花ちゃんてばヘタクソに踊ったりするのだが、それがぴたっとはまるわけだ。ヘタクソに見せるって技術の要ることじゃないか?
たかちゃんとのリフト。ああいうほとんど水平でのリフトって高いリフトより難しいような気がする。
たかちゃんとコンビを組むようになって、どんどん美しく、上手くなっていくジジ。そりゃ元が花ちゃんだもん(?)。美しいよ、上手いよ。スパニッシュの女は余裕。私が「花ちゃんてなんてすごい!」と絶句したのは、「激情」のフラメンコのソロだった。フラメンコが専門家ではない人があそこまで踊れるわけ?ちゃんとサパテアード踏んでるんだよ?もちろんトレーニングしただろうけど。
死ぬシーンもやはりはかなげで。結局私は花ちゃんしか見ていなかったように思う。でもだからこそ、満足、満足だった。じゃあ、花ちゃんがイヤな人はどうするんだろう?とさえ思ってしまった。というか花ちゃんじゃなければこのショーはどうなっていたんだろう?と。そもそも花ちゃんのために作ったのかもしれない。
圧巻は花ちゃんの白いダルマ。あの脚の美しさ!シンプルな衣装なのに華やかで目を奪われた。
階段降りはかなみちゃんエトワールの後、またいきなりタニちゃん。一体宙組は若手、いや中堅男役、どうするんだろうなぁ。
その他、印象に残ったことを列記すると。
水くんの兵隊さんの銀橋。笛を吹くと頭につけた飾りが伸びたり縮んだり。水くんファン泣くに泣けなかったろうなぁ。色気とキザで売ってるはずの水くんに何やらせるんだ!?と(「絢爛」で半パンにならされた大人のオトコが売りの人のファンですから、私)。このショーでは確かに水くん、色気出す場面ないわ。
タニちゃんは相変わらずキザるキザる。しかーし宙組にはもっとデカくてもっとゴツい男役が一杯いるから、そういう人たちの前で何もタニちゃんがキザらなくてもいいんじゃないか、と。
ぽっぽさんがスパニッシュの場面で、舞台の一番真ん中で踊ってくれた。いつもは組長のポジションだが組長は狂言回しだから。すっしぃさんと組んで踊ってくれる場面もあり、なんとか退団者配慮はしてもらっている感じ。ぽっぽさんがいなくなったらすっしぃさんは誰と踊ればいいのだろう。
実は芝居でもそうだったのだけど、はっちゃんが私は目に付いてしょうがなかった。ちょっと前のショー辺りから、すっしぃさんと対の位置で踊るのがはっちゃんて、いいのかい、と思っていたが学年的にはしょうがないのか。
宙組若手巨大男役たち、売り出されているような、売り出されていないような。銀橋を渡るのは渡るんだけど、まりえったさん、すっしぃと一緒に渡っちゃだめでしょうよ。若手は若手ばかりでまとめないと。どっかの組の「伯爵家の使用人4人組」みたいな感じでいいからさ。だから、宙組は「総踊りの好きな組」「たかちゃん、はなちゃん、水くん、タニちゃん、その他」っていう分類がしっくり
来る組になってしまってるんじゃないかなぁ。それはそれだけ、宙組の若手っつーか中堅が売り出せない理由があるからなのかなぁ?
絶句したのがロケット。インパクトある衣装と鬘をつけた生徒さんたちが、上がっていた大セリから下がってくるんだけど、私、全員男役の女装だと思いました!!普通、らぶりぃなロケットの衣装だと、娘役さんはいいけど男役さんたち可哀想ね、もみあげ隠すしかないもんねと同情するんだけど、今回は娘役さんたちでも似合わな
い〜!だもんだから、男役さんたちだと哀しいほど似合わない。ロケットは中低だったからまだライトの光量が両端は少なくて救われたような気がします。あんな似合わないロケットは初めて観ました。
セットは大掛かりで美しく、インパクトがありました。
幕が降りるときの記念撮影。降りるまでのしばらくの時間、結構大変だと思うのですがメインの人たちはまばたきを全くしてませんでしたね。
もしかして、詳細求めて来られてる方、いらっしゃるかもしれないと思い、念のため、ですが、私は上京してません。すいません。
伝聞は聞いたとしても、書けませんし。ってことで、ごめんなさい。
伝聞は聞いたとしても、書けませんし。ってことで、ごめんなさい。
共感させることの難しさを感じた「ホテルステラマリス」
2005年1月28日 宝塚1月25日15時大劇場公演を観劇。
こんなに公演終盤での観劇というのに、基礎知識は緑野師匠の日記のみ。いや、他の方の感想ももちろん読んでいるのだが、観劇する前に読んでも「そうそう!」とか「そうだっけ?」と深く反応しながら読むことができないので、ざっとだけ読む。観劇後にしっかり読み直す楽しみにしておく。
だから、出来がどうだろうと公演期間初めに観劇するのが好きで、さらにネットでいろいろ感想読んで二重三重に味わう贅沢をしていたのだけど。今はなかなかねぇ。
師匠は非常に文章力、エンタテイメント文章力のある方なんで、たとえ観劇前でもつい深く「読んで」しまう。これってすごいことだと思う。短い文章が書けないとおっしゃっていたが、2004年10月1日の日記なんて、なんて端的に私のいいたいことを言ってくださるんだろう、と感激しましたよ。
で、今回の作品は正塚作品としては、イマイチっぽいんだな、などと思いつつ劇場へ。なんで私は正塚作品は苦手なんだろう。まだ理由がはっきりしない。期待せずに観た「BOX MAN」は割とよかったけど。
で、あの、その、水くんですが、私が観たのは、薄い雪組の中で爆発的に色気を振りまいていた「アオセトナ」様以来だったんで、特にそう感じてしまったのかも(緑野師匠の1月25日の日記参照)。
比較したまりえったさんはプロローグの総踊りのことで、あのじいさんがまりえったさんだと気づいたのは後からのことで。道理で色気のあるじいさんだと思ったら。いや、その。
ほら、花ちゃんと二人で語り合うところは、ちゃんと色気が出てましたよ!?でもそれは誠実な色気っていうか、本当は水くんの魅力はランブルーズ侯爵とかのよーに悪の華の香る色気だと思うので、それはちょっと今回は物足りなかったのは確かで。水くんがトップになったらこういう風になっちゃうのかな、もったいないな、とか。
墓穴掘るからもうやめときます。
芝居を観ながら、つい、照明が明るくなる隙に時計を見上げてしまう。私がこうやるのは、退屈なときやつまらないと思っているとき。あうあう。まだ1時間位あるよ。
ぼえーっと宙組巨大男役を眺めてみたり、花ちゃんの衣装は今回少ないなーとか思ってみたり、たかちゃんの目の周りがなんか青いような気がするーとか、ワークシェアリングは魔法の解決策じゃあないだろう?などと思っていたのですが。
いきなり花ちゃんが舞台の上にひっくり返った!
それからは花ちゃんの気持ちにぐっと引き込まれた。かなみちゃんという共感しやすそうな等身大の女の子が出てきても、やっぱり花ちゃん。花ちゃんに思いいれして観てしまうから、たかちゃんが心変わりしても許せてしまう。水くんがいい幼馴染なのにたかちゃんを選んでも納得する。ホテルの今後がどうなるかやっぱり心配でもまぁいいか、と思ってしまう。
花ちゃんの力はすごい。「BOX MAN」も多分私は花ちゃんマジックにしてやられていたのだろうな。
花ちゃんって絶世の美女ですか?違いますよね?実際はものすごい美人なんだけど、美貌が一番の売りではないですよね?例えば檀ちゃんは私はあの美貌に惚れている。大好き。観ているだけでうっとり。作品によって(「永遠の祈り」とか)は共感することもあるけど、自分と重ね合わせて共感するまではできない。
美しすぎるもの。後宮三千の美女を勝ち抜いてきた美しすぎる女に自分を重ねてどうする!?
でも、花ちゃんはどこにでもいそうな顔に見える。目が細くて。もしかするとちょっと間違えば自分と重ね合わせることもしてしまう。それは顔だけじゃない、物腰、セリフ、なんとなく全てが「手が届きそうな人」に見えてしまうのがちゃんマジックだと思う。自分を投影してしまえる範囲の人に「見える」のだ。
実際は絶対無理なのに。あの気品、プロポーション、ダンス力、演技力、歌唱力、化粧、ドレスの着こなし。一体誰が真似できるというのだろう。誰かが真似できるなら、とっくに花ちゃんは退団しているだろう。
雪エリザ成功の原因のひとつも「花ちゃんマジック」だろうと思っている。タイトルロールの皇女を、初演で共感をもって見せてしまえたのが、今の続演また続演につながっているのだと思う(他にも要因はあると思うのだが、その話はまた改めて)。
花ちゃん絶賛(笑)はこのくらいで置いといて。もうひとつ共感の難しさを感じてしまったのが、タニちゃんなのだ。
タニちゃん、キザるキザる。もしかして正塚先生、わざとやってます?でもタニちゃんも喜んでやってる?生徒さん自らがセレクトするという舞台写真も、タニちゃんはキザってるところだというから。
キザるのはいいんだが、それがお笑い方向に行って帰ってこないんだよ、今回の人物は。「おーい、どこ行くの?」状態。
タニちゃんに共感できた作品って、観たことあったかなぁ?と思い返してみる。「長春」のブリスも違う、「白昼」もまだちょっと違う、「ガイズ」全然違う。「サラン・愛」違う。「愛のソナタ」共感もなにも。「Practical Joke」は正塚だけど今回よりマシ。「博多座長安」も無理があったなぁ。「雨唄」「LastParty」は見てないけどがーっと遡ると、結局ビデオでしか観た事がない「シンデレラロック」に行き着いてしまうのだ。
タニちゃんは華だ。あまりの華に劇団関係者も目がくらんだんだろうな。花ちゃんとは逆。どこにもいなさそうな人。抜擢したものの、タニちゃんを生かした役にあてられなかったり、本人が目指す方向が渋い系だったりするもんだから、今では失笑買うことが舞台上の役割になりかけてるってのは可哀想じゃないか?女装させると似合いそうなのに、全然似合わないっていうのもまたねぇ(除:サテュロス)。
タニちゃんを生かす手段はただひとつ。真ん中に置くこと。そしてタニちゃんそのままを生かす役を当てること。
永久に「修行中」でも構わない。歌が下手でも私は気にしない。それらをしのぐ華がタニちゃんにはあるんだから。大階段の真ん中にひとりで立てる人なんだから。ぴっかぴかの華をまといつつ、あの人懐っこい笑顔で観客に遠い存在ではなくて、身近にいる可愛い弟のようなタニちゃんとしてみてもらえはずだから。
その彼が苦しんだり楽しんだりする姿にちゃんと共感できるはずだから。他の誰もできないタニちゃんしかできない役が絶対あるから。
このままではもったいない。
づくづくそう思った「ホテル・ステラマリス」だった。あ、作品自体は2回目以降が楽しい作品だと思います。観るところはたくさんあるから。
こんなに公演終盤での観劇というのに、基礎知識は緑野師匠の日記のみ。いや、他の方の感想ももちろん読んでいるのだが、観劇する前に読んでも「そうそう!」とか「そうだっけ?」と深く反応しながら読むことができないので、ざっとだけ読む。観劇後にしっかり読み直す楽しみにしておく。
だから、出来がどうだろうと公演期間初めに観劇するのが好きで、さらにネットでいろいろ感想読んで二重三重に味わう贅沢をしていたのだけど。今はなかなかねぇ。
師匠は非常に文章力、エンタテイメント文章力のある方なんで、たとえ観劇前でもつい深く「読んで」しまう。これってすごいことだと思う。短い文章が書けないとおっしゃっていたが、2004年10月1日の日記なんて、なんて端的に私のいいたいことを言ってくださるんだろう、と感激しましたよ。
で、今回の作品は正塚作品としては、イマイチっぽいんだな、などと思いつつ劇場へ。なんで私は正塚作品は苦手なんだろう。まだ理由がはっきりしない。期待せずに観た「BOX MAN」は割とよかったけど。
で、あの、その、水くんですが、私が観たのは、薄い雪組の中で爆発的に色気を振りまいていた「アオセトナ」様以来だったんで、特にそう感じてしまったのかも(緑野師匠の1月25日の日記参照)。
比較したまりえったさんはプロローグの総踊りのことで、あのじいさんがまりえったさんだと気づいたのは後からのことで。道理で色気のあるじいさんだと思ったら。いや、その。
ほら、花ちゃんと二人で語り合うところは、ちゃんと色気が出てましたよ!?でもそれは誠実な色気っていうか、本当は水くんの魅力はランブルーズ侯爵とかのよーに悪の華の香る色気だと思うので、それはちょっと今回は物足りなかったのは確かで。水くんがトップになったらこういう風になっちゃうのかな、もったいないな、とか。
墓穴掘るからもうやめときます。
芝居を観ながら、つい、照明が明るくなる隙に時計を見上げてしまう。私がこうやるのは、退屈なときやつまらないと思っているとき。あうあう。まだ1時間位あるよ。
ぼえーっと宙組巨大男役を眺めてみたり、花ちゃんの衣装は今回少ないなーとか思ってみたり、たかちゃんの目の周りがなんか青いような気がするーとか、ワークシェアリングは魔法の解決策じゃあないだろう?などと思っていたのですが。
いきなり花ちゃんが舞台の上にひっくり返った!
それからは花ちゃんの気持ちにぐっと引き込まれた。かなみちゃんという共感しやすそうな等身大の女の子が出てきても、やっぱり花ちゃん。花ちゃんに思いいれして観てしまうから、たかちゃんが心変わりしても許せてしまう。水くんがいい幼馴染なのにたかちゃんを選んでも納得する。ホテルの今後がどうなるかやっぱり心配でもまぁいいか、と思ってしまう。
花ちゃんの力はすごい。「BOX MAN」も多分私は花ちゃんマジックにしてやられていたのだろうな。
花ちゃんって絶世の美女ですか?違いますよね?実際はものすごい美人なんだけど、美貌が一番の売りではないですよね?例えば檀ちゃんは私はあの美貌に惚れている。大好き。観ているだけでうっとり。作品によって(「永遠の祈り」とか)は共感することもあるけど、自分と重ね合わせて共感するまではできない。
美しすぎるもの。後宮三千の美女を勝ち抜いてきた美しすぎる女に自分を重ねてどうする!?
でも、花ちゃんはどこにでもいそうな顔に見える。目が細くて。もしかするとちょっと間違えば自分と重ね合わせることもしてしまう。それは顔だけじゃない、物腰、セリフ、なんとなく全てが「手が届きそうな人」に見えてしまうのがちゃんマジックだと思う。自分を投影してしまえる範囲の人に「見える」のだ。
実際は絶対無理なのに。あの気品、プロポーション、ダンス力、演技力、歌唱力、化粧、ドレスの着こなし。一体誰が真似できるというのだろう。誰かが真似できるなら、とっくに花ちゃんは退団しているだろう。
雪エリザ成功の原因のひとつも「花ちゃんマジック」だろうと思っている。タイトルロールの皇女を、初演で共感をもって見せてしまえたのが、今の続演また続演につながっているのだと思う(他にも要因はあると思うのだが、その話はまた改めて)。
花ちゃん絶賛(笑)はこのくらいで置いといて。もうひとつ共感の難しさを感じてしまったのが、タニちゃんなのだ。
タニちゃん、キザるキザる。もしかして正塚先生、わざとやってます?でもタニちゃんも喜んでやってる?生徒さん自らがセレクトするという舞台写真も、タニちゃんはキザってるところだというから。
キザるのはいいんだが、それがお笑い方向に行って帰ってこないんだよ、今回の人物は。「おーい、どこ行くの?」状態。
タニちゃんに共感できた作品って、観たことあったかなぁ?と思い返してみる。「長春」のブリスも違う、「白昼」もまだちょっと違う、「ガイズ」全然違う。「サラン・愛」違う。「愛のソナタ」共感もなにも。「Practical Joke」は正塚だけど今回よりマシ。「博多座長安」も無理があったなぁ。「雨唄」「LastParty」は見てないけどがーっと遡ると、結局ビデオでしか観た事がない「シンデレラロック」に行き着いてしまうのだ。
タニちゃんは華だ。あまりの華に劇団関係者も目がくらんだんだろうな。花ちゃんとは逆。どこにもいなさそうな人。抜擢したものの、タニちゃんを生かした役にあてられなかったり、本人が目指す方向が渋い系だったりするもんだから、今では失笑買うことが舞台上の役割になりかけてるってのは可哀想じゃないか?女装させると似合いそうなのに、全然似合わないっていうのもまたねぇ(除:サテュロス)。
タニちゃんを生かす手段はただひとつ。真ん中に置くこと。そしてタニちゃんそのままを生かす役を当てること。
永久に「修行中」でも構わない。歌が下手でも私は気にしない。それらをしのぐ華がタニちゃんにはあるんだから。大階段の真ん中にひとりで立てる人なんだから。ぴっかぴかの華をまといつつ、あの人懐っこい笑顔で観客に遠い存在ではなくて、身近にいる可愛い弟のようなタニちゃんとしてみてもらえはずだから。
その彼が苦しんだり楽しんだりする姿にちゃんと共感できるはずだから。他の誰もできないタニちゃんしかできない役が絶対あるから。
このままではもったいない。
づくづくそう思った「ホテル・ステラマリス」だった。あ、作品自体は2回目以降が楽しい作品だと思います。観るところはたくさんあるから。
私の知らない「ムシキング」の世界
2005年1月27日 日常通勤途中、大阪駅で突然、女の人に話しかけられた。
「○○○×××?」
どうも日本人じゃないらしい。でも言葉は日本語。「は?」と聞き返すと「ハービス、どこですか?」
ハービス・・・ハービス・・・ハービスって何だっけ?どこだっけ?数秒考え、なんとか「あ、あっちです!」と地下通路の西の方を指差せた。「ありがとう」と元気よくその女性は歩いていった。
ううう。なんて情けない。とっさにハービスを認識できなくなっていた自分の頭。出産前はあんなに街のあちこちをふらふらうろうろしていたというのに。ハービスといえば、ケロちゃんたちが着物ショーに出た時にも行ったよなぁ。
ハービスエントもまだ行ってない。なんばパークスも行ってない。こうやってどんどん街の流行から取り残されて行くのだろうか。私の知らない世界が広がっている。
産休から復帰する時、会社の上の方の人に「子持ちはこの仕事には向いてない」と言われた。この仕事がどういう仕事かは置いといて、真意は「子持ちは家族や家事を優先して、週末などに人の集まるポイントを見て歩けない」ということだった。
そんなん、子持ち男性だって週末ごとに出歩けるんかい!?採用条件を「独身に限る」か「子無し既婚者」にしとけばいいんだわ!?
その時はとても腹が立ったけど、実際問題、週末は家にこもっている事が多い(あんなに観劇しておいて?という突っ込みはまた置いといて)。子連れで出歩くことにはやぶさかではないが、冬は人混みに連れて行くことで、風邪をもらってしまう可能性が上がる。また平日保育園に行っていて、疲れている息子を週末くらいは休ませたいと(自分もだけど)思う。週末無理をして平日発熱されて会社を休むのは避けたいというのが、一番の理由になる。
そうまで頑張っても、「週末に出歩けない、世間の狭い子持ち女」っつー認識になってしまうんだな。切ない。
かといって、「母親である」とか「主婦感覚を生かして」というのは私の性に合わないし、こんなに不真面目な母親なのに、それを売りにするのはどうよ、と思うし。
☆
先日、友人から突然電話があった。「ムシキングのカードの入手方法を知らないか?」という問い合わせだった。
ム、ムシキング?名前位しか知らないが、マンションのロビーやショッピングセンターの隅っこで、男の子たちがカードホルダーを持って頭を付き合わせてるあれか?
「そうそう!」
なんでも5歳の息子さんが夢中になっているらしい。どうしても欲しいカードがあるが、なかなか手に入らない、と。
ヤフーオークションだろうなぁ、と思いつつ友人はインターネットをやらない人なので、お役に立てずごめんね、と電話を切る。
その後、ネットでムシキングについて調べる。なーるほどなー。セガがゲームセンターなどに置いている機械に100円を入れると、カードが出てきて、それを機械に通してバトルをやるらしい。カードは何種類もあり、それを集めるのが楽しいようだ。
ゲームセンターの機械の前には長蛇の列らしい。週末、息子をベビーカーに乗せて、一番近くのゲームセンターに行ってみた。今、週末に息子連れで行けるのはこの程度。確かに、行列してるわ。しかも子供だけじゃなくて親がニコニコして一緒になってやってるよ?そんなに面白いの?
息子連れでトライするのは無理があるので、会社の帰りに大阪のゲームセンターに寄ってみる。夜なので、さすがに親子連れは1組だけだった。開いている機械でカードを買い、機械に読み取らせてバトル。バトルといっても基本はじゃんけんゲームらしい。3回まで戦える。これなら「ドンキーコング」をクリアできなかった反射神経の世代でもなんとかなる?やってる最中はかなり楽しい。
カードはキラキラしていてとてもキレイ。ムシといってもいい加減なイラストではなくて、かなりリアルで迫力のある絵柄だ。これと戦うためのわざのカードを組み合わせて、強化していくのだろう。
男の子も好きそうだが、大人も好きな人は好きだろう。これを考え出したセガもエライ。
出たカードは友人に郵送した。再利用ってできるのかな?
1本の電話で、私の知らない世界を垣間みることができた。ありがとう。
世の中の流行を追いかけ回すのがいいとは決して思わないが、人が夢中になっているものをバカにせず、一度は身を投じてみるのも面白いものだ、ということは宝塚でよーくわかってるから(笑)、身近なところからやっていってみるか。
私の知らない世界を知るのは面白いことなんだから。
「○○○×××?」
どうも日本人じゃないらしい。でも言葉は日本語。「は?」と聞き返すと「ハービス、どこですか?」
ハービス・・・ハービス・・・ハービスって何だっけ?どこだっけ?数秒考え、なんとか「あ、あっちです!」と地下通路の西の方を指差せた。「ありがとう」と元気よくその女性は歩いていった。
ううう。なんて情けない。とっさにハービスを認識できなくなっていた自分の頭。出産前はあんなに街のあちこちをふらふらうろうろしていたというのに。ハービスといえば、ケロちゃんたちが着物ショーに出た時にも行ったよなぁ。
ハービスエントもまだ行ってない。なんばパークスも行ってない。こうやってどんどん街の流行から取り残されて行くのだろうか。私の知らない世界が広がっている。
産休から復帰する時、会社の上の方の人に「子持ちはこの仕事には向いてない」と言われた。この仕事がどういう仕事かは置いといて、真意は「子持ちは家族や家事を優先して、週末などに人の集まるポイントを見て歩けない」ということだった。
そんなん、子持ち男性だって週末ごとに出歩けるんかい!?採用条件を「独身に限る」か「子無し既婚者」にしとけばいいんだわ!?
その時はとても腹が立ったけど、実際問題、週末は家にこもっている事が多い(あんなに観劇しておいて?という突っ込みはまた置いといて)。子連れで出歩くことにはやぶさかではないが、冬は人混みに連れて行くことで、風邪をもらってしまう可能性が上がる。また平日保育園に行っていて、疲れている息子を週末くらいは休ませたいと(自分もだけど)思う。週末無理をして平日発熱されて会社を休むのは避けたいというのが、一番の理由になる。
そうまで頑張っても、「週末に出歩けない、世間の狭い子持ち女」っつー認識になってしまうんだな。切ない。
かといって、「母親である」とか「主婦感覚を生かして」というのは私の性に合わないし、こんなに不真面目な母親なのに、それを売りにするのはどうよ、と思うし。
☆
先日、友人から突然電話があった。「ムシキングのカードの入手方法を知らないか?」という問い合わせだった。
ム、ムシキング?名前位しか知らないが、マンションのロビーやショッピングセンターの隅っこで、男の子たちがカードホルダーを持って頭を付き合わせてるあれか?
「そうそう!」
なんでも5歳の息子さんが夢中になっているらしい。どうしても欲しいカードがあるが、なかなか手に入らない、と。
ヤフーオークションだろうなぁ、と思いつつ友人はインターネットをやらない人なので、お役に立てずごめんね、と電話を切る。
その後、ネットでムシキングについて調べる。なーるほどなー。セガがゲームセンターなどに置いている機械に100円を入れると、カードが出てきて、それを機械に通してバトルをやるらしい。カードは何種類もあり、それを集めるのが楽しいようだ。
ゲームセンターの機械の前には長蛇の列らしい。週末、息子をベビーカーに乗せて、一番近くのゲームセンターに行ってみた。今、週末に息子連れで行けるのはこの程度。確かに、行列してるわ。しかも子供だけじゃなくて親がニコニコして一緒になってやってるよ?そんなに面白いの?
息子連れでトライするのは無理があるので、会社の帰りに大阪のゲームセンターに寄ってみる。夜なので、さすがに親子連れは1組だけだった。開いている機械でカードを買い、機械に読み取らせてバトル。バトルといっても基本はじゃんけんゲームらしい。3回まで戦える。これなら「ドンキーコング」をクリアできなかった反射神経の世代でもなんとかなる?やってる最中はかなり楽しい。
カードはキラキラしていてとてもキレイ。ムシといってもいい加減なイラストではなくて、かなりリアルで迫力のある絵柄だ。これと戦うためのわざのカードを組み合わせて、強化していくのだろう。
男の子も好きそうだが、大人も好きな人は好きだろう。これを考え出したセガもエライ。
出たカードは友人に郵送した。再利用ってできるのかな?
1本の電話で、私の知らない世界を垣間みることができた。ありがとう。
世の中の流行を追いかけ回すのがいいとは決して思わないが、人が夢中になっているものをバカにせず、一度は身を投じてみるのも面白いものだ、ということは宝塚でよーくわかってるから(笑)、身近なところからやっていってみるか。
私の知らない世界を知るのは面白いことなんだから。
傷つきながらも癒された宙組観劇
2005年1月25日 宝塚大劇場に足を運んだ1月25日。星組の千秋楽11月8日以来だから3ヶ月近く行ってなかったことになる。
緑野師匠とも東宝楽以来。
ムラの風景はそこはかとなく変わっていて、目に飛び込んでくるのはすずみんの笑顔。バウのポスターがあちこちに貼ってあるのだが、ほっぺたに「私はスター」といたずら描きしたくなるよ。「スターじゃないすずみんなんてすずみんじゃないですよ!」とすずみんを愛しておられる師匠がおっしゃる。いや、そうですけどなんか脱力しません?ゆみこちゃんのDSポスターはなかなか素敵だった。
変身写真館の前を通り、そっと各組スターの写真を見ると、まだケロちゃんの写真はあった。まぁ、時間の問題だけどあってちょっとほっとする。
大好きなたかちゃん花ちゃん、美しいトップコンビとその所属する宙組。ちゃんとした感想はまた改めて書くとして、お芝居は「退屈」。元々私は正塚先生が苦手。まみファンだけど「Practical Joke」もダメだったし。それでも花ちゃん涙を流して熱演の辺り(ホテル買収が決まって海岸を歩くところ)から花ちゃんの気持ちに引き込まれた。
星組、特に「ドルチェ・ヴィータをこってりこってり観続けた身には物足りない。ヒマだから、つい「ケロちゃんがいたらどういう役で出てくるかな」などと相変わらず重症患者のように考えてしまう。
幕間に師匠と合流するが、つい無口になってしまう。なんだか辛い。もうここに汐美真帆が戻ってくることはないんだ。舞台の上では相変わらず華やかに生き生きと生徒さんたちが歌い踊っているのに、汐美さんはいないんだ。
でも一転、ショーは楽しめた。花ちゃんのジジの可愛いこと!髪型としぐさをああしただけで、あんなに可愛い少女になれるなんて。それにはもちろん、かなりの造りこみのための技術が必要だろう。
花ちゃんとたかちゃん、宙組総踊りを観ていると「これぞ宝塚」という夢の世界に行けた。ほっとした。
ところで、芝居でもショーでも、タニちゃんがきざりまくって出てくるんですけどあれ、なんで?お笑い?タニちゃん、そういう方向に行っちゃうの?いいの?
今回は女装はなかったけど、タニちゃんの持ち味はそうじゃないでしょう?相変わらずのすんばらしいスタイル、アイドル性がもったいないって。
☆
25日15時公演は逸翁デー。これで私は2度目かな。前はたまたま友会エントリーした公演が逸翁デーで、行って立て看板が出ていてびっくり、だった。今回は師匠の観劇に合わせて行ったら逸翁デーだった。
いつもの逸翁のビデオを観て、ゲストの思い出話。ゲストは真帆志ぶきさんと涼風真世さん。どちらも生で観るのは初めて。
かなめさんは、可愛い可愛い。この人、男役トップだったんだよね?フェアリー系だったっけ?パックとかがお似合いの。私は「魚河岸のプリンセス」っていうNHKドラマで初めて見た。そのときはテレビはどうかな?と思ったけど、その後サントリー「響」のCMがとっても素敵だった。
最初はたくさんのぴらぴらがついた柄のあるワンピース(?スーツかも)。真帆志ぶきさんへの組長からのインタビューが続いている間にスタンバイ。大階段に黒いパンツスーツで登場。「我が名はオスカル」を歌ってくれた。
歌、うまーい。それにご本人の雰囲気ととてもよく合っている。私が実際に見たことのあるオスカルは水くん、さえちゃん、ノルさんだけだからか「この人のオスカルはさぞぴったりはまったろうなぁ」と思えた。
真帆志ぶきさんは「愛」という歌を歌ってくださった。逸翁さまに寄宿舎を斡旋していただいたとおっしゃってたから、今おいくつだろう?だが歌い出すとちゃんと声に張りもあり、姿勢も素晴らしい。
「真帆志ぶきさん、なら汐美さん、芸名が通ったときにご挨拶とかしたのかなぁ?」などと考えてしまう。確か芸名がかぶったり、文字を頂いたりしたとき、挨拶したってエピソードを聞いたことがあったので。
宙組生徒が全員登場し「逸翁賛歌」。その後ゲストのお二人も再登場。かなめさんは今度はクリーム色に小さな柄のスリット入りチャイナ風ドレス。ご自分に似合うものがわかっておられる方だな、と思った。
たかちゃんのご挨拶も滑らかで、男役トップの筆頭なんだな、と頼もしく見ていた。
終演後、少しだけ師匠とおしゃべりでき、とても楽しかった。ありがとうございました。また大劇場に行く元気が出てきました。
☆
恒例、火曜日の歯医者通い。この1週間、前歯は決してよい状態ではなかった。1日痛くていよいよダメかもと思うと翌日はすっきりしたりして。いずれにせよ、もう永くないだろうな。
先生としてはもうどうしようもないらしく、前歯だけのガード(マウスピース)を作ろうということになった。型取りし、またスケーリング。どうして毎回スケーリングするのかなぁ?と歯科衛生士のお姉さんに聞いてみる。すると今は歯石取りをやっているのではないそうだ。歯石は取り終わり、歯と歯茎の間の隙間に入っている食べ物などのカスをとっているそうだ。
私の歯茎の隙間の深さは奥歯で「4」が多く、前は「3」だそうだ。平均的な数字だそうだが、歯周病はこれがどんどん深くなる。カスを取ることで隙間に空気が入る。この隙間に巣食う細菌は空気が苦手なので隙間にいることができなくなる。それで深さが「3」に近づくということらしい。
最近はマメに歯医者に行ってるので虫歯はあまり発生しない。年代的にもこれから怖いのは歯周病だろう。自分でできるのは歯磨きだが、それでも歯石は取りきれないそうだ。半年に一度、歯石がつきやすい人(唾液中のカルシウム成分によるらしい)は3ヶ月に1度は歯医者に行って歯科衛生士さんにちゃんととってもらうべきだそうだ。
「定年まで忙しくて歯医者行っとらんで、その頃になってボロボロ歯がなくなる人、多いで」とのこと。私はもう1本たりと歯を失いたくない。理由は「美味しいもの食べられなくなるから!」。だから歯周病予防にせっせと歯医者に通うことにしよう。痛くないときの歯医者通いは怖くない。すっきりして気持ちいいだけだ。スケーリングだけならお支払いも安いものだし。虫歯のない人は歯医者に
通いなれてなくて敷居が高いかもしれないが、そういう人ほど、歯周病になりやすいようだ。
☆
今年のベネチアのカーニバルは1月28日から2月8日まで。ベネチアのカーニバルの特長は、参加者と見学者がいるのではなく、全員が参加者となるということだそうだ。
検索かけてベネチアのカーニバルのサイトを見ていたら、ケロちゃんがプロローグで橋の上でつけていたような仮面(とても簡略化されていたけど)を身に着けている写真がいくつもあり、またタイムスリップしてしまった。
☆
東京国立博物館で2月19日から3月13日まで、特別展「踊るサテュロス」が開催される。シチリア沖で発見された「踊るサテュロス」像が日本に来るという。会期後、愛知の万博でも見られるとか。関西には来ないのか。残念。
写真で見ると不思議なポーズをとっている。このポーズ、「ドルチェ・ヴィータ」のサテュロスたちの振り付けにも取り入れられていたように思う。
私は博物館、美術館が大好き(特に特別展示)なのだけど、今はあんまり行けない。息子が大騒ぎするからなぁ。また行きたいなぁ。できれば東京まで。
緑野師匠とも東宝楽以来。
ムラの風景はそこはかとなく変わっていて、目に飛び込んでくるのはすずみんの笑顔。バウのポスターがあちこちに貼ってあるのだが、ほっぺたに「私はスター」といたずら描きしたくなるよ。「スターじゃないすずみんなんてすずみんじゃないですよ!」とすずみんを愛しておられる師匠がおっしゃる。いや、そうですけどなんか脱力しません?ゆみこちゃんのDSポスターはなかなか素敵だった。
変身写真館の前を通り、そっと各組スターの写真を見ると、まだケロちゃんの写真はあった。まぁ、時間の問題だけどあってちょっとほっとする。
大好きなたかちゃん花ちゃん、美しいトップコンビとその所属する宙組。ちゃんとした感想はまた改めて書くとして、お芝居は「退屈」。元々私は正塚先生が苦手。まみファンだけど「Practical Joke」もダメだったし。それでも花ちゃん涙を流して熱演の辺り(ホテル買収が決まって海岸を歩くところ)から花ちゃんの気持ちに引き込まれた。
星組、特に「ドルチェ・ヴィータをこってりこってり観続けた身には物足りない。ヒマだから、つい「ケロちゃんがいたらどういう役で出てくるかな」などと相変わらず重症患者のように考えてしまう。
幕間に師匠と合流するが、つい無口になってしまう。なんだか辛い。もうここに汐美真帆が戻ってくることはないんだ。舞台の上では相変わらず華やかに生き生きと生徒さんたちが歌い踊っているのに、汐美さんはいないんだ。
でも一転、ショーは楽しめた。花ちゃんのジジの可愛いこと!髪型としぐさをああしただけで、あんなに可愛い少女になれるなんて。それにはもちろん、かなりの造りこみのための技術が必要だろう。
花ちゃんとたかちゃん、宙組総踊りを観ていると「これぞ宝塚」という夢の世界に行けた。ほっとした。
ところで、芝居でもショーでも、タニちゃんがきざりまくって出てくるんですけどあれ、なんで?お笑い?タニちゃん、そういう方向に行っちゃうの?いいの?
今回は女装はなかったけど、タニちゃんの持ち味はそうじゃないでしょう?相変わらずのすんばらしいスタイル、アイドル性がもったいないって。
☆
25日15時公演は逸翁デー。これで私は2度目かな。前はたまたま友会エントリーした公演が逸翁デーで、行って立て看板が出ていてびっくり、だった。今回は師匠の観劇に合わせて行ったら逸翁デーだった。
いつもの逸翁のビデオを観て、ゲストの思い出話。ゲストは真帆志ぶきさんと涼風真世さん。どちらも生で観るのは初めて。
かなめさんは、可愛い可愛い。この人、男役トップだったんだよね?フェアリー系だったっけ?パックとかがお似合いの。私は「魚河岸のプリンセス」っていうNHKドラマで初めて見た。そのときはテレビはどうかな?と思ったけど、その後サントリー「響」のCMがとっても素敵だった。
最初はたくさんのぴらぴらがついた柄のあるワンピース(?スーツかも)。真帆志ぶきさんへの組長からのインタビューが続いている間にスタンバイ。大階段に黒いパンツスーツで登場。「我が名はオスカル」を歌ってくれた。
歌、うまーい。それにご本人の雰囲気ととてもよく合っている。私が実際に見たことのあるオスカルは水くん、さえちゃん、ノルさんだけだからか「この人のオスカルはさぞぴったりはまったろうなぁ」と思えた。
真帆志ぶきさんは「愛」という歌を歌ってくださった。逸翁さまに寄宿舎を斡旋していただいたとおっしゃってたから、今おいくつだろう?だが歌い出すとちゃんと声に張りもあり、姿勢も素晴らしい。
「真帆志ぶきさん、なら汐美さん、芸名が通ったときにご挨拶とかしたのかなぁ?」などと考えてしまう。確か芸名がかぶったり、文字を頂いたりしたとき、挨拶したってエピソードを聞いたことがあったので。
宙組生徒が全員登場し「逸翁賛歌」。その後ゲストのお二人も再登場。かなめさんは今度はクリーム色に小さな柄のスリット入りチャイナ風ドレス。ご自分に似合うものがわかっておられる方だな、と思った。
たかちゃんのご挨拶も滑らかで、男役トップの筆頭なんだな、と頼もしく見ていた。
終演後、少しだけ師匠とおしゃべりでき、とても楽しかった。ありがとうございました。また大劇場に行く元気が出てきました。
☆
恒例、火曜日の歯医者通い。この1週間、前歯は決してよい状態ではなかった。1日痛くていよいよダメかもと思うと翌日はすっきりしたりして。いずれにせよ、もう永くないだろうな。
先生としてはもうどうしようもないらしく、前歯だけのガード(マウスピース)を作ろうということになった。型取りし、またスケーリング。どうして毎回スケーリングするのかなぁ?と歯科衛生士のお姉さんに聞いてみる。すると今は歯石取りをやっているのではないそうだ。歯石は取り終わり、歯と歯茎の間の隙間に入っている食べ物などのカスをとっているそうだ。
私の歯茎の隙間の深さは奥歯で「4」が多く、前は「3」だそうだ。平均的な数字だそうだが、歯周病はこれがどんどん深くなる。カスを取ることで隙間に空気が入る。この隙間に巣食う細菌は空気が苦手なので隙間にいることができなくなる。それで深さが「3」に近づくということらしい。
最近はマメに歯医者に行ってるので虫歯はあまり発生しない。年代的にもこれから怖いのは歯周病だろう。自分でできるのは歯磨きだが、それでも歯石は取りきれないそうだ。半年に一度、歯石がつきやすい人(唾液中のカルシウム成分によるらしい)は3ヶ月に1度は歯医者に行って歯科衛生士さんにちゃんととってもらうべきだそうだ。
「定年まで忙しくて歯医者行っとらんで、その頃になってボロボロ歯がなくなる人、多いで」とのこと。私はもう1本たりと歯を失いたくない。理由は「美味しいもの食べられなくなるから!」。だから歯周病予防にせっせと歯医者に通うことにしよう。痛くないときの歯医者通いは怖くない。すっきりして気持ちいいだけだ。スケーリングだけならお支払いも安いものだし。虫歯のない人は歯医者に
通いなれてなくて敷居が高いかもしれないが、そういう人ほど、歯周病になりやすいようだ。
☆
今年のベネチアのカーニバルは1月28日から2月8日まで。ベネチアのカーニバルの特長は、参加者と見学者がいるのではなく、全員が参加者となるということだそうだ。
検索かけてベネチアのカーニバルのサイトを見ていたら、ケロちゃんがプロローグで橋の上でつけていたような仮面(とても簡略化されていたけど)を身に着けている写真がいくつもあり、またタイムスリップしてしまった。
☆
東京国立博物館で2月19日から3月13日まで、特別展「踊るサテュロス」が開催される。シチリア沖で発見された「踊るサテュロス」像が日本に来るという。会期後、愛知の万博でも見られるとか。関西には来ないのか。残念。
写真で見ると不思議なポーズをとっている。このポーズ、「ドルチェ・ヴィータ」のサテュロスたちの振り付けにも取り入れられていたように思う。
私は博物館、美術館が大好き(特に特別展示)なのだけど、今はあんまり行けない。息子が大騒ぎするからなぁ。また行きたいなぁ。できれば東京まで。
再び活動を始めた作家たち
2005年1月24日 読書氷室冴子、というと宝塚ファンは知っている人も多いはず。
宝塚をモチーフにした「ライジング!」というマンガの原作を書いた人だ。「ライジング!」はかなり面白くて、私もコミックスを全巻持っていた。劇中劇もかなり凝っていたし、それだけ抜き出して文庫本になっている。登場人物の一人(演出家)は正塚先生がモデルとか聞いたことあるけど、そうなのかな。
私は昔は全く宝塚には興味はなかったが、宝塚ファンの知人に貸したら「これは宝塚ではない」と言われた。そういうものなのか、どこが違うのだろう?とファンでない頃にはわからなかったが、今ではわかる。「ライジング!」は普通の商業舞台に近い描かれ方をしているように思う。宝塚の醍醐味、と私が思っているスターシステムやファン活動の部分が割と削られている。でも話はドラマチック。次々読んでしまう。
連載が始まって、取材を半分名目に宝塚に移り住んでおられたこともあったようだ。確か一路さんのファンだったはず。「氷室冴子読本」という丸々一冊氷室冴子、っていう本の中に、一路さんのお披露目の日の話も載っていたから。
別に宝塚専門作家ではなくて、元は少女小説家。女子中学を舞台にした「クララ白書」や歴史ものの「ざ・ちぇんじ」「なんて素敵にジャパネスク」など面白い小説を書いておられた。母娘関係をテーマにしたエッセイもなかなか面白かった。
幾度か迷いを持たれたようで、「少女小説はキライ」とインタビューで発言していたこともあった。古代ファンタジー「金の海銀の海」(だっけ?)や高知が舞台の(?)「海が聞こえる」なども発表して迷いが吹っ切れたのかな?と思っていたらその頃から全く小説を見なくなってしまった。
もう何年になるか、一体どうしたのかと思って時々気にかけていたが、たまに何かの審査員をやったりしている以外は表立って活動されていなかった。
☆
光野桃というエッセイストがいる。
ひとつエッセイを読めばわかるが、あまりにもセンシティブでこれは生きづらいひとだろうなぁ、という印象の人だ。ファッションエッセイがデビュー作。その後だんだんと生き方エッセイに寄って行って、最後の方ではスピリチュアルなところまで行ってしまった。正直「この人、大丈夫か?」と思っていた。
ファッション関連の仕事は縮小、小説家になります宣言の後、1冊出されたかな?あおり文句が「現代の向田邦子」だったが、そりゃないだろう、と思っていた。その後、ぱったりと見えなくなってしまった。新刊も出ないし、ファッション雑誌にエッセイを載せることもなくなった。最も新しい本のあとがきで、どうやら家族の都合で中東に行っているらしいということはわかった。
☆
その二人が立て続けに姿を現した。
氷室冴子氏は「コバルト」で、旧作に手を入れる形で再発表。光野桃氏はファッション雑誌(「エルジャポン」)にエッセイ連載開始、のようだ。
二人とも、その道でそのまま活動を続けていても、充分人気があり、その道の第一人者でいけた人たちだったろうに。でもなんらかの理由でインターバルを取らざるを得なかったのだろうな。
ものを書き続ける、いや、書く以外でも同じ、何かを生み出し続けるということは、自分の身を削るのと同じで、ある程度来たらどこかで休まなければならないのかもしれない。
この二人が復活してくれて、少し嬉しい。でもあんまり頑張り過ぎないで欲しい。危なっかしくて見ていてしんどいから。
☆
復活した作家といえば「岩井志麻子」。復活もなにも、前の姿を知らない人の方が多いだろう。昔の名前は「竹内志麻子」。ショートショートコンテストの常連で、ちょっとアクのある作風を持った人だった。それがデビューすると「夢見る」「うさぎ」「ボーイ」かなんだか忘れたけど、きゃぴってな感じの少女小説を書いていて、首を傾げた記憶がある。
そしてそのままフェイドアウト。10年以上消えていたはずだ。
それが突然、ホラー大賞だ。苗字は変わっていたが志麻子という名前でピンと来た。少女小説を書いていた頃、結婚して子供もいたはずだが?と思っていたら、全部捨ててきた、とエッセイで書いていた。主婦をしていても書くことを忘れられなかったそうだ。
こういう人は根っからの作家なんだろうな。書くことと息をすることが一緒のようなもので。
ここまで見事に復活してくれると、何もいうことはない。恐れ入りましたという他はない。また、こういう人なら安心して見ていられる。歌舞伎町に住み着こうと、アジア各地に愛人がいようと頑張ってやりなはれ、と思うだけだ。
こういう図太さも、作家さんには必要かもしれない。
宝塚をモチーフにした「ライジング!」というマンガの原作を書いた人だ。「ライジング!」はかなり面白くて、私もコミックスを全巻持っていた。劇中劇もかなり凝っていたし、それだけ抜き出して文庫本になっている。登場人物の一人(演出家)は正塚先生がモデルとか聞いたことあるけど、そうなのかな。
私は昔は全く宝塚には興味はなかったが、宝塚ファンの知人に貸したら「これは宝塚ではない」と言われた。そういうものなのか、どこが違うのだろう?とファンでない頃にはわからなかったが、今ではわかる。「ライジング!」は普通の商業舞台に近い描かれ方をしているように思う。宝塚の醍醐味、と私が思っているスターシステムやファン活動の部分が割と削られている。でも話はドラマチック。次々読んでしまう。
連載が始まって、取材を半分名目に宝塚に移り住んでおられたこともあったようだ。確か一路さんのファンだったはず。「氷室冴子読本」という丸々一冊氷室冴子、っていう本の中に、一路さんのお披露目の日の話も載っていたから。
別に宝塚専門作家ではなくて、元は少女小説家。女子中学を舞台にした「クララ白書」や歴史ものの「ざ・ちぇんじ」「なんて素敵にジャパネスク」など面白い小説を書いておられた。母娘関係をテーマにしたエッセイもなかなか面白かった。
幾度か迷いを持たれたようで、「少女小説はキライ」とインタビューで発言していたこともあった。古代ファンタジー「金の海銀の海」(だっけ?)や高知が舞台の(?)「海が聞こえる」なども発表して迷いが吹っ切れたのかな?と思っていたらその頃から全く小説を見なくなってしまった。
もう何年になるか、一体どうしたのかと思って時々気にかけていたが、たまに何かの審査員をやったりしている以外は表立って活動されていなかった。
☆
光野桃というエッセイストがいる。
ひとつエッセイを読めばわかるが、あまりにもセンシティブでこれは生きづらいひとだろうなぁ、という印象の人だ。ファッションエッセイがデビュー作。その後だんだんと生き方エッセイに寄って行って、最後の方ではスピリチュアルなところまで行ってしまった。正直「この人、大丈夫か?」と思っていた。
ファッション関連の仕事は縮小、小説家になります宣言の後、1冊出されたかな?あおり文句が「現代の向田邦子」だったが、そりゃないだろう、と思っていた。その後、ぱったりと見えなくなってしまった。新刊も出ないし、ファッション雑誌にエッセイを載せることもなくなった。最も新しい本のあとがきで、どうやら家族の都合で中東に行っているらしいということはわかった。
☆
その二人が立て続けに姿を現した。
氷室冴子氏は「コバルト」で、旧作に手を入れる形で再発表。光野桃氏はファッション雑誌(「エルジャポン」)にエッセイ連載開始、のようだ。
二人とも、その道でそのまま活動を続けていても、充分人気があり、その道の第一人者でいけた人たちだったろうに。でもなんらかの理由でインターバルを取らざるを得なかったのだろうな。
ものを書き続ける、いや、書く以外でも同じ、何かを生み出し続けるということは、自分の身を削るのと同じで、ある程度来たらどこかで休まなければならないのかもしれない。
この二人が復活してくれて、少し嬉しい。でもあんまり頑張り過ぎないで欲しい。危なっかしくて見ていてしんどいから。
☆
復活した作家といえば「岩井志麻子」。復活もなにも、前の姿を知らない人の方が多いだろう。昔の名前は「竹内志麻子」。ショートショートコンテストの常連で、ちょっとアクのある作風を持った人だった。それがデビューすると「夢見る」「うさぎ」「ボーイ」かなんだか忘れたけど、きゃぴってな感じの少女小説を書いていて、首を傾げた記憶がある。
そしてそのままフェイドアウト。10年以上消えていたはずだ。
それが突然、ホラー大賞だ。苗字は変わっていたが志麻子という名前でピンと来た。少女小説を書いていた頃、結婚して子供もいたはずだが?と思っていたら、全部捨ててきた、とエッセイで書いていた。主婦をしていても書くことを忘れられなかったそうだ。
こういう人は根っからの作家なんだろうな。書くことと息をすることが一緒のようなもので。
ここまで見事に復活してくれると、何もいうことはない。恐れ入りましたという他はない。また、こういう人なら安心して見ていられる。歌舞伎町に住み着こうと、アジア各地に愛人がいようと頑張ってやりなはれ、と思うだけだ。
こういう図太さも、作家さんには必要かもしれない。
RSSリーダーで思い知る汐美ブログ界
2005年1月21日 宝塚ちょっと宣言。
日記タイトル、もうちょっと内容がわかるようにしようと思います。あまりそこにエネルギーをかけたくはないのですが、あまりに不親切かと。「トランプ」と言われて通院のこととは思いませんよね。
タイトルを決めて書き始めても、書いているうちに内容がずれちゃったりすることもあるし、じゃあ本文書いてからタイトル書くとどうなるかというと、今までのような単語タイトルになってしまいがちで。
できないときもあるかもしれないけど、しばらくはやってみよう。
☆
思い付いてRSSリーダーをインストールした。
早速、キーワードに「汐美真帆」を設定してみる。暮れ辺りからごく最近までの日記がひっかかってきたのだけど、師匠とドリーさんと私とで半分(以上?)。
こ、ここまで私たち、熱く熱く語っていたってことですか?他の方はここまでやらないってことですか?ふえーん。今さら、ですか。がっくし。
何にせよRSSリーダーは便利で面白い。キーワードにいろいろ設定してみよう。「汐美真帆」ではなくて「ケロ」の方がたくさんひっかかってくるかな?
ケロちゃんに落ちた頃はまだGoogleはなくて、gooかインフォシークかそういうエンジンで検索していたな。宝塚ファンサイトのリンク集もよく活用していた。
ファンサイトをみつけて、読み倒して。そうやって情報を集めていたように思う。
ケロちゃんが退団したのはブログが普及したかな、って頃になるわけだけど、これからは生徒さんのこともブログの方で多く語られるのかもしれない。
いいなぁ、これからの生徒さんはいろんなひとに語ってもらえるのだ。
ケロちゃんのこと、もっともっといろんな人に語って欲しかった。ひとが語るケロちゃんを読むのも大好きだったから。私が思うことと、他のひととは違うケロちゃんが見えていたこともあった。ひとが語っているのを読んで、また、なるほど、と劇場へ行って自分の目で観る。そうしてどんどん思いが広がり、深くなっていく。
私はこれからも出来る限り、語りたいとは思っているけど。全て過去形でしかないのが淋しくてたまらない。
☆
kineさんの日記を読ませていただいて。
「音花ゆりちゃんは『長安』新公で仙堂さんの役をやっていた」そうで「そうかぁ、プロローグでソロ歌ったり、碧の洞窟でソロ歌ったりしたんだな。じゃあ歌のうまい子かな?」・・・・・・違うじゃん!「長安」だよ「長安」!頭のなかでなんのためらいもなく、長安をドルチェ・ヴィータに変換していたよ。あの芝居は前座のショーという説もあるから、ま、いいか。
しぃちゃんDSの日記、教えて下さってありがとうございました。読みに行って参りました。
なるほどなるほど、確かにオギーであり、ドルチェ・ヴィータ的ニュアンスありますね。
DSってパターン通りに作っても、その生徒さんなりの選曲でまとめればまぁ、いっちょあがり、になりますけど、オギーはそこにさらにさりげなくオギーエッセンスを入れることを忘れないのですね。
昔の文章は確かに恥ずかしいものが。今読み返すと、私、師匠の影響を多分に受けていますね。あれほど書ければいいなぁ、でも絶対無理ってのはわかってますが。
☆
ドリーさんより、嶺恵斗くんの愛称は「たぐP」と教えていただきました。ありがとうございました。
公式生徒一覧で確認すれば早いのですが、私は公式のスターファイルには近寄りたくないのです(理由はひとつ。汐美さんがいないのを視覚的に確認したくないから)。多分、あと1年以上は近寄れないでしょう。これからももし間違っていたら教えてやってください。
日記タイトル、もうちょっと内容がわかるようにしようと思います。あまりそこにエネルギーをかけたくはないのですが、あまりに不親切かと。「トランプ」と言われて通院のこととは思いませんよね。
タイトルを決めて書き始めても、書いているうちに内容がずれちゃったりすることもあるし、じゃあ本文書いてからタイトル書くとどうなるかというと、今までのような単語タイトルになってしまいがちで。
できないときもあるかもしれないけど、しばらくはやってみよう。
☆
思い付いてRSSリーダーをインストールした。
早速、キーワードに「汐美真帆」を設定してみる。暮れ辺りからごく最近までの日記がひっかかってきたのだけど、師匠とドリーさんと私とで半分(以上?)。
こ、ここまで私たち、熱く熱く語っていたってことですか?他の方はここまでやらないってことですか?ふえーん。今さら、ですか。がっくし。
何にせよRSSリーダーは便利で面白い。キーワードにいろいろ設定してみよう。「汐美真帆」ではなくて「ケロ」の方がたくさんひっかかってくるかな?
ケロちゃんに落ちた頃はまだGoogleはなくて、gooかインフォシークかそういうエンジンで検索していたな。宝塚ファンサイトのリンク集もよく活用していた。
ファンサイトをみつけて、読み倒して。そうやって情報を集めていたように思う。
ケロちゃんが退団したのはブログが普及したかな、って頃になるわけだけど、これからは生徒さんのこともブログの方で多く語られるのかもしれない。
いいなぁ、これからの生徒さんはいろんなひとに語ってもらえるのだ。
ケロちゃんのこと、もっともっといろんな人に語って欲しかった。ひとが語るケロちゃんを読むのも大好きだったから。私が思うことと、他のひととは違うケロちゃんが見えていたこともあった。ひとが語っているのを読んで、また、なるほど、と劇場へ行って自分の目で観る。そうしてどんどん思いが広がり、深くなっていく。
私はこれからも出来る限り、語りたいとは思っているけど。全て過去形でしかないのが淋しくてたまらない。
☆
kineさんの日記を読ませていただいて。
「音花ゆりちゃんは『長安』新公で仙堂さんの役をやっていた」そうで「そうかぁ、プロローグでソロ歌ったり、碧の洞窟でソロ歌ったりしたんだな。じゃあ歌のうまい子かな?」・・・・・・違うじゃん!「長安」だよ「長安」!頭のなかでなんのためらいもなく、長安をドルチェ・ヴィータに変換していたよ。あの芝居は前座のショーという説もあるから、ま、いいか。
しぃちゃんDSの日記、教えて下さってありがとうございました。読みに行って参りました。
なるほどなるほど、確かにオギーであり、ドルチェ・ヴィータ的ニュアンスありますね。
DSってパターン通りに作っても、その生徒さんなりの選曲でまとめればまぁ、いっちょあがり、になりますけど、オギーはそこにさらにさりげなくオギーエッセンスを入れることを忘れないのですね。
昔の文章は確かに恥ずかしいものが。今読み返すと、私、師匠の影響を多分に受けていますね。あれほど書ければいいなぁ、でも絶対無理ってのはわかってますが。
☆
ドリーさんより、嶺恵斗くんの愛称は「たぐP」と教えていただきました。ありがとうございました。
公式生徒一覧で確認すれば早いのですが、私は公式のスターファイルには近寄りたくないのです(理由はひとつ。汐美さんがいないのを視覚的に確認したくないから)。多分、あと1年以上は近寄れないでしょう。これからももし間違っていたら教えてやってください。
詳細が発表になった。
共演者を見て「わーい!」。浮かれて師匠にメールする。さらに詳細を読んで「げっ」。師匠に追伸する。
石田。このタイトルナニ!?
師匠からも「やっぱり同じとこにひっかかりましたね」というお返事いただく。
えーっとえーっと。DSの演出家って自分で選べたんですよね?それともオギーにケロちゃんが頼んだのって例外ですか?檀ちゃん、なんで石田が良かったんですか?
オーソドックスなDSがやりたかったのかなぁ?確かこの前のきりやんのDSも石田先生でしたよね?女装があっていくつか一般曲があって宝塚メドレーがあってまた一般曲&オリジナルで締める。檀ちゃんには男装があるんかなぁ?
ケロちゃんのDSが石田でこういうタイトルつけられたりしたら、私、きっと(以下、自粛)・・・。
ケロちゃんと石田なんてオソロシイ組み合わせじゃないっすか?ケロちゃんが「ルパン三世」やりたいと言ったら、そこで「ファンはそれでいいですか?」と言ってくれるより一緒になって悪ノリしそうで(震)。
檀ちゃんは「峰不仁子やりたい」とは言わないだろうから、安心していていいよね・・・。
共演者も目玉は清十郎さまよね?サテリコン再び。さくP(ってのが正しいのですか?友人の影響で岡っちと思ってました)とのからみもあるだろうし、モモカ姉さんも濃くてよさそう。あとお一人はえーっっと。すみません。
アキちゃんのミュージックサロンの時は、確か同時退団者が出演者を兼ねていたという記憶がある。えみくらちゃんときは同期の友情出演だったっけ?今回の出演者は檀ちゃんセレクト?
琥珀の間というのはミュージックサロンではいつもそうだったけ。ちょっと狭い気がしないでもないけど、いざとなればテーブル押し込んで、1テーブル12人がけまでいけるようだから、大丈夫か。
返す返す、ケロちゃんのDSがオギーでよかったと思っているが、オギーのDSって、確かしぃちゃんの初DSもオギーだったはず。「日だまりの足音」とかいうこれも素敵なタイトルだった。演出や内容は意外と普通だったという感想をネットで見た記憶がある。オギーってそうなんだ、と思った記憶があるから。
ケロちゃんのDSも一般人が観たら普通に見えるだろう。ファンが観るからとても凝ったつくりであることがわかるのであって。
その辺り、しぃ担のkineさん、サトリさん、どうでした?DS(orCSのビデオ・・・放送されましたっけ?)御覧になりました?
何はともあれ、檀ちゃんDSには行きたい。檀ちゃんを主役に1本作れるなんて、作家としては幸せなことだと思うから、石田先生(ここだけ先生つき)頑張ってください(懇願)。
共演者を見て「わーい!」。浮かれて師匠にメールする。さらに詳細を読んで「げっ」。師匠に追伸する。
石田。このタイトルナニ!?
師匠からも「やっぱり同じとこにひっかかりましたね」というお返事いただく。
えーっとえーっと。DSの演出家って自分で選べたんですよね?それともオギーにケロちゃんが頼んだのって例外ですか?檀ちゃん、なんで石田が良かったんですか?
オーソドックスなDSがやりたかったのかなぁ?確かこの前のきりやんのDSも石田先生でしたよね?女装があっていくつか一般曲があって宝塚メドレーがあってまた一般曲&オリジナルで締める。檀ちゃんには男装があるんかなぁ?
ケロちゃんのDSが石田でこういうタイトルつけられたりしたら、私、きっと(以下、自粛)・・・。
ケロちゃんと石田なんてオソロシイ組み合わせじゃないっすか?ケロちゃんが「ルパン三世」やりたいと言ったら、そこで「ファンはそれでいいですか?」と言ってくれるより一緒になって悪ノリしそうで(震)。
檀ちゃんは「峰不仁子やりたい」とは言わないだろうから、安心していていいよね・・・。
共演者も目玉は清十郎さまよね?サテリコン再び。さくP(ってのが正しいのですか?友人の影響で岡っちと思ってました)とのからみもあるだろうし、モモカ姉さんも濃くてよさそう。あとお一人はえーっっと。すみません。
アキちゃんのミュージックサロンの時は、確か同時退団者が出演者を兼ねていたという記憶がある。えみくらちゃんときは同期の友情出演だったっけ?今回の出演者は檀ちゃんセレクト?
琥珀の間というのはミュージックサロンではいつもそうだったけ。ちょっと狭い気がしないでもないけど、いざとなればテーブル押し込んで、1テーブル12人がけまでいけるようだから、大丈夫か。
返す返す、ケロちゃんのDSがオギーでよかったと思っているが、オギーのDSって、確かしぃちゃんの初DSもオギーだったはず。「日だまりの足音」とかいうこれも素敵なタイトルだった。演出や内容は意外と普通だったという感想をネットで見た記憶がある。オギーってそうなんだ、と思った記憶があるから。
ケロちゃんのDSも一般人が観たら普通に見えるだろう。ファンが観るからとても凝ったつくりであることがわかるのであって。
その辺り、しぃ担のkineさん、サトリさん、どうでした?DS(orCSのビデオ・・・放送されましたっけ?)御覧になりました?
何はともあれ、檀ちゃんDSには行きたい。檀ちゃんを主役に1本作れるなんて、作家としては幸せなことだと思うから、石田先生(ここだけ先生つき)頑張ってください(懇願)。
思い出したように書く親ばか日記。
息子は大分、意味のある言葉がでるようになってきました。いわゆる「2文字単語(ワンワン、いない、とか)」も出るんですが、人様の前で言えない言葉を覚えてしまった。オムツかえの時に言ってたから。
でも半分意味不明の言葉が多い。おうむ返しにマネしてやるんだけど、やっぱりわからん。
大人のやることもよく見ている。朝、私が歯を磨いたり身支度している時側にいるんですが、ある時、私のアクセサリーBOXからペンダントトップを持ち出して人の耳に当てる仕草をしていました。私がピアスをしているののマネらしい。同様に、片目をつぶって指を目に当てる仕草も。コンタクトレンズを入れてるつもりらしいです。可愛いです。
食事はほとんど一人で食べます。スプーンで食べればいいのに箸を持ちたがります。横から口に入れてやろうとしても拒否されます。放っておきます。
好き嫌いもアレルギーもないようです。アレルギーはともかく、好き嫌いはこれから出て来るのでしょう。別に食べたくなきゃ食べなくていいです。私が美味しくいただきます。
何でも一人でやりたがります。靴は脱げるようにはなりました。
前回の「ためしてガッテン」で「幼児に抗生剤はよくない」という内容があったようで、やっぱりな、と。まぁ、私が飲ませてる目的は中耳炎。鼻水くらい出るわい!と放置していたら目まで細菌感染したのか目やにだらけになってしまい、中耳炎は悪化しきって鼓膜切開までやってしまったから、しょうがないかと思っています。なるべくは飲ませたくないけど、一度中耳炎になった子はまたなるらしいし。
(秋に耳鼻科に通いまくったのは、退団公演中の中耳炎による発熱はなんとしても避けたかったっていう裏事情も)
最近中耳炎が多いっていうのは、前は耳の中が簡単には見えなかったのが、今は小型カメラで直接鼓膜の状態を見られるようになったからではないか、と思っています。中耳炎も急性ならいいけど、滲出性になると難聴になるそうなので、それもなぁ。
絵本は週変わりでトレンドがあるらしいです。でも総じてよく読んでいるのは食べ物が出て来るもの。保育園でも食べ物の絵本の時は、一番前にやってきますと書かれていました。
よしよし。私の夢は息子とフランスの三ツ星オーベルジュに行くことだから、今から食べることに興味をもっていて欲しい。2歳になったら子供お料理教室も行こうと思ってます(自分が行きたいってのもある)。タクラマカン砂漠の横断(今は道路もあるし)にも行きたいので、歴史の絵本も捜すかな。この2つが夢ですが、まぁ、大きくなったころには「おかん、一人でいけ」と言われそう。言われなくてもいきますが。
病気日記はどうよと思っていたのですが、結構、病気というか病状で検索してこられる方がいらっしゃるので、時々書こうと思います。個々の一症例に過ぎませんが参考になるなら。
確かに「自分はどうなるのか」を知りたいと思いますもん。特に歯は命に関わることではないけど、憂鬱で落ち込む症状ですわ。頑張りましょう。
息子は大分、意味のある言葉がでるようになってきました。いわゆる「2文字単語(ワンワン、いない、とか)」も出るんですが、人様の前で言えない言葉を覚えてしまった。オムツかえの時に言ってたから。
でも半分意味不明の言葉が多い。おうむ返しにマネしてやるんだけど、やっぱりわからん。
大人のやることもよく見ている。朝、私が歯を磨いたり身支度している時側にいるんですが、ある時、私のアクセサリーBOXからペンダントトップを持ち出して人の耳に当てる仕草をしていました。私がピアスをしているののマネらしい。同様に、片目をつぶって指を目に当てる仕草も。コンタクトレンズを入れてるつもりらしいです。可愛いです。
食事はほとんど一人で食べます。スプーンで食べればいいのに箸を持ちたがります。横から口に入れてやろうとしても拒否されます。放っておきます。
好き嫌いもアレルギーもないようです。アレルギーはともかく、好き嫌いはこれから出て来るのでしょう。別に食べたくなきゃ食べなくていいです。私が美味しくいただきます。
何でも一人でやりたがります。靴は脱げるようにはなりました。
前回の「ためしてガッテン」で「幼児に抗生剤はよくない」という内容があったようで、やっぱりな、と。まぁ、私が飲ませてる目的は中耳炎。鼻水くらい出るわい!と放置していたら目まで細菌感染したのか目やにだらけになってしまい、中耳炎は悪化しきって鼓膜切開までやってしまったから、しょうがないかと思っています。なるべくは飲ませたくないけど、一度中耳炎になった子はまたなるらしいし。
(秋に耳鼻科に通いまくったのは、退団公演中の中耳炎による発熱はなんとしても避けたかったっていう裏事情も)
最近中耳炎が多いっていうのは、前は耳の中が簡単には見えなかったのが、今は小型カメラで直接鼓膜の状態を見られるようになったからではないか、と思っています。中耳炎も急性ならいいけど、滲出性になると難聴になるそうなので、それもなぁ。
絵本は週変わりでトレンドがあるらしいです。でも総じてよく読んでいるのは食べ物が出て来るもの。保育園でも食べ物の絵本の時は、一番前にやってきますと書かれていました。
よしよし。私の夢は息子とフランスの三ツ星オーベルジュに行くことだから、今から食べることに興味をもっていて欲しい。2歳になったら子供お料理教室も行こうと思ってます(自分が行きたいってのもある)。タクラマカン砂漠の横断(今は道路もあるし)にも行きたいので、歴史の絵本も捜すかな。この2つが夢ですが、まぁ、大きくなったころには「おかん、一人でいけ」と言われそう。言われなくてもいきますが。
病気日記はどうよと思っていたのですが、結構、病気というか病状で検索してこられる方がいらっしゃるので、時々書こうと思います。個々の一症例に過ぎませんが参考になるなら。
確かに「自分はどうなるのか」を知りたいと思いますもん。特に歯は命に関わることではないけど、憂鬱で落ち込む症状ですわ。頑張りましょう。
歯医者ふたたび。
前歯根元の痛みはほとんどなくなった。そうなるとつい食べ物にかじりついてしまうのだけど、そうするとまたちと痛い。
部分レントゲンを撮ったら、やはりまだ歯の根を包む筋肉(?)に筋、つまり切れ目が入っていた。「かなり強くやられたんやなぁ」。差し歯は現在仮止め。普通ならこれを一度外してしっかり付け直すんだけど、その時、かなり強い力ではめ込むので痛そうでイヤだなぁ、と思っていたら、先生も「まだつけるのは怖いわ」と。無理矢理つけてまた中で化膿するかもしれないということだ。
根が割れたところに炎症が起きているのか、筋肉の方の炎症なのかを見極めたいということだった。
異存はない。今の仮止めで特に問題はないし。
再度念押しで、何年保つか聞いてみたが、やはり2年程度みたい。うまくいけば2年以上保つかもしれない、ということだったが。
それと「絶対噛んだらあかんで!」炎症を押さえるためにも圧力はかけてはならないらしい。パンがかじれなくて困ってるんですが。
歯医者はまた来週。行く度にスケーリングしてもらえる。もちろん料金取られてるとは思うけど、まぁいいや。これからは虫歯よりも歯周病の方が怖いから、他の歯のケアをしっかりやっていこう。
☆
息子は元気に保育園から帰ってきて、寝るまで元気にしていたのに、また夜中に38℃の発熱。一体何が悪いんだ。どっか悪い病気でもあるのか?と気になる。
また鼻水が出ているようなので、耳鼻科に連れていった。軽い風邪と軽い中耳炎。中耳炎は発熱するほどひどいものではないので、熱は風邪のものだろう、ということだった。
またお薬が出た。抗生剤、こんなに飲み続けていいものだろうかと気にはなるが、戻したり体調悪くなったりはしないし、油断して飲まなかったら余計にひどくなるということなので、頑張って飲ませることにする。
今のお薬は甘いらしく、粉を数滴の水で溶いてペーストにしてやると喜んで舐めている。飲ませる苦労はないけれど、自分で薬の袋を破いたりしたがるので時間がかかる。朝、保育園行く前だと時間がかかって大変。
☆
この日記は親子通院物語だろうか(泣)。私自身はともかく、息子は病院ばっかり行ってる。
保育園に行き始めると、診察券がトランプのようになるとどこかのサイトに書いてあって、「本当かな?」と思っていたら、本当だった。
小児科、耳鼻科、眼科、外科、実家近くの小児科、皮膚科、総合病院。
まぁ、それでも大きな病気はせずにいてくれるからいいか。汐美さん退団の間、頑張ってくれたものね。
前歯根元の痛みはほとんどなくなった。そうなるとつい食べ物にかじりついてしまうのだけど、そうするとまたちと痛い。
部分レントゲンを撮ったら、やはりまだ歯の根を包む筋肉(?)に筋、つまり切れ目が入っていた。「かなり強くやられたんやなぁ」。差し歯は現在仮止め。普通ならこれを一度外してしっかり付け直すんだけど、その時、かなり強い力ではめ込むので痛そうでイヤだなぁ、と思っていたら、先生も「まだつけるのは怖いわ」と。無理矢理つけてまた中で化膿するかもしれないということだ。
根が割れたところに炎症が起きているのか、筋肉の方の炎症なのかを見極めたいということだった。
異存はない。今の仮止めで特に問題はないし。
再度念押しで、何年保つか聞いてみたが、やはり2年程度みたい。うまくいけば2年以上保つかもしれない、ということだったが。
それと「絶対噛んだらあかんで!」炎症を押さえるためにも圧力はかけてはならないらしい。パンがかじれなくて困ってるんですが。
歯医者はまた来週。行く度にスケーリングしてもらえる。もちろん料金取られてるとは思うけど、まぁいいや。これからは虫歯よりも歯周病の方が怖いから、他の歯のケアをしっかりやっていこう。
☆
息子は元気に保育園から帰ってきて、寝るまで元気にしていたのに、また夜中に38℃の発熱。一体何が悪いんだ。どっか悪い病気でもあるのか?と気になる。
また鼻水が出ているようなので、耳鼻科に連れていった。軽い風邪と軽い中耳炎。中耳炎は発熱するほどひどいものではないので、熱は風邪のものだろう、ということだった。
またお薬が出た。抗生剤、こんなに飲み続けていいものだろうかと気にはなるが、戻したり体調悪くなったりはしないし、油断して飲まなかったら余計にひどくなるということなので、頑張って飲ませることにする。
今のお薬は甘いらしく、粉を数滴の水で溶いてペーストにしてやると喜んで舐めている。飲ませる苦労はないけれど、自分で薬の袋を破いたりしたがるので時間がかかる。朝、保育園行く前だと時間がかかって大変。
☆
この日記は親子通院物語だろうか(泣)。私自身はともかく、息子は病院ばっかり行ってる。
保育園に行き始めると、診察券がトランプのようになるとどこかのサイトに書いてあって、「本当かな?」と思っていたら、本当だった。
小児科、耳鼻科、眼科、外科、実家近くの小児科、皮膚科、総合病院。
まぁ、それでも大きな病気はせずにいてくれるからいいか。汐美さん退団の間、頑張ってくれたものね。
地震があって10年かぁ。
10年目の1月17日は、息子の発熱で始まった!
夜中になんだかぐずるので、額と首筋に手を当ててみたらなんだか熱い。熱を測ってみたら37.7℃。まぁ、その位になることはあるかなぁ、とイオン飲料を飲ませたらまた寝てしまった。
さらに数時間後、また目を覚まして泣くので熱を測ったら今度は38.5℃。うえーん。週末は近所で散歩したくらいでのんびりしていたのに。月曜日、仕事を休めるようにはしてこなかった。このところ調子がよかったから油断した。それでもあまりぐずることもなく、またイオン飲料を飲んだら寝てしまった。
朝起きて再度熱を測ると37.1℃に落ちていた。あれ?でもこのまま保育園に連れていくのはためらわれるので、小児科に連れて行くことにする。会社関連、あちこちにメールを出す。出る前に熱を測ると36.9℃に。もしかしてそのまま保育園にいけるかもしれないと保育園セット(給食用のコップやスプーン、エプロン、おむつとか入ってる)だけ持って出る。
今年は風邪もインフルエンザも流行っていないのか、病院は空いていてすぐ診てもらえた。呼吸音正常、喉がちょっと腫れている程度。「子供は急に熱を出すこともあるからね」と。保育園に連れていくかどうかは、途中お呼び出しに対応できるかどうか、と言われる。
休む準備をしていなかったので、思い切って保育園に預け会社へ。
会社について仕事をこなしているうちに夕方になってしまった。なんだかあっけなく過ぎた1月17日だった。大劇場でチャリティーコンサートをやっていたのだなぁと気がついたのは、夜も遅くなってからだった。
☆
10年目、でショックだったこと。当時着ていたスーツをまだ今も着ていたということ!
地震の後、電気ガス水道復旧のメドたたず、でも会社には出勤せねばならない、ということで、妹と二人、近県の伯母の家にごやっかいになることになった。地震の翌日、18日の夜に両親が迎えにきてくれて神戸のマンションを出て実家に避難していたため、そのときは着替えはあまりもってなかった。一度伯母の家に行ってから、再び電車と徒歩でマンションに行き、着替えを持ち出した。週末ご
とにマンションに帰ることにして、とりあえず仕事に行くための服を何着か持出したのだけど、歩くし電車は混んでるしで最低限のものにした。その時持って出て、結局、自宅に帰れた4月まで2ヶ月、着通したのが2着のスーツだった。
その2着のスーツ、今でもクローゼットにある。毎年そろそろ処分しようかな、と思いつつ、着心地のよさと数のうちよね、という思いで出したり仕舞ったりをしていたのだが、もう10年!?デザインだって古臭いよ。
いい加減にしないとな。子どもの服は楽しんで喜んでいろいろ買って着せているのに、自分の服はお茶会以降買ってないなぁ。「面倒くさい」「どうせよだれをつけられる」「ゆっくり納得いく服を買う時間がない」などと自分に言い訳している。服を買うのは好きなんだけど。
小さい頃から母に「あんたは服買ってやっても結局気に入ったものしか着ない」といわれていた。確かにそう。気に入ったものをとことん愛用するタイプ。そうか、だから真琴さん、汐美さん一筋なんだな(←結局ここに持っていきたいらしい)。
☆
毎日、東京の会の伝言に電話するのが日課。まだね、聞ける。汐美さんの声が。26日の入りの時間を告げる声が。そっと置いていてくれてるんだ。ありがとう。いつ聞けなくなるか、どきどきしながら通話ボタンを押す。ああ、今日も聞けたとほっとする。
声を聞いている間だけ、12月26日の朝に戻れるのだ。一瞬だけの
タイムスリップ。いつまで許されるのだろう、ささやかな抵抗。
10年目の1月17日は、息子の発熱で始まった!
夜中になんだかぐずるので、額と首筋に手を当ててみたらなんだか熱い。熱を測ってみたら37.7℃。まぁ、その位になることはあるかなぁ、とイオン飲料を飲ませたらまた寝てしまった。
さらに数時間後、また目を覚まして泣くので熱を測ったら今度は38.5℃。うえーん。週末は近所で散歩したくらいでのんびりしていたのに。月曜日、仕事を休めるようにはしてこなかった。このところ調子がよかったから油断した。それでもあまりぐずることもなく、またイオン飲料を飲んだら寝てしまった。
朝起きて再度熱を測ると37.1℃に落ちていた。あれ?でもこのまま保育園に連れていくのはためらわれるので、小児科に連れて行くことにする。会社関連、あちこちにメールを出す。出る前に熱を測ると36.9℃に。もしかしてそのまま保育園にいけるかもしれないと保育園セット(給食用のコップやスプーン、エプロン、おむつとか入ってる)だけ持って出る。
今年は風邪もインフルエンザも流行っていないのか、病院は空いていてすぐ診てもらえた。呼吸音正常、喉がちょっと腫れている程度。「子供は急に熱を出すこともあるからね」と。保育園に連れていくかどうかは、途中お呼び出しに対応できるかどうか、と言われる。
休む準備をしていなかったので、思い切って保育園に預け会社へ。
会社について仕事をこなしているうちに夕方になってしまった。なんだかあっけなく過ぎた1月17日だった。大劇場でチャリティーコンサートをやっていたのだなぁと気がついたのは、夜も遅くなってからだった。
☆
10年目、でショックだったこと。当時着ていたスーツをまだ今も着ていたということ!
地震の後、電気ガス水道復旧のメドたたず、でも会社には出勤せねばならない、ということで、妹と二人、近県の伯母の家にごやっかいになることになった。地震の翌日、18日の夜に両親が迎えにきてくれて神戸のマンションを出て実家に避難していたため、そのときは着替えはあまりもってなかった。一度伯母の家に行ってから、再び電車と徒歩でマンションに行き、着替えを持ち出した。週末ご
とにマンションに帰ることにして、とりあえず仕事に行くための服を何着か持出したのだけど、歩くし電車は混んでるしで最低限のものにした。その時持って出て、結局、自宅に帰れた4月まで2ヶ月、着通したのが2着のスーツだった。
その2着のスーツ、今でもクローゼットにある。毎年そろそろ処分しようかな、と思いつつ、着心地のよさと数のうちよね、という思いで出したり仕舞ったりをしていたのだが、もう10年!?デザインだって古臭いよ。
いい加減にしないとな。子どもの服は楽しんで喜んでいろいろ買って着せているのに、自分の服はお茶会以降買ってないなぁ。「面倒くさい」「どうせよだれをつけられる」「ゆっくり納得いく服を買う時間がない」などと自分に言い訳している。服を買うのは好きなんだけど。
小さい頃から母に「あんたは服買ってやっても結局気に入ったものしか着ない」といわれていた。確かにそう。気に入ったものをとことん愛用するタイプ。そうか、だから真琴さん、汐美さん一筋なんだな(←結局ここに持っていきたいらしい)。
☆
毎日、東京の会の伝言に電話するのが日課。まだね、聞ける。汐美さんの声が。26日の入りの時間を告げる声が。そっと置いていてくれてるんだ。ありがとう。いつ聞けなくなるか、どきどきしながら通話ボタンを押す。ああ、今日も聞けたとほっとする。
声を聞いている間だけ、12月26日の朝に戻れるのだ。一瞬だけの
タイムスリップ。いつまで許されるのだろう、ささやかな抵抗。
地震のことを語るのは難しいと思う。
いろんなことがあったとしみじみ思い出すが、私は被害が軽かった、全部を知ってるわけじゃない、と思ってしまうから。
なんつーか、被災者の中にも無意識のランク付けがあったりする。会社の中で被災したのは10人程度で、幸いなことに命に関わる人はいなかった。でもマンション全壊で住めなくなった人とか、家が傾いた人とか、それはいろいろ。
私は震度7の激震地にいたけど、マンションは無傷(後日、住人が文句を言ってなんとか一部損壊の罹災証明が出たけど)、持っていた家具もダイエーの食器棚とかで減価償却とっくに済んでいて価値なぞなし。そもそも賃貸だし。妹と同居で家族もいなかったし。
だから、会社の被災者の中では一番ランクが低いとみなされていた。ひどい目に遭った人の方がエライというかなんというか、そういう雰囲気がそこはかとなくあったわけだ。それもしょうがないな、と思っていた。
住んでいた場所の被災状況はすごかった、と語れるけど、地震に遭った人は自分が生で見た情景が一番すごいと思うもの。甲子園の人は「しばらくお風呂に入れなかった」といい、西宮の人は「ガスの復旧が遅れた」といい、芦屋の人は「水がなかなかこなくてね」という(関西以外の方へ。甲子園→西宮→芦屋→神戸の順に東から西に海沿いに並んでいます。その順に被害がひどいわけです。ちなみに宝塚は西宮の北になります)。それぞれ熱っぽく語ってくれた。
さらに西の長田区辺りの火事が起こった場所のことは、私も知らない。直接見に行ける場所でもなし(電車復旧してないもの)。「自分が一番大変な目に遭った」でいいんだと思う。他の人のひどい目、をわかるわけがない。
地震から2週間ほどたって、同僚とお昼ごはんを食べに行った。インド料理の店先から1本のひもがぶらさがっていた。同僚はそれを無意識に払いのけたのだけど、私は「危ない!」と言って悲鳴を上げていた。
被災地では垂れ下がっているひもは電線であり、むやみにさわると感電するから。
悲鳴を上げた私を同僚たちは怪訝そうな顔で見ていた。そのとき思った。そりゃそうだわ。ひも1本で怖がってるほうがどうかしてる。被災地では当然でも、それを「わかれ」というほうが無理だ。説明はできるし、事情はわかってもらえるとは思うけど、共感しろ、分かり合え、などというほうが無理。
地震直後はまだ電話が通じたので、実家に無事の連絡をしたあと、会社に「休みます」と電話を入れた(サラリーマンだなぁ)。電話に出た同僚が普段どおり「お疲れ様でーす!」と言った。それで私は絶句し、傷ついていた。周りでいっぱい人が埋まってるのに、家の中も食器の破片が飛び散ってるのに、お疲れ様で済ませるのかい、と。でもそれも、言うほうは当たり前に言っただけだ。当たり前の言葉で傷つくなんて想像もつかないはずだ。
だから私もわかってないんだ。家の下敷きになって救出を待っていた人の気持ちなど。迫ってくる火事の恐怖も。「わからない」ということが「わかった」のだ。安易な共感など、できない。
被災者同士でも難しいことだ。同じ屋根の下で地震に遭った妹と私ですら、感じることが違い、傷つくことが違っていった。ドラマはひとりひとり違うのだ。
神戸の住人でも新潟のことはわからない。冬場も復旧に励んでいた私たちと、冬は雪で何もできなくなる地域とは違うだろう。隣に住んでる人すら知らない都会と近隣コミュニティができている地域では物事の進め方も違うだろう。わからない、という前提でかからないと間違ってしまうと思うのだ。わからない上で、事実を認識していくしかない。
だから、語るときは自分に引き寄せて言うしかないよな、と思う。
今も特に地震の対策はしていない。寝室にはモノを置かないようにしてるとか、ペンライトを持ち歩いているとか、携帯にホイッスルをつけている、とかその程度。水や食料の買い置きはしてないなぁ。
地震の一撃目に遭わなければ、今の日本、食べ物や飲み物はすぐ救援が来る。阪神間なら半日も歩けば逃げ出せるし。通勤電車の中で地震が来たらイヤだなぁ。会社で遭うと家に帰れないだろうな。
一番重要なのは、私は眼鏡(コンタクトレンズ)と靴、かな。コンタクトは使い捨てソフトをあちこちに用意している。靴は当時もライダーシューズ(バイク乗り専用のもの)を持っていて重宝した。足首までしっかり固定できるし、雨にも強い。家の中までガラスが飛び散ってるから靴は要る。
何より、今は、猫×2匹と息子をどうやって抱えて逃げるかが問題で、考えることを放棄しているともいえるなぁ。息子も普通にモノを食べられるようになって大分気持ちが楽になった。担いで逃げられるよう、私が元気で体力つけとくこと位かな。
手回しで発電できて、ラジオも聞けて携帯も充電できるライトが欲しいなと思ってるが、今は品切れみたい。そのうち買おう。と言ってるうちにまた来年の1月17日になりそうだけど。
いろんなことがあったとしみじみ思い出すが、私は被害が軽かった、全部を知ってるわけじゃない、と思ってしまうから。
なんつーか、被災者の中にも無意識のランク付けがあったりする。会社の中で被災したのは10人程度で、幸いなことに命に関わる人はいなかった。でもマンション全壊で住めなくなった人とか、家が傾いた人とか、それはいろいろ。
私は震度7の激震地にいたけど、マンションは無傷(後日、住人が文句を言ってなんとか一部損壊の罹災証明が出たけど)、持っていた家具もダイエーの食器棚とかで減価償却とっくに済んでいて価値なぞなし。そもそも賃貸だし。妹と同居で家族もいなかったし。
だから、会社の被災者の中では一番ランクが低いとみなされていた。ひどい目に遭った人の方がエライというかなんというか、そういう雰囲気がそこはかとなくあったわけだ。それもしょうがないな、と思っていた。
住んでいた場所の被災状況はすごかった、と語れるけど、地震に遭った人は自分が生で見た情景が一番すごいと思うもの。甲子園の人は「しばらくお風呂に入れなかった」といい、西宮の人は「ガスの復旧が遅れた」といい、芦屋の人は「水がなかなかこなくてね」という(関西以外の方へ。甲子園→西宮→芦屋→神戸の順に東から西に海沿いに並んでいます。その順に被害がひどいわけです。ちなみに宝塚は西宮の北になります)。それぞれ熱っぽく語ってくれた。
さらに西の長田区辺りの火事が起こった場所のことは、私も知らない。直接見に行ける場所でもなし(電車復旧してないもの)。「自分が一番大変な目に遭った」でいいんだと思う。他の人のひどい目、をわかるわけがない。
地震から2週間ほどたって、同僚とお昼ごはんを食べに行った。インド料理の店先から1本のひもがぶらさがっていた。同僚はそれを無意識に払いのけたのだけど、私は「危ない!」と言って悲鳴を上げていた。
被災地では垂れ下がっているひもは電線であり、むやみにさわると感電するから。
悲鳴を上げた私を同僚たちは怪訝そうな顔で見ていた。そのとき思った。そりゃそうだわ。ひも1本で怖がってるほうがどうかしてる。被災地では当然でも、それを「わかれ」というほうが無理だ。説明はできるし、事情はわかってもらえるとは思うけど、共感しろ、分かり合え、などというほうが無理。
地震直後はまだ電話が通じたので、実家に無事の連絡をしたあと、会社に「休みます」と電話を入れた(サラリーマンだなぁ)。電話に出た同僚が普段どおり「お疲れ様でーす!」と言った。それで私は絶句し、傷ついていた。周りでいっぱい人が埋まってるのに、家の中も食器の破片が飛び散ってるのに、お疲れ様で済ませるのかい、と。でもそれも、言うほうは当たり前に言っただけだ。当たり前の言葉で傷つくなんて想像もつかないはずだ。
だから私もわかってないんだ。家の下敷きになって救出を待っていた人の気持ちなど。迫ってくる火事の恐怖も。「わからない」ということが「わかった」のだ。安易な共感など、できない。
被災者同士でも難しいことだ。同じ屋根の下で地震に遭った妹と私ですら、感じることが違い、傷つくことが違っていった。ドラマはひとりひとり違うのだ。
神戸の住人でも新潟のことはわからない。冬場も復旧に励んでいた私たちと、冬は雪で何もできなくなる地域とは違うだろう。隣に住んでる人すら知らない都会と近隣コミュニティができている地域では物事の進め方も違うだろう。わからない、という前提でかからないと間違ってしまうと思うのだ。わからない上で、事実を認識していくしかない。
だから、語るときは自分に引き寄せて言うしかないよな、と思う。
今も特に地震の対策はしていない。寝室にはモノを置かないようにしてるとか、ペンライトを持ち歩いているとか、携帯にホイッスルをつけている、とかその程度。水や食料の買い置きはしてないなぁ。
地震の一撃目に遭わなければ、今の日本、食べ物や飲み物はすぐ救援が来る。阪神間なら半日も歩けば逃げ出せるし。通勤電車の中で地震が来たらイヤだなぁ。会社で遭うと家に帰れないだろうな。
一番重要なのは、私は眼鏡(コンタクトレンズ)と靴、かな。コンタクトは使い捨てソフトをあちこちに用意している。靴は当時もライダーシューズ(バイク乗り専用のもの)を持っていて重宝した。足首までしっかり固定できるし、雨にも強い。家の中までガラスが飛び散ってるから靴は要る。
何より、今は、猫×2匹と息子をどうやって抱えて逃げるかが問題で、考えることを放棄しているともいえるなぁ。息子も普通にモノを食べられるようになって大分気持ちが楽になった。担いで逃げられるよう、私が元気で体力つけとくこと位かな。
手回しで発電できて、ラジオも聞けて携帯も充電できるライトが欲しいなと思ってるが、今は品切れみたい。そのうち買おう。と言ってるうちにまた来年の1月17日になりそうだけど。
胸の痛い日々が続く。
雑貨屋さんなどでポストカードが店頭に売られているのを見ると、沈んでしまう。
入り出をしない人間だったから、そう枚数がいるわけではなかったけど、お茶会で渡したりプレゼントに添えたりして、時々使いたくなることがあるので、季節の風景のきれいなのとか、汐美さんの好きな猫のカードで気に入ったものがあればニコニコと購入していた。
もうそんな必要もないのだな、と思うとポストカードを見るだけで辛くなってしまう。
☆
関西のいいとこなんだけど、ターミナルや駅などにも宝塚のポスターが貼ってある。今は宙組。たかちゃん花ちゃん大好きなのに、見るのが辛い。水くんやタニちゃんは未来があっていいなぁなどと思ってしまう。ケロちゃんがポスターに載る載らないではなくて、もうそこに存在することもできないんだ、と思い至るのだ。
どうして汐美真帆がいないのに、宝塚は続いているんだ、と激しく痛い八つ当たり。
☆
書店でカレンダー売り場の前を通ると、ステージカレンダーがあったりする。本当は載ってるはずだったのに、載るんだったらコーザノストラがいいな、なんて考えてしまう。
でも載ってない。サンプルをめくって中を見るのもイヤ。
☆
駅に置いてある「TOKK」を取ろうかどうしようかと迷う。以前はもしかして汐美さんが載ってるかも、とかすかな期待をしてみたりしていたのだけど、もうその期待をすることもできないんだ、と伸ばしかけた手を止める。
☆
我ながら重症だなぁ。
☆
家に帰って、じゃあもう、宝塚なんてなかったことにすればいい!と大胆かつ後ろ向きな解決方法を取ることにする。ヅカ関連のモノは一部屋にまとめてあるのでそこに出入りしなければいいわけだし。
見なければ思い出さない。辛くならない。
が!「おかあさんといっしょ」がぁ!!!!
今の歌のお姉さんはしょうこちゃんなのだ!千琴ひめかちゃん。(「ベルばら」のスキャットのエトワールは素晴らしかった)
イヤでも目に入って来る。やはり普通の歌のお姉さんとは違う。表情の作り方、動きのメリハリがしっかり「宝塚」さんなのだ!
私は見たいわけではないのだが、息子に見せるとわずか30分だが、自分の時間が取れるので、つい見せてしまう。子供が生まれる前から「おかあさんといっしょはすごい」と聞いていたが、その通り。番組が始まると息子は画面に釘付け。歌が流れると一緒になって踊ってる。
通常は普通の「おかあさんといっしょ」だが、時々、「おかあさんと一緒コンサート」が流れることもある。しょうこちゃん、舞台に立ってるよ。動きが綺麗だなぁ。髪型も可愛い。お衣装の着こなしもしょうこちゃんはさすが。歌のお兄さん、お姉さんもコスプレまがいの衣装を着ていることもある。この前はベルばら風の輪っかのドレスを着ていてびっくりした。お兄さん、お衣装全然ダメ。男役を出さんかい!
とまぁ、宝塚を思い知らされる。育児してるだけなのに(泣)。
いつになったら、胸が痛くならずにいられるようになるんだろう。新しいご贔屓を作るのが一番、だろうけど私のような痛いファンがファンになるとご迷惑だ。ひとり、大人しく胸の痛みに耐えている方がよいだろう。
きっとそのうち、いい思い出だけが思い出せるようになるから。きっと。
雑貨屋さんなどでポストカードが店頭に売られているのを見ると、沈んでしまう。
入り出をしない人間だったから、そう枚数がいるわけではなかったけど、お茶会で渡したりプレゼントに添えたりして、時々使いたくなることがあるので、季節の風景のきれいなのとか、汐美さんの好きな猫のカードで気に入ったものがあればニコニコと購入していた。
もうそんな必要もないのだな、と思うとポストカードを見るだけで辛くなってしまう。
☆
関西のいいとこなんだけど、ターミナルや駅などにも宝塚のポスターが貼ってある。今は宙組。たかちゃん花ちゃん大好きなのに、見るのが辛い。水くんやタニちゃんは未来があっていいなぁなどと思ってしまう。ケロちゃんがポスターに載る載らないではなくて、もうそこに存在することもできないんだ、と思い至るのだ。
どうして汐美真帆がいないのに、宝塚は続いているんだ、と激しく痛い八つ当たり。
☆
書店でカレンダー売り場の前を通ると、ステージカレンダーがあったりする。本当は載ってるはずだったのに、載るんだったらコーザノストラがいいな、なんて考えてしまう。
でも載ってない。サンプルをめくって中を見るのもイヤ。
☆
駅に置いてある「TOKK」を取ろうかどうしようかと迷う。以前はもしかして汐美さんが載ってるかも、とかすかな期待をしてみたりしていたのだけど、もうその期待をすることもできないんだ、と伸ばしかけた手を止める。
☆
我ながら重症だなぁ。
☆
家に帰って、じゃあもう、宝塚なんてなかったことにすればいい!と大胆かつ後ろ向きな解決方法を取ることにする。ヅカ関連のモノは一部屋にまとめてあるのでそこに出入りしなければいいわけだし。
見なければ思い出さない。辛くならない。
が!「おかあさんといっしょ」がぁ!!!!
今の歌のお姉さんはしょうこちゃんなのだ!千琴ひめかちゃん。(「ベルばら」のスキャットのエトワールは素晴らしかった)
イヤでも目に入って来る。やはり普通の歌のお姉さんとは違う。表情の作り方、動きのメリハリがしっかり「宝塚」さんなのだ!
私は見たいわけではないのだが、息子に見せるとわずか30分だが、自分の時間が取れるので、つい見せてしまう。子供が生まれる前から「おかあさんといっしょはすごい」と聞いていたが、その通り。番組が始まると息子は画面に釘付け。歌が流れると一緒になって踊ってる。
通常は普通の「おかあさんといっしょ」だが、時々、「おかあさんと一緒コンサート」が流れることもある。しょうこちゃん、舞台に立ってるよ。動きが綺麗だなぁ。髪型も可愛い。お衣装の着こなしもしょうこちゃんはさすが。歌のお兄さん、お姉さんもコスプレまがいの衣装を着ていることもある。この前はベルばら風の輪っかのドレスを着ていてびっくりした。お兄さん、お衣装全然ダメ。男役を出さんかい!
とまぁ、宝塚を思い知らされる。育児してるだけなのに(泣)。
いつになったら、胸が痛くならずにいられるようになるんだろう。新しいご贔屓を作るのが一番、だろうけど私のような痛いファンがファンになるとご迷惑だ。ひとり、大人しく胸の痛みに耐えている方がよいだろう。
きっとそのうち、いい思い出だけが思い出せるようになるから。きっと。
会社の帰り、目医者に。
お正月休みが終わって、ソフトレンズからハードレンズに戻した辺りから、目がかゆくてたまらなくなってきていたのだ。アレルギー性結膜炎だ。3ヶ月に1回位の割合で定期的にかかってしまう。
原因は多分、レンズのお手入れ不足で目が炎症を起こしてしまうんだろうと思っている。かゆいわ異物感はあるわ目やには出まくるわ。たまらなくなって外して舐めて(←これがイカン)また入れるを繰り返すのだが、どうにも辛抱たまらなくなって、病院へ行くことになる。
行って目薬をもらえば、あっという間に治るから、ナメてかかってるところもあるかなぁ。
目医者と言っても、コンタクトレンズ販売チェーンの一角にあるところだから、まずはレンズのチェックから。2年半程までに買い替えたものだが、今回かゆくなってる左目の方がかなり痛んで汚れているらしい。そろそろ買い換えを、と勧められたがまぁ、まだ行けるだろうとお断りし、診察を受ける。
「かなりかゆいでしょう」と言われる。その通りです。結膜炎ですので目薬を1日4回2週間させば治ります、と2種類の目薬をもらった。
帰宅後、すぐと寝る前にさしただけでぴたりとかゆみがおさまった。翌朝のめやにも大分マシになったし。1日4回とは言われているが、別の目医者で「レンズを入れたままさすとレンズが痛む」と聞いていたので、入れる前と外した後だけにしている。
歯と目とが調子悪くて、後は鼻か?花粉症ではないけど、時々季節を問わず、鼻水が全く止まらなくなることがある。不思議なことに、妊娠中、鼻水が出まくった。出産したら止まったが。アレルギーの検査はしたことがないが、一度やってみるべきか。「猫毛アレルギー」と言われるのがイヤだなぁ。
お正月休みが終わって、ソフトレンズからハードレンズに戻した辺りから、目がかゆくてたまらなくなってきていたのだ。アレルギー性結膜炎だ。3ヶ月に1回位の割合で定期的にかかってしまう。
原因は多分、レンズのお手入れ不足で目が炎症を起こしてしまうんだろうと思っている。かゆいわ異物感はあるわ目やには出まくるわ。たまらなくなって外して舐めて(←これがイカン)また入れるを繰り返すのだが、どうにも辛抱たまらなくなって、病院へ行くことになる。
行って目薬をもらえば、あっという間に治るから、ナメてかかってるところもあるかなぁ。
目医者と言っても、コンタクトレンズ販売チェーンの一角にあるところだから、まずはレンズのチェックから。2年半程までに買い替えたものだが、今回かゆくなってる左目の方がかなり痛んで汚れているらしい。そろそろ買い換えを、と勧められたがまぁ、まだ行けるだろうとお断りし、診察を受ける。
「かなりかゆいでしょう」と言われる。その通りです。結膜炎ですので目薬を1日4回2週間させば治ります、と2種類の目薬をもらった。
帰宅後、すぐと寝る前にさしただけでぴたりとかゆみがおさまった。翌朝のめやにも大分マシになったし。1日4回とは言われているが、別の目医者で「レンズを入れたままさすとレンズが痛む」と聞いていたので、入れる前と外した後だけにしている。
歯と目とが調子悪くて、後は鼻か?花粉症ではないけど、時々季節を問わず、鼻水が全く止まらなくなることがある。不思議なことに、妊娠中、鼻水が出まくった。出産したら止まったが。アレルギーの検査はしたことがないが、一度やってみるべきか。「猫毛アレルギー」と言われるのがイヤだなぁ。
関西には駅ごとにコーナンというホームセンターがある(やや誇張)。品揃えはなかなかしっかりしており、安い。我が家も猫のご飯はここにお世話になっている。週末ごとにチラシが入り、星組大劇場公演の前には、必ずコーナン貸切公演の告知がチラシにも載る。店頭にはポスターが貼られる。大体4〜5000円分のレシートと引き替えに応募ハガキがいただける。大抵、当たらない。
今日、入ったチラシにはどどーんとすずみんの写真が。
「主演星組涼紫央」という文字サイズで書かれている。
今回は3000円分のレシートで応募ハガキがもらえて、500組1000名ご招待だそうだ。バウホールのキャパは500だから、2回分ってことだな。実際は公演日は分散しているようだが、これはポスターかハガキでないとわからないようだ。
すごいなー。バウでここまでご招待をする公演って、未だかつてなかったのではないだろうか?ただただ感心するばかり。すずみん、トップになるのかなぁ。
☆
昨日、出勤前に歯医者へ行った。なんとか歯茎の腫れも引き、1日に何回か「あれ?痛いなぁ」と思う程度まで収まった。でもどうなるか、中がひどいことになっているからいきなり「抜きましょう」にならないかとドキドキしながら診察台に上る。
とりあえず仮歯をはずし、作ってもらっていた差し歯を仮止めすることになった。
だが、今後どうなるかは予断を許さないようで、とても10年20年はもたないようだ。先生の口ぶりからすると、もって2年と言う感じか。いよいよブリッジの覚悟をしておいた方がよいかもしれない。ぐすん。ブリッジかけられた歯が可哀相だ。先生によると大丈夫、ということだったけど。
前歯は噛む役割より見た目の役割の方が大きいそうだ。確かに前歯が痛くても、食べることにさほど問題はなかったもんなぁ。かえって太った位だ。いかんいかん。骨付き肉とか(手羽先とかね)、フランスパン、ハンバーガーが食べにくいのはちと困るけど。
☆
汐美さん退団後、何度か汐美さんの夢を見た。といっても本人は出て来ない。退団してるけど劇団でお稽古があるので入り待ち、出待ちしているとか、イベントに出ることになって待っているとかそういった夢。
ぜひ本人に出てきて欲しいなぁと思うんだけど、なかなか。辛いものだ。
☆
フラッシュメモリータイプのiPodが発売されるようだ。嬉しい!前にiPodを店頭に見に行った時、いいんだけど「重い」というのがひっかかった。何千、何万曲も要らないしなぁ。今度は重さわずか22g!240曲も入れば、私には充分。
普通のフラッシュメモリーのように、データのやりとりにも使えるようだ。
これは欲しいなぁ。店頭に在庫が豊富に入るようになったらぜひ買おう。買って「ドルチェ・ヴィータ」を入れよう!・・・結局まだまだこれ、です。
今日、入ったチラシにはどどーんとすずみんの写真が。
「主演星組涼紫央」という文字サイズで書かれている。
今回は3000円分のレシートで応募ハガキがもらえて、500組1000名ご招待だそうだ。バウホールのキャパは500だから、2回分ってことだな。実際は公演日は分散しているようだが、これはポスターかハガキでないとわからないようだ。
すごいなー。バウでここまでご招待をする公演って、未だかつてなかったのではないだろうか?ただただ感心するばかり。すずみん、トップになるのかなぁ。
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昨日、出勤前に歯医者へ行った。なんとか歯茎の腫れも引き、1日に何回か「あれ?痛いなぁ」と思う程度まで収まった。でもどうなるか、中がひどいことになっているからいきなり「抜きましょう」にならないかとドキドキしながら診察台に上る。
とりあえず仮歯をはずし、作ってもらっていた差し歯を仮止めすることになった。
だが、今後どうなるかは予断を許さないようで、とても10年20年はもたないようだ。先生の口ぶりからすると、もって2年と言う感じか。いよいよブリッジの覚悟をしておいた方がよいかもしれない。ぐすん。ブリッジかけられた歯が可哀相だ。先生によると大丈夫、ということだったけど。
前歯は噛む役割より見た目の役割の方が大きいそうだ。確かに前歯が痛くても、食べることにさほど問題はなかったもんなぁ。かえって太った位だ。いかんいかん。骨付き肉とか(手羽先とかね)、フランスパン、ハンバーガーが食べにくいのはちと困るけど。
☆
汐美さん退団後、何度か汐美さんの夢を見た。といっても本人は出て来ない。退団してるけど劇団でお稽古があるので入り待ち、出待ちしているとか、イベントに出ることになって待っているとかそういった夢。
ぜひ本人に出てきて欲しいなぁと思うんだけど、なかなか。辛いものだ。
☆
フラッシュメモリータイプのiPodが発売されるようだ。嬉しい!前にiPodを店頭に見に行った時、いいんだけど「重い」というのがひっかかった。何千、何万曲も要らないしなぁ。今度は重さわずか22g!240曲も入れば、私には充分。
普通のフラッシュメモリーのように、データのやりとりにも使えるようだ。
これは欲しいなぁ。店頭に在庫が豊富に入るようになったらぜひ買おう。買って「ドルチェ・ヴィータ」を入れよう!・・・結局まだまだこれ、です。
親が猫好きなら、子供も猫好きになるという。猫に限らず、例えば犬でも、母親が「わー、可愛い」と寄って行く行動パターンを取ると、子供も同じようになるという。逆に親が「犬は怖い」人だと無意識に避けよう避けようという行動になるから、子供も同じようにふるまうそうだ。
我が息子。当然、猫好き。
猫は災難。退団騒ぎでボー然としていた飼い主が、やっとお正月にホットカーペットを出してくれて、その上でくつろいでいるというのに、ちびゴジラがやってきて背中にまたがる、のしかかる、頬ずりする、毛並みと逆に撫でる、場合によっては叩く。
猫たちには反撃を許している。一応、爪の先は切ってあるし、ちょっと位ひっかかれたり噛み付かれたりしないと、息子には猫たちが何をいやがっているかわからないから。動物との付き合い方を知らなければならない。
でも猫たちはエラくて、のしかかられても黙って耐える。今までも威嚇こそすれ、噛み付いたこともひっかいたこともほとんどない。やってもいいんだよ。
ゆっくりくつろげない猫たちの今の安住の場所は冷蔵庫の上。全然知らなかったが、冷蔵庫の天面はほどよく暖かくなるのだ。そこへクッションを置いてやったら1日中そこで過ごすようになってしまった。
家の中も猫毛が舞っている。まだ毛の抜ける春先じゃないからマシだけど、息子の服でもなんでも猫毛だらけ。床も当然猫毛が落ちているから、床に落ちた食べ物を息子が拾って食べると、これまた当然、猫毛も一緒に口に入っているようだ。
ひと昔前は、猫が赤ちゃんののミルクの匂いに引き寄せられて、子供をかじることがある、とか暖かい赤ちゃんの上に座って窒息させる、などと言われていたようだが、これを信じる猫好きっていたんだろうか?
「猫はペットボトルがキライ」と同様、何かの迷信としか思えない。猫の行動パターンを知っている猫好きならあり得ない話として一笑にふしていたはずだ。
だって、突然泣き出し、身体をバタバタさせてる生き物なんて、猫が好きなはずがないじゃないか。我が家の猫たちも息子がぐっすり眠るまで側に近寄ることすらなかった。「なんだ?コイツは?」である。
妊娠した時も、猫を手放すなんて1ミクロンも考えたことはなかった。昔は妊娠と同時に猫を人に譲ったりすることが勧められたりしたようだけど、私にそういうこと言う人はいなかった。いても気が付かなかっただけかもしれないが。
今では逆に、小さい頃から動物(できれば2個体以上がよいそうだ)と接する方が、アレルギーが少ないといわれているそうだ。牧場育ちの子供にアレルギーがないのもそういう理由で。アレルギーを防ぐには、ほどほどに不潔な場所で育てた方がいいということも言われている(NHK「ためしてガッテン」のサイトを御覧下さい)。
かといって、あまりに掃除しないのも問題か。「退団で忙しい」の言い訳ももう通用しないし、ちょっと掃除しないとな。春には大抜け毛大会が待っているし。
いずれにせよ、新生児の時から猫と一緒に暮らしている我が息子、全くなんら問題はありません。猫の方が気の毒で申し訳ないです。
我が息子。当然、猫好き。
猫は災難。退団騒ぎでボー然としていた飼い主が、やっとお正月にホットカーペットを出してくれて、その上でくつろいでいるというのに、ちびゴジラがやってきて背中にまたがる、のしかかる、頬ずりする、毛並みと逆に撫でる、場合によっては叩く。
猫たちには反撃を許している。一応、爪の先は切ってあるし、ちょっと位ひっかかれたり噛み付かれたりしないと、息子には猫たちが何をいやがっているかわからないから。動物との付き合い方を知らなければならない。
でも猫たちはエラくて、のしかかられても黙って耐える。今までも威嚇こそすれ、噛み付いたこともひっかいたこともほとんどない。やってもいいんだよ。
ゆっくりくつろげない猫たちの今の安住の場所は冷蔵庫の上。全然知らなかったが、冷蔵庫の天面はほどよく暖かくなるのだ。そこへクッションを置いてやったら1日中そこで過ごすようになってしまった。
家の中も猫毛が舞っている。まだ毛の抜ける春先じゃないからマシだけど、息子の服でもなんでも猫毛だらけ。床も当然猫毛が落ちているから、床に落ちた食べ物を息子が拾って食べると、これまた当然、猫毛も一緒に口に入っているようだ。
ひと昔前は、猫が赤ちゃんののミルクの匂いに引き寄せられて、子供をかじることがある、とか暖かい赤ちゃんの上に座って窒息させる、などと言われていたようだが、これを信じる猫好きっていたんだろうか?
「猫はペットボトルがキライ」と同様、何かの迷信としか思えない。猫の行動パターンを知っている猫好きならあり得ない話として一笑にふしていたはずだ。
だって、突然泣き出し、身体をバタバタさせてる生き物なんて、猫が好きなはずがないじゃないか。我が家の猫たちも息子がぐっすり眠るまで側に近寄ることすらなかった。「なんだ?コイツは?」である。
妊娠した時も、猫を手放すなんて1ミクロンも考えたことはなかった。昔は妊娠と同時に猫を人に譲ったりすることが勧められたりしたようだけど、私にそういうこと言う人はいなかった。いても気が付かなかっただけかもしれないが。
今では逆に、小さい頃から動物(できれば2個体以上がよいそうだ)と接する方が、アレルギーが少ないといわれているそうだ。牧場育ちの子供にアレルギーがないのもそういう理由で。アレルギーを防ぐには、ほどほどに不潔な場所で育てた方がいいということも言われている(NHK「ためしてガッテン」のサイトを御覧下さい)。
かといって、あまりに掃除しないのも問題か。「退団で忙しい」の言い訳ももう通用しないし、ちょっと掃除しないとな。春には大抜け毛大会が待っているし。
いずれにせよ、新生児の時から猫と一緒に暮らしている我が息子、全くなんら問題はありません。猫の方が気の毒で申し訳ないです。
明日は明日の風が吹く
2005年1月11日 宝塚さー、どうしよう。いや、この日記。元々、師匠の真似っこがしたくて登録し、書きたいこと書いて悦に入っていただけで、アクセス数も1日20程度。おそらく自分と師匠がアクセスしていた分で半分以上。
それが汐美さん退団、師匠からのご紹介&ブックマークでびっくりするほどアクセスいただくようになりました。
書く方も汐美さんカウントダウンに合わせて加速度がつき(苦笑)、痛い文章を書き続けてしまいました。ここまでお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
書くことで自分の考えがまとまり、汐美さんの見送りのステップが整理され、気持ちも濃くなっていったように思います。読んでくださってる方がいらっしゃる、と思えたことも何よりの励みになりました。
師匠がおっしゃるようにここってブログというより日記に毛が生えた程度のものだから、楽といえば楽です。
書くのは苦ではない人間なのですが、汐美真帆ネタはもうそうそうねぇ、ないですよね。読みにきてくださる方が求めておられるのは、ライブな汐美さんネタだと思いますが。
日記タイトルにあるように、仕事や趣味(宝塚は趣味のひとつ)や猫や日々の生活(育児はここ)について、書きたいことを書くつもりでいたのですが、今突然に「猫が健康診断で肥満を指摘されダイエットを指示されたが、猫というのはどこからが肥満なんだろう?」なんて話を書いても、がっかりさせてしまうでしょ
うし。ここまで「汐美汐美」で書き散らしておいて、それはねぇかといってネタはなし。どうしよう。
汐美さんについて書かないわけではなくて、何か思うことがあれば書きますし、もしも!もしも!万が一!街でばったり出会ったりしたら狂喜乱舞して書いちゃうと思いますし(笑)。宝塚自体は大劇場を中心に観劇続けますので、観たら感想書きたいと思います。よろしければぼちぼちお付き合いくださいませ。
まぁ、でも今までのように血管ブチ切れたような汐美真帆考察文はないと(自信なし)思いますので、思い出した時にでもアクセスしてくださるとありがたいです。
宝塚にご贔屓がいるっていうのはとても幸せなことで、出費もすごいし時間もなくなるけど、毎日に張りが出るし宝塚観劇するときも楽しいし。でも今のところは新しいご贔屓候補も全くおらず。息子も大分モノがわかるようになってきたからもちっと真面目に育児しなきゃいけないだろうし、仕事も頑張らねば。趣味も宝塚以外にもいろいろあるのに全然できなかった。
私の悪い点ですが、そのときやらねばいけないことを棚上げして、目の前の興味(快楽?)に逃げてしまう癖があります。後でいつも後悔するのです。
だから意識的に新しいご贔屓は作らないようにするつもりですが、そこはまぁ、わからないことですから断言はしない方が身のためかもしれませんね。
でも、私がこれからも「汐美真帆」さん一筋の痛いファンでい続けても、笑わないでいてやってくださいませ(平伏)。
明日は明日の風が吹く。
ドリーさんの日記が読めなくなるのは寂しいけど、この潔さ、自制心の強さが彼女の魅力でもあると思います。東京へほとんど行けなかった私ですが、ドリーさんの日々の東宝レポートには助けていただきました。ありがとうございました。
また、書きたくなったらぽちぽち書いてやってくださいね。
師匠はこれからもバリバリ書いてくださいねっ!私は緑野師匠の大ファンなのですから、期待しています。
これだけ毎日毎日頑張って宝塚(実は汐美ネタ)3ヶ月書きまくっても、テーマ件数としては80にしかならない。師匠の宝塚ネタは500越えてるんですよ!?尊敬です。
☆
ケロちゃんが堂々と「街で会ったら声かけて」なんて言ってるのは、声をかけられない状態になるので安心して言ってるのかなぁ、と思ったり。例えば1年位どっか海外に行っちゃう(留学とか)つもりでいるとかかしら、と。
ムラでは実に上手にオーラ消しというか気配消ししてましたから、みつからない自信もあったりして(苦笑)。
☆
花に例えるとバラ、っていうのは実はあまり考えてないような気がします。少し前から「好きな花はバラ」って言ってる勢いで言ったのではないんかな?
色をきかれたら、白(退団の時のシンボルカラー)かピンク(今好きな色)って答えた気がします。
バラっていうと花の代表格、王様っていうイメージが一般的ですが、宝塚の中にいるとバラも普通の花にしか見えない。DSの時ロビーで幅をきかせていたのはやっぱり胡蝶蘭で、バラばっかりのお金かかってそうなアレンジも置いてあったのに、あんまり目立たないもんだなぁ、と感じました。
私が考える汐美さんの花イメージは・・・何だろう?すぐには思い付かない。考えておきます。
それが汐美さん退団、師匠からのご紹介&ブックマークでびっくりするほどアクセスいただくようになりました。
書く方も汐美さんカウントダウンに合わせて加速度がつき(苦笑)、痛い文章を書き続けてしまいました。ここまでお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
書くことで自分の考えがまとまり、汐美さんの見送りのステップが整理され、気持ちも濃くなっていったように思います。読んでくださってる方がいらっしゃる、と思えたことも何よりの励みになりました。
師匠がおっしゃるようにここってブログというより日記に毛が生えた程度のものだから、楽といえば楽です。
書くのは苦ではない人間なのですが、汐美真帆ネタはもうそうそうねぇ、ないですよね。読みにきてくださる方が求めておられるのは、ライブな汐美さんネタだと思いますが。
日記タイトルにあるように、仕事や趣味(宝塚は趣味のひとつ)や猫や日々の生活(育児はここ)について、書きたいことを書くつもりでいたのですが、今突然に「猫が健康診断で肥満を指摘されダイエットを指示されたが、猫というのはどこからが肥満なんだろう?」なんて話を書いても、がっかりさせてしまうでしょ
うし。ここまで「汐美汐美」で書き散らしておいて、それはねぇかといってネタはなし。どうしよう。
汐美さんについて書かないわけではなくて、何か思うことがあれば書きますし、もしも!もしも!万が一!街でばったり出会ったりしたら狂喜乱舞して書いちゃうと思いますし(笑)。宝塚自体は大劇場を中心に観劇続けますので、観たら感想書きたいと思います。よろしければぼちぼちお付き合いくださいませ。
まぁ、でも今までのように血管ブチ切れたような汐美真帆考察文はないと(自信なし)思いますので、思い出した時にでもアクセスしてくださるとありがたいです。
宝塚にご贔屓がいるっていうのはとても幸せなことで、出費もすごいし時間もなくなるけど、毎日に張りが出るし宝塚観劇するときも楽しいし。でも今のところは新しいご贔屓候補も全くおらず。息子も大分モノがわかるようになってきたからもちっと真面目に育児しなきゃいけないだろうし、仕事も頑張らねば。趣味も宝塚以外にもいろいろあるのに全然できなかった。
私の悪い点ですが、そのときやらねばいけないことを棚上げして、目の前の興味(快楽?)に逃げてしまう癖があります。後でいつも後悔するのです。
だから意識的に新しいご贔屓は作らないようにするつもりですが、そこはまぁ、わからないことですから断言はしない方が身のためかもしれませんね。
でも、私がこれからも「汐美真帆」さん一筋の痛いファンでい続けても、笑わないでいてやってくださいませ(平伏)。
明日は明日の風が吹く。
ドリーさんの日記が読めなくなるのは寂しいけど、この潔さ、自制心の強さが彼女の魅力でもあると思います。東京へほとんど行けなかった私ですが、ドリーさんの日々の東宝レポートには助けていただきました。ありがとうございました。
また、書きたくなったらぽちぽち書いてやってくださいね。
師匠はこれからもバリバリ書いてくださいねっ!私は緑野師匠の大ファンなのですから、期待しています。
これだけ毎日毎日頑張って宝塚(実は汐美ネタ)3ヶ月書きまくっても、テーマ件数としては80にしかならない。師匠の宝塚ネタは500越えてるんですよ!?尊敬です。
☆
ケロちゃんが堂々と「街で会ったら声かけて」なんて言ってるのは、声をかけられない状態になるので安心して言ってるのかなぁ、と思ったり。例えば1年位どっか海外に行っちゃう(留学とか)つもりでいるとかかしら、と。
ムラでは実に上手にオーラ消しというか気配消ししてましたから、みつからない自信もあったりして(苦笑)。
☆
花に例えるとバラ、っていうのは実はあまり考えてないような気がします。少し前から「好きな花はバラ」って言ってる勢いで言ったのではないんかな?
色をきかれたら、白(退団の時のシンボルカラー)かピンク(今好きな色)って答えた気がします。
バラっていうと花の代表格、王様っていうイメージが一般的ですが、宝塚の中にいるとバラも普通の花にしか見えない。DSの時ロビーで幅をきかせていたのはやっぱり胡蝶蘭で、バラばっかりのお金かかってそうなアレンジも置いてあったのに、あんまり目立たないもんだなぁ、と感じました。
私が考える汐美さんの花イメージは・・・何だろう?すぐには思い付かない。考えておきます。
行きたくても行けなかった者を代表して(エラそうな)御礼申し上げます。
テープ起こしってものすごく大変な作業だと思うんです。お疲れのところ、ありがとうございました。深く御礼申し上げます。
後ほど、感想、追記させていただきます。
〜追記〜
楽前だったかドリーさんが「トークショーが“あとがき”だと思ったので行くことにしました」とおっしゃっていた。なるほどな、上手いことおっしゃるな、と思った。
私は行けそうにないし、自分ではそれで最後などと絶対認めたくないと心の中でぐちゃぐちゃしていた頃だったので、トークショーをどう考えればいいか、決めかねていた。
楽が終わって、汐美ファンの友人たちの動向を聞いていると、絶対行くという人、最初から行くつもりのない人、行きたいが行けないという人、様々だった。
まさに、あとがき。読みたい人だけが読むもの。本編じゃないんだな、とその頃から思い始めた。
トークショー当日、私は仕事をしていたのだけどずっと携帯を握りしめていて(普段から保育園の連絡を受けるため握ってますが)、ドリーさんからの速報をありがたく読ませていただいていた。7時頃には師匠がそろそろ着いたかな、8時頃にはもう200人になったかな、そろそろ1回目だな、間もなく2回目だな、などとリアルタイムで気にしていた。
その夜から入って来る詳細を読ませていただいていて、やはり「あとがき」だったのだな、という気持ちが強くなった。
文庫本にはあとがきが2種入っていることがある。単行本の時の「あとがき」と「文庫化にあたってのあとがき」。今回は「あとがき」。本編の勢いを受けて直後に書かれるもの。謝辞などが多いごあいさつのようなもの。だから「あの時は実はこうだった」とか「時間がたって読み返してみてこう思う」などという内容はなかったのだ。
私はあとがきは好きで必ず読むが、汐美さんの「あとがき」を読みたかっただろうか。
その場にいたら、私はどう感じたろう。哀しかっただろうか、すっきりしたろうか。よくわからない。
読ませていただいたトークの内容でとても納得したことがある。「女優になるなら宝塚辞めてません」。だろうなぁ。舞台に上がって女役やってる汐美さんって、私も想像つかない。髪の毛伸ばしてスカートはいて?ヒロインタイプじゃないから(だってあの鼻、あの顎のライン)出番もなぁ。だったらあのままどんな位置でも宝塚にいた方がいいだろう。
まれに男役をやれる舞台があったとしても、わざわざ外にでてやるのもおかしな話。宝塚なら男役を最大限美しく見せるシステムが出来上がっているのだから、苦労して外でやる必要もなし。
もうひとつ「生まれ変わっても宝塚入りません。なら辞めてません」これも納得。というか、また一から男役を、汐美真帆を作り上げていくことはできない、ということではないだろうか。
努力に努力を重ねて作り上げてきたんだ、という自負心がそう言わせるのではないかなぁ、と思う。
過去の汐美さんのビデオやおとめなどを見せていただくと、同期生でも知らない人がたくさんいる。特に私は最近のファンだから、例えば貴咲美里ちゃんでも生では知らないのだ。
だから「ああ、汐美さんレベルまでにならずに辞めた人というのは、実はたくさんいるんだなぁ」と見る度に思ってしまう。同期に限らず、下級生、上級生でも。いろんな事情があってそうなったろうけど、ケロちゃんはあそこまで頑張ったのだ。
ケロちゃんのことを「路線外」と悪意を持って言う人もいるけど、男役を極めたと言い切れるほど自分を作り込み、彼女の努力と魅力が熱心なファンを引き寄せ、スターに押し上げたのだ。それがあしざまに言われる筋合いはどこにもない。ご本人はもちろん、ファンも自信をもっていい。
だから「悔いはない」と言われると納得する。生で見ることはできなくても「失った時間はもう戻らないけど、育んだ愛しさの記憶は残る」ってことだと思う。
私の「あとがき」は間接体験。本編をゆくまで味わったから、ないならないで諦めはつく・・・かな?お手紙で「私はトークショー行けないから困る!」とか書いたのだけど「来れない方々にCSで〜」と言われてしまった(苦笑)。くそー。
いずれにせよ、ご本人は今は開放感に浸っておられるような気がする。心ゆくまでやりたいことをやりたい時にできる自由を、今は満喫して欲しいと思う。
☆
なんだかまとまりつかなくなりました。
私は自分が行けなかったせいもあり、テープ起こしは本当にありがたいです。「素」のテキストを身体に流し込めます。読むのも大好き。自分が行ってても繰り返し読んだと思います。読む度に違うこと思うだろうから。
「24時間」で聞き返さなかったのは(いろいろちゃんと録ってましたよ)特に必要性を感じなかったためです。自分が何を思ったかを再現しておきたかったんですね。すぐ忘れちゃいますしね。
こういうことには執着する癖に、モノにはさほど執着しない私は、せっかく買った舞台写真、まだ床に放置している。早くなんとかしないと息子の魔の手が!?
テープ起こしってものすごく大変な作業だと思うんです。お疲れのところ、ありがとうございました。深く御礼申し上げます。
後ほど、感想、追記させていただきます。
〜追記〜
楽前だったかドリーさんが「トークショーが“あとがき”だと思ったので行くことにしました」とおっしゃっていた。なるほどな、上手いことおっしゃるな、と思った。
私は行けそうにないし、自分ではそれで最後などと絶対認めたくないと心の中でぐちゃぐちゃしていた頃だったので、トークショーをどう考えればいいか、決めかねていた。
楽が終わって、汐美ファンの友人たちの動向を聞いていると、絶対行くという人、最初から行くつもりのない人、行きたいが行けないという人、様々だった。
まさに、あとがき。読みたい人だけが読むもの。本編じゃないんだな、とその頃から思い始めた。
トークショー当日、私は仕事をしていたのだけどずっと携帯を握りしめていて(普段から保育園の連絡を受けるため握ってますが)、ドリーさんからの速報をありがたく読ませていただいていた。7時頃には師匠がそろそろ着いたかな、8時頃にはもう200人になったかな、そろそろ1回目だな、間もなく2回目だな、などとリアルタイムで気にしていた。
その夜から入って来る詳細を読ませていただいていて、やはり「あとがき」だったのだな、という気持ちが強くなった。
文庫本にはあとがきが2種入っていることがある。単行本の時の「あとがき」と「文庫化にあたってのあとがき」。今回は「あとがき」。本編の勢いを受けて直後に書かれるもの。謝辞などが多いごあいさつのようなもの。だから「あの時は実はこうだった」とか「時間がたって読み返してみてこう思う」などという内容はなかったのだ。
私はあとがきは好きで必ず読むが、汐美さんの「あとがき」を読みたかっただろうか。
その場にいたら、私はどう感じたろう。哀しかっただろうか、すっきりしたろうか。よくわからない。
読ませていただいたトークの内容でとても納得したことがある。「女優になるなら宝塚辞めてません」。だろうなぁ。舞台に上がって女役やってる汐美さんって、私も想像つかない。髪の毛伸ばしてスカートはいて?ヒロインタイプじゃないから(だってあの鼻、あの顎のライン)出番もなぁ。だったらあのままどんな位置でも宝塚にいた方がいいだろう。
まれに男役をやれる舞台があったとしても、わざわざ外にでてやるのもおかしな話。宝塚なら男役を最大限美しく見せるシステムが出来上がっているのだから、苦労して外でやる必要もなし。
もうひとつ「生まれ変わっても宝塚入りません。なら辞めてません」これも納得。というか、また一から男役を、汐美真帆を作り上げていくことはできない、ということではないだろうか。
努力に努力を重ねて作り上げてきたんだ、という自負心がそう言わせるのではないかなぁ、と思う。
過去の汐美さんのビデオやおとめなどを見せていただくと、同期生でも知らない人がたくさんいる。特に私は最近のファンだから、例えば貴咲美里ちゃんでも生では知らないのだ。
だから「ああ、汐美さんレベルまでにならずに辞めた人というのは、実はたくさんいるんだなぁ」と見る度に思ってしまう。同期に限らず、下級生、上級生でも。いろんな事情があってそうなったろうけど、ケロちゃんはあそこまで頑張ったのだ。
ケロちゃんのことを「路線外」と悪意を持って言う人もいるけど、男役を極めたと言い切れるほど自分を作り込み、彼女の努力と魅力が熱心なファンを引き寄せ、スターに押し上げたのだ。それがあしざまに言われる筋合いはどこにもない。ご本人はもちろん、ファンも自信をもっていい。
だから「悔いはない」と言われると納得する。生で見ることはできなくても「失った時間はもう戻らないけど、育んだ愛しさの記憶は残る」ってことだと思う。
私の「あとがき」は間接体験。本編をゆくまで味わったから、ないならないで諦めはつく・・・かな?お手紙で「私はトークショー行けないから困る!」とか書いたのだけど「来れない方々にCSで〜」と言われてしまった(苦笑)。くそー。
いずれにせよ、ご本人は今は開放感に浸っておられるような気がする。心ゆくまでやりたいことをやりたい時にできる自由を、今は満喫して欲しいと思う。
☆
なんだかまとまりつかなくなりました。
私は自分が行けなかったせいもあり、テープ起こしは本当にありがたいです。「素」のテキストを身体に流し込めます。読むのも大好き。自分が行ってても繰り返し読んだと思います。読む度に違うこと思うだろうから。
「24時間」で聞き返さなかったのは(いろいろちゃんと録ってましたよ)特に必要性を感じなかったためです。自分が何を思ったかを再現しておきたかったんですね。すぐ忘れちゃいますしね。
こういうことには執着する癖に、モノにはさほど執着しない私は、せっかく買った舞台写真、まだ床に放置している。早くなんとかしないと息子の魔の手が!?
幸せの24時間その10「その後」
2005年1月9日 宝塚予定していた新幹線は指定席もいっぱい。お茶会の時は余裕だったのに、もう帰省ラッシュが始まっているようで、子連れの家族が目についた。
あきらめて、自由席に。のぞみの自由席は端っこだから大変。適当なお土産だけ買い込み、席を取る。
東京駅を歩いていても、新幹線のホームを走っていても、つい白い服の人を探してしまう。同士がいるんじゃないか、と。
自由席も混みあっていて、車内販売で買うこともできず水分が足りなかった。乾燥した車内で中途半端に寝たせいで咳込みが激しくなってしまった。水分不足だけじゃない、全てが終わったという脱力もあったのだろう。
新神戸で降りる自信がなくて、新大阪どまりののぞみに乗り、さらに次ののぞみに乗り換えて、新神戸で降りる。新神戸駅前にはルミナリエのサテライト会場があったのだけど、それを撤去する作業が始まっていた。
空は青く澄んでいた。いただいた白いバラは新幹線もクリアして元気だった。
結局、私は汐美さんの退団に当たって、泣くことはなかった。公演でもお茶会でもDSでも楽でもパーティでも。私の分まで師匠が涙を流してくださったような。泣くとしたら、きっと、次に汐美さんに会えた時じゃないかな、などと思う。
帰宅。バラの花をデジカメで撮影。ニオイをかぎにきた猫も一緒に。私の長い12月26日は終わった。
☆
その後は、仕事もあったし風邪気味だし息子はへばりついてくるし歯は痛いし帰省しないといけないし。余韻に浸るヒマもなく。でも大掃除をしながら、ドルチェ・ヴィータの実況CDをテープに落とした。車に積もうと思って。
宝塚のテープは「BMB」しか積んでなかった。この4年ずっと「BMB」を聞いていた。私が宝塚と出会った「BMB」。それから次がこの「ドルチェ・ヴィータ」になる。
1月6日。檀ちゃんの退団が発表された。もう1作あるけど檀ちゃんがいなければできない作品だった「ドルチェ・ヴィータ」。
今年秋にある星組の全ツは、私の予想では「長安」と「ソウルオブシバ」(しぃちゃん2番手で安禄山と言ったら、いろんな人に物議をかもしてしまった。いいと思うんだけど)。
楊貴妃はとなみちゃんでも(でもといったら失礼だけど)できるね、でも「ドルチェ・ヴィータ」は檀ちゃんじゃないとできないね、と26日の夜に話していた。
多分、この作品で私はいったん宝塚とサヨナラ、だと思う。まみさんを、ケロちゃんを、ひいては檀ちゃんを見つめ続けた4年だった。宝塚の舞台は観るけど、ご贔屓がいない宝塚はまた全然違ってみえるはずだ。「BMB」に始まり「ドルチェ・ヴィータ」に終わる。
ま、ファンなんて「もう誰も好きにならないっ!」という舌の根も乾かぬうちに新しいご贔屓作ってるものだけどさ。
その2つのテープと息子を車に積んで、しばらくは頑張って生きていこうと思う。
子供がいたから通い詰めることはできなかったけど、観たい舞台やDSは全て観られたし、凝縮した分、濃い濃い日々を送ることができた。この3ヵ月半、楽しかった。充実していた。この日記を「10」まで書けるほどに。
ありがとう、汐美さん。お元気で。また必ずどこかで会えると私は信じています。
☆
長々とありがとうございました。何度も書いていますように、これは全て私の記憶の再現であり、記録ではありません。MDを聞き返したり、CSやビデオを見直したりは一切しておりません。間違いや思い違いが多々あるはずです。何卒ご了承ください。
☆
今日のトークショー、なかなか盛況(大変?)だったようですね。私が一番恐れていた「これで汐美真帆と決別します」宣言はなかったようで、それが何よりほっとしました。詳細はゆっくりお待ちしていようと思います。
あきらめて、自由席に。のぞみの自由席は端っこだから大変。適当なお土産だけ買い込み、席を取る。
東京駅を歩いていても、新幹線のホームを走っていても、つい白い服の人を探してしまう。同士がいるんじゃないか、と。
自由席も混みあっていて、車内販売で買うこともできず水分が足りなかった。乾燥した車内で中途半端に寝たせいで咳込みが激しくなってしまった。水分不足だけじゃない、全てが終わったという脱力もあったのだろう。
新神戸で降りる自信がなくて、新大阪どまりののぞみに乗り、さらに次ののぞみに乗り換えて、新神戸で降りる。新神戸駅前にはルミナリエのサテライト会場があったのだけど、それを撤去する作業が始まっていた。
空は青く澄んでいた。いただいた白いバラは新幹線もクリアして元気だった。
結局、私は汐美さんの退団に当たって、泣くことはなかった。公演でもお茶会でもDSでも楽でもパーティでも。私の分まで師匠が涙を流してくださったような。泣くとしたら、きっと、次に汐美さんに会えた時じゃないかな、などと思う。
帰宅。バラの花をデジカメで撮影。ニオイをかぎにきた猫も一緒に。私の長い12月26日は終わった。
☆
その後は、仕事もあったし風邪気味だし息子はへばりついてくるし歯は痛いし帰省しないといけないし。余韻に浸るヒマもなく。でも大掃除をしながら、ドルチェ・ヴィータの実況CDをテープに落とした。車に積もうと思って。
宝塚のテープは「BMB」しか積んでなかった。この4年ずっと「BMB」を聞いていた。私が宝塚と出会った「BMB」。それから次がこの「ドルチェ・ヴィータ」になる。
1月6日。檀ちゃんの退団が発表された。もう1作あるけど檀ちゃんがいなければできない作品だった「ドルチェ・ヴィータ」。
今年秋にある星組の全ツは、私の予想では「長安」と「ソウルオブシバ」(しぃちゃん2番手で安禄山と言ったら、いろんな人に物議をかもしてしまった。いいと思うんだけど)。
楊貴妃はとなみちゃんでも(でもといったら失礼だけど)できるね、でも「ドルチェ・ヴィータ」は檀ちゃんじゃないとできないね、と26日の夜に話していた。
多分、この作品で私はいったん宝塚とサヨナラ、だと思う。まみさんを、ケロちゃんを、ひいては檀ちゃんを見つめ続けた4年だった。宝塚の舞台は観るけど、ご贔屓がいない宝塚はまた全然違ってみえるはずだ。「BMB」に始まり「ドルチェ・ヴィータ」に終わる。
ま、ファンなんて「もう誰も好きにならないっ!」という舌の根も乾かぬうちに新しいご贔屓作ってるものだけどさ。
その2つのテープと息子を車に積んで、しばらくは頑張って生きていこうと思う。
子供がいたから通い詰めることはできなかったけど、観たい舞台やDSは全て観られたし、凝縮した分、濃い濃い日々を送ることができた。この3ヵ月半、楽しかった。充実していた。この日記を「10」まで書けるほどに。
ありがとう、汐美さん。お元気で。また必ずどこかで会えると私は信じています。
☆
長々とありがとうございました。何度も書いていますように、これは全て私の記憶の再現であり、記録ではありません。MDを聞き返したり、CSやビデオを見直したりは一切しておりません。間違いや思い違いが多々あるはずです。何卒ご了承ください。
☆
今日のトークショー、なかなか盛況(大変?)だったようですね。私が一番恐れていた「これで汐美真帆と決別します」宣言はなかったようで、それが何よりほっとしました。詳細はゆっくりお待ちしていようと思います。
幸せの24時間その9「『血と砂』の夜」続き
2005年1月8日 宝塚【続き】
語りながらも画面に見入る。ここ、好き、アラベスク。幕が降りるときのポーズの美しいこと!2幕のプロローグ、ケロちゃんの衣装、青年館のパンフレットでは胸に黒のスカーフ巻いてないんだよ、というとドリーさんがパンフレットを取り出しチェック。「本当ー」。この首筋のライン女性じゃないよね。あの時ガリガリだったもの。
師匠が「ケロのプルミタスが観たい〜!フアンはゆうひちゃん」と叫ぶ。冷静なドリーさんが「少年時代ができないから無理です」と返す。
緑野師匠の「受攻理論」も展開される。受攻理論というのは実はデリケートなもので、鋭い観察力洞察力と対象への「愛」がなければむやみに使うものではないと私は思っている。でもそれで説明してもらうと、たとえばアサコベートがなぜネタに見えるのか、ということも説得力をもって理解させてもらえる。
だから私も恐る恐る口にする。「ケロちゃんがあまり人気が出なかったのは攻めタイプだったからではないでしょうか?」ゆうひちゃんは受けタイプで人気がある人のように思えるし。師匠によると、攻めでもアイドルなら人気が出るそうだ。オサちゃんとかはそうでしたっけ?いや、あさこちゃんだったかな?>師匠。
私がケロとうこ(妄想という意味ではないです)にはイマイチ納得できないもやもやがあった。ケロちゃんはとうこちゃんのことが大好きで、とうこちゃんもケロちゃんのことが大好きなんだけど、それよりもっと欲しいものが透けて見えるからだろうか?ケロゆうひはいいんだけどどうしてだろうと言うと、愛の分量が違う、愛の量は「ケロ=ゆうひ」だけど、「ケロ>とうこ」だからだ、とスパッ
と分析してくださった。さすが。なるほど。納得。
kineさんはすっかり落ちておられた。当然、サトリさんもソファの上でぐっすり。申し訳ない。私たちだけでついて行けないほど盛り上がってしまって。
いよいよ闘牛場でのラストシーン。一体どこを観たらいいのかわからないすごい場面だった。ビデオではフアンが牛に狙いを定めるポーズが写ってなくて残念極まりない、と師匠。ああ、確かに。でもあの剣を構えるポーズはすぐ思い出せる。目に焼き付いている。
絶命する二人。この後、少しだけフアンの唇が動くんだよ、と私。一体何回このビデオを観ただろう。観賞用と保存用、2本買ったもの。師匠によると兄弟心中だそうだが、きっとこの二人は一緒に埋葬されたろうな。
でも一人じゃなくてみんなで観るって、なんて楽しいんだろう。同じ想い、同じテンションを共有している人たちで観る「血と砂」。贅沢な時間。
フィナーレ。よかったよね〜。えりちゃんがセンターでそうくるか、だった。えりちゃん歌わせないのはもったいないものね。グアルディオラが歌ったら怖いし(笑)。たまちゃんは貞淑な妻よりフィナーレみたいな色気のある方がいいよね、みえちゃん男役従えてカッコイイ!そしてケロちゃん、男役も女役も従えて夢みたいだった。
「血と砂」のボレロの衣装、DSでちゃんと入ってよかったね。この時、痩せ過ぎてたから。顔や髪型はポスターの時のがよかったな、舞台はあれでフアンらしくて良かったけど。
私、「血と砂」にハマり過ぎていて、ダブル主演っていうのは毎回主演2人の挨拶漫才があって、お茶会は違う日に設定して2人が訪問しあって、楽の楽屋出はおんぶして出て来るものだと思ってましたー、と告白。その後のダブル主演のバウでそんな話は聞いたことは無い。あれは特別だったんだ。
そう、特別な日々。夢のように過ぎた、宝物の日々。
そして今日もまた、夢の一日だった。きっといつまでも覚えている日。汐美真帆退団の日がこんな思い出深い一日になるなんて。友人たち、そして汐美さんのお陰。
5時。Kineさんが起き出して来られてチェックアウト。始発の新幹線で帰られるのだ。お疲れ様でした。ありがとうございました。
その後、私が見ていなかったNOW ONなどを見せていただきながら、ドリーさんとぽつぽつ語る。私もあと2時間程度で出なければならないので、このまま起きていることにして。師匠は落ちておられるはずなのに、時々話に反応して声を上げられる。
6時30分。荷物をまとめ、身支度する。水につけておいたバラの花を持つ。少し先までドリーさんが送ってくださるという。玄関先に来ていた新聞の1面に津波の記事。ちょっとびっくり。
家を出てからたった24時間のことなのに、この24時間でどれだけのことがあったろう。なんて濃い24時間だったんだろう。ゆるやかな坂道をドリーさんと歩く。空はもう明るくなっていた。今度はいつお目にかかれるかわからないけど、この1ヶ月半の間、本当にありがとうございました。
7時頃、ドリーさんとお別れした。
☆
緑野師匠、「檀れい様太腿論」書いてくださってありがとうございました。なるほど。あのスカートは飾り、ですか。あの衣装は「BMB」のまみさんとのデュエットの時に着ていた赤の生腹へそピアス衣装に並ぶ檀ちゃんを象徴する衣装ですね。檀ちゃんのサイズにぴたっと合わせて作ってるんでしょうなぁ。いつ胸が見えるかハラハラしてましたが結局落ちなかった(笑)。誰も着まわしできないと思う。と思ってるんですが、赤の衣装は満点星でかなみちゃんが着ていてびっくりしましたわ。単なる「衣装のひとつ」でしかなかったですが。
私は上半身、胸の谷間や肩甲骨も見てましたが、あばら骨がすごいなーと。檀ちゃんて実はかなり痩せてると思う。顔があまり痩せないので貧弱にならないのですが。
☆
ふと気付いたのだが、檀ちゃんをお見送りするってことは、ケロちゃんのいない星組を見なければならないっつーことってすか?
うーん。きっと辛くて見られないからパスしようと思っていたのに。半年もあればなんとかなるかなぁ。自信なし。でも檀ちゃんのお見送りは絶対したい。
語りながらも画面に見入る。ここ、好き、アラベスク。幕が降りるときのポーズの美しいこと!2幕のプロローグ、ケロちゃんの衣装、青年館のパンフレットでは胸に黒のスカーフ巻いてないんだよ、というとドリーさんがパンフレットを取り出しチェック。「本当ー」。この首筋のライン女性じゃないよね。あの時ガリガリだったもの。
師匠が「ケロのプルミタスが観たい〜!フアンはゆうひちゃん」と叫ぶ。冷静なドリーさんが「少年時代ができないから無理です」と返す。
緑野師匠の「受攻理論」も展開される。受攻理論というのは実はデリケートなもので、鋭い観察力洞察力と対象への「愛」がなければむやみに使うものではないと私は思っている。でもそれで説明してもらうと、たとえばアサコベートがなぜネタに見えるのか、ということも説得力をもって理解させてもらえる。
だから私も恐る恐る口にする。「ケロちゃんがあまり人気が出なかったのは攻めタイプだったからではないでしょうか?」ゆうひちゃんは受けタイプで人気がある人のように思えるし。師匠によると、攻めでもアイドルなら人気が出るそうだ。オサちゃんとかはそうでしたっけ?いや、あさこちゃんだったかな?>師匠。
私がケロとうこ(妄想という意味ではないです)にはイマイチ納得できないもやもやがあった。ケロちゃんはとうこちゃんのことが大好きで、とうこちゃんもケロちゃんのことが大好きなんだけど、それよりもっと欲しいものが透けて見えるからだろうか?ケロゆうひはいいんだけどどうしてだろうと言うと、愛の分量が違う、愛の量は「ケロ=ゆうひ」だけど、「ケロ>とうこ」だからだ、とスパッ
と分析してくださった。さすが。なるほど。納得。
kineさんはすっかり落ちておられた。当然、サトリさんもソファの上でぐっすり。申し訳ない。私たちだけでついて行けないほど盛り上がってしまって。
いよいよ闘牛場でのラストシーン。一体どこを観たらいいのかわからないすごい場面だった。ビデオではフアンが牛に狙いを定めるポーズが写ってなくて残念極まりない、と師匠。ああ、確かに。でもあの剣を構えるポーズはすぐ思い出せる。目に焼き付いている。
絶命する二人。この後、少しだけフアンの唇が動くんだよ、と私。一体何回このビデオを観ただろう。観賞用と保存用、2本買ったもの。師匠によると兄弟心中だそうだが、きっとこの二人は一緒に埋葬されたろうな。
でも一人じゃなくてみんなで観るって、なんて楽しいんだろう。同じ想い、同じテンションを共有している人たちで観る「血と砂」。贅沢な時間。
フィナーレ。よかったよね〜。えりちゃんがセンターでそうくるか、だった。えりちゃん歌わせないのはもったいないものね。グアルディオラが歌ったら怖いし(笑)。たまちゃんは貞淑な妻よりフィナーレみたいな色気のある方がいいよね、みえちゃん男役従えてカッコイイ!そしてケロちゃん、男役も女役も従えて夢みたいだった。
「血と砂」のボレロの衣装、DSでちゃんと入ってよかったね。この時、痩せ過ぎてたから。顔や髪型はポスターの時のがよかったな、舞台はあれでフアンらしくて良かったけど。
私、「血と砂」にハマり過ぎていて、ダブル主演っていうのは毎回主演2人の挨拶漫才があって、お茶会は違う日に設定して2人が訪問しあって、楽の楽屋出はおんぶして出て来るものだと思ってましたー、と告白。その後のダブル主演のバウでそんな話は聞いたことは無い。あれは特別だったんだ。
そう、特別な日々。夢のように過ぎた、宝物の日々。
そして今日もまた、夢の一日だった。きっといつまでも覚えている日。汐美真帆退団の日がこんな思い出深い一日になるなんて。友人たち、そして汐美さんのお陰。
5時。Kineさんが起き出して来られてチェックアウト。始発の新幹線で帰られるのだ。お疲れ様でした。ありがとうございました。
その後、私が見ていなかったNOW ONなどを見せていただきながら、ドリーさんとぽつぽつ語る。私もあと2時間程度で出なければならないので、このまま起きていることにして。師匠は落ちておられるはずなのに、時々話に反応して声を上げられる。
6時30分。荷物をまとめ、身支度する。水につけておいたバラの花を持つ。少し先までドリーさんが送ってくださるという。玄関先に来ていた新聞の1面に津波の記事。ちょっとびっくり。
家を出てからたった24時間のことなのに、この24時間でどれだけのことがあったろう。なんて濃い24時間だったんだろう。ゆるやかな坂道をドリーさんと歩く。空はもう明るくなっていた。今度はいつお目にかかれるかわからないけど、この1ヶ月半の間、本当にありがとうございました。
7時頃、ドリーさんとお別れした。
☆
緑野師匠、「檀れい様太腿論」書いてくださってありがとうございました。なるほど。あのスカートは飾り、ですか。あの衣装は「BMB」のまみさんとのデュエットの時に着ていた赤の生腹へそピアス衣装に並ぶ檀ちゃんを象徴する衣装ですね。檀ちゃんのサイズにぴたっと合わせて作ってるんでしょうなぁ。いつ胸が見えるかハラハラしてましたが結局落ちなかった(笑)。誰も着まわしできないと思う。と思ってるんですが、赤の衣装は満点星でかなみちゃんが着ていてびっくりしましたわ。単なる「衣装のひとつ」でしかなかったですが。
私は上半身、胸の谷間や肩甲骨も見てましたが、あばら骨がすごいなーと。檀ちゃんて実はかなり痩せてると思う。顔があまり痩せないので貧弱にならないのですが。
☆
ふと気付いたのだが、檀ちゃんをお見送りするってことは、ケロちゃんのいない星組を見なければならないっつーことってすか?
うーん。きっと辛くて見られないからパスしようと思っていたのに。半年もあればなんとかなるかなぁ。自信なし。でも檀ちゃんのお見送りは絶対したい。